平成27年12月15日創造基礎B 実践活動「ええやんながた表彰式」

長田区役所区長室において、「笑顔集まる商店街」をテーマに研究している6班が「長田区制70周年記念ええやんながた 動画コンテスト」に応募し、長田区長 鈴木雅子氏から最優秀賞の表彰を受けました。表彰式後、6班の作品を改めて視聴し、他の受賞作品も含めて観賞会を行いました。以下は生徒の感想です。

今回は授賞式に出席できて本当によかった。区長さんや職員の方に、この動画は高校時代を思い出す、なつかしさを感じるなどといった今までとは違った感想をいただいた。また、区長さんや新聞記者さんの言葉を聞いて感じたのは、若い世代への期待感はやはり大きいことだ。また、高校生の影響力は大きいと感じた。今後はまず、長田神社前商店街振興組合理事長の五嶋さんに動画を見てもらい、ロングバージョンの動画やメイキング集みたいな動画も作って拡散し、長田神社前商店街を活性化したい。

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「長田区制70周年記念 ええやんながた」特設ベージ

http://www.city.kobe.lg.jp/ward/kuyakusho/nagata/jyouhou/kusei70th/index.html

神戸新聞NEXT 「最優秀賞に兵庫高校 長田区紹介動画コンテスト」

http://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201512/0008652206.shtml

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平成27年12月14日 第6回高校生鉄人化まつり実行委員会(1)

長田区役所3階会議室において、第6回高校生鉄人化まつりの第1回実行委員会が開かれました。このまつりは、平成22年度に長田区の主催する「第2回鉄人まちづくりイベント」に応募した本校総合科学類型1期生の提案が最優秀賞を受賞し、長田区に所在する高校のさまざまな活動発表の場としてが実施されるようになったものです。本校からは未来創造コース2期生8名、育英高校からは生徒会3名、神戸野田高校からは生徒会2名が実行委員として参加しました。自己紹介のあと、役員決め、今回のテーマ、今後の大まかな予定について話し合われました。今回のテーマは、「&…(アイアン)」になりました。KJ法をつかってたくさん意見を出し合い、鉄人のアイアンや愛などにかけて「」、「…」は「soul」や「people」などを組み合わせていくことを考えてテーマを決めました。次回実行委員会は1月18日(月)に開かれる予定です。

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平成27年12月14日 EUシンポジウム

今年もEUIJ関西主催で兵庫高校生を対象に「EUの専門家からEUと日本の関係を学ぼう」というテーマでシンポジウムが行われました。未来創造コース生に加えて、一般クラスからも希望者が参加し、例年通り同時通訳もしていただきながら3名の講師からEUの現状や課題について講義があり、活発な質疑応答がありました。今年の講演テーマは以下のとおりです。

「イタリアで見た不整脈治療の最前線:日本の医療との違い」大阪大学医学部附属病院医師 水野 裕八 氏

「EUと日本におけるアクティブ・エイジング」(英語講演)神戸大学大学院法学研究科教授 関根 由紀 氏

「イタリアとEU」在大阪イタリア総領事 マルコ ロンバルディ 氏

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以下、生徒の感想です。

私にとって近そうで遠かったEUについて学ぶことができたと思います。多くの争いを経験したからこそ発言されたであろうロンバルディさんの「平和は私たち人類にとって繁栄のための最強の道具である」という言葉はぐっときました。また、ロンバルディさんが貧しい国もEUに加入することに賛成だ、と言っていた理由が一時的には問題がおきるが長い目で見ると加入した国にとってもEUにとっても良いことがあるから、というものだったことには驚き、大きな視野で物事を見ることは大事なことだと思いました。EUのことを学ぶと、地域統合のメリットやデメリットが見えそうだと思いました。アジアにおける日本の役割について考えてみたいと思います。

今までは留学は“いつかするかもしれないもの”というイメージだったけれど、今回の講演でそれがより近いものになったような気がします。また、全体を通して日本は恵まれていると思いました。医療に然り、政策に然り、進んでいる部分が多いのにEU諸国の本当の実態は、宗教や文化の面などもあり、理解できないだろうと思いました。でも、日本と比較して聞くことで、例えば労働などにおいて、EU諸国の課題だけでなく日本の課題についても知ることができたと思います。第二次世界大戦は、ヨーロッパ諸国にとっては、強さを失い、首長が会談をすることによって平和のもとで社会を築くという新たな考えが生まれたので、ネガティブな影響だけを及ぼしたわけではないという話を聞いて一見悪影響だけを及ぼすようなことも、思いがけず良いことをもたらすこともあるのだと知ることができました。

