令和元年12月16日 第10回高校生鉄人化まつり実行委員会(2)

長田区役所702会議室において、第10回高校生鉄人化まつり開催に向けた第2回会議が開かれた。今回はテーマについて話し合われた。今年度のテーマは「Re:~鉄人とつくるキセキ~」となった。次回会議は1月17日(金)の予定。

テーマ“Re:~鉄人とつくるキセキ~”にかける実行委員の思い

Reには三つの言葉がかけられています。RememberとRestart、Reachです。Rememberは、日本語で言うと“思い起こす、記憶する”という意味があります。2020年は阪神淡路大震災からちょうど25年を迎える年です。あの阪神淡路大震災を忘れない、という意味が込められています。Restartは日本語で言うと“再出発”。今回の鉄人化祭りは阪神淡路大震災から25年、鉄人化祭りも記念すべき10周年、令和が始まってはじめての鉄人化祭りという記念すべき祭りです。だからこそ、また新たに気持ちを切り替えて再出発しよう、という意味が込められています。Reachは日本語で言うと“到達する”という意味と“あと一歩”という意味があります。長田がより元気のある街になるために進んでいこう、という意味と、震災はまだ終わったわけではない、これからあと一歩踏み出すことが大切なんだ、という意味を込めています。~鉄人とつくるキセキ~には、今まで10年間の祭りの軌跡を大切にしたうえで、若者の力で未来で奇跡をつくろう、という意味が込められています。

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令和元年12月15日ワンワールドフェスティバル for Youth 2019

大阪YMCAにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ(1年)20名と創造科学科4期生(1年)9名、普通科グローバルリサーチⅡ(2年)2名、と3期生(2年)17名が(特活)関西NGO協議会主催「ワンワールドフェスティバル for Youth 2019」に参加した。1年生はボランティアスタッフや高校生レポーターとしてイベントに参加した。2年生は普通科生徒1名が実行委員会に選出されて企画運営に携わり、それ以外の生徒はブースにおいて授業や研究の紹介を行い、海外研修参加者は報告会にて発表を行った。

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〈生徒感想〉

高校生実行委員になって私が感じたことは、おもに2つあります。まず1つ目は、私は高校生実行委員会が企画していたものの1つである「ボッチャ体験&クイズ」のプログラムのチームに所属しており、案出しからどんな時間配分でやるのか、や講師の方を呼ぶ場合誰を及びするのか、全て私たちで考え、リサーチし、つくりあげてきました。中では、上手くいかないことや行き詰まったこともあったけれど、プログラムチームの一人一人がそれぞれ違う長所を持っており、みんながみんなを助け合ったり支え合ったりして良いものを創り上げることができました。私は協調性がいかに必要かということを改めて感じました。また、本番では想定できていなかったハプニングがあったけれど、先生方の助けもいただきながらなんとか乗り越えることができました。参加者の方々がボッチャ体験を楽しそうにしていたり、クイズでパラリンピックやSDGsについて学んでいただいている姿を見て、この3ヶ月間楽しくかつ学べるプログラムを創るためにしてきた努力が報われた気がして私の気持ちは達成感でいっぱいです。2つ目は、今回、高校生実行委員会はクラウドファンディングを行いました。SNSで頻度を高くして発信したり、一人一人が知り合いに紹介したりしたことで、最初のゴールであった25万円を半月という予想だにしなかったはやさで達成し、ネクストゴールの35万円を掲げて再び広報を頑張り、見事達成することができました。また、87人もの方々にご支援いただいて、私たちを応援してくれる方がこんなにもいるのかとさらに良いイベントを創りたくもなりました。私は多くの方からのご支援がいかにありがたいかということを知りました。今回の経験で、学校では学べないようなことをたくさん学べたと思うので将来に生かしていきたいと思います。

