令和元年12月21日 電気化学会関西支部 令和元年度高校生チャレンジ

創造科学科3期生の理系選択者で創造応用ⅠS化学研究班の5名が、電気化学会関西支部が主催する高校生チャレンジにポスター発表で研究発表を行った。昨年に引き続き、これまでの研究の成果を学会で発表できるチャンスに挑戦し、大学院生や大学・企業の電気化学の専門家の前でプレゼンテーションを行った。SSH校を中心にレベルの高い研究が多い中、積極的に自分たちの研究を説明することで、専門家から今後の研究のアドバイスをいただけたことが大きな収穫で、最終的な研究の考察に向けて、非常に有意義な機会であった。

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<生徒の感想>

今回の発表会で、他校の生徒や先生、大学教授の方々と大いに意見を交わすことができ、多くの新発見と、とても有意義なアドバイスを得ることができた。反応前後の水溶液のpHを測る事、鉄イオン、硫化水素、フミン酸のうち、何が起電力を上げる原因になっているのか調べる事、水田の虫の影響など気づかなかった事、意識していなかった事を指摘していただいた。ポスターセッションは50分間だったが、まるで一瞬のように感じられるほど、集中することができた。今回得られたことを活かして、次回以降の活動に繋ぎ、より良い研究に仕上げたいと感じた。

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令和元年12月18日「私たちの難民問題」

先週に引き続き、1年生普通科グローバルリサーチⅠ受講生(1年)1名と創造科学科生4期生(1年)1名がジャーナリストの宇田有三さんの「ミャンマー難民の今」と題したセミナーに参加した。ミャンマーの歴史から、現在の国内情勢について詳細な話がありました。ロヒンギャ難民問題は複雑な宗教、民族上の対立を解決するのは難しく、アウンサンスーチーさんの活躍を期待するしかなく、今後も混迷が続く可能性が高いという内容だった。

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〈生徒感想〉

本日、先週と同様に神戸市青少年会館においてわたしたちの難民問題という講演会に参加し、今回はミャンマーにおいて長年難民問題について取材を続けていらっしゃるフォトジャーナリストの宇田有三さんのお話を聞きました。まず初めにロヒンギャの問題とその原因となっているミャンマーの問題について詳しく説明していただきました。私はニュースなどでロヒンギャに関する問題についてたくさん見たり聞いたりしていたので、たくさん予習ができていたり、予備知識を持っていると自分では思っていましたが、知らなかった ことがたくさんあったり、ロヒンギャは民族ではないことなど、たくさん認識のズレが あり学ぶことが多く、内容の濃い1時間半となりました。また、その後のお話ではロヒンギャの問題がミャンマーの歴史的な政治の問題に深く関わっていることや、日本での報道が深くなされていないことも知りました。今回の講演会を通して学んだことは、物事は何事も視野を広げて見なければならないということです。私たち日本人は、ロヒンギャはロヒンギャだけの問題だけだと思っていますが実際はミャンマーの軍事政権時代の問題が深く関わっています。しかし私たちは今ある問題にだけ目を向けて、本当の原因に目を向けようとしていません。日本や世界のことを知るため、そして正しい判断をするためにはもっと自分の視野を広げることが大切だと分かりました。この2回の講演会が今後の自分の研究テーマについて考える素晴らしいきっかけになったと思います。今回学んだことをしっかりと今後の探求活動や人生に活かしていきたいと思います。

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令和元年12月18日 創造応用ⅠS オープンラボ

創造科学科3期生(2年)理系選択者が、創造応用ⅠSで実践している研究を後輩に伝えることを目的として、実験実習を行った。学科4期生(1年)は数学・物理・化学・生物・都市工学に分かれて本格的な研究に取り組む先輩の研究を見学し、来年の研究を見据えて積極的に質問するなど、主体的な姿勢を見せていた。

<数学>

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<都市工学>

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<物理>

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<化学>

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<生物>

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令和元年12月16日 第10回高校生鉄人化まつり実行委員会(2)

