平成27年9月26日創造基礎B FW「石井地区地方創生」

佐用町石井地区において、未来創造コース2期生の生徒6名が、「石井地区地方創生フィールドワーク」というテーマで、芋掘りボランティアと限界集落訪問を行いました。石井地区には、総合科学類型4期生のころからお世話になっており、今回は石井地域収穫祭イベントのお誘いを受け、参加したものです。以下は生徒の感想です。

今日は佐用町の石井地区に伺いました。そこで、お芋掘り体験と限界集落にフィールドワークに行きました。お芋掘りでは最初に行った鎌で土を柔らかくするのが大変でした。鎌が重いのと土が固いのとでなかなか深く掘ることが出来ませんでした。でも小さい子が掘るには土が固いと掘れないので最初にするこの動作はとても大切だそうです。実際、小さい子と一緒にお芋掘りをした時そのことが身をもって分かりました。お芋が掘れた時のとても嬉しそうな顔が印象に残っています。「家に帰ってさつまいもケーキにする」と楽しそうに言っていたので自分で掘ったお芋を食べることができるのは嬉しいことだなと思いました。限界集落に行って驚いたことは8年間も人が住んでいない場所があるということです。川の音しか聞こえないという状況で、8年前で時間が止まってしまっていました。人が住んでいない家の1つを見学させていただき、余りの無人感に驚きました。そこでは、囲炉裏や五右衛門風呂、二層式洗濯機など社会の教科書で見るようなものが沢山あり新鮮でした。佐用町には人が少ないですが、私たちが住んでいるところには無い面白いものが沢山あり本当に楽しかったです。また、地域の人もすごく親切で丁寧に説明して下さいました。今日おっしゃっていた紙すき体験もしてみたいですし、是非また訪れたいです。

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佐用町に関しては、何年か前の水害、ひまわりなどとあまり印象がありませんでした。しかし、今日地元の人と交流して感じたことがたくさんありました。まず、石井地域の人はフレンドリーで優しい。お芋堀りをしたときに、仲良く会話をしたり、協力しあっているのをみて温かいまちだなぁと思いました。また、自然と共に生きているのを感じました。道端になっている果実をそのまま食べるなんてことはありません。それに、川のせせらぎが聞こえてくることもありません。空気も水も澄んでいました。地域の人は自然に合わせた生活をしていて、うらやましいなぁと思いました。そして、地域の人が地域のよさを知っている。石井地域のことについて話してくださった際、紙すきについての熱量がとても大きくて、住んでいるまちが好きなことが伝わってきました。また紙すき体験もしてみたいと思ったし、また佐用町で何かをしたいという気持ちが強くなりました。今回行ってみて、限界集落と言われていますが限界とは誰が決めたのかなぁと疑問になってしまいました。人が少なくても、少子高齢化が進んでいても、空き家が多くても、可能性は秘められていると感じました。地域の人たちの絆が強いということが石井地域の魅力だと思います。それをもっともっと他の人に知ってほしい、広めたい、石井地域の人のためになりたいと思いました。次の紙すき体験のために、押し葉・押し花をきちんと用意しておきます。

芋ほりでは、鎌を使うという普段出来ない事が出来た上に、地域の人と交流も行えたという事は、素晴らしい体験だったと思います。佐用町に行く前は、人はほとんどおらず、マイナスのイメージが強かったです。しかし、芋ほりを行う内に、自分が思っているよりも子供が多く、地域の人も明るいという事が分かりました。フィールドワークでは、地域の雰囲気を知る事が出来ました。8年前に人が住まなくなった家では、五右衛門風呂や二層式洗濯機、囲炉裏など今まで教科書でしか見た事の無かった物を沢山見られたので、良かったです。また、昔は木を電柱にしていて、その余りを橋にしていたという事を聞いて、昔の人の知恵に驚かされました。私達の創造の班では、商店街の活性化について活動を行っています。 今回佐用町に行き、地域の特徴である「自然」を利用して少子化を解決しようとしている事が感じました。その事を商店街にも生かし、その商店街特有の物事を全面に押し出したイベントを行いたいと思いました。