他の学校のポスター発表を聞いたり、他団体のブース出展でお話を聞いたりして、みんな自分の活動のことをいきいきと話していて、私も他の人たちみたいに自分自身で楽しみながら研究を進めたいと思いました。研究を始めたときは、わくわくするような楽しい気持ちもあったけれど、最近は研究で迷っていたりして、始めたときの気持ちを失いつつあったので改めて、初心に帰って考えてみようと思います。また、最近は校内での発表がほとんどで、まったく初対面の人相手に話すことがなかったので、とても緊張してしまい、うまく話すことができなかったので、次に校外で発表するときには今日の反省をいかして、落ち着いて、相手の目を見ながら話せるようにしたいです。

私と同じ高校生という立場でさまざまなことに目を向けて主体的に活動されている方の話を聞くことができたり、ブースに立って興味を持ってくださった方と話をすることで、私が今取り組んでいる研究を進めるにあたっての刺激を受けることができました。私が聞いたのは海外協力隊に参加された方のお話など直接的に自分の研究に関係するものばかりではありませんでしたが、自分の気持ち次第で周囲からは難しく見えることも実行できたり、一つの課題に対しての取り組み方も着眼点を変えたりするとたくさんの案を出すことができるということがよく分かりました。これからの創造の研究は内容をどれだけ深められるかになると思うので、今回いろいろな組織の取り組みの発表を聞いて感じたことを自分の研究内容の充実に繋げていきたいと思いました。

いくつかのプログラムがあった中で、私は「ボッチャ」という競技を体験しました。これはパラリンピックの正式種目であり、私も名前は聞いたことがありました。しかしパラリンピックはオリンピックに比べメディアで扱われる機会が少なく、競技している様子も見たことがなかったため、あまり馴染みがありませんでした。しかし今回実際に体験してみると、特別な技術は必要とせず、健常者、障がい者関係なく戦えるスポーツであるということが分かりました。これを機にボッチャのみならず他のパラリンピック競技も観戦してみたいと思います。

今日は国際問題の多さに気づかされる1日だった。その上、人権問題、核兵器問題、難民問題などのさまざまなブースがあったが、どこもすぐ解決出来るような問題ではなく、しかも一国の問題でもないので、とても解決が難しいと感じた。このような国際問題を解決していくのは未来の私たちの世代であると考えた時、私は今の高校生の時期から学んでおくことが重要であると思った。高校生なりの視点で考えることができるこの時期にもっと国際問題について興味を持ち、学んでいきたいと思った。

ワンフェスユースで私はベトナムについての発表をしました。他の学校の人に発表をする機会はあまりないので貴重な経験になったと思います。スクリーンを多く見て話してしまったことが今回の反省点なのでこれからの発表ではそこに気をつけたいです。このイベントではお昼ご飯も外国の料理を食べることができ、外国の文化に触れることが出来て良かったです。午後はボッチャの体験をしました。本来はパラリンピックで行われ、健常者は行わないスポーツらしいのですがが、私たちが体験しても十分楽しめました。その後、クイズ大会をして、ボッチャについて知識を深められました。この一日でいい経験が出来て良かったです。

このワンワールドフェスティバルを通して、自分の研究や学科のことを見つめ直すだけではなく、他の団体が活動している内容をたくさん知ることが出来ました。その中でも、高校生が活動している事もたくさんあって、自分の研究している内容を共有し、相手の研究に対して自分なりにアドバイスもすることができ、自分の考えを伝える能力もより高められたと思います。私の考えからは生み出すことが出来ないような視点の考えを知ることが出来たので、その考えを活かして自分のこれからの研究に繋げていきたいと思います。

ワンワールドフェスティバルを通して、国際的な問題など、世界に目を向けている高校生の多さに驚いた。私たちも創造1Lで国際問題に関する研究を行っているが、他の高校の一つには、直接支援を行い、インドなど途上国に学校を建てたり、他にも多くの問題と直面しているところもあったので、とても感心した。まだまだ私たちにもできることがある、と実感することができた。私も自分の研究を通して、実際に一歩踏み出して行動することを忘れないようにしたい。

兵庫高校のブースでは、3人に自分の研究の説明をしました。自分の研究を自分以外の人に伝えるのは難しかったですが、実際に研究を理解してもらう為には重要だと思うので、次の発表までにもっと練習したいと思いました。講義や他の人のブースでは、日本では社会的な問題に携わる組織などに参加している人は少ないと思っていましたが、実はたくさん社会問題の解決に取り組んでいる人がいるとわかりました。自分も将来何らかの形で、そのような活動に携わりたいと思いました。