長田区役所702会議室において、第10回高校生鉄人化まつり開催に向けた第2回会議が開かれた。今回はテーマについて話し合われた。今年度のテーマは「Re:~鉄人とつくるキセキ~」となった。次回会議は1月17日(金)の予定。

テーマ“Re:~鉄人とつくるキセキ~”にかける実行委員の思い

Reには三つの言葉がかけられています。RememberとRestart、Reachです。Rememberは、日本語で言うと“思い起こす、記憶する”という意味があります。2020年は阪神淡路大震災からちょうど25年を迎える年です。あの阪神淡路大震災を忘れない、という意味が込められています。Restartは日本語で言うと“再出発”。今回の鉄人化祭りは阪神淡路大震災から25年、鉄人化祭りも記念すべき10周年、令和が始まってはじめての鉄人化祭りという記念すべき祭りです。だからこそ、また新たに気持ちを切り替えて再出発しよう、という意味が込められています。Reachは日本語で言うと“到達する”という意味と“あと一歩”という意味があります。長田がより元気のある街になるために進んでいこう、という意味と、震災はまだ終わったわけではない、これからあと一歩踏み出すことが大切なんだ、という意味を込めています。~鉄人とつくるキセキ~には、今まで10年間の祭りの軌跡を大切にしたうえで、若者の力で未来で奇跡をつくろう、という意味が込められています。

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令和元年12月15日ワンワールドフェスティバル for Youth 2019

大阪YMCAにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ(1年)20名と創造科学科4期生(1年)9名、普通科グローバルリサーチⅡ(2年)2名、と3期生(2年)17名が(特活)関西NGO協議会主催「ワンワールドフェスティバル for Youth 2019」に参加した。1年生はボランティアスタッフや高校生レポーターとしてイベントに参加した。2年生は普通科生徒1名が実行委員会に選出されて企画運営に携わり、それ以外の生徒はブースにおいて授業や研究の紹介を行い、海外研修参加者は報告会にて発表を行った。

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〈生徒感想〉

高校生実行委員になって私が感じたことは、おもに2つあります。まず1つ目は、私は高校生実行委員会が企画していたものの1つである「ボッチャ体験&クイズ」のプログラムのチームに所属しており、案出しからどんな時間配分でやるのか、や講師の方を呼ぶ場合誰を及びするのか、全て私たちで考え、リサーチし、つくりあげてきました。中では、上手くいかないことや行き詰まったこともあったけれど、プログラムチームの一人一人がそれぞれ違う長所を持っており、みんながみんなを助け合ったり支え合ったりして良いものを創り上げることができました。私は協調性がいかに必要かということを改めて感じました。また、本番では想定できていなかったハプニングがあったけれど、先生方の助けもいただきながらなんとか乗り越えることができました。参加者の方々がボッチャ体験を楽しそうにしていたり、クイズでパラリンピックやSDGsについて学んでいただいている姿を見て、この3ヶ月間楽しくかつ学べるプログラムを創るためにしてきた努力が報われた気がして私の気持ちは達成感でいっぱいです。2つ目は、今回、高校生実行委員会はクラウドファンディングを行いました。SNSで頻度を高くして発信したり、一人一人が知り合いに紹介したりしたことで、最初のゴールであった25万円を半月という予想だにしなかったはやさで達成し、ネクストゴールの35万円を掲げて再び広報を頑張り、見事達成することができました。また、87人もの方々にご支援いただいて、私たちを応援してくれる方がこんなにもいるのかとさらに良いイベントを創りたくもなりました。私は多くの方からのご支援がいかにありがたいかということを知りました。今回の経験で、学校では学べないようなことをたくさん学べたと思うので将来に生かしていきたいと思います。