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初めにさつま芋掘りのボランティアに行きました。人口が少ないと言われているこのまちでも子供から大人まで約40組の人が参加していました。私は、小さい子のサポートをしていましたが、子供のなかにも大胆に抜く子から埋まっているさつまいもを見つけて、地道に掘っている子がいて、違いを見ることができました。当たり前かもしれませんが、どんな子でもさつまいもを掘った時には、笑顔で喜んでいました。またその姿を見た保護者の方もとても嬉しそうして、写真を撮っていました。さつまいもは種類によって大きさが違いました。お昼には、「ゆう・あい・いしい」でご飯を食べました。ここは小学校だったところを使っており、今は合宿場としても使われています。お話によるとこの地域では紙を作る紙すきという作業をすることで有名らしく、それには冬の寒い時期にミツマタという植物を使うそうです。ちなみにこのミツマタは一万円札に含まれているそうです。これにも行ってみたいなと思いました。次に、石井地区の限界集落と言われている若洲という場所に行きました。家は何軒かあるものの、住んでいるのが1軒しかないらしく、人が全然いませんでした。住まれていない家の中には新しい家から廃れていて今にも壊れそうな家がありました。昔に建った家もあったので、中に囲炉裏やかまど、裸電球、旧式の洗濯機、五右衛門風呂など今でも残っているものがありました。人がいないのですごく静かでした。代わりに虫の鳴き声や川のせせらぎなどを聞くことができ、とても新鮮でした。また紙すきで使うミツマタがたくさん生えていました。限界集落に住んでいる人から鹿の角をもらいました。山には、鹿や猪が住んでいるそうです。それから神社に行きました。そこはもう神様がいないらしく、管理されていませんでした。このような限界集落という日本が抱えている問題の1つを自分の目で見ることができました。これはとても貴重な経験です。これからの活動に活かしていきたいです。

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さつまいも掘りのボランティアとフィールドワークをするため、石井地区に行きました。石井地区には限界集落やそのなかでも高齢化100%の集落があります。さつまいも掘りには小さい子も来ていて、人が少ないということが想像できませんでした。しかし一歩山の方に行くと、人気がなく、川のせせらぎしか聞こえませんでした。また、7、8年前のままで誰も住んでいない家に行き、その中を見ることもできました。そこには、少し前のドラマや映画でよく見る囲炉裏や古い洗濯機、五右衛門風呂などがありました。自然のなかでゆったりとした時間の流れを感じることができ、とても充実した時間を送ることができました。普段生活しているだけでは、体験することができないことばかりでした。石井地区ならではの良いところにたくさん触れることができ、このことをもっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。

今日のフィールドワークでは想像していたこととはとても異なっていて驚くことが多かった。中でも、お芋掘りのときに意外と多くの子供が参加していたことに驚いた。また、本物の限界集落をみると、本当に時間が止まっているように感じた。今、私が住んでいるところでの車の音や少年野球の声が聞こえるのが当たり前だと思っていたが、この限界集落では川の流れる音しか聞こえないのが新鮮でのどかだと思った。たくさんの方と合流できたことも、お芋掘りで最終的には自分たちが一番楽しんでしまったことも、鹿の角を持って帰ることも本当に充実した時間を過ごすことができてよかった。また、紙すきもいってみたい。

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平成27年9月26日「国際貢献活動参加者と課題研究に取り組む高校生のワークショップ」

関西学院大学上ヶ原キャンパスにおいて、未来創造コース1期生2名とグローバルリサーチ受講生3名が、国際貢献活動2015年度春学期派遣者帰国報告会にあわせて開催された「国際貢献活動参加者と課題研究に取り組む高校生のワークショップ」に参加しました。フィリピン・タイ・インドネシア・カンボジア・マレーシアなどに派遣された学生達の報告があり、質疑応答や意見交換を行いました。活動内容も様々で有意義な研修となりました。昼食時間を利用した質疑応答や意見交換もありました。以下は生徒の感想です。