普段は聞くことができないヨーロッパやイタリアの話、また実際にイタリアの方の話を聞くことができ、とてもいい機会になりました。初めてのトランシーバーを使う事もできました。私が一番印象に残っているのはマルコさんの話です。日本に住んでいると、物や人が自由に他の国に入ったり出たりすることは想像できません。しかし、EUにとってはこのつながりが重要な役割を果たしていて、それぞれの国の繁栄のためになくてはなりません。それは古代のローマや戦争のときのような支配する形であってはいけません。平和の中にあるからこそ意味があるという話です。グローバル化が進んでいる今、EUだけでなく世界各国でこのつながりのあり方が大切になってくると思いました。

3つのテーマ、3つの言語、3人の講師の先生方の講演を通して、EUに対して多様な角度から見ることができた。歴史から社会問題、宗教観に至るまで沢山の知識や考え方を得ることができ楽しかった。EUについての講演が中心だったが、その中で、客観的に海外からの視点に立って日本を見ることができた。死生観に関しても、医療に対するイメージにしても日本とイタリアの違いが明確に出ていてお互いのメリットやデメリットなども考えられた。高齢化問題に関しては、単なる出生率の低下だけでなく、労働問題や経済を背景にして、また発展途上国でも高齢化が進むというのはすごく興味をひかれた。イタリアの関係者が多く「EUとイタリア」というイメージも深く残ったが、EU機関でも考え方が違うかったり多様性のうえで全ての国の犠牲の上で、統一を目指すというのは初めて知って驚いたうえ、お互いの文化などを大切に寄生する考え方が素晴らしいと感じた。

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平成27年12月14日創造基礎B 実践活動「銭湯組合への提案」

兵庫県公衆浴場業生活衛生共同組合事務所において、「外国人で銭湯で交流しよう」というテーマで研究している2班が、組合の定例会で、外国人利用客増加をねらいとした提案を行いました。11月の県内のALTを招いておこなったワークショップから出た意見を踏まえて、複数の提案を準備し、この日に臨みました。同組合の理事長 月山昇商氏をはじめ15名の各地区の支部長の前でこれまでの研究のあらましを口頭発表し、各銭湯内のガイドマップ「BATH♨GUIDE」や学生料金、萌えキャラの提案を行いました。以下は生徒の感想です。

今日、兵庫県の銭湯組合に行って、これまでの活動の発表と提案に行きました。中間発表のときから組合に行こうと決めていたので、とても緊張しました。活動の発表のあと、1番の目標である外国人の利用者を増やすために、「BATH♨GUIDE」という外国人向けに各銭湯でテーマパークのようにわかりやすいパンフレットを作るという提案をしました。実際に見本のパンフレットも作りました。経営者の方々に直接提案できる貴重な機会だったので、他にも今まで考えた案もすべて伝えました。学生料金と、キャラクターを作るという案です。値段設定では、小人料金と大人料金で約3倍の差があるので、間の学生料金を作れば私たちの世代が利用しやすくなるのではということを言いました。キャラクターについては、組合のゆるキャラである「ゆねこ」の発信をもっとしていくことや、銭湯の萌えキャラというものを新しく自分たちで考えて提案しました。どの提案も、組合の方々に受け入れてもらえるかとても不安でした。けれど、ちゃんと話を聞いて下さり、自分たちが言いたかったことをたくさん言うことができました。この提案が、これからどうなっていくかわからないけど、少しでも銭湯を盛り上げ、外国人が銭湯を利用するきっかけになればいいなと思います。

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今回の活動では僕たちがずっと前から計画していた銭湯組合を訪問し、続けてきた研究の発表と提案をしました。まず、僕たちの提案を真摯に受け止めて下さったことが嬉しかったです。値段設定の変更などは正直、難しいだろうと思っていたので、考えて下さると聞いたときは驚きました。また、萌えキャラとして「湯上がりのぼせ子」も気に入ってくださったようで本当に良い活動となりました。また、発表の後、初めて組合としての意見を聞くことができ、勉強になったこともありました。思っていたよりも、皆さんはマナーとかよりもお客さんに楽しく安全に入ってもらうということを優先しているようでした。また、二酸化炭素の排出量の面からも銭湯の良さを考えるという新たな意見も頂くことができました。このように、組合の方々ともっと話す機会がたくさんあれば、僕たちの研究ももっと良いものになっていくのかなと思い、改めて社会科学の研究の難しさを感じられる良い経験になりました。