他の学校のポスター発表を聞いたり、他団体のブース出展でお話を聞いたりして、みんな自分の活動のことをいきいきと話していて、私も他の人たちみたいに自分自身で楽しみながら研究を進めたいと思いました。研究を始めたときは、わくわくするような楽しい気持ちもあったけれど、最近は研究で迷っていたりして、始めたときの気持ちを失いつつあったので改めて、初心に帰って考えてみようと思います。また、最近は校内での発表がほとんどで、まったく初対面の人相手に話すことがなかったので、とても緊張してしまい、うまく話すことができなかったので、次に校外で発表するときには今日の反省をいかして、落ち着いて、相手の目を見ながら話せるようにしたいです。

私と同じ高校生という立場でさまざまなことに目を向けて主体的に活動されている方の話を聞くことができたり、ブースに立って興味を持ってくださった方と話をすることで、私が今取り組んでいる研究を進めるにあたっての刺激を受けることができました。私が聞いたのは海外協力隊に参加された方のお話など直接的に自分の研究に関係するものばかりではありませんでしたが、自分の気持ち次第で周囲からは難しく見えることも実行できたり、一つの課題に対しての取り組み方も着眼点を変えたりするとたくさんの案を出すことができるということがよく分かりました。これからの創造の研究は内容をどれだけ深められるかになると思うので、今回いろいろな組織の取り組みの発表を聞いて感じたことを自分の研究内容の充実に繋げていきたいと思いました。

いくつかのプログラムがあった中で、私は「ボッチャ」という競技を体験しました。これはパラリンピックの正式種目であり、私も名前は聞いたことがありました。しかしパラリンピックはオリンピックに比べメディアで扱われる機会が少なく、競技している様子も見たことがなかったため、あまり馴染みがありませんでした。しかし今回実際に体験してみると、特別な技術は必要とせず、健常者、障がい者関係なく戦えるスポーツであるということが分かりました。これを機にボッチャのみならず他のパラリンピック競技も観戦してみたいと思います。

今日は国際問題の多さに気づかされる1日だった。その上、人権問題、核兵器問題、難民問題などのさまざまなブースがあったが、どこもすぐ解決出来るような問題ではなく、しかも一国の問題でもないので、とても解決が難しいと感じた。このような国際問題を解決していくのは未来の私たちの世代であると考えた時、私は今の高校生の時期から学んでおくことが重要であると思った。高校生なりの視点で考えることができるこの時期にもっと国際問題について興味を持ち、学んでいきたいと思った。

ワンフェスユースで私はベトナムについての発表をしました。他の学校の人に発表をする機会はあまりないので貴重な経験になったと思います。スクリーンを多く見て話してしまったことが今回の反省点なのでこれからの発表ではそこに気をつけたいです。このイベントではお昼ご飯も外国の料理を食べることができ、外国の文化に触れることが出来て良かったです。午後はボッチャの体験をしました。本来はパラリンピックで行われ、健常者は行わないスポーツらしいのですがが、私たちが体験しても十分楽しめました。その後、クイズ大会をして、ボッチャについて知識を深められました。この一日でいい経験が出来て良かったです。

このワンワールドフェスティバルを通して、自分の研究や学科のことを見つめ直すだけではなく、他の団体が活動している内容をたくさん知ることが出来ました。その中でも、高校生が活動している事もたくさんあって、自分の研究している内容を共有し、相手の研究に対して自分なりにアドバイスもすることができ、自分の考えを伝える能力もより高められたと思います。私の考えからは生み出すことが出来ないような視点の考えを知ることが出来たので、その考えを活かして自分のこれからの研究に繋げていきたいと思います。

ワンワールドフェスティバルを通して、国際的な問題など、世界に目を向けている高校生の多さに驚いた。私たちも創造1Lで国際問題に関する研究を行っているが、他の高校の一つには、直接支援を行い、インドなど途上国に学校を建てたり、他にも多くの問題と直面しているところもあったので、とても感心した。まだまだ私たちにもできることがある、と実感することができた。私も自分の研究を通して、実際に一歩踏み出して行動することを忘れないようにしたい。