関西学院の学生が「国際貢献活動」として5ヶ月間、各派遣国で実践活動を行ったもので、私は4人の活動報告を聞いた。それぞれ、フィリピンのNGOで日本企業との連携協議を行ったり、タイのNGOでタイの中小企業向けの日本企業視察ツアーなどを企画したり、インドネシアの宗教・女性の点から平和構築を目指すNGOで活動したり、同じくインドネシアで教職に就いたりしていた。留学と異なるということを強調していたがまさにその通りで、海外へのインターンシップのような感じだった。基本的には英語で会話をするそうで、語学の上達は言うまでもない。教職をした人が、5ヶ月でインドネシア語を習得し、インドネシア語で授業をしたという話にはとても驚いた。間違っていてもとりあえず話す、訳す、聞いたことを書き留めるなどのことを積極的にするのが良いということで、すごく説得力があった。何よりも情熱が大事ということも話していた。語学の上達に加えて、外国の文化の中で働くことは、その国の文化を理解したり、日本文化を見直すこと、更に自分が日本人として出来ることは何かを考えたり、文化の違いやささいな文化衝突を肌で感じて「異文化理解」を考えることができたと話していた。最も大きなものは宗教の違いで、イスラム教の人に日本食を紹介するときにかなり気を使わなければならなかったり、キリストとアッラーの意見の違いからの対立に全くついていけなかったりしたという。それから、イスラム教信者だけど酒を飲んだり断食を休む日を入れたり、ある宗教の中でも、信者がどれくらい宗教を大切にしているかは差があるという話も、当たり前ではあるのだが興味深かった。大学で、海外に1人で繰り出してこうした経験をしているのはとても格好良く、楽しそうだと思った。もっと本格的で専門的ではあるが、私たちからすると「ベトナム旅行」で“長田の町の活性化”をしているようなもので、終始興味惹かれる内容だった。4人とも異文化理解の内容にについて触れていて、このことは今後の研究に活かせるかなと感じた。(2年男子)

私は未来創造コースの推薦入試の面接で将来の夢は日本語教師になりたいと答えていて、今回のワークショップの中に国際貢献活動として日本語教師として派遣された方のお話が聞けるということで参加しました。その方は日本語だけでなく折り紙や歌、手遊びという日本文化を教えたり、スラムのフリースクールで基本的な英語を教えたりしていたそうです。本当に私がやりたいと思っていたことそのもので話を聞いているだけでとてもワクワクしました。派遣された方が気をつけていたことは「私」としてではなく「日本人」として振舞うこと、現地の文化を取り入れながら教えることだそうです。私は日本のことを教えるのに、現地の文化を取り入れるという考えが無かったのでとても驚きました。でも、もし私たち日本人が他国のことを学ぶ時にたとえその国の文化であったとしても日本では常識的でないことをされたらと考えるとすごく納得出来ました。また、今回のセミナーで私が1番心に残っていることはイスラム圏の国へ派遣された方が女性である自分が恥ずかしい存在のように思えたという言葉です。公の場に出るときに肌を見せないように言われたこと、女性であるがゆえに握手を無視されたり嫌な顔をされたことからそのように感じたそうです。衝撃的でした。日本で生活していると色々な宗教があることは知っていても、実際に肌で感じる機会がありません。女性であることを理由に差別されるとはこういうことなんだと改めて分かりました。同じ時代に行きているのに、不思議な感じがしました。それと同時に女性であるがゆえに差別をされない当たり前に思っている今の環境を幸せに思い、感謝したいと思いました。ワークショップに参加して、やはり経験しないと分からないことはたくさんあると感じました。関西学院大学の国際貢献活動は留学と違い、実際に現場で働くのでその国の社会が体験できるのだと思いました。色々なそこへ行った人にしか出来ないお話を聞けて良かったです。(2年女子)

今回学んだことは、やはりグローバル化が進む中で文化の違いが衝突してしまうということです。異文化理解と言いますが、新たな考えとして「理解」しつつも「違い」を受け入れるようにすることも大切だと思いました。また、貢献したいという気持ちだけでは貢献できないということです。しっかりと専門的な知識を身につけ役に立てる人間になりたいです。また、私はよく人と比べてネガティブになってしまうので、無理矢理でもポジティブに物事を考えていきモチベーションアップにつなげるように努めたいです。(1年女子)

