平成27年11月21日創造基礎B 自然科学分野「SCI-TECH RESERCH FORUM 2015」発表会

関西学院大学神戸三田キャンパスにおいて、「月のクレーターカウンティング」をテーマに研究している成清ゼミの生徒が、関西学院大学理工学部主催「SCI-TECH RESERCH FORUM 2015」に参加し、ポスター発表を行いました。兵庫県内外の高校から課題研究に取り組んでいる生徒が集まり、現時点の研究の概要について説明を行いました。以下は生徒の感想です。

関学で自然科学のポスター発表をしました。自分たちの発表だけでなく大学生の方の発表や英語での交流もありました。大学生の方の発表は私たちがやっていることと比べ物にならないほど難しく深い研究でした。おもしろいなと思った研究は著名な作家を本のジャンルではなく構文で分けてみるという研究です。最近授業でやった芥川はいろんな作家と構文が似ていて特別な構文で書いているわけではないことが分かりました。また、宮沢と新見は2人とも児童文学を書いていますが文の構文は全く違いました。新しい作家の分け方でとても斬新だと思いました。私たちの発表では、大学生や教授の方が聞きにいらして下さいました。そこで、沢山のアドバイスをいただきました。中身についてだけでなく、字体、写真の使い方などもアドバイスいただきました。私たちはまだまだだという事に気付きました。私たちでは気付かなかった事を指摘され、今後の課題が沢山出てきました。また、月に関するテレビやサイトを教えていただき、今後に活かせそうなものが多く見つかりました。ダメ出しばかりでしたがとてもいい経験ができたと思います。今回、言われた事をこれから1つ1つでも解決していき、より良い発表が出来るようにしたいです。

私は英語で行うサイエンス・カフェに参加しました。最初に先生が、自然から科学を学ぶというテーマで、英語でプレゼンテーションをされていました。新幹線の構造や、プロペラの回転や形を説明していたので、流石だと思いました。その後に、高校生も独自の自然から科学を学ぶというテーマを発表していました。ハニカム構造などを発表していましたが、正直、先生のプレゼンのクオリティとはあまり差は感じないほど素晴らしかったです。今後、英語力を一層鍛える刺激になったと共に、自然から科学を学べる視野の広さも身につけたいと思いました。

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私は、関西学院大学で行っている「SCI-TECH RESERCH  FORUM」というイベントに参加しました。最初に関西学院大学の学生の方々からお話がありました。大学生になると使うお金の量も増えて、行動範囲が広がるとのことで、とても楽しそうでした。次に、大学院生の方々のポスターセッションを見に行きました。情報に関することや岩の花崗岩に関すること、いま流行りのドローンに関することを聞きました。中でも、関西学院大学でアニメ「のだめカンタービレ」のピアノ演奏のシーンを作っていたということ、人型ロボットの「naoくん」と話したことは特に印象的でした。そのあと、私たちが自然科学分野で研究している「月のクレーターカウンティング」について途中経過をポスターセッション形式で発表しました。様々な方がアドバイスを下さいました。聞いていくうちに、自分たちの発表が穴だらけだということに気づき、だんだん辛くなってきましたが、それもこれからの研究のために役に立つからありがたいことだと思って、前向きにいるよう努力しました。グラフのことや、表現の仕方、ポスターの内容についてたくさんのことを言っていただきました。お話をする中で、様々な方が来ていることに気づき、交流することができたので、嬉しかったです。最後のEnglishcaféでは、自然から学ぶ科学技術のことについて、英語で発表を他校の生徒の方々がしているのを聞きました。難しかったですが、少しずつわかるよう努力しました。最後に記念撮影をして終わりました。ポスターセッションでたくさんのアドバイスをいただいたり、Englishcaféで言葉の意味が分からなかったり、準備も含めて大変でしたが、とても有意義な1日を過ごすことができました。先生がおっしゃっていたように、良い経験ができました。そのため、次に何か校外の発表があったら、積極的に参加していきたいと思いました。

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平成27年11月21日創造基礎B 「関学リサーチフェア」発表