兵庫高校のブースでは、3人に自分の研究の説明をしました。自分の研究を自分以外の人に伝えるのは難しかったですが、実際に研究を理解してもらう為には重要だと思うので、次の発表までにもっと練習したいと思いました。講義や他の人のブースでは、日本では社会的な問題に携わる組織などに参加している人は少ないと思っていましたが、実はたくさん社会問題の解決に取り組んでいる人がいるとわかりました。自分も将来何らかの形で、そのような活動に携わりたいと思いました。

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令和元年12月13日創造基礎B「長田制服・仕事着コンテスト」

有限会社マルヨネにおいて、「長田を広報しよう」をテーマに活動している創造科学科4期生(1年)4班の生徒3名が、「長田 制服・仕事着コンテスト」の景品提供と企画参加の説明に訪れた。同社専務取締役の正岡健二氏に対応していただき、景品提供を快諾していただいた。また、加工場内で仕事内容や設備の説明を受け、ベテランの職人のコンテスト用写真を撮影した。ブランド牛の現状や技能実習生の受け入れについても話を聞くことができた。なお、今回神戸商工会議所西神戸支部事務長の平井克幸氏にアテンドしていただいた。

Instagram「なぁタンず」〈外部リンク〉

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〈生徒感想〉

正岡社長に当コンテストの概要を伝え、こだわりや理念を聞かせていただき、コンテストのエントリーにも協力していただきました。実際に食肉加工の現場を見せていただいて、一番感じたことは工場内に機械がとても少ないことでした。これは正岡社長のこだわりで、大半の作業は手作業で行われ、長田から全国へと心のこもった商品が提供されるそうです。「(マルヨネに)無いものは無い。」という正岡社長の言葉がとても印象的でした。今回のフィールドワークでは多くの改善点が見つかりました。次回の企業訪問までに改善すべき点を分析し、このコンテストをよりよいものに仕上げていけるよう、努力しようと思いました。

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令和元年12月12日 グローバルリサーチ 「地域における多文化共生」

多文化共生センターひょうごの北村広美さんから「地域における多文化共生」というテーマで講義とワークショップを実施していただきました。神戸市内においても外国人住民が増えており、特に東灘区と長田区で外国人の比率が高まっています。新たな外国人労働者の受け入れが始まり、ますます増えていきます。今後、どのように共生していけばいいのかを考えるきっかけとなりました。

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〈生徒感想〉

今回多文化共生についてのお話を聞かせていただいた内容は自分が全く知識になったことばかりでした。「在留外国人」と「訪日外国人」の違いや、「在留外国人」が出身ではなく日本国籍を持っていない人であるということ。また、日本へ来る「在留外国人」の人口だけが増えているように思うが、実はこれは世界的現象であることなど他にもたくさん「在留外国人」の人々について知ることができて良かったと思いました。このように知ることによって「在留外国人」に対する問題そしてそれをどう解決していくのかが見えてくると思うので普段から様々なことに触れ、自分の中の知識をためておくことが大切だと思いました。今、「在留外国人」に対する偏見を持っている人が多いと思うので、今回のワークショップで考えたように何かのイベントを通して「在留外国人」の方々と交流することで本当の「在留外国人」を知ってもらう活動や、また、日本人に対して外国のことや「在留外国人」について知ってもらうだけでなく、「在留外国人」の方々にも日本で暮らしていく上で大切なことを言葉ではなく一緒にやってみることで学んでもらう活動などはとても大切だと思いました。

日頃から周りに外国人が多いことは感じていましたが、その人たちがなぜ日本に来るのか、また在留資格はどのようなものなのかはよく知りませんでした。今日の授業を受けて外国人が日本に来る理由にはいくつか種類があり、就労目的や学びに来るという目的から、非自発的に日本にやってくる危機的状況におかれる難民の人もいるということがわかりました。そしてその中に属する人身売買被害者という言葉に一番驚かされました。日本は人を買う側だという信じがたい現実を知り、日本での人身売買被害者の実態をもっと掘り下げて調べてみたいと思いました。また、北村さんの言葉で「外国人は迷惑をかけようと思っているわけではない。」という話が印象に残っています。私の経験で、電車の中で大声で会話する外国人や列に並ばない外国人に対していやな気持になったことがありました。でもそれはルールやマナーを知らなかったり、文化が違ったりするだけで、迷惑をかけようとは少しも思っていないということに気づかされました。今日の授業を受けて、私の外国人に対する価値観は大きく変わりました。これからは違いを理解した上でそれを受け入れる姿勢をもって外国人との交流を深めていきたいです。

