平成28年12月19日 創造基礎B FW 「長田のいかなごを世界へ広めよう」

長田区の駒ヶ林漁業会館において、「長田のいかなごを世界へ広めよう」のテーマで研究している本校創造科学科1期生(1年生)6班が、神戸市漁業協同組合理事 前田勝彦氏にいかなごを用いた試作品の提案を行いました。

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〈生徒の感想〉

今日は、駒ヶ林漁業会館において前田さんに、前回とは異なる試作品(いかなごぱん、いかなごピーナッツ和え、おもちいかなご、いかなごせんべい)を提案させていただきました。試作品についての様々なアドバイスをいただくだけでなく、自分たちのターゲットについても確認することができたので、実践活動に向けて一層具体的なビジョンが見えてきました。

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平成28年12月18日 ひょうご若者ビジョンフォーラム

ラッセホール2階ブランシュローズにおいて、本校創造科学科1期生(1年生)5名が兵庫県企画県民部ビジョン課主催「ひょうご若者ビジョンフォーラム2016」に参加しました。「『兵庫のゆたかさ』を実現する10のプロジェクト~若者が考える未来の兵庫」の大テーマのもと、子育て・教育・商店街の3つの小テーマで県内高校・中等教育学校から12校の生徒、立命館大・県立大・大阪市大の学生、計78名が参加しワークショップ形式でアイデアを話し合いました。本校生徒が参加したチームのうち、子育てをテーマにしたグループが兵庫県知事賞、教育をテーマにしたグループが兵庫県政策創生部長賞を受賞しました。

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〈生徒の感想〉

私は今日のビジョンフォーラムで商店街について考えた。「商店街を賑わせたい」という共通の目的を持った初対面の7人のメンバーで、私達は主に「人通りの絶えない商店街」を作り、商店街を中心に世代を超えたコミュニティ形成を目指そうと考えた。具体的には、基調講演で聞いた”1日保育士体験”からヒントを得て、”1日店長体験”ができる環境を整えよう、と考えた。地元の人が手の空いた時に手伝ってくれるような気軽な屋台、部活帰りの空腹時の高校生とその日の店長が交流できるコンパクトなイートインスペース、これらを隣接させ、そして空きスペースに商店街の各店舗のイチオシの品を置いてPRしよう、といったアイデアが出た。しかし、今日はターゲットを高校生に絞ったから考えやすくなっていたのでは、と思う。本来の目標である「人通りの絶えない商店街」作りを考えると、特に高齢者、子育て世代へのアプローチが圧倒的に足りていなかった。アイデアは沢山出たし、個人的には積極的に発言することも出来たが、限られた時間の中で上手く情報をまとめられず、わかりやすいプレゼンテーションをすることが出来なかったのがとても悔しい。メンバーの中からリーダーを決めていたら改善されていたかもしれないと思った。普段の学科の活動が生かされる場は多かった。また、課題設定やターゲット、最終目標が明確であるかないかでこんなにも活動に差が生まれるのだと驚いた。最後に兵庫県副知事の金澤氏と名刺交換をさせて頂いた。学科の活動について意見を交わすことが出来たのが嬉しかった。今回の経験を活かして、普段の学科の活動により力を入れていきたいと思った。

ビジョンフォーラムに参加して感じたことは「創造」の授業で行っていることはとてもすごいことだということだ。テーマであったり内容であったり創造で行ったことが多くありノウハウを活かして行えた。自分の意見をどのようにして反映させるか、またそれを踏まえて班内の意見をより良くするためにどうするかということを考えることはとても頭を使って大変だったがとても面白く実りある時間だった。来年以降も文理問わずこのような機会があれば参加してみたいと思う。

いつも創造で受けている授業と内容は大差なかったが、全く知らない人と意見交換するということが新鮮だった。創造のおかげか、喋ることにあまり抵抗を感じなくなっている自分に驚いた。しかしまだまだ場を仕切ることに抵抗を感じている自分もいる。そこをあと1年間の創造で克服していきたい。自分の頭の硬さも思い知らされた。自分は人のいうことを理解してまとめることは得意だけれど、ワクワクすることを思い付くことができない。型どおりのことしか思いつくことができない。それを痛感させられた。自分がいかに面白くない人間かというのを突きつけられたような気がする。ワクワクすることを追求し、それを社会に貢献させることができる。そんな人間になりたいと思った。

今回参加したビジョンフォーラムは未来の兵庫について考えるものでした。私はその中でも「子育て」についての案を考える班でした。班員はみな初対面の人で緊張しましたが、話し合っていくうちに慣れ自分の考えをはっきりと言えるようになりました。最終的に私たちは中学校の部活動に親子が参加する、という提案をしました。メリットやデメリットを考えながら話し合っていくのは初対面の人とやっても楽しかったです。おかげで兵庫県知事賞を頂くこともでき、とても充実したフォーラムになりました。またこういう機会があれば参加してみたいと思います。