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平成27年12月13日グローバルリサーチ OWF実行委員会

大阪国際交流センターにおいて、グローバルリサーチ受講生2名が、「第8回ワンワールドフェスティバル for Youth実行委員会」が開かれました。今回はプログラムの確認と15秒CMの撮影をしました。以下は生徒の感想です。

第8回ワンワールドフェスティバル実行委員会に参加してきました。主にプログラム内容の共有や15秒CMの撮影などを行いました!15秒CMの撮影は早口でも噛まないようにする、雑音が入らないように部屋の外で待機するなど中々大変でしたがどのプログラムのCMも良い物ができたと思います。午前中には当日のボランティアとの打ち合わせも行いました。様々な人と協力してプログラムを作り上げているのだと感じました!あと少し、頑張ります!!

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平成27年12月13日 第10回エコノミクス甲子園 兵庫大会出場

池田泉州銀行三田情報システムセンターにおいて、未来創造コース1期生の生徒4名が池田泉州銀行主催「第10回エコノミクス甲子園兵庫大会」に出場しました。「エコノミクス甲子園」は「金融知力」を試すクイズ大会で、今回から兵庫大会が開催され、県下の高校から30名15チームが参加しました。まず池田泉州銀行代表取締役頭取 藤田博久氏から主催者挨拶があったあと、各チーム紹介、全体写真を撮影しました。第1Rは、4択50問(正答2点、誤答-1点、無回答0点)のマークテストでした。第2Rは、8問(正答5点、誤答1回休み、3問勝ち抜けボーナス5点)の早押しクイスでした。本校生徒は惜しくも予選敗退でしたが、決勝Rは人生設計クイズ(すごろく型クイズ)でした。以下は生徒の感想です。

筆記試験は、思ったより簡単で高一の時に勉強した現代社会の知識を使って解いていけた。 問題もなかなか滑稽で、例えば結婚する時にどんな彼氏が最適かを選ぶ問題だった。早押しクイズでは知識の幅が求められた。問題の答えが基本的な資産や商品などから派生した資産あるいは契約。金融派生商品→デリバティブという意味不明なものから金運を招くとされるもの→招き猫、千円札に描かれている人物→野口英世といったかんたんなものまで多様だった。競技自体も本当に楽しくて、自身の金融知力もかなりついたのではないかと思う。エコノミクス甲子園を通して、経済についてわからないことを知ることができたし、多くを学べたと思う。今回はほとんど記念受験的な姿勢で挑んだが、事前配布の資料も楽しく読むことができた。自分は高二なので来年の参加は難しいが、参加校唯一の公立、兵庫高校として来年も後輩に参加してほしい。

今回は、自分の勉強不足もあったが解ける問題と解けない問題がはっきり分かれていた。暗記することの多い内容だと、どうしても勉強時間がものをいうようになるため、受験に向けてそういうところも重要だと改めて思った。後輩へのアドバイスとしては、早押し問題への対策をするように言っておきたい。いきなりだと戸惑います。

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池田泉州銀行さん主催のもと、エコノミクス甲子園が行われました。問題自体は学校の勉強で経済に関するところをしっかり押さえておけば解けるような基本的なものが多かったですが、様々に工夫がなされており、非常に楽しむことができました。この行事を通し、経済に関する興味が強く湧いたとともに、経済の重要性を理解することができたので、これからもっと学んで行きたいと感じました。

興味からだけの参加で、勉強も十分とはほど遠かった。しかし、池田泉州銀行の職員さん達が楽しい人達で、雰囲気も明るく、とても楽しめた。分かりやすい資料をたくさんもらって税や保険、クレジットなど実際にこれから役立つ知識も得られたのが良かった。来年挑戦する後輩へのアドバイスは、蛍光ペンでマークするだけで良いと思うが、他校はノートにまとめたり、一問一答のプリントにしたりしていた。あと、現代社会の教科書やワークが役立つと思う。ペーパーテストでは、単語の意味や年号などの数字をしっかり入れたところは自信を持って答えられた。時間に余裕があるので、相方と分担して半分ずつ解き、互いに見合ったのが良かった。早押しは、見ているうちはいけると思っていたが、本番も大胆にいければ良かった。それっぽいワードが出たと思ったら、それが正解だ。全く資料の範囲内でないので、頑張ろう。

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平成27年12月12日創造基礎B FW「ナチュラリズム㈱」

神戸市西区のナチュラリズム㈱の事務所において、「神戸の地産地消」をテーマに研究している5班が、同株式会社代表取締役 大皿一寿氏と大皿純子からお話を伺いました。ナチュラリズムは有機農法を取り入れた野菜の生産を行っており、神戸市内のレストラン等に直接卸しているそうです。農薬を使わずに野菜を生産しているビニールハウスも見学させていただきました。5班は3月に開催される「第6回高校生鉄人化まつり」で野菜の提供をしてもらい、それを使った屋台や野菜の直販を提案しました。今後、高校生に対する有機野菜の提示の仕方や販売方法について考え、企画を実現していくよう努めていく予定です。以下は生徒の感想です。

私は有機農法というのにとても興味を持った。もちろん農業とは自然と共存するのが前提であるとは思うのだが、その害も受け入れながら、最も自然の条件に従って環境を大切にする、というのは多くの人に知られて良いことだと思う。大皿さんの畑で取れた野菜を扱っている店に行って、実際にメニューになっているところを見てみたい。行ってみたら、形が悪くても売り物になるということがよく分かるだろうと思う。鉄人化祭りでは有機農法を説明する場を設けたい。生産者は量より質を求めるのが神戸の農業だとしている。神戸の消費者にもその意識が強く根付けば、それこそ地産地消だと思う。今日私たちが聞いて、「すばらしい」と思ったこの有機農法を、雑草と一緒に育てている写真なども使いながら説明したい。そして神戸は有機農法が盛んであることを知ってもらいたい。大皿さんの広めたいと思っているカーリーケールを私たちもぜひ広めたいと思う。

昨日のフィールドワークでは、多くの収穫を得ることが出来ました。特に、「鉄人化まつり」に協力していただけることと、他の農家の方とのパイプが出来たことは非常に大きな進展です。また、プチヴェール以外の野菜や有機農法について詳しく聞くことができました。これによって私たちの活動は成功に一歩近づいたと思います。この好機を逃さないよう、これからの活動計画を練っていきたいです。

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平成27年12月12日OWF実行委員会 ワークショップ打ち合わせ

本校教室において、グローバルリサーチ受講生2名が、12月26日に開催される「ワンワールドフェスティバル for Youth 2015」のワークショップのために、NPO法人テラ・ルネッサンス 啓発・人財育成チームマネージャーの栗田佳典氏と打ち合わせを行いました。テラ・ルネッサンスは紛争に巻きもまれた人々の自立と自治を支援するNPOです。今回、ワークショップ③「Children of the World」の講師として栗田氏に加わっていただきます。以下は生徒の感想です。

今日はテラ・ルネッサンスの栗田さんと 「世界の子どもたちの現状を知ってみよう。」 というワークショップの打ち合わせを兵庫高校で行いました。当日使用する写真や進行方法など、不安だった点について相談させていただき、ワークショップが完成に近づいてきたのを感じています。初めての挑戦に不安も緊張も拭いきれませんが、少しでも良いものになるよう残りの二週間も精一杯取り組んでいきます。

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平成27年12月11日OWF実行委員会 ワークショップ打ち合わせ

多文化共生センターひょうご事務所において、グローバルリサーチ受講生2名が、12月26日に開催される「ワンワールドフェスティバル for Youth 2015」のワークショップのために、多文化共生センターひょうご代表の北村広美氏と神戸大学に留学にこられているインドネシアの方と打ち合わせをしました。北村氏にはワークショップ①「『イスラム』って何だろう?」のファシリテーターを依頼し、留学生の方にはインドネシアにおけるムスリムの生活についてお話をしていただくことになりました。以下は生徒の感想です。

多文化共生センターに行って、北村さんとインドネシアの留学生の方と話をつめてきました。この話し合いのおかげで自分のワークショップのイメージがより鮮明に浮かぶようになりました。色々な方に手伝ってもらって完成するワークショップということも再確認できてよかったです。細かいところや内容を確認できただけでなく、インドネシアの方と英語での交流ができたことが、すごく貴重な時間だと思いました。