関西学院大学 神戸三田キャンパスにおいて、「銭湯で外国人と交流しよう」というテーマで研究している2班と「空き地活用」をテーマに研究している8班が、関西学院大学総合政策学部主催「リサーチフェア2015」で口頭発表を行いました。発表時間は15分、質疑応答が10分でした。大学生や大学の先生との質疑応答に苦心しながらも、校内発表会とはまた違うより深いものになりました。8班は「総合政策学部長賞」(審査員特別賞)を受賞しました。以下は生徒の感想です。

今日は関西学院大学のリサーチフェアに参加しました。事前の準備が忙しすぎて形になるのか不安でしたが賞を頂けてよかったです。社会科学分野の発表として「空き地活用」についての発表をしました。関学の学生や他の高校生の発表も聞けていい刺激になったと思います。審査の先生方には利益のことなどを聞かれ、未来創造の活動はソフトなものとして進められていたので戸惑った部分もありました。優秀賞は無理だったけれど賞を頂けて嬉しかったです。大学生との交流は、初めは不安がいろいろありましたが、楽しかったです。最優秀賞をとった大学生の方に話を聞くことも出来ました。未来創造コースに入って半年でこのような形で活動できて本当によかったと思います。自然科学分野の研究も頑張りたいと思います。

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大学生や高校生の発表を聞いて、自分たちに足りないものをたくさん見つけることができました。例えば、発表をするときに、私たちは原稿ばかり見てしまっていることや、準備ばかりに時間をかけてしまい発表の練習があまりできていないということがわかりました。他に、いろんな人と話すことができて、大きな刺激になりました。視野が広がった気がするし、とても良い経験になりました。近くの高校の人とも仲良くなり、人脈を広げることができて、とても嬉しいです。これからまた研究活動をしていくなかで、今日勉強になったことを参考にして、聞いている人がわかりやすく、発表の工夫をしてよりよい活動ができればいいなと思います。

今日はたくさんの刺激を受けた。まず、発表の方法だ。同じ高校生の発表を聞いて感じたことは、言葉の抑揚だ。一語一語をものにしていて、引き込まれていった。話術を身につけるとよりよい発表になると感じた。大学生の発表では数字やグラフの使い方を学んだ。まとめ方が上手で、効果や結果が分かりやすかった。発表後の懇親会ではいろんな方とお話させていただいた。他の高校の方の取り組みを聞いたり、大学生に総合政策学部についてお話してもらったりなど有意義な時間を過ごせた。今回、準備が大変で正直しんどかった。でも参加したことにより、自分たちの弱点や強みがはっきりとわかったし、他から受ける影響もあった。これはこれからの活動にいかしていきたい。

今回、関学を訪れて本当にたくさんのことを学んだと思います。まず、僕たちが行った口頭発表では、自分たちなりには精一杯頑張ったものの、「活性化」を定義付けられていなかったことや、質疑で思う様に質問させられなかったことなどの反省が見つけられました。また、総政の方々の発表を見ていて、研究の論理性や目的、今後の課題や実用性などが明らかで、とても勉強になりました。中でも、大衆文化と大学生のアイデンティティの喪失というテーマが印象に残っています。大学生のアイデンティティの喪失という現象を、大衆文化という理論で説明したのち、実際に大学での新しい授業スタイルを提案していて、すごいと思いました。ただ、実際にフィールドワークして良いないことなどが、研究とは外れているのかなと思いました。残念ながら表彰はありませんでしたが、たくさんのことを学べたし、大学で学ぶことの意義も改めて再確認できたと思いました。

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実際に発表するとなると、とても緊張しました。質疑応答ではうまく答えられないこともあったけれど、銭湯について別の観点からのお話を聞くことができ、これからの活動や目的を改めて考えることができたので良かったです。また、自分たちの研究のこれからの課題がたくさん見えてきました。大学生や他校の研究結果はとても興味深いものばかりで、良い刺激となりました。今日の研究発表を振り返ってみると、とても有意義な時間だったなと感じます。これからは今日学んだこと、刺激を受けたことを活かしてもっと深く研究を進めていこうと思います。