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令和元年12月13日創造基礎B「長田制服・仕事着コンテスト」

有限会社マルヨネにおいて、「長田を広報しよう」をテーマに活動している創造科学科4期生(1年)4班の生徒3名が、「長田 制服・仕事着コンテスト」の景品提供と企画参加の説明に訪れた。同社専務取締役の正岡健二氏に対応していただき、景品提供を快諾していただいた。また、加工場内で仕事内容や設備の説明を受け、ベテランの職人のコンテスト用写真を撮影した。ブランド牛の現状や技能実習生の受け入れについても話を聞くことができた。なお、今回神戸商工会議所西神戸支部事務長の平井克幸氏にアテンドしていただいた。

Instagram「なぁタンず」〈外部リンク〉

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〈生徒感想〉

正岡社長に当コンテストの概要を伝え、こだわりや理念を聞かせていただき、コンテストのエントリーにも協力していただきました。実際に食肉加工の現場を見せていただいて、一番感じたことは工場内に機械がとても少ないことでした。これは正岡社長のこだわりで、大半の作業は手作業で行われ、長田から全国へと心のこもった商品が提供されるそうです。「(マルヨネに)無いものは無い。」という正岡社長の言葉がとても印象的でした。今回のフィールドワークでは多くの改善点が見つかりました。次回の企業訪問までに改善すべき点を分析し、このコンテストをよりよいものに仕上げていけるよう、努力しようと思いました。

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令和元年12月12日 グローバルリサーチ 「地域における多文化共生」

多文化共生センターひょうごの北村広美さんから「地域における多文化共生」というテーマで講義とワークショップを実施していただきました。神戸市内においても外国人住民が増えており、特に東灘区と長田区で外国人の比率が高まっています。新たな外国人労働者の受け入れが始まり、ますます増えていきます。今後、どのように共生していけばいいのかを考えるきっかけとなりました。

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〈生徒感想〉

今回多文化共生についてのお話を聞かせていただいた内容は自分が全く知識になったことばかりでした。「在留外国人」と「訪日外国人」の違いや、「在留外国人」が出身ではなく日本国籍を持っていない人であるということ。また、日本へ来る「在留外国人」の人口だけが増えているように思うが、実はこれは世界的現象であることなど他にもたくさん「在留外国人」の人々について知ることができて良かったと思いました。このように知ることによって「在留外国人」に対する問題そしてそれをどう解決していくのかが見えてくると思うので普段から様々なことに触れ、自分の中の知識をためておくことが大切だと思いました。今、「在留外国人」に対する偏見を持っている人が多いと思うので、今回のワークショップで考えたように何かのイベントを通して「在留外国人」の方々と交流することで本当の「在留外国人」を知ってもらう活動や、また、日本人に対して外国のことや「在留外国人」について知ってもらうだけでなく、「在留外国人」の方々にも日本で暮らしていく上で大切なことを言葉ではなく一緒にやってみることで学んでもらう活動などはとても大切だと思いました。

日頃から周りに外国人が多いことは感じていましたが、その人たちがなぜ日本に来るのか、また在留資格はどのようなものなのかはよく知りませんでした。今日の授業を受けて外国人が日本に来る理由にはいくつか種類があり、就労目的や学びに来るという目的から、非自発的に日本にやってくる危機的状況におかれる難民の人もいるということがわかりました。そしてその中に属する人身売買被害者という言葉に一番驚かされました。日本は人を買う側だという信じがたい現実を知り、日本での人身売買被害者の実態をもっと掘り下げて調べてみたいと思いました。また、北村さんの言葉で「外国人は迷惑をかけようと思っているわけではない。」という話が印象に残っています。私の経験で、電車の中で大声で会話する外国人や列に並ばない外国人に対していやな気持になったことがありました。でもそれはルールやマナーを知らなかったり、文化が違ったりするだけで、迷惑をかけようとは少しも思っていないということに気づかされました。今日の授業を受けて、私の外国人に対する価値観は大きく変わりました。これからは違いを理解した上でそれを受け入れる姿勢をもって外国人との交流を深めていきたいです。

