東志里池郷土館において、おもちゃ作りを通した世代間交流をテーマに活動している創造科学科4期生(1年)2班の生徒5名と広報を担当している4班の生徒3名が、実践活動「トイズキッチン」をおこなった。志里池ふれあいまちづくり協議会の方々と東尻池児童館の児童16名、職員の方が参加した。おもちゃは「ペットボトル船づくり」「ペットボトルプロペラ車」「ビー玉迷路」の3つを子どもたちが高齢者と協力して作製した。実践活動後には自治会の方々とふりかえりをして、目的である世代間交流が達成できたことを確認し、事前準備の協力を協議会の方にお願いすることや、当日の段取りについて課題を残した。また、参加児童の半数がベトナム人であることから、災害時等地域連携を強く求められるときに、世代間交流が言葉の壁からくる2次被害を防止するカギになることも話題になった。
〈生徒感想〉
当日は、想定外の出来事もたくさん起こった。ペットボトルの船を動かすためのプールには小さな穴があいていたし、ペットボトルプロペラ車は補強しても動かなかった。イベント前の準備時間をI時間とっていたが、全くもって足りなかった。そんなハプニングだらけの本番だったが、船を浮かべたり、ビー玉迷路を友達と交換して頑張ったりしている児童の顔は輝いていた。それどころか、材料を配った時点でもう興奮が止まらないという感じだった。純粋な子どもたちと一緒におもちゃを作って、私自身とても楽しむことができた。反省点は大きく二つある。一つ目は、手伝っていただいている志里池ふれまちの方と密に連絡を取らなかったことだ。それによって、準備作業も私たちの負担が大きくなってしまったし、児童の集まり状況などの情報も当日まで得られなかった。今、トイズキッチン2をやるかという話が出ているが、もしすることになったら連絡をしっかりとり、任せられるところは任せて、効率よく準備を進めていきたい。二つ目は、イベントの時間の読みが甘かったことだ。当初の予定では13時から15時までの予定だったが、15時半くらいまでかかってしまった。おもちゃ作りに思ったより時間がかかり、しっかりとした親交会もできなかった。次回はおもちゃの難易度も見直し、時間内に余裕を持って終えられるようにしたい。私たちが最初に決めた目標は高齢者と子供の交流を図ること、それによって災害時などにも協力できるようにすること、地域の人に挨拶されても答えないといった指導による高齢者への恐怖感・不安感を取り除くことだ。今回は課題解決できたのではないかと思う。この経験をこれからの創造の活動にも生かしていきたい。
今回のイベントは、高齢者と子供達との交流の場を作ることを目標として準備してきた。そして、イベントが無事に終わり、目標は達成できたと思う。しかし、その過程で多くの反省点が出てきた。計画を立て準備に取り掛かるのが遅すぎたこと、それによって、イベント中もひたすら準備や修正で、参加者と全く話せなかったこと。また、ふれまちの方々にどこまで作業を任せていいのか分からず、結局自分達だけでやろうとしたこと。これらは、イベントの計画が初めてであるという、経験不足から来ていると思う。ということは、今回一通りの経験はしたので、もし仮に次があるとすれば、この反省点を活かしたよりよいイベントを作れるはず。そのときは今回あまりできなかった、参加者と自分たちも交流場も増やしたいと思った。
私は主に高齢者の方と同じく、子供達と交流しながら玩具を作っていたのですが、楽しんでくれるか心配だった子供達は、私達では考えもつかない様な所で盛り上がっていたり、初対面の相手でも物怖じせずに話しかけてくれたりと、嬉しい誤算が多かったです。このように、私達の目指す世代間交流はある程度達成されたとは思いますが、準備期間が短く、今日まで駆け足気味になってしまったのは反省点かと思います。
このイベントが始まるまで本当に不安でした。準備が考えていたより多く、イベントの前日まで準備に追われ大変でした。イベントが始まると、おもちゃを楽しそうに作る子供たちを見て、安心しながらイベントを進めていくことができました。準備の遅さや連絡が不十分だったりと反省すべき点が多くありましたがなんとかイベントを終えることができ、ほっとしました。
どの工作でも皆楽しそうに作っていたので、嬉しく思いました。今回は、接着剤を使うものが多く、高齢者と子供達での交流はできましたが、僕たちの内、半分ほどは補強作業に時間がかかり、あまり交流出来ませんでした。また、準備作業は全て自分達で行いましたが、少しぐらいは任してくれても良かったと、感想を言われましたので、次回は上手く分担しようと思いました。