今回の講義は私が知りたい、興味をもっている分野に最も近かったように思える。以前新聞ワークで取り上げたように、在日外国人の人権についてのことは聞いたことがあるようでも実はあまりよく知らなかったので、基本的なことから様々な事情についても詳しく学ぶことができた。中でも特に印象に残ったものがやはり災害時に関することで、「周りの人に存在を知られていないために助けてもらえない」「普段からわからないことが多いのに、ますますわからない」といった具合で阪神淡路大震災のときは外国人の死者が多く出てしまったという。北村さんがおっしゃっていたように、「外国人であること」が死の危険のリスクを高めてしまう社会のままではいけないとつくづく思う。これについてはグループワークでも考えたが、いざというときのために互いに助け合える環境を地域ごとにつくっていく必要があると感じた。そのためには普段から外国人と日本人が顔を合わせてコミュニケーションがとれるように、地域からもそういう交流の機会を設けられるといいのではないかと思った。今回の内容は自分の関心のあることを深められたと同時に多文化共生に必要なことを考える機会にもなった。

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令和元年12月12日課題研究「イオン液体抽出」

神戸大学工学部研究基盤センター機器分析部門において、創造科学科4期生(1年)課題研究1班の生徒3名がNMR測定を行った。神戸大学大学院人間発達環境学研究科の谷篤史准教授と大学院生嶋田氏の指導のもと、神戸大学巨大な実験装置を活用させていただいて、測定を行った。

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〈生徒感想〉

以前神戸大学へ行かせていただいたときに作ったサンプルは、数がとても多かったので大学院生の方が朝からいくつかのサンプルを測定してくださっていました。私達も実際に機械を使って測定の体験をすることができました。初めて見る機械だしなかなか見る機会は無いと思うので、使わせてもらうことはとても貴重な経験になりました。測定の途中でもNMRの仕組みや測定の後にコンピューターに送られるデータの読み方など、様々なことを教えていただきました。NMR測定は終わりましたが、イオン液体から抽出された物質がなにかわかるためには、グラフを読んでいかなければなりません。パズルのようにして水素がどのような環境にあるのか読み取り、物質の正体を特定していきます。次の課題研究の授業は年明けです。班で協力してグラフを読み取り、物質の特定をがんばっていきたいです。

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令和元年12月11日「私たちの難民問題」

三宮青少年会館で開催されたアジア福祉財団難民事業本部主催のセミナーに普通科グローバルリサーチⅠ受講生(1年)1名と創造科学科4期生(1年)1名が参加した。「ハリー神父とインドシナ難民」と題して、兵庫県立大学の乾美紀教授より兵庫県におけるインドシナ難民の受け入れの歴史を詳細に説明があり、今年亡くなられたハリー神父が難民支援に大きな役割を果たされたことを聞いた。その後、賢明女子学院のブイ・ティ・ミン・ヒュウ(平川孝美)さんより、日本における政府の支援と定住生活における苦労されたこと、ハリー神父との思い出を伺った。日本における難民受け入れのあり方や多文化共生について考えさせられるセミナーだった。