今回初めて外部で発表会というものに参加しました。高校の中だけでなら何度か発表会という場に出たことはあり、そこまで緊張しないだろうと考えていましたが、独特のプレッシャーに襲われ、思ったように喋ることが出来ませんでした。特に質疑応答の際は他の班員に任せてしまったりと非常に不甲斐ないことをしてしまいました。また、発表の中身も、質問されるまで分からなかった問題がいくつか見当たり、自身の研究の浅さが出てしまいました。ですが総合的に考えれば、研究や自身の浅いところ=修正するところが見つかり、大きな場でのプレッシャーを経験できたりと自分にとってプラスなことが多かったです。次の機会があれば今回以上の発表に仕上げたいと思います。

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平成27年11月18日創造応用ⅠS 探究活動8回目

探究活動も8回目を迎え、今回も各科目で大学の先生から指導を受けました。

数学は、稲葉先生を迎えて1回目の中間発表会を行いました。日常生活におけるさまざま社会現象や科学現象の中から各生徒が興味関心をもつテーマに沿って発表を行いました。8人のテーマは、「コーヒーの消費量と労働時間の関係について」「得点効率の良い打順構成を追い求めて」「他人の目と信号無視」「良い配球とは」「統計学で知る河川の安全基準」「経験者と未経験者で目の付けどころは違うのか」「朝食と通学についての関係性」「睡眠時間と学習効率の関係」となっています。これまでに先生との議論の中で、データの取り方、仮説を立てるポイント、検証の仕方などをご指導いただき、個々の生徒なりに現状までの活動のまとめをおこなって進捗状況や今後の進め方を報告しました。発表会は生徒たちによって進行が行われ、各自6分の発表のあと4分の中での活発な質疑応答で、今後の進め方に多いに参考になる議論ができました。その内容をもとに探究活動をさらに深めて、1月に予定されている2回目の中間発表に向けて取り組んでいきます。

物理は今週も大阪大学へ訪問し、分光班は炎色反応を分光すべくこの日もがんばりました。バーナー、アルコールランプ、メタノールをしみこませた雑巾等、様々な温度の炎の中での反応を分光しました。しかし、バリウムや銅など、特定の金属では困難をきわめました。肉眼ではハッキリと炎色反応を呈していることが確認できるにもかかわらず、検出器(結構値の張る本格派の代物だそうです)ではなかなかデータがとれないというジレンマと戦いました。弱い光を増幅するための工夫の一つとして、放物面鏡で集光し、その焦点に検出機をもってくるというシステムを構築しました。完璧に調整したものの、さして変わらない結果に一同落胆をかくせませんでした。結局検出器を炎にできるだけ近づけるというシンプルかつ泥臭い方法が功を奏し、何とか欲しいデータを得ることができました。飛行班改め音響班は音に関するソフトウェアをインストールしたノートパソコンを持参して,何種類かの実験を行いました。周波数を変えながら4種類の音を出し,それを聞いた人が快→不快に感じる順位づけをし、何人かに聞いてもらい、得られたデータの検討をしました。今後は部活動後の部室棟付近で、足音や話し声の音を録音して、その大きさ(㏈)や不快さ(人の耳)を解析することで、例のおじさんがクレームを言ってこないような対策につなげたいということです。最後にみなで一か所に集まり、活動内容を簡単に報告,今後の見通しと合わせて各班の代表が発表。最後に、下田教授から「今日は研究の萌芽がみられた。どちらの班もやっと研究らしくなってきた。」と、お褒めの言葉をいただきました。

化学 数学 生物 物理

化学は今週も神戸大学の大堺先生に来ていただき、先週の実験結果を踏まえて、鉄の不動態を形成する条件、形成された不動態酸化被膜が壊れる条件の2つの探究グループに4名ずつで分かれて、さらに実験を深めました。不動態形成条件を探究するグループは、文献を参考に塩化物イオンが不動態形成に関与することを確かめるため、塩酸、硫酸、リン酸、酢酸を用いて酸で酸化物を取り除き、不動態を形成させました。ところが、塩酸で洗った鉄も不動態を形成し、またまた仮説通りとはいかず、悩みながら次の手段を議論しました。酸化被膜崩壊条件を探究するグループは、鉄の質量を変えながら酸化被膜が壊れる温度を計測し、鉄の質量と温度に関連性がある傾向を見つけ、来週以降さらに再現性を探究することになりました。