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平成28年12月18日 創造基礎B 実践活動「長田デートで若者を呼び込もう!」

駒ヶ林神社において、「長田デートで若者を呼び込もう!」をテーマに研究している本校創造科学科8班が、2回目の動画撮影を行いました。8班は現在、実践活動として新長田・駒ヶ林地区の各所に足を運び、下町風情の良さをPRする動画を作成しているところです。

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〈生徒の感想〉

全く先行きが見えなかったところからここまで持って来れたというのは本当に嬉しい。やはり頭の中で色々考えるよりも実践活動のほうが楽しいし、充実感があった。しかしながら、色々な準備にあたって、先生や班員以外の力を大きく感じてしまう部分が多かった。そこが反省点だと思う。全てを把握することは無理でも、次回は班員中心に回していけるようにしたい。今回の実践活動では自分たちで段取り良く障害なく物事を進めていくことがいかに難しいことなのかというのを痛感した。

今回はスタヂオカタリストで撮影をさせていただきました。天気はあいにくの雨で少し大変でしたが無事に撮影することができて良かったです。スタヂオカタリストは少し昔の日本を感じさせる内装でとても落ち着いた雰囲気でした。そんな雰囲気だったのでとても良い動画が撮れたと思います。これからは今回のスタヂオカタリストや神社など、今まで撮影してきた場所の魅力を伝えられる動画を作れるように頑張っていきたいです。

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平成28年12月17日 神戸YWCA多文化共生プログラム

グローバルリサーチ生1年生4名が神戸YWCA主催の多文化共生プログラムに参加し、神戸及び周辺に居住されている外国人の方と交流を行いました。シリア、パキスタン、ベトナム、ペルー、中国の日本語教育を受けておられる方から、地域における生活の現状や課題、母国のお話など様々なお話をしていただきました。以前受講した多文化共生のワークショップの経験を活かし、研究テーマとして設定してくれることを期待しています。

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〈生徒の感想〉

二時間半という短い間だったが、いろんな国の人々とはなし、服を着て、食べ物をたべて、とても有意義なものとなった。グローバル化を肌で感じ、また日本語を一生懸命話そうとする外国人の姿を見て、私の外国語に対する意欲も増した。だが、今回いろんな人に沢山質問したが、私が質問される立場だったらこんなに我が国のことについて答えられるかと思ったら厳しいと感じた。遠くを見渡すばかりでなく、身近なものにも視点をもって行きたい。

今回の多文化交流で様々な国の方からお話を聞くことが出来た。その話からわかった事、また感じたことも多かった。外国の特徴としては、ベトナムでは英語よりも日本語教育に力を入れている、パキスタンでは宗教的に食べられない物があるため、宗教的に食べられない物を使用していない食品には特定のマークがつけられている、日本とは違う味の付け方の国も多く、お菓子なども比較的濃い味がした。日本との比較としては、外国人の日本で一番好きなものは和食が圧倒的に多い、日本は他の国と比べてマナーやルールが多く、外国人にとってはそれがストレスとなることもある(制服など)。自分が感じたことは、ベトナムやインドネシアなどの気温が高い国は風通しの良い涼しい民族衣装という特徴があるということ。そして私は、今後中国との交流があるので、その予習として中国人の方にいろんなアドバイスなどを聞くことが出来て良かった。また外国の大学に興味があり、そのこともコミュニティカレッジという新たな知識を得ることも出来て良かった。多くの方と交流ができたので今後の探求活動の材料が増えてよかった。また参加したい。

「世界の民族衣装を着てみよう」というテーマのイベントに参加しました。私はたくさんの国の中から韓国、中国、ナイジェリアの民族衣装を着させていただきました。3つそれぞれに特徴があって、特にナイジェリアの民族衣装には胸のあたりにノート一冊入るほどの大きさのポケットがあり疑問に感じました。また、今回は民族衣装を着ること以外にたくさんの外国人の方と直接会話することが出来ました。今までALTの先生と少し話すくらいでしか外国人の方と話したことがなかった為、始めは緊張していたのですが、使用言語が”やさしい日本語”だったのでたくさんの方と話すことが出来ました。その一日だけでもパキスタン、中国、韓国、シリア、マレーシア、ベトナムの方と話すことができ、更にその国についても少しですが知ることが出来ました。シリアの13歳の女の子に、思い切って現在の国の状況について聞いてみたところ「危ない。とても大変。」と話されていました。その質問をしたとき、表情を曇らしてしまったのでそれ以上は深く聞くことは控えました。パキスタンの方からは、国について、とても丁寧に教えていただきました。私はパキスタンの中がいくつかの民族によって区切られていることを今回初めて知ったのでパキスタンの民族衣装の数に驚きました。このようにたくさん会話が出来ただけでなく、これから月に一度YWCAにお手伝いに行かしてもらうことになりました。次集まったときにはまだ話してない人とも会話したいです。