私はフェアトレードについて研究したいので、「村おこし、一村一品運動」という活動を紹介された学生の話を目当てに今回のワークショップに参加しました。結果から言うと、その人は活動自体はしていなかったのですが3時間がとても短く感じられたくらい全ての報告がとても興味深く、行ってよかったと思いました。私が特に面白いと思った話は、ボルネオの観光局で働いていた人の話です。その人が言っていたことは、1)自分とアドバイザーの人との関係を客観的に見てどのアドバイスを参考にするかを考える、2)宗教は「理解」ではなく「受け入れる」ことが大事で、無理して理解しようとはせずにそれはそれ、これはこれと踏ん切りをつける、3)素直なだけでは生きていけないので、仕事をする上では八方美人になることも必要、4)仕事で辛いことがあってもポジティブに物事を考える、でした。私の研究テーマとは少し違った活動も聞けて、とてもいい刺激になったと思います。また、発表している大学生の方の発表方法もこれからの参考になりました。大学生の方に、「何か一つ国を決めてそれにとことん向き合えばいい。」と教えていただいたのでこれから私の研究テーマにあった国を探していきたいと思いました。最後に話を聞いていて共通したことは、「英語を話せるのが当たり前」だったので英語力をつけなければいけないと痛感しました。(1年女子)

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ギターアンサンブル部 2015年度活動の記録 2

当ページには2015年11月までの記事を掲載しています。
12月以降の記事については、「2015年度活動の記録3」ページに掲載します。

2015年度活動の記録3 ページへはこのリンクをクリック

2015/12/11更新
・(12/11)神戸甲北高校との合同練習会の記事を掲載しました

・(12/11)秋ライブの記事を掲載しました

2015/11/15 合同練習会

神戸甲北高校と合同練習会を行いました。
部長挨拶

パート別練習会: 練習メニュー等の情報交換や、G/B/Drパートはジャムセッションなども行いました。
パート別練習会 パート別練習会
パート別練習会

合同発表会:代表バンドによるミニライブを行いました。
発表会 発表会
発表会 発表会
発表会 発表会
発表会 発表会
発表会 発表会
発表会 発表会

お互いに大いに刺激になる1日だったと思います。
神戸甲北高校のみなさん、ありがとうございました。
記念写真

2015/10/30 秋ライブ2日目

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2015/10/29 秋ライブ1日目

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2015/9/21 OB主催クリニック

ギターアンサンブル部OBの先輩を講師としてお招きし、パートごとにクリニックを行いました。
練習後には先輩を囲んでの懇親会を行い、先輩・後輩の親交を深めました。

Dr Dr
G G
G G
B Key

2015/9/19 武陽ライブ

ライブハウス「神戸108」にて、武陽ライブが行われました。
これは現役生、OBを中心に演奏やパフォーマンスを披露しあうイベントで、昨年度本校OBが企画、実施し、今回は2回目になります。

・現役生による演奏(本校生、他校生との合同バンド等)
・ダンス部現役生による公演
・OB有志によるダンス・ボイスパーカッション
・OBによる演奏

OBの演奏では69陽会の方々を中心とするバンドにも出演していただき、素晴らしい演奏を披露され、会場を大いに沸かせてくださいました。

現役生 現役生
現役生の演奏
 OBによる演奏
OBによる演奏 OBによる演奏
OBによる演奏
集合写真

2015/9/5 デジレコ・バンド・クリニック

音楽雑誌「デジレコ」による取材とバンドクリニックを行いました。
当日は専門学校「ESPエンタテインメント」から7名の方が講師として来校され、メンテナンス講座やパートごとのレッスン、代表バンドのクリニック等を行っていただきました。
合わせて「デジレコ」誌編集長から直々に取材をしていただきました。

プロの講師の方に指導していただくことはまたとない機会であり、生徒たちにとっては大いに刺激になったことと思います。

Dr/G メンテナンス講座
Drメンテナンス Drメンテナンス
Gメンテナンス Gメンテナンス

パート別レッスン
パート別レッスンVo パート別レッスンVo
パート別レッスンKey パート別レッスンKey
パート別レッスンB パート別レッスンB
パート別レッスンG パート別レッスンG
パート別レッスンDr パート別レッスンDr

G/Bメンテナンス講座
G/Bメンテナンス G/Bメンテナンス

代表バンドごとのクリニック
クリニック クリニック
クリニック クリニック
クリニック クリニック
クリニック クリニック
クリニック クリニック
クリニック クリニッククリニック クリニック
クリニック クリニック
クリニック クリニック