生物は神戸大学理学部の洲崎研究室を訪問しました。洲崎先生より電子顕微鏡の理論、操作方法などの説明を受けた後、実際に電子顕微鏡を操作して、ミドリムシの電子顕微鏡写真を撮影しました。そのデータはUSBに保存して、持ち帰りました。来週以降は、電子顕微鏡のデータを解析して、ミドリムシの動きからどのような環境の下でミドリムシの運動に影響が出てくるのかを考察し、環境モニタリングに向けて考察していく予定です。

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平成27年11月18日創造基礎B 「D.D for Japan」

本校において、「防災教育」をテーマに研究している3班が、NGO D.D for Japan代表 呉同國氏と同副代表 圓尾翔氏にお越しいただき、D.D for Japanの活動内容や自分たちの研究内容に対する助言をいただきました。呉氏は高校時代に同団体を立ち上げ、大阪府・市や神戸市を中心に防災教育の実践を行おり、その活動は全国に拡大しています。お話では、「防災は命を守る一番大切なこと」であるにもかかわらず、活動が広がらない原因として若者(とくに高校生~大学生)の参加が非常に少ないことが課題であるとおっしゃっていました。若者が防災の担い手になり日頃から準備すれば、災害時に起きるさまざまな問題の突破口になるとも指摘していました。以下は生徒の感想です。

今日のD.D for Japanの呉さんのお話は正直言って結構な衝撃がありました。呉さんの考えをおっしゃっているだけなのに、自分たちのしていることが間違っているのかというような感覚になり、もう一度問題を見つめ直す必要があるなと痛感しました。高校生にできることは少なくなく、高校生でも大人と対等にもしくはそれ以上に行動できるということも感じました。呉さんがD.D for Japanを立ち上げられたのも、高校一年生の時だと伺ったので、僕らもまだまだこれからできると信じてこれから活動していきたいと思いました。

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僕たちの班で課題に挙げていた事を客観的に見て同時に解決する方法があり、よく考えてみればそうだなと感じましたが、自分たちでいざ考えてみろと言われるとなかなかでてきそうもありませんでした。そう考えると、話し合いや自分たちでの知識がまだまだ足りないと思いました。D.D for Japanさんの話であったように、防災についての知識がとても少ないです。英語と同じように単語や文法の知識がなければ本筋はわかりません。今後の課題としてしっかりと知識を身に付けた上で、固定観念にとらわれず、防災教育の活動を進めていきたいです。僕はある問題を考える時にはいつもプロセスを考えるようにしています。しかし、今回学んでみて、今までのプロセスは自分自身の考え一辺倒であり客観的に見ていませんでした。複雑な社会問題の中でこれは通用しないと思います。この問題の解き方は一体何なんのか、他に方法はないのか、もっと簡単に解決できるのではないか、自分たちの研究の内容を一度止まって、問題をもう一度見直していきたいです。

呉さんにお話を伺って得たことは、私たちがやろうと考えていた幼児への防災教育が1番大切なものではなかったということです。私たちが解決しようと考えていた問題を解決してもその問題の根本である問題は解決していなくて結局新たな問題が出てくるだけです。問題の解決を考える場合、見つけた問題の根本となる問題は何かを考えることが必要なんだそうです。優先順位みたいなのを考えるのと同じことだと言っていました。厳しい意見や考え方について教わり、私たちは防災について端っこをかじっていただけだったことにも気づきました。私たちに何が出来るかなんて分からないけど高校生だから出来ないなんて考えずに取り組んでいかなければならないです。今、防災の現場で最も言われているのは「若い人が少ない」ということです。この問題は呉さんもいろいろ取り組んでいました。「かっこいい」をキーワードに資格を作ったりするそうです。とても難しい問題ですが、もし解決できたら日本の災害による被害は大幅に減ると思います。これからどんなことをしていくか、今回のお話を参考に話し合っていきたいです。

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平成27年11月17日創造基礎B FW「院生ゼミ実験実習」

神戸大学大学院人間発達環境学部において、未来創造コース2期生の生徒41名が、各ゼミの大学院生の指導のもと実験実習を行いました。高校では使用することができない実験機具を使ったり、専門的な内容について半日かけて学習しました。以下は生徒の感想です。

山田ゼミ 「放射線天文学」

まず、アメリシウムという金属を蛍光X線で解析し、電流とエネルギー量の比例式を自分たちで求めた。何千個もデータを取って、エクセルで管理するのは初めてだったので難しかったけど、正確な数値を求めるために必要なことだと学んだ。自分たちで求めた比例式に、銅で取った値を代入して正しく原子番号が求められたときはとても嬉しかった。他にも、500円玉や、空き缶を解析して、きれいな値はなかなか取れなかったけれど、今日のデータをもとにこれからの授業で結果や考察、原因について考えていきたい。

勝原ゼミ 「生態学」

今日の神大での研究では、顕微鏡を使い、ハナアブとハチの違いについて学びました。今までハナアブやハチをじっくりと観察したことがなかつたので、意外なところの違いなど驚くところがたくさんありました。スケッチしてみることで、違いを実感することもでき、ハナアブとハチの違いについて研究を深めることができました。大学院生の方が優しく解説してくださったお陰で、少し難しい内容でも理解することができましたし、ハナアブとハチについてはとても詳しくなれたのでよかったです。今日の研究をさらにらよりよいものにするために、頑張っていきたいです。

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葉山ゼミ 「薄型センサ」

今回は神戸大学に訪問し、実際に自分たちの手でフォースセンサーを作り、実験しました。作業をしていく中で、楽しいと思えるかはそれぞれでしたが、とても良い経験になりました。中でも、最初に回路図を見ながら回路を作成し、いざ正常に流れるか確認してみると流れませんでした。何度も作成の過程を見直し、やっと流れた時には本当に感動しました。実験の中でも、対照実験で比較することにこだわったり、どの様にしたら肥持力の変化が見られるかなど全員で工夫しました。思う様に実験が進まなかったり、仮定と異なった結果が出たりと、本当に大変でしたが、全員で大学生の力を最小限に抑え、出来る限り僕たちだけの力でやることをそれぞれが思っていたので、本当に良い実験になりました。これからしっかりと持ち帰ったデータの解析をしていきたいです。

橋爪ゼミ 「環境DNA」

今日は前回、住吉川で採取したサンプルにリアルタイムPCRをかけて、どの場所に鮎が多いかを見ました。結果から鮎は中流から下流に下りてきていることがわかりました。次回は今回でた結果が鮎の産卵時の行動と同じなのかを調べ、CT値と鮎の関係性を調べたいと思います。去年は結果があまり出なかったと聞いていたのでだいぶ不安でしたが、しっかり値が出たので良かったです。他にもDNA抽出をさせていただいたり、普段触れない様な機会を使って実験が出来たのとても新鮮でした。

寺元ゼミ 「摩擦力センサ」

今日の実習では、摩擦力センサーの製作とそれを使った実験をした。摩擦力センサーの製作は、ホイートストンブリッジという回路をブレッドボード上に作った。ブレッドボードは回路を作るための道具で、大学院生の方のアドバイスを受けながら、なんとか回路の作り方を理解し、完成させることができた。実験は、最初の予定であった、葉山ゼミとの合同実験はちょっとしたトラブルで一班ずつになってしまった。とは言うものの、自分達の作った回路が握る力を検知したのを見ることができたのでよかった。今日した実験を踏まえて、次どんなことをしたいのか、結果をもっと分かりやすく出すにはどうしたらいいのかなどをまた班で考察したいと思う。

立石ゼミ 「宇宙ガンマ線」

私たちは宇宙線や宇宙線を観測する実験装置についての講義を少し受けた後に実際に実験装置のある部屋に移動しました。実験にはシンチレーションファイバーブロック(宇宙線の通過位置の二次元情報を得る)、イメージインテンシファイア(700万円もする機械!)、トリガーカウンター(電気信号を流す)という装置を使いました。まずトリガーカウンターの最適電流を調べました。電圧の強弱でシグナルとノイズの関係が変わることから調べられます。その後、宇宙線を見ました。稲妻のように画面で見ることが出来ました。その見れた宇宙線の天頂角を計りヒストグラムを作りました。宇宙線は物質を通過するときに力を失うので、一番観測されたのは真上に近い角度でした。三角関数を使うとエネルギーについて詳しいことがわかるそうなのでそれにつえ次回以降調べてみたいと思います。