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平成28年12月16日 創造基礎B FW 8班事後学習

創造基礎Bの自然科学探究活動8班5名が、神戸大学発達科学部を訪問し、お世話になっている大学院生の鎌田さんに前回のフィールドワークで得られたデータの分析について指導していただきました。センサを用いて刺激を与えたときの脈拍の変化について研究している8班の生徒たちは、データの分析に用いられるt検定について鎌田さんから指導していただき、みんなで議論を繰り返す中で理解を深めながら少しずつ研究を進めていきました。お忙しい中、私たちのために時間を作り、丁寧に教えていただいた鎌田さんにみんな感謝していました。

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<生徒の感想>

本日は、午後から研究室に3時間ほどお邪魔しました。前回の実験で得たデータから結果を見出すために、「t検定」という方法を用いました。この方法はとても難しくて、理解するのに苦労しました。しかし鎌田さんは私たちが理解できるよう、尽力してくださいました。また、私たちが質問することで、鎌田さんや一緒にいた大澤先生の理解も深まり、研究の本質に触れることができた気がしました。こうして高校1年でこのような貴重な経験をさせてもらえて、またたくさん支えていただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。受けた恩を発表でしっかり返せるよう、これからも5人で協力して頑張っていきたいと思います。

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平成28年12月16日 創造基礎B FW「六間道商店街に10代を呼び込もう!」

長田区六間道商店街のレンタルスペースr3において、「六間道商店街に10代を呼び込もう!」をテーマに研究している本校創造科学科1期生(1年生)5班の生徒3名が合田昌宏氏を訪問し、これまでの研究成果を報告しました。偶然来店していた株式会社HAPPY代表取締役 首藤義敬氏と出会い、1月にオープンする新しい介護・リハビリ施設の看板作製の話になり、今後生徒の実践活動に合田氏とともに協力していだたけることになりました。

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〈生徒の感想〉

合田さんからいただいた助言としては、「何か少し変わったものを使って長田の新しいシンボルとなるような作品を作るという発想はいいが、砂絵では長田との関わりはあまり感じられない」ことを指摘され、変わったものを使った芸術作品の例としてゴーギャンの作品や、「マルモザイコ」さんの陶器を割ったものを使ったコラージュのような作品などを見せてもらいました。また、「シンボルを作るのなら、ずっと置いてもらわないといけないことから、作った作品をどこに飾るのかも悩みどころだ」という話しもしました。そこで、r3にたまたまきていた、2月にr3のすぐ近くに介護施設「はっぴーの家ろっけん」をオープンする予定の首藤義敬さんと出会い、その施設の看板を作らせてもらうことになりました。「はっぴーの家ろっけん」は従来の介護施設とは打って変わった発想で、色んな年代の人に来てもらえるような、エンターテイメントを組み込んだ介護施設を作りたいという首藤さんの考え方から、施設の顔である看板を私たちのアイデアでインパクトのあるものを是非製作してもらいたいと言ってもらえました。作品を製作する材料は、家の中にあるような身近な材料の方が良いのではないかという意見から、使い終わったら捨ててしまう歯ブラシなどを使ってみようという意見が出ました。歯ブラシだと長田の学校や兵庫高校で協力を募れば、大量の捨てられてしまう予定の歯ブラシが集まるし、ワークショップの対象である子供達にも安全に取り扱ってもらえることが好都合なのでこの方針で進めていく予定です。これまでなかなか活動が前に進みませんでしたが、ようやく大きな一歩を踏み出せそうです。今回のフィールドワーク知ったことを活かして、自分たちらしい結果を残したいです。

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70回生_2学年_大学出張講義

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平成28年12月14日 RRE 外国人留学生交流会

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科1期生(1年生)40名が兵庫教育大学に留学している外国人留学生と教員研修生9名(1名が欠席のため、急遽本校ALTにも参加して頂きました)と英語を用いて交流会を行いました。お互いの自己紹介の後、高校生は「世界や日本における環境問題~これまでの日本の公害対策を踏まえて~」をテーマにパワーポイントを用いたプレゼンテーションを行い、留学生には「自国における環境問題」というテーマで同様にプレゼンテーションをしていただきました。

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その後、お互いのプレゼンテーションを踏まえて、留学生の方々の国で起こっている環境問題を解決するために日本は何ができるか、というテーマでグループディスカッションを行い、その内容を班ごとに発表しました。

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最後に、フリートークと振り返りを行いました。

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留学生の出身国は次の通りです:カンボジア、フィリピン、メキシコ、ガーナ、ドイツ、台湾、中国

〈生徒の感想〉

We had RRE class. We discussed environmental issues with international students. This is our second time to talk with international students. My group’s international student was from Cambodia. This time, I was able to understand what she said better than the last time. By the way, in Cambodia, high school students make a lot of rubbish and the toilets are dirty. I felt difference between Cambodia and Japan. I don’t think it is good to throw away something. It will damage creatures and occur environmental issues. I think that we have to stop the cycle. I was able to enjoy, so I want to speak English much better.

We had exchange students as guests to our school and had an opