平成27年11月11日創造応用ⅠS 探究活動7回目

11月に入って2回目の授業、各科目の研究グループも中盤戦を迎えて、テーマの設定、および中間発表や実験実習に向けての準備に力を注ぎました。

数学は次週に稲葉先生を迎えて実施する中間発表会の準備を行いました。ひとりあたり10分という限られた時間の中で現状と今後の課題を報告するため、いかにわかりやすい資料を作成するのかに四苦八苦しながら、現在の進捗状況を確認しながら準備を行いました。

物理は今週も大阪大学を訪れ、航空班が当初のテーマである滑空を変更することになりました。あらたなテーマを議論する過程で、ダイラタンシー現象に一度は落ち着き調べ学習を行いましたが、具体的に何を調べるかを班員全員が分からないということで、下田教授の助言もあり再度変更することになりました。結局,音の振動に関するテーマに落ち着きました。具体的には,媒質による音速の変化(下田教授の提案)か、防音or騒音(綱木君提案)になりました。次週から巻き返しにかかる予定です。分光班は滑り出しこそ順調でしたが,ここにきて壁にぶつかりました。一部の金属の炎色反応が検出できないのです。原因が分からず、推定しうる失敗因子をことごとく取り除く努力をしましたがかなわず、次週以降に多くの課題をのこしました。この日は本校OBでもある冬広先生(錯体化学)の全面協力のもと炎色反応とその分光の実験を行いました。

物理 化学 数学 生物

化学は今週も大堺先生に来ていただき、先週の実験結果を踏まえて、鉄の不動態を形成する条件、形成された不動態酸化被膜が壊れる条件の2つの研究テーマを仮テーマとし、4名ずつに分かれてテーマを絞るための実験をしました。不動態形成条件を探究するグループは用いた鉄が自然に酸化されているところに目を向け、酸化鉄(Ⅱ)を酸できれいに反応させてフレッシュな鉄にすることから考え、いろいろな酸で試してみました。酸化被膜崩壊条件を探究するグループは昨年の研究データと比較し、より小さな熱エネルギーで崩壊する傾向を見つけ、来週以降さらに探究することになりました。

生物は、まずはじめに溶液を水質基準を超える物質にしてミドリムシの生物体流に対する影響を観察しました。生徒はpH、ベンゼンなどの溶液を作り、それに培養しているミドリムシを入れて、生物体流の有無を確認し、その後顕微鏡観察も行いました。その後、次週神戸大学で実習させていただくための準備を行いました。

 

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