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西村ゼミ 「高分子」

僕達は今日「ぽよぽよ水」を作った。「ぽよぽよ水」とは高分子の物質(アルギン酸ナトリウム)を使って膜を形成して、持ち運べる水を作ったものである。今日はそれを作るに当たって様々な条件で実験してみた。濃度を変えたり物質を変えたり、ジュースを混ぜてみたりして結果を見た。やはり適量で混ぜると綺麗な形のものができるが、物質を変えたり、濃度を変えたりすると形がいびつになったり、膜が薄く潰れやすかったりした。しかし特にジュースで苦戦した。なかなか膜を形成しないので、いろいろな理由を考えて、案を出し合い、結果ジュースの入ったぽよぽよ水を作ることに成功した(ヌルヌルして後味は最悪だが)。この研究を通して、高分子の可能性を感じることが出来たとともに、その過程で様々な道具の使い方を学び、また失敗の理由を考えることによって学習を深めることが出来たと思う。そして何より楽しかった。

成清ゼミ 「月のクレーターカウンティング」

今回はこの前の観察した月の写真を見て、クレーターの数を数えるという実験でした。たくさんのクレーターの中から、大きめのクレーターを2つ選びそのまわりのクレーターの数を数えて、そのクレーターので来た年代を調べるのが目的です。私たちの班はラングレヌスとプトレマイオスというクレーターにしぼり、クレーターの数を数えました。月の写真にペイントで色をつけ目で見て数えて行きました。望遠鏡の精度があまりよくなかったので小さいクレーターはなかなか見えず、クレーターを見慣れてない私たちにとって、とても大変な作業でした。次に数えたクレーター1つ1つの大きさを測りました。望遠鏡の倍率に加えて、パソコンでも拡大したので、倍率を考えて実際の長さを計算しないといけなかったのが難しかったです。

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平成27年11月14日 創造科学科説明会

本校講堂において、全県の中学生を対象に創造科学科説明会が行われました。まず、未来創造コース2期生による社会科学分野のポスターセッションを行いました。これまでの活動をポスターにまとめ、中学生や保護者にわかりやすく説明しました。次に、創造基礎Bの発表を、空き地活用をテーマに取り組んだ8班が行いました。そして、未来創造コース1期生による創造応用の発表を行いました。創造応用ⅠLは欧州の難民政策と教会のかかわりについて、創造応用ⅠSは数学・物理・生物・化学の各班が現在の研究状況について発表を行いました。最後に学校設定教科「創造」の各科目の体験授業を実施しました。

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平成27年11月13日創造基礎B FW「ええやん長田」ふりかえり

長田神社前商店街において、「笑顔が集まる商店街」をテーマに取り組んでいる6班が、長田区まちづくり課主催「ええやん長田動画コンテスト」への応募作品を撮影協力していただいたお店に伺い、動画を見ていただきました。以下は生徒の感想です。

私たちは長田の魅力を伝えるために『ええやんながた動画コンテスト』に商店街の食レポ動画を応募しました。今日は完成した動画を、協力していただいたお店に見てもらいました。「高校生が盛り上がっていて楽しそう」「お店の良さが伝わった」と好評でした。しかし「店名や商品名がわからないらない」という感想も頂きました。そこでもう少し長い動画を作って、さらに沢山の情報を盛り込もうと思っています。また、動画を多くの人にみてもらう方法も考えていきたいです。

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平成27年11月11日創造応用ⅠS 探究活動7回目

11月に入って2回目の授業、各科目の研究グループも中盤戦を迎えて、テーマの設定、および中間発表や実験実習に向けての準備に力を注ぎました。

数学は次週に稲葉先生を迎えて実施する中間発表会の準備を行いました。ひとりあたり10分という限られた時間の中で現状と今後の課題を報告するため、いかにわかりやすい資料を作成するのかに四苦八苦しながら、現在の進捗状況を確認しながら準備を行いました。

物理は今週も大阪大学を訪れ、航空班が当初のテーマである滑空を変更することになりました。あらたなテーマを議論する過程で、ダイラタンシー現象に一度は落ち着き調べ学習を行いましたが、具体的に何を調べるかを班員全員が分からないということで、下田教授の助言もあり再度変更することになりました。結局,音の振動に関するテーマに落ち着きました。具体的には,媒質による音速の変化(下田教授の提案)か、防音or騒音(綱木君提案)になりました。次週から巻き返しにかかる予定です。分光班は滑り出しこそ順調でしたが,ここにきて壁にぶつかりました。一部の金属の炎色反応が検出できないのです。原因が分からず、推定しうる失敗因子をことごとく取り除く努力をしましたがかなわず、次週以降に多くの課題をのこしました。この日は本校OBでもある冬広先生(錯体化学)の全面協力のもと炎色反応とその分光の実験を行いました。