今回の講義は私が知りたい、興味をもっている分野に最も近かったように思える。以前新聞ワークで取り上げたように、在日外国人の人権についてのことは聞いたことがあるようでも実はあまりよく知らなかったので、基本的なことから様々な事情についても詳しく学ぶことができた。中でも特に印象に残ったものがやはり災害時に関することで、「周りの人に存在を知られていないために助けてもらえない」「普段からわからないことが多いのに、ますますわからない」といった具合で阪神淡路大震災のときは外国人の死者が多く出てしまったという。北村さんがおっしゃっていたように、「外国人であること」が死の危険のリスクを高めてしまう社会のままではいけないとつくづく思う。これについてはグループワークでも考えたが、いざというときのために互いに助け合える環境を地域ごとにつくっていく必要があると感じた。そのためには普段から外国人と日本人が顔を合わせてコミュニケーションがとれるように、地域からもそういう交流の機会を設けられるといいのではないかと思った。今回の内容は自分の関心のあることを深められたと同時に多文化共生に必要なことを考える機会にもなった。

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令和元年12月12日課題研究「イオン液体抽出」

神戸大学工学部研究基盤センター機器分析部門において、創造科学科4期生(1年)課題研究1班の生徒3名がNMR測定を行った。神戸大学大学院人間発達環境学研究科の谷篤史准教授と大学院生嶋田氏の指導のもと、神戸大学巨大な実験装置を活用させていただいて、測定を行った。

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〈生徒感想〉

以前神戸大学へ行かせていただいたときに作ったサンプルは、数がとても多かったので大学院生の方が朝からいくつかのサンプルを測定してくださっていました。私達も実際に機械を使って測定の体験をすることができました。初めて見る機械だしなかなか見る機会は無いと思うので、使わせてもらうことはとても貴重な経験になりました。測定の途中でもNMRの仕組みや測定の後にコンピューターに送られるデータの読み方など、様々なことを教えていただきました。NMR測定は終わりましたが、イオン液体から抽出された物質がなにかわかるためには、グラフを読んでいかなければなりません。パズルのようにして水素がどのような環境にあるのか読み取り、物質の正体を特定していきます。次の課題研究の授業は年明けです。班で協力してグラフを読み取り、物質の特定をがんばっていきたいです。

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令和元年12月11日「私たちの難民問題」

三宮青少年会館で開催されたアジア福祉財団難民事業本部主催のセミナーに普通科グローバルリサーチⅠ受講生(1年)1名と創造科学科4期生(1年)1名が参加した。「ハリー神父とインドシナ難民」と題して、兵庫県立大学の乾美紀教授より兵庫県におけるインドシナ難民の受け入れの歴史を詳細に説明があり、今年亡くなられたハリー神父が難民支援に大きな役割を果たされたことを聞いた。その後、賢明女子学院のブイ・ティ・ミン・ヒュウ(平川孝美)さんより、日本における政府の支援と定住生活における苦労されたこと、ハリー神父との思い出を伺った。日本における難民受け入れのあり方や多文化共生について考えさせられるセミナーだった。

<生徒感想>

本日、神戸市青少年会館において、インドシナ難民の日本での受け入れを長年支えてこられた故ハリー神父に関するお話や、実際に難民として日本に来られた方のお話を聞いてきました。兵庫県立大学の乾教授からは、ハリー神父が姫路で行っていた難民支援に関するお話、賢明女子学院の平川先生からは実際に難民として直面した問題についてのお話をしていただきました。お話を聞いて感じたことは、「日本ではまだ難民に対する社会の目が厳しいこと」と、「日本では難民の方々が真に求めている支援がまだまだできていないこと」です。特に平川先生のお話から、日本国籍を取得して、名前を日本名に変えないとビザの発行が遅くなってしまうことや、定住するための支援センターの環境の悪さ、日本語の教育の内容が薄いことと短いことを知り、テレビや教科書などから得ていた自分の知識とはかけ離れている現状に絶句しました。文化や言語の違いがあるとはいえ、日本では難民の方々が日本以外の国に逃れた難民の方より苦労が大きいというのは、日本の大きな1つの課題だと思います。今回貴重なお話を聞くことができ、僕にとってとても大きな財産となったと思うので、これからの2年生での研究や今後の人生に生かしていきたいと思います。