編集部のみなさん、講師の先生方、本日はありがとうございました。
閉会式
集合写真

 

 

 

 

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平成27年9月17日創造応用ⅠS 探究活動2回目

2回目の探究活動を各科目毎に本校各教室で行いました。今回は全ての科目とも講師の指導はなく、本校担当教員の指導の下、それぞれの科目でテーマ設定の話し合いや予備実験等を行いました。数学は、先週神戸大学の稲葉先生から教えていただいた統計学の講義の続きを行い、かなり高度な統計処理の方法や理論的な公式の説明を聞き、次回以降のテーマ設定に向けて苦しみながらも前向きに難解な式と格闘する姿が見られました。物理はテーマについてまずは各自で考え、後半はグループで意見を出し合って議論しました。大阪大学の下田先生が専門にされている放射線に関する研究や日常生活に関わる新たなエネルギー開発に結びつけるための探究活動をしたい、など積極的な意見が出ていました。化学は食塩水を用いて水溶液の濃度と電気エネルギーとの関係を調べる探究活動を行い、電気エネルギーに関するテーマ設定に向けて予備実験を行いました。生物は前半はユーグレナ(ミドリムシ)の形態の特徴を理解するために顕微鏡でスケッチを行い、後半は生物対流の確認をすることでユーグレナの生態について実習しました。

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平成27年9月15日創造基礎B 社会科学分野 最終発表会

本校同窓会館武陽ゆ~かり館に置いて、未来創造コース2期生の社会科学分野の最終発表会が行われました。中間発表を経て、夏季休業中にフィールドワークに行ったり、ボランティアスタッフとして参加したりして研究を深めてきました。今回は、研究から導き出した提案を発表し、それが課題解決として適切かや実現可能性について議論しました。また、長田区まちづくり課課長田中丈之氏はじめ、地域で活動をされておられる方々を評価者としてお招きしました。今後、今回の議論から課題解決の提案をブラッシュアップし、実際に協力者に対して提案し、課外活動で実践活動を行っていきます。以下は生徒発表のタイトル(発表順)です。

1班      「商店街に活気を!」

6班        「とり戻せ!~笑顔が集まる商店街~」

5班      「EAT LOCAL KOBE」

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7班      「長田の味がつくる笑顔」

3班      「防災教育」

2班      「銭湯で外国人と交流を深めよう」

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4班      「長田親子HAPPY計画」

8班      「空き地活用 ~駒ヶ林水族園をつくろう~」

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平成27年9月14日創造基礎B FW「青年記者クラブ」

ユースステーション兵庫において、「少子化と子育て」について研究している4班が、平成27年度兵庫区青少年記者クラブ編集第1回会議に参加し、記者クラブの活動の説明を受けました。兵庫工業高校・市立神港高校の生徒たちと共同でHyogo  Pepperの作成し、高校生の視点で兵庫区のまちを紹介します。兵庫区役所が主催し、神戸新聞の協力を受けることになっています。

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平成27年9月14日グローバルリサーチ「三ツ星ベルト」ワークショップ

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、グローバルリサーチⅠ受講生(1年)40名対象に、三ツ星ベルト㈱人事部長 倉本信二氏による「三ツ星ベルト㈱における地場産業の歴史と事業のグローバル展開について」というテーマでワークショップを実施しました。はじめに長田のゴム産業の歴史や三ツ星ベルト㈱について、また企業の海外進出について講義を受けました。次に、前回のグローバルリサーチの授業を受けて、企業の海外進出の理由について発表しました。そして、5~6名で班をつくり、インドネシアを舞台に日本人スタッフとして現地従業員600名からリーダーの発見方法とその育成の仕方についてワークショップを行いました。生徒からは、本校の学校行事の進め方を参考にしたり、ワークショップ型の人材育成を提案したり、段階を追った面接方法などの発表がありました。倉本氏からは、生徒の提案で実際に三ツ星ベルト㈱で実践されていることや、興味深い提案についてふりかえっていただきました。以下は生徒の感想です。

