平成27年9月8日創造基礎A 選挙管理委員会ワークショップ

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、神戸市選挙管理委員会事務局選挙担当部長の立川武史氏をお招きし、「主権者としての責任とは何か」というテーマでワークショップを行いました。過去の事例として鹿児島県A市の市長と議会の対立を題材に、市長の賛成派と反対派に分かれて、資料をもとにそれぞれの支援者がどのように主権者として責任を果たそうとしたのかについて議論しました。以下は生徒の感想です。

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今日は選挙についてのお話を伺いました。選挙管理委員会では、普段は選挙を万全な体勢で行うために投票所や開票所の手配をしたり、政治に興味を持ってもらうための活動をしていることを知りました。また、実際にあったA市の状況について考えてみました。1人で具体的なことをどんどん政策を進めていくT氏と、協調性を意識し抽象的な政策を遠回りに進めていくN氏は正反対だと思いました。最終的な結果ではN氏が勝利しましたが、T氏にもT氏にも良いところと悪いところがあり、どっちが良かったかは難しいところです。また、何回も選挙が行われたことに対して、民主主義のあり方と捉えるかお金の無駄遣いと捉えるかは人それぞれです。この話を聞いて、主権者の責任について班で話し合いました。その結果、人に任せないということになりました。社会の問題にもっと興味を持ち、選挙の重要性を自分自身で感じる必要があります。選挙という自分の意見を示すことができる機会に自分の意見を訴えるべきです。

今回の授業ではまだまだ若い人たちの選挙への関心がないんだなと思った。これは中学や高校の授業でもっと深刻な問題として取り上げて若い人たちの政治への関心をもたさないといけないと思う。また、選挙を何回も行ったらお金はかかるし、時間もかかってしまうので1回の選挙の値打ちが下がってしまう。だからすぐリコールとかではなくてもう少し市民と政治をする側が寄り添いあいながらすればよかったと思う。そうすれば選挙に使っていたお金をもっとより良い町にするために使えたと思う。

今回のワークショップを通して、選挙管理委員会の仕事や投票の大切さ、それぞれの立場からの考え方を学びました。「主権者としての責任は何か」という問いについて私は、候補者の事を知り、その人が当選するとどうなるのかという事をしっかり考えた上で投票をする事だと思います。実際にグループでどちらかの候補者を応援する立場となって話し合いました。すると、政策の具体性、本当にその政策を行うと地域の活性化に繋がるのかという所が重要なポイントなのだと気づかされました。私達は18歳で選挙権が与えられます。その時に政治状況が分かっていなければいけません。だから、ニュースや新聞から多くの情報を取り入れ、興味・関心を持てるようにしておきたいと思っています。また、取り入れた情報を踏まえて、自分の考えを持っておきたいです。

今日の神戸市選挙管理委員会の方のお話を聞いて感じたことは2つあります。1つ目は若者の政治に対する意識が薄いことです。グラフを見て、20代の投票率がとても低かったです。この結果から私は、若い世代の人は自分のことに精一杯なのではないか、政治に関する情報と触れ合う機会が少ないのではないか、と思いました。もし今の私に選挙権が与えられても正しい選択をできるのか不安です。だから、私はもっと政治に関する情報が身近に触れることの出来るものにして欲しいなと思いました。2つ目は、主権者である私たちの責任の重さです。大げさかもしれないけども、私たちに人を見分ける能力が無ければ私たちがあたりまえに送っている生活が送れなくなります。それだけ私たちの一票はとても大きいものだと思います。私たちに与えられた、この権利を生かすも殺すも私たち次第です。だから、私たちはもっと政治と真正面から向き合わなければいけないと感じました。

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本日は選挙管理委員会の外部講師の方に貴重なお話をしていただきました。お話もディベートも面白く新鮮で、気づけばあっという間に時間が過ぎていました。お話を聞くまで、未成年の私からするとやはり選挙というものを身近に感じることができずにいました。政治へ関心を持っているとは言い難かったです。しかし18歳から選挙権が与えられることになり、一気に考え方が変化する気がしています。ただ年が近くなったからというよりは、未成年に権利が与えられた、というのが結構な衝撃でした。さらに選挙管理委員会の普段の仕事などを本物の方から聞くと、どんどん興味関心が湧きました。いかに今まで考えもしなかったのかが分かりました。しかし私は、最初の方で選挙に行くかどうか問われた時、手を挙げられませんでした。理由としては、やはり詳しく理解できる自信がなかったり難しそうな政治を敬遠しがちになってしまい、自分に選ぶ権利があっていいのか、とかヘタに票を入れるくらいなら参加しない方がいい、とマイナスな考えをしてしまうからでした。若いひとの投票率が低いですが、中には少なくとも私と同じ考えの人がいるような気がします。実際、市長の立場になったり、ディベートを通して、町や市1つ立て直すことがどれだけ大変そうなのか、ぼんやりかもしれないけど分かりました。さらに選ぶ側だってT氏とN氏で対立した時に決断を迫られるだろうし、全てにおいて他人事はないんだなと思いました。主権者である責任は軽くないし、正しいリーダーを選ぶためにリテラシーなどの知識を身につけていく必要があると学べました。 主権者の責任とは、決して受け身にならず、客観的に物事を考えるということだと思う。そして情報を集め、政治について無関心にならないことが大切だと思う。今日取り上げられたA市では、主権者である住民が成り行きに任せて、自分の意志を持たずに市長を選んだ人が多かったために何回も選挙を行わなければならなくなった。そこにはきっと、情報不足という原因も絡んでいるのではないだろうか。授業でもあったように、選挙と人気投票を一緒にしてはいけない。いくら人気があったり、自分の応援したい人であっても、違う人の意見の方が人々のためになるのならば選挙では、後者の方に投票するべきだ。そういう意識を持った市民がA市には少なかったのだと思う。有権者として大切なことは、他人事のような感覚で投票するのではなく、自分たちの生活をより良くするためという意識を持って投票する人を自分で考えるということだと今日の授業を通して分かった。

今日のワークショップで選挙の大変さや良いところだけでなく、悪いところもあると思いました。特にA市の地方自治を例に賛成側と反対側に立って思ったのは、主権者が自分で意見を持ち、責任を持って投票しなければならないことです。選挙において、投票するときは候補者のことをよく調べ、自分の意見をより反映してくれそうな人に投票しなければならないと思いました。だから、選挙権を持ったら、他人事とは思わずに積極的に政治に参加することは大切だと思いました。

『街に活気と明るさを!』に視点を置いて話し合いました。以前に、このように首長の立場について考えたり、話し合ったりしたことがありませんでしたので、新しい政策や、それに対する意見が飛び交いとても良い話し合いと思いました。1億人からみるとたった1票です。しかし、それでも投票する事に大いなる意味があると考えます。

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