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化学は今週も大堺先生に来ていただき、先週の実験結果を踏まえて、鉄の不動態を形成する条件、形成された不動態酸化被膜が壊れる条件の2つの研究テーマを仮テーマとし、4名ずつに分かれてテーマを絞るための実験をしました。不動態形成条件を探究するグループは用いた鉄が自然に酸化されているところに目を向け、酸化鉄(Ⅱ)を酸できれいに反応させてフレッシュな鉄にすることから考え、いろいろな酸で試してみました。酸化被膜崩壊条件を探究するグループは昨年の研究データと比較し、より小さな熱エネルギーで崩壊する傾向を見つけ、来週以降さらに探究することになりました。

生物は、まずはじめに溶液を水質基準を超える物質にしてミドリムシの生物体流に対する影響を観察しました。生徒はpH、ベンゼンなどの溶液を作り、それに培養しているミドリムシを入れて、生物体流の有無を確認し、その後顕微鏡観察も行いました。その後、次週神戸大学で実習させていただくための準備を行いました。

 

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平成27年11月10日創造基礎B 自然科学FW「住吉川の水採集」

住吉川において、「環境DNA」をテーマに研究している橋爪ゼミの生徒が、川の水の採集を行いました。採集の方法を教えてもらったり、アユなどの川の魚について教えてもらいながら、下流・中流・上流の3か所で川の水を採集しました。水は細胞壁を壊さないために冷凍せず、低温保存するそうです。この水を使って、11月17日に神戸大学鶴甲第2キャンパスにおいて「リアルタイムPCR」という方法を用いて環境DNAの実験実習を行う予定です。

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平成27年11月8日創造基礎B FW「こどもいちば」ボランティア

アスタくにづか南地区地下街において、アスタくにづか3番館地下テナント会主催「町のこども会-秋のこどもいちば-」に、未来創造コース2期生の生徒8名が参加しました。このイベントは、小学校程度(5歳~12歳)の児童を対象とした地域の市場商店街のお仕事を模擬体験できる就業体験イベントです。子どもたちは「こどもハローワーク」で『お仕事カード』を受け取って各店舗でお仕事をして、参加店で使える『地域通貨(アスタえん)』を給料としてもらいます。その地域通貨はこどもいちば内でお買い物を楽しむことができます。当日、100名を超える子どもたちが参加し、大きな声を出して販売のお手伝いをしました。以下は生徒の感想です。

今日のボランティアは前回のボランティアとは違うことを学べました。今回のイベントは子供たちの職業体験。子供たちが商店街ではたらき、その分お給料の「アスタえん」をもらう。小さい子でも働く大変さや、楽しさ、人と触れ合うことの大切さが学べているように感じました。子供たちが頑張っているのを見て、うらやましいなあ、いつから体験を手伝う側になったのだろうなぁと思いました。ある人がこのイベントを見て『下町のキッザニアやなあ』と話されていました。本当にそのとおりだと思います。職業体験が身近にあるということは将来に向けてのいい経験だと思いました。また商店街のイベントに参加したいです。

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今日はアスタくにづかで「アスタこども市場」のボランティアをしました。夏に行われたこのイベントにも参加していたので二回目の参加となりました。今回は広告代理店、果物屋さん、町作り屋さんのお手伝いをしました。広告代理店ではクリスマスの飾り作りを、果物屋さんでは販売のお手伝いを、町作り屋さんでは点検作業の補助をしました。今回のイベントで感じたことがいくつかありました。一つ目は前回のイベントでも感じた、こどもたちや親との交友関係が広がるということです。前回来てくれていた子が私達のことを覚えてくれていました。二つ目は一つのイベントが行われるまでの準備の大切さです。広告代理店の準備は開始三時間前くらいから始めたのですが、時間ギリギリでした。今回感じたことを忘れずに私達の班の目標であるイベントの企画、運営に活かしていきたいと思います。

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