<生徒感想>

本日、神戸市青少年会館において、インドシナ難民の日本での受け入れを長年支えてこられた故ハリー神父に関するお話や、実際に難民として日本に来られた方のお話を聞いてきました。兵庫県立大学の乾教授からは、ハリー神父が姫路で行っていた難民支援に関するお話、賢明女子学院の平川先生からは実際に難民として直面した問題についてのお話をしていただきました。お話を聞いて感じたことは、「日本ではまだ難民に対する社会の目が厳しいこと」と、「日本では難民の方々が真に求めている支援がまだまだできていないこと」です。特に平川先生のお話から、日本国籍を取得して、名前を日本名に変えないとビザの発行が遅くなってしまうことや、定住するための支援センターの環境の悪さ、日本語の教育の内容が薄いことと短いことを知り、テレビや教科書などから得ていた自分の知識とはかけ離れている現状に絶句しました。文化や言語の違いがあるとはいえ、日本では難民の方々が日本以外の国に逃れた難民の方より苦労が大きいというのは、日本の大きな1つの課題だと思います。今回貴重なお話を聞くことができ、僕にとってとても大きな財産となったと思うので、これからの2年生での研究や今後の人生に生かしていきたいと思います。

テーマにもなっている、ハリー神父は本当に多忙な中、難民の方を含めいろいろな人に尽くしてきたんだというのを、両方のお話を聞いて思いました。また、私はヒョウさんのお話も強く印象に残っています。ヒョウさんのベトナム時代が私の想像を絶するものだったからです。私は今「努力は必ず報われる」と信じていますが、ベトナムで迫害を受けていたヒョウさんのお兄さんは、学年トップの成績だったにもかかわらず大学へ進学できなかったそうです。迫害を受けるというのは、根本的に私が信じているものを全て覆してしまうのだと思いました。ヒョウさんはものすごく努力して日本語を覚えて、最終的には上智大学にまで合格されていますが、きっと全員がそうであるわけではないと思います。難しい日本語を外国の方が習得するサポートの重要性を感じました。

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令和元年12月11日 RRE「外国人留学生との交流会」

兵庫教育大学において、創造科学科4期生(1年生)40名が同大学に留学している外国人留学生・教員研修生10名と英語を用いて交流会を行った。2回目の交流となる今回は、「人口問題」をテーマに話し合った。アイスブレーク活動とお互いの自己紹介の後、高校生は「日本の少子高齢化問題の課題と対策」について同様にプレゼンテーションを行い、留学生から「自国が抱える人口問題」についてパワーポイントを用いたプレゼンテーションを行っていただいた。難しいテーマではあったが、この一年間で培った経験を活かし、積極的に英語で議論する姿が印象的であった。

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留学生の出身国は以下の通りです。

インドネシア、フィリピン、ミャンマー、グアテマラ、ガボン、モロッコ、チェコ、リヒテンシュタイン、台湾

〈生徒感想〉

I learn two main things. First one is the population problem of Taiwan. The problem is similar to Japan’s one. And Taiwanese women think they don’t want to have children. I think we can improve a working environment their thought. Second one is the importance of global communication. It is so difficult to communicate with each other by using English.

Guatemala doesn’t have any population problems now. But Guatemala will become a aging society because of a low birth rate in the future. They must think about solutions and developed nations should support them. I want to think them together. I can improve the communication between the Guatemalan student and I.

“Exchange with international students” was so nice, also I felt I must speak English more and more positively. I learned about the Czech Republic’s population problem. Czech Republic has the same problem in Japan; to concern many people in the big city. Also, there are differences of the problems between Czech Republic and Japan. They are nationality and religion. I thought about a solution of the problem (many people in the big city). They should make some companies and factors in the small city. If they do it, some people will go various city and the problem will be solved.

I’ve done my presentation well. I could answer the international student’s question and show our opinions. The international student agreed with our opinion. She made her presentation about Myanmar’s population problems. In Myanmar, there are a lot of babies now but they will age and it’ll cause some problems like Japan. So it is the time to think the solution now.

I am surprised at the Morocco’s literacy rate. It is serious problem in Morocco. Another problem is undeveloped medical care. There are 7.2 doctors in 10,000 people.  I thought we have a great opportunity to see a lot of doctors in Japan. I had a good time to talk in English.

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