三ツ星ベルトさんのお話を聞いて学んだことは、まず、様々な分野において製品が使われているということです。ベルトだけでなく〝金属ナノ粒子関連製品″などの新しい分野にも手を入れているのだと知りました。一つの物に執着するのではなく〝今何が必要で何を求めているのか″を見極めて、新製品の開発に取り組むことの大切さを学びました。次に海外に進出する理由を学べました。私の意見としては、コスト削減、資源問題の都合で海外に進出するのだと思っていました。しかし、それ以外にも理由があり、1つは「リスク分散」2つ目は「お客さんのすぐ近くでやるため」3つ目は「コスト削減」が主な理由として挙げられていました。やはり、常に「最悪なパターン」を想像して物事を進めなければならないと思いました。また、グループワークをして、NASAのことを具体例にして意見を言っただけなので、もっと話によれるように、今の海外情勢についてもっと学んでいきたいと思いました。グローバル化が進むと同時に、現地の人とのコミュニケーションを築くことが大切であり、あいさつのできるなどの日本人の良いところを取り入れて、企業の発展につとめていけないことを感じました。

地元から発展した大企業の話だったのでとても興味深かったです。でも、長田から始まったのに神戸工場がそんなに盛んでなかったのが、コストのことや、便利さを考えると仕方のない事なのかもしれないけど、少し寂しく思いました。滅多にお会いできないような方の講義をきけたのは良かったものの、質問する時間がなかったのが惜しかったです。「現地の人のリーダーを育成するために」というワークショップをしたけど、私は頭がかたくてなかなか新しい考えを出すことが出来ず、歯がゆかったです。だから、これからもっとSGHで紹介されるようなワークショップに行ったり新聞を読んだりして考え方を広くしたいです。それと、リーダー育成のときに「現地の人に日本語、日本の文化を学ばせる」という意見が多くのグループで出ていたけど、それは私たち日本人も同じで、こちら側も知って理解しないといけないと思いました。私が将来海外で働きたいので、色んな国の文化や宗教を学びたいです。

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今日のお話を聞く前の事前学習として、コンピュ-タ室で長田の産業を調べてみると、ゴム産業が盛んだったことが分かりました。そして今日はそれがどこの会社が何年に何をしたのかという詳しいことも教えていただきました。今まで全く知らなかった兵庫の地元について知れたので良かったです。グループワークでは、自分がリーダーになった時の事を想定してしっかりと考えられたと思います。外国人とは考え方も違うので教育したりするのは大変だけど、その壁を乗り越えて理解してもらった時の達成感はすごいんだろうなと思います。私も将来外国人とコミュニケーションを取るような仕事に就きたいです。そして会社のために意見を言えるようになりたいです。あいさつはどこの国でも周りの人を良い気持ちにできるということを改めて知りました。「あいさつ」を通して日本はもっと国際協力を行って、他国に信頼を得ることができるのではないかなと思います。今日はじぶんの将来について考える、本当に良い機会になりました。

今日は主に三ツ星ベルトの事業のグローバル展開について学びディスカッションをした。特に印象に残っているのは、グローバル展開をしている企業でもその事業にあたって課題がたくさんあり、もっと努力が必要と考えていることだ。現地での環境・文化などの違いから相手を未だ理解できていなく、真のグローバル化はできていないことがわかった。私はSGHで企業の海外戦略を研究するにあたって企業がグローバル化を押し進めるのは賃金や労働力の問題ではなく現地の様々な考え方や文化なども取り入れるためと考えてきた。今回、ディスカッションをして現地のリーダーを発掘、育成するアイデアを出したが自分も含め日本人の選考基準とあまりかわりがないように思えた。更に研究を深めていくためには様々な異文化を吸収し、日本にいては気づけないような見方をしなければいけないと思った。これからは日常生活から自分のアンテナを広げて情報を広げて情報を集めていきたい。

以前、三ツ星ベルトの事前学習の時から話を聞くのは楽しみでした。平成25年~26年の間に売上がおよそ15%上がった理由を聞けませんでしたが、自身の研究テーマ「多文化共生」につながる話を聞けて、とてもよかったです。また、グループ活動の発表をしましたが、他のグループの発表を聞いて自身のプレゼン能力の低さ、話し合いの不慣れさを強く実感しました。どちらも、私がSGHを通して身につけなければならないと思っている重要なことなので、今後に活かしていけたらと思います。三ツ星ベルトさんのグローバル事業の工夫、そして課題についての部分は、とても興味深かったです。特に課題の部分では、国が違うことによる価値観の違い、言語の違い、宗教の違いなど、これは私の研究テーマにあることで、どうすればいいのだろうと疑問に思っていました。それをグループ活動や三ツ星ベルトがどのような取組をしているかなどを聞けて本当に勉強になりました。

