平成27年9月9日創造応用ⅠL 論文テーマ

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、大阪大学大学院国際公共政策研究科教授の松繁寿和先生と大学院生2名にお越しいただき、創造応用ⅠLの論文テーマ設定についてワークショップを行いました。各自で興味関心を抱いたテーマについて、1)研究タイトル、2)研究動機、3)研究の進捗状況や今後の進め方、4)参考にした書籍等について発表を行い、質疑応答を行いました。大学院生からは、テーマの絞り込みの方法や研究の進め方についてアドバイスをいただきました。以下は生徒の感想です。

IMG_7648 IMG_7638 IMG_7637 IMG_7651

私は、「アフリカの水問題」(仮) というテーマで研究をします。今日の院生さんのアドバイスで大事だなと思ったのは、研究動機にもっと説得力を持たせることです。私の動機は主観的で、それだと説得力に欠けます。だから、具体的な数値などを示すのが良いのだと教えていただきました。確かに、自分がどう思っているかははっきり言ってどうでもよくて、実際にこういうことが起こっているからそれについて研究したい、と言った方が納得できると思いました。次回からは、現状をHPで調べたり、関連のある本やフィールドワーク先を探したり、どんどんやるべきことを進めていきたいと思います。

今日の創造応用で、研究をどのように進めていけばいいのか分かった気がします。質問をされると、自分の考えが及んでいない穴がはっきりしたのでよかったです。児童労働の何が1番問題なのか、最終的な結論はどうするのか、ワークショップなどには参加するのかなど、決めなければならないことがたくさんありました。今日学んだ研究の進め方と考え方を、これからの活動に生かしたいです。

今回の授業で、教授や大学院生さんのアドバイスをもらったなかで、印象にのこったことがあります。私はグアテマラの教育ということについて調べていますが、その国のことだけでなく、どこかと比較ができたらなと思っていました。教授がグアテマラを援助している国で援助額が3番目に多いのが、スウェーデンだとおっしゃり、スウェーデンは、教育に力をいれている国なので、その国と比べたり、教育の制度で良い点を調べたらどうだろうかとアドバイスをいただきました。スウェーデンとグアテマラの間に接点があるとは知らず驚き、また、自分の研究テーマである教育とスウェーデンでは密接に関わっているので、今後調べたいと感じました。次回からはスウェーデンの教育で実際に評価されている点などを調べ、グアテマラとどこが違うのかを研究していきたいです。

今日、大阪大学の大学院生さんに研究テーマについてアドバイスを受けた中で特に大事だと思ったのは今までそのテーマでどのような論文が書かれたのかを知ること、論文や本などを読んで1番重要だと思ったことを簡潔にまとめてみることです。「難民」という大きなテーマは決まったものの、まだどのような視点でアプローチしていくか迷っていた私にとっては、どんな視点があるかとかポイントになるのはどこかが見えてくる方法はとても参考になりました。次回は1度今ある資料を教えてもらった方法でまとめてみようと思います。それまでに本も読もうと思います。

今日大学院生さんに僕の研究内容を聞いてもらっていい経験になったと同時に自分の考えの浅はかさに気づいた時間でもあった。今回僕が院生さん、教授にご指摘を受けたことはどの面からのアプローチをしていくか、ということです。僕のテーマは発展途上国の感染症ということで実際に見てきたベトナムなど東南アジアを中心に見ていこうとしていましたがあまりにもぼやけていて何を中心にするのかということを考えていませんでした。医療的?法的?経済的?政治的?など感染症の問題は多方面からあり、また新興感染症だけではなく今世界では再興感染症が流行っていることも問題視され、どちらの感染症を調べるのかということも指摘していただきました。次週の調べ学習までにはとりあえずどの面からアプローチをするのかを決定しておく、そして当日には自分の研究に関する論文を探して参考にしていきたいと思います。

今日は論文作成に向けての方針を大学院生さんに指導していただいた。私はまだ研究の分野をさだめられていなかったので、先行研究を調べてそこであまり研究されてない分野、などに目標を定めたら良いと言われた。また幅広い分野から社会科学的にアプローチするのは非常に難しいと感じた。次回はブレインマッピングをして、論文にする分野を絞りこみたい。

私が大事だと思うアドバイスは二つあります。一つ目は自分の研究内容が理系らしいことです。水の問題で環境などについて調べるだけでは理系らしくなりすぎると思うので、社会科学的なアプローチとして意識的な改革や政府が考えている改善法なども調べていこうと思いました。二つ目は身近なことにも目を向けることです。世界のことだけでなく身の回りにも目をつけることで分かることはあると思うので、日本の水の美しさの保ち方などにも目を向けようと思いました。

今回の方針発表で、研究の進め方で文化についてあまり触れられていないなどの自分で突っ込みたい部分も出てきたし、他の人からのアドバイス(基礎知識として、現状だけでなくこれから起こりうる問題などについて)も、方針をはっきりさせていくのに役立つ指摘を得られたことが大きな成果だった。特に、「CINII」という論文検索サイトは非常に役立つと思った。基礎知識として調べるのは、国連、UNHCRや政府のHPだけでなく、民間の団体、NGOなどのHPも活用していこうと思う。また、「文化」に絡めた研究を深くしていくためには、対象国を1つに絞ることも必要かもしれないなと思った。レジュメにまとめた内容にまめに立ち返りながら進めていくことを忘れないようにしたい。

カテゴリー: SGH(コース1期生), 未来創造コース1期生   パーマリンク

コメントは受け付けていません。