先日、多文化共生センターの北村さんと、神戸大学留学生のルドフィーさんとイスラムのワークショップの打ち合わせをしました。当日話す内容を相談し、ほぼ決定稿まで詰めることが出来ました。インドネシアからの留学生、ルドフィーさんと直接お話させていただくことも出来楽しかったです!残り2週間。「来て良かった」と言ってもらえるワークショップになるように最後の追い込みをしていきたいです。

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平成27年12月9日グローバルリサーチ 「わたしたちの難民問題2015」

神戸市青少年会館において、未来創造コース1期生(2年)1名とグローバルリサーチ受講生3名が、難民事業本部関西支部および神戸YMCA共催セミナー「わたしたちの難民問題2015」に参加し、AAR Japan(難民を助ける会)シリア難民支援担当の景平義文氏から「トルコでのシリア難民支援活動」というテーマでお話を伺いました。難民問題の全般的なお話からはじまり、シリア難民について特に食糧支援、外国語支援、障がい者支援に取り組んでいるAAR Japanの活動について紹介していただきました。私たちが「難民」と呼んでいる方々のイメージとはずいぶん違う現状や難民一人ひとりの多様なニーズなど、この問題が一筋縄ではいかない難しさを知ることができました。以下は生徒の感想です。

今回の講義を聞いて、今まで知らなかった難民の事や、シリアの現状をより詳しく学ぶことができました。世界にいる難民の約6割が難民キャンプではなく普通の町で暮らしているということに驚きました。難民は各国にある難民キャンプで生活しているというイメージが私の中にあったので、ほとんどの人がお金などがない苦しい中でも町で生活しようとしているのを知り、とても意外でした。シリアの話では、同じイスラム教信者でもスンニ派とシーア派で意見が異なって戦争になっていると聞き、宗教という小さな違いから発展してしまうものもあるということを学びました。そして、シリアの人口の半数が難民や国内避難民であるという事にも驚きました。もしもシリアでの戦争が終わっても家も仕事もないために戻ってくる難民はほとんどいないだろうとおっしゃられていましたが、それを聞いて私はシリア自体の経済発展をはかるような工夫をすればシリアにも人が戻ってくるのではないかと思いました。

日本が難民支援で具体的に何をしているのかは今までの講義で知っていたけれど、難民キャンプの人や街に住んでいる人の話やシリアの深刻な問題が聞けてよかったと思いました。やはり難民の人数より、受け入れ人数の方が少なかった。今回新たに知ったことは難民支援で地雷回避教育を行っているということです。食料の問題などばかり考えていたけど、他の国に逃げる時に地雷を踏む危険性もあるのだと気づかされました。景平さんが話していた難民キャンプの人数より、街中で暮らしている人の方が多いことは全く知りませんでした。訪問をして地道に難民の人を探したり、コミュニティーセンター(子どもたちの遊び場)など小さいけれど大変な努力をされていることが分かりました。国境ゲートがない時には押し寄せてきたりと大変だったのでトルコも厳しくして境界を越えて来られないようにしているそうですが、そのまま逃げることもできずに死んでしまう難民もいるそうです。しかし、トルコが厳重にすることも分かると思います。教育がいきとどいていないという事がよく言われますが、教育を行う前に生きのびるで精一杯なので仕方がないかもしれません。普通にしている今でも世界のどこかで実際に戦争をしている国があることを考えながら生きていかないければと思いました。

スライドに写真が多く、シンプルで私たちみたいな高校生にもわかりやすく、興味深い内容でした。トルコの難民キャンプの深いところまでやはり現地にいる方しかわからない視点の話や、難民の人の考え方などが少しわかりました。中でも「逃げた先で同じシリア人を見つけても最初から仲間として認識せず、警戒する」という話は驚きでしたが、よく考えたら自分の身内が殺されたりしているのだから、そんな簡単に信頼をおけないよなぁと戦争の酷さを感じました。あと、トルコでは「難民」と呼ぶと権利が生じてくるから「Guest」と呼ぶというのも興味深かったです。少人数の人に万全の支援をするより、より多くの人を支援するという考え方がとてもいいなぁと思いました。日本も見習わないといけないと思います。今日聞いた話を少しでも論文作成に反映させていいものができるよう頑張ります。

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