今日の授業では、長田の産業の歴史から三ツ星ベルトについてや、海外進出についてのことも学ぶことができました。長田の産業の歴史としてマッチが有名だったということは初耳で、またそれがゴム製品が根付くきっかけになったというのも興味深かったです。そして、三ツ星ベルトについてでは、三ツ星ベルトの基本理念や基本方針、社章の意味などを知ることができ三ツ星ベルトの営業品目なども知ることができました。営業品目の多さには特に驚きました。そして、話し合い1の「海外比率が上昇している理由」では、自分のグループでも3つ以上意見が出て良かったと思います。この話し合いでは、次の3つの海外進出の利点が分かりました。1つは様々な海外進出をしている日系企業の近くの工場で製品を作ることで輸送などのコスト削減ができることです。2つ目は、人件費が日本よりだいぶ安いことです。3つ目は工場が世界各地にあることで、天災や事故による生産ストップが回避でき売り上げが安定するということです。しかしその一方で海外進出における問題として日本人が少ないことや海外赴任年数の長さ、日本人の宗教に対する知識の少なさ、最低賃金の上昇が挙げられました。これをもとに話し合い2で「リーダーの発見・育成方法」について話し合い自分の意見をしっかり述べて発表できました。また、発表では他の班の発表を聞いて自分の考えの足りていないところが分かり次からの話し合いの参考になりました。

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三ツ星ベルトには海外拠点が11か所あり、生産量と働いている人の数は国内よりも海外の方が上まっている。海外拠点の利点は①輸送コストが安い②人件費が安い③日本や世界で何かあったときにリスク分散できる、である。逆に欠点は①少ない日本人が多くの現地の人をまとめている②海外赴任の年数が長くなる③それぞれの宗教や考え方が違うため意見の歩み寄りがしにくい、である。特に③は大変で、最低賃金を決める会議でももめるらしい。でも、現地のリーダーを育成するために最近では社長の次のトップで事実上経営のトップである取締役に現地の人が選ばれたりもしている。

今回はグループワークの時間が長く、班の人とたくさん意見交換ができてとてもおもしろかったです。一人一人が自分の考えを持っていたのでたくさんのアイデアがでたり、ぶつかって歩み寄ったりして良い案を考えれたと思います。倉本先生のお話も新鮮で全く飽きませんでした!グローバル化とよく言われていますが、会社の立場から見てグローバル化の何が利点で何が欠点なのかを整理できたのは有意義でした。またいろんな視点からそれらを見てみます。

今日は三ツ星ベルトさんの製品についてや会社で取り組んでいることについて学びました。長田では初めはマッチ産業で栄えていたことを初めて知ったので驚きました。また、ゴムで作られたベルトは、とてもたくさんの製品で使われていて、それなりのメリットがあることを知りました。そして海外での生産量が多いことについても販売先の会社の工場の近くで生産し、すぐに納入できるようにするという意図があることを知り、たしかにそのとおりだと思いました。最後にはグループワークで「もし、インドネシアで600人の従業員からリーダーを選ぶことになったら」ということで私たちのグループは15人のリーダーを選ぶことにして話し合いを始めました。案としては、グループに分けて企画を作ってもらったり、面接等をして選び、日本や会社のことについて学んでもらうという育成方法を考えました。実際にも行われているやり方と似ているところも多くあって、しっかり考えられたのでよかったです。

 

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平成27年9月13日創造基礎B 実践活動「駒ヶ林水族園」

駒ヶ林2丁目の空き地において、「空き地活用」をテーマに研究している8班が、下町芸術祭関連企画の「駒ヶ林水族園」を実施しました。これは、空き地の応急処置対策で使用しているブルーシートを海に見立てて、「水族園」を地域住民参加型のワークショップとして、8班の生徒がスタヂオカタリストの角野史和氏の協力を得て企画しました。天候にも恵まれ、自治会長の貝塚氏をはじめ、地域の方々31名(うち子ども7名)と神戸市の職員の方々に参加していただきました。参加者は、班員からイメージ図やストーリーを説明を受け、ペットボトルやがれきをペンキで着色していきました。高校生と地域の方々との交流や、地域の方々どうしの交流の中で、心温まる作品が出来上がりました。以下は生徒の感想です。