テーマにもなっている、ハリー神父は本当に多忙な中、難民の方を含めいろいろな人に尽くしてきたんだというのを、両方のお話を聞いて思いました。また、私はヒョウさんのお話も強く印象に残っています。ヒョウさんのベトナム時代が私の想像を絶するものだったからです。私は今「努力は必ず報われる」と信じていますが、ベトナムで迫害を受けていたヒョウさんのお兄さんは、学年トップの成績だったにもかかわらず大学へ進学できなかったそうです。迫害を受けるというのは、根本的に私が信じているものを全て覆してしまうのだと思いました。ヒョウさんはものすごく努力して日本語を覚えて、最終的には上智大学にまで合格されていますが、きっと全員がそうであるわけではないと思います。難しい日本語を外国の方が習得するサポートの重要性を感じました。

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令和元年12月11日 RRE「外国人留学生との交流会」

兵庫教育大学において、創造科学科4期生(1年生)40名が同大学に留学している外国人留学生・教員研修生10名と英語を用いて交流会を行った。2回目の交流となる今回は、「人口問題」をテーマに話し合った。アイスブレーク活動とお互いの自己紹介の後、高校生は「日本の少子高齢化問題の課題と対策」について同様にプレゼンテーションを行い、留学生から「自国が抱える人口問題」についてパワーポイントを用いたプレゼンテーションを行っていただいた。難しいテーマではあったが、この一年間で培った経験を活かし、積極的に英語で議論する姿が印象的であった。

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留学生の出身国は以下の通りです。

インドネシア、フィリピン、ミャンマー、グアテマラ、ガボン、モロッコ、チェコ、リヒテンシュタイン、台湾

〈生徒感想〉

I learn two main things. First one is the population problem of Taiwan. The problem is similar to Japan’s one. And Taiwanese women think they don’t want to have children. I think we can improve a working environment their thought. Second one is the importance of global communication. It is so difficult to communicate with each other by using English.

Guatemala doesn’t have any population problems now. But Guatemala will become a aging society because of a low birth rate in the future. They must think about solutions and developed nations should support them. I want to think them together. I can improve the communication between the Guatemalan student and I.

“Exchange with international students” was so nice, also I felt I must speak English more and more positively. I learned about the Czech Republic’s population problem. Czech Republic has the same problem in Japan; to concern many people in the big city. Also, there are differences of the problems between Czech Republic and Japan. They are nationality and religion. I thought about a solution of the problem (many people in the big city). They should make some companies and factors in the small city. If they do it, some people will go various city and the problem will be solved.

I’ve done my presentation well. I could answer the international student’s question and show our opinions. The international student agreed with our opinion. She made her presentation about Myanmar’s population problems. In Myanmar, there are a lot of babies now but they will age and it’ll cause some problems like Japan. So it is the time to think the solution now.

I am surprised at the Morocco’s literacy rate. It is serious problem in Morocco. Another problem is undeveloped medical care. There are 7.2 doctors in 10,000 people.  I thought we have a great opportunity to see a lot of doctors in Japan. I had a good time to talk in English.

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令和元年12月10日創造基礎A「模擬演説会&模擬投票」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科4期生(1年生)が創造基礎Aの授業で模擬選挙を行った。各班がそれぞれ政党になりきり、班から1名が模擬代表として演説を行った。政党については、模擬選挙ネットワークの教材を活用し、自由民主党、立憲民主党、社民党、日本維新の会、国民民主党、公明党、日本共産党に班分けをした。事前学習で、各党について選挙時に政党ごとに配布された資料やHPから調べて、綱領・経済政策・福祉政策・外交政策・その他の主張の項目についてまとめた「政党カタログ」を作成した。そのカタログと模擬代表の演説をもとに評価を行い、休み時間を利用して模擬投票を行った。投票結果は以下の通り。

自民9、立憲2、社民0、維新11、国民4、公明2、共産7、白票1、棄権2

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〈生徒感想〉

自分は演説する側の立場だったが、自分の後の演説を聞き、演説に信頼性を持たせるためにはゆっくり具体的な数字を示して話すことが大切だと思った。当然のことではあるが、強調すべき(例えば重点を置いている政策など)ところはゆっくり、何度も繰り返して話すことが大切だと感じた。投票するに当たって、やはり話した内容だけでなく、候補者の姿勢や自信を持って話しているかどうかというところが大いに影響した。話す内容に自信を持っているかどうかは話し手の信頼性に関わってくるのだろう。

僕が演説の原稿を考えたとき、YouTubeでの街頭演説や公明党のパンフレットを参考にしました。動画での演説は話の間のとり方、自分の党の政策の解説も上手で、他の党との比較もしており、何より説得力があるなと感じました。その秘密は「~ではないでしょうか」といった呼びかけなど、話し方にあるのだと思い、僕も演説で抑揚や話し方を意識するようにしました。他の班の演説を聞き、問いかけをしていたり、強調の仕方などが皆上手で、説得力、誰かに訴えかける力はすごいなと感じました。僕も上手な話し方をする人の政策を応援したくなりました。

全ての人が納得するような政治をすることの難しさを感じた。自分の考えていた方向と真逆のつっこみが来たりと、様々な目線で考えることの重要性と難しさを感じ、また、自分が思い描く街にしたいのなら、選挙などで自分たちが声を届ける必要があると強く感じた。そして、正しく投票するために、政党の方針を調べることが大事だと思った。そして、私は今後の日本の政治を安定させるには地方分離にすべきだと強く思った。様々な立場の人々のありとあらゆる意見を一つの政府のみで対応することはほぼ不可能なのではないか。特色のある地域の政治で、ニーズに合った政治ができれば、それがベストなのではないかと感じました。

「財政シミュレーション」をしてみて、消費税増税は必要なことだと僕は感じた。今回の模擬選挙や政党カタログでいくつかの政党が消費税を減らしたり、軽減税率をなくすといった公約を掲げていたが、それによって減った税収をどのように補うのかがほとんどの政党で明記されておらず、有権者に対する点数稼ぎのようにしか見えなかった。

私が模擬選挙を経験して、実際に選挙で投票するなら、自分が1番気になる項目についての各政党の政策を知る準備、つまりパンフレットなどの情報収集が必要だと感じた。また、得票数が僅差である場合は自分の1票で与党が決まる可能性もあるから、安易な気持ちではなく、慎重に投票をする必要があると感じた。

演説を聞いているときは、各政党のポスターや代表者のイメージを強く持っていたが、いざ投票するときに候補の政党名を見ると、全て同じフォントと大きさで書かれているから、なじみのある自民党や公明党に目がいってしまう。よく比較して決定しておかないと迷った末、強力な政党に票を入れてしまうと思った。各党の違いを明確に自分なりに解釈して、自分が良いと思う未来と一番近い政策がある党を予め決めておくことが必要だ。

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令和元年12月8日「The 4th KOBE COMMUNITY FORUM」

KIITOギャラリーAにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ受講生(1年)3名と創造科学科4期生(1年)3名が、神戸市・(公財)神戸国際協力交流センター主催「第4回神戸コミュニティフォーラム」に参加した。神戸市内に住む在日外国人と一般市民、学生が「Creating Multicultural Spaces(多文化に出会える場所づくりを考えよう)」をテーマに英語で議論し、発表を行った。

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〈生徒感想〉

今回このコミュニティフォーラムに参加するにおいて、私は最初不安を感じていました。なぜかというと私は英語が苦手だからです。申し込む時も、こんな英語ができない私が参加しても大丈夫なのかと不安に思い参加するのを迷っていました。ですが先生にそういう人ほど参加して英語に触れてみるといい、と言われ参加を決めました。今回のテーマは「多文化に出会える場所づくりを考えよう」。「創造」の活動で多文化に触れたりしている私たちにとって、得意なテーマです。最初は自己紹介から始まり、英語ばかりの環境に置かれたことがあまりなかった私は緊張しながら自己紹介をしました。ドキドキしながら神戸で自分が1番好きな場所として長田を挙げ、コロッケの話をしたときに隣にいた家族が興味を示してくれました。興味を示してくれたこともそうですが、自分の英語が通じたことにとても嬉しく思いました。ディスカッションをしているうちに私がなんと英語で説明したらいいのかわからなくて困っているときに横にいた女の子が「私日本語少しわかるよ!」と、説明を手伝ってくれました。そして説明が終わったときに「なるほど!すごくいいアイデア!」と言ってもらえ、そこでも喜びを感じました。今回コミュニティフォーラムに参加して、自分の必死な英語でもみんな理解しようとしてくれ、そして伝わるということに気づきました。今まで海外の方には綺麗な発音じゃなきゃ伝わらないんじゃないか。何を言っているのかわからなくて、呆れられたらどうしようと不安に思っていた気持ちが和らぎ、英語を使うということに抵抗を感じなくなった気がします。もっと英語で自分の意見を正確に伝えたい。そう思う気持ちが強くなりました。そのためには「語彙力を増やすこと」が今後の私の課題だと思います。ディスカッションが終わった後に葺合高校の方にどんな勉強をしているのか聞きました。「単語を覚えてる!」とあまりにシンプルな答えに私たちは驚きました。ですがそんなシンプルなことが自分の意見を伝えるにおいて大切なことなんだと気づき、英語を勉強する意欲が湧きました。今回参加して本当によかったと思います!

私は神戸コミュニティフォーラムに参加し、“多文化共生ができるまちづくり”について英語でディスカッションと発表を行った。会場には葺合高校の生徒をはじめ、いろいろな学校の人や神戸に住んでいる外国人が沢山参加していた。私は“積極的にいろいろな人とコミュニケーションをとる”という目標を立てて参加した。今まで参加したフォーラムなどより話し合い中は積極的に話し合いに参加することができ、前に出て皆の前で発表することができたのは良かったし、今後の自信にもつながった。しかし、終わった後、パーティーのなかでは高校生同士でのコミュニケーションはとったものの、周りにいる外国人の方々に自分から話しに行くことができなかったのが反省点だ。次にこのようなものに参加する際にはもっと幅広いいろいろな人たちと積極的にコミュニケーションをとっていきたいと思う。

今日は神戸コミュニティフォーラムへ参加しました。多文化に出会える場所づくりを考えよう、という議題で、英語を用いてディスカッションしました。自分の意見を英語でまとめることがとても難しかったですが、班内の小さな単位では相手にも助けられなんとかコミュニケーションを取れたように感じます。しかし、全体発表では不甲斐ない結果に終わりました。自分の英語力の欠如を痛感すると共に、ほかの学校の英語のレベルの高さを知る機会になりました。特に、葺合高校の英語力、特に発音は素晴らしかったように感じます。普段の授業の英語科目の割合がそもそも多いらしく、日常から英語に触れることの大切さを改めて実感しました。自分の今後の意識を変えるきっかけになる、とても良い経験になったと思います。さて、自分の成長も感じることが出来ました。百人単位の聴衆を前に、いつもより緊張が少なかったように感じます。英語で話すことで他への意識が少なかっただけかもしれませんが、少し嬉しく思いました。

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令和元年12月8日 創造基礎B 実践活動「駒ヶ林漁業体験ツアー」

長田区の駒ヶ林漁業会館において、「海と人と山でつながる『長田漁場』づくり」をテーマに研究している創造科学科4期生(1年生)3班の生徒5名が、駒ヶ林浦漁業会・長田区役所主催「第7回親子で楽しめる!長田駒ヶ林漁業体験ツアー」に運営スタッフとして参加しました。前回ツアーにはボランティアスタッフとして参加し、以降運営会議に参加して今回のイベントに練り上げた。内容は(1)長田港の説明、(2)船底洗浄見学、(3)防潮堤操作体験、(4)いけす見学、(5)底引き網漁見学、(6)競り体験、(7)本校生企画「漁業系バンド演奏」。漁業系バンド演奏は、本校生が作詞作曲した楽曲を生徒と漁師がコラボして演奏するもので、今回のツアーが初めての披露となった。

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〈生徒感想〉

僕たちのこの活動の目的は長田の漁業について、もっと多くの人に知ってもらい、また、長田区での漁獲量の減少という課題を解決することでした。漁獲量の減少という課題は垂水区の豊かな森川海を育てる会の方々と森林整備などを行ってきました。今回の体験ツアーは長田の漁業を知ってもらおうということを目的に企画を考えました。そこで出たのが漁業系バンドで、漁師さんたちの反応も良く、決定しました。曲はパプリカと駒ヶ林浦漁業会のイメージキャラクターであるコマガーのテーマソングです。漁業系バンドなので、ドラムの代わりにタコツボを叩いたり、魚の帽子をかぶったりと漁業をアピールしました。本番では緊張もあったけど全員でしっかり出来たんじゃないかなと思います。体験ツアーにお手伝いという形で参加させていただきましたが、漁船に乗ったり、競りを間近で見たり、ライブをやらせていただけたのは、本当に楽しかったしここだからこそできる経験じゃないかなと感じました。初めに見学した第6回の体験ツアーから今回のツアーまでの打ち合わせもあり、その結果が出て、嬉しかったです。

初めて長田区の漁業体験ツアーに参加したのが約半年前。漁業系バンドをやろうと決まったのが1学期後半から2学期の初めのあたり。そのうち演奏する曲が大体決まり、伴奏をしていただく漁師さんも決まり、自分は楽器が弾けないのでダンスでもやるのかなと思っていた。漁業体験イベント約1週間前、なんとボーカルが決まっていなかったことが判明。なんだかんだで曲を歌うことになった。イベント2日前、漁師さん達との会議で1回も合わせをしていないまま曲を披露することに。バンドと観客との距離がものすごく近かったのと、歌詞と役割があやふやなのとで、自信と声量が比例して聞くに耐えない仕上がりだった。場の空気が少々気まずくなった。当日朝7時半、港近くの公園で眠い目をこすりながらメンバーで集まって練習をした。前日の練習の成果か、漁師さんの前でやったときより大分ましになった。イベントが始まった。底引き網漁の場所まで行く途中に見えた、太陽に照らされながら青黒くうねった波がきれいだった。そして迎えたバンド本番、正直頭が真っ白な状態だったのであまり記憶は残っていない。ただ何とか形になって良かったと思う。ここまでやって来れたのは、班員と先生と漁師さんと長田区の職員の方など大勢の人のおかげで本当に感謝しています。

今まで数ヶ月間に渡り準備をしてきたイベントがとうとう今日開催され、少し感慨深いものがありました。私たちは色々な案を出し、共にイベントを創り上げていこうと努力してきました。その中でも特に多くの案を出した競り体験を直接見ることはできませんでしたが、盛り上がっていたと聞き、安心しました。僕たちが中心となったライブ企画も暖かい拍手に包まれ、完成度は低いながら成功させることができ良かったです。ここで終わらず曲も形として残せればと思います。

このツアーへの参加は、2期生の先輩方から始まっているものですが、この企画の一部を兵庫高校生枠としていただき、僕たち自ら作った曲を漁業系バンドという形で演奏させていただきました。それぞれ課題が残るものではありましたが、運営の方では周りを見て自主的に漁師さんや役所の方々の補助に回ることができましたし、バンドの方ではMCをなんとかやり切ることができました。また、曲の方も練習が少ない中、ものすごくいい状態まで持っていくことができました。これからは、このイベントをただやっただけにするのではなく、反省会なども踏まえてバンドなども改善していきたいです。

カテゴリー: SGH(学科4期生), 創造科学科4期生 | 令和元年12月8日 創造基礎B 実践活動「駒ヶ林漁業体験ツアー」 はコメントを受け付けていません