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9月13日、私たちは空き地再生ワークショップ「駒ヶ林水族園」を実施しました。事前に考えておいたイメージ図やストーリーに基づいて、所定の位置に必要な石や木を運んだりするイベント前の作業は大変でしたが、この準備がこの実践活動が円滑に進んでいった要因の一つだったと思います。天候にも恵まれて、明るい雰囲気の中で政策を進めていくことができました。このワークショップには、名簿に名前を書いていただけた人数より34人、推定参加人数にして45人もの方々が参加してくださりました。当初は20人と目標参加人数を設定していたので、合計にして2倍以上の方々がいらっしゃったことに驚きました。親子でこられる方々が中心でしたが、中には興味を持って訪れてくださった大人の方もいらっしゃいました。子供たちは主にペットボトルや石に色を塗ってカラフルな魚を作っていました。とても集中していて、早いペースで塗っていたので、寂しかった水族園が一気ににぎやかになりました。大人の方々には、サメやサンゴなど、主役級のものを作っていただきました。どの作品も高いクオリティーの、躍動感あふれるものばかりでした。一時間半というわずかな時間でしたが、素晴らしい作品が出来上がりました。殺風景で、危険だった空き地が、見事カラフルでにぎやかな「駒ヶ林水族園」へと生まれ変わったのです。参加してくださった方々に感想をお聞きすると、楽しかった、またやりたい、新たなアートスポットができてよかったなどの声が多く、達成感を味わいました。より多くの方々に、駒ヶ林水族園へ足を運んで作品を見ていただきたいです。

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今日のイベントでは思ったよりも多くの方が来てくれ、ケガなく終わることができてよかったです。駒ヶ林水族園も素晴らしいものになり、空き地活用のやりがいを感じることができました。僕たちでも長田の問題を1つ解決することができ、嬉しく思います。最終発表では、これまでの道のりや苦労を詳しく伝えたいと思います。

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平成27年9月10日創造基礎B 実践活動「駒ヶ林水族園」準備

駒ヶ林2丁目の空き地において、「空き地活用」をテーマにしている8班が、9月13日に行われるワークショップの準備を行いました。このワークショップは「下町芸術祭 連携企画」の1つとして8班が企画・運営を行います。準備では、ペンキの乾き具合や展示物の配置などを確認しました。また、当日の参加者の呼びかけとして、近隣にあるふたば保育所と近田幼稚園、駒栄保育所にポスター掲示を依頼しました。以下は生徒の感想です。

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今日はワークショップのデモンストレーションと下町芸術祭のチラシ配布をしました。デモンストレーションでは、実際に空き地に入って材料を探したり、当日の大まかな動きの確認、そして実際に作品を作りました。そこでいろいろな誤算が生じました。ペンキの乾く時間だったり、作業場所の確保だったり、運営にむけての準備の足りなさだったり… なんとか前日までにつめていきたいと思います。実際に活用する段階まできて、やっと活動しているという実感がわいてきました。本番が楽しみです。

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平成27年9月9日創造応用ⅠS 探究活動1回目

2学期に入って最初の創造応用の時間、理系の31名は探究活動を行う科目ごとに分かれて、探究活動1回目の授業がありました。今年度は数学、物理、化学が8名、生物が7名での活動に決まり、各科目ともガイダンスならびに今年の探究活動についての講義や実習を行いました。化学と生物は実験室にて今年度のテーマ設定向けての講義と簡単な実習を行い、これから半年かけて行う活動のイメージをつけることができました。数学は本年度指導していただく神戸大学大学院人間発達環境学研究科の稲葉先生に来校していただき、統計学の講義とテーマ設定に向けてのアドバイスをしていただき、物理は早速大阪大学大学院理学研究科にお邪魔し、今年もお世話になる下田先生からテーマ設定の講義をしていただき、グループで議論しました。各科目とも来週以降、本格的にテーマ設定および実験実習が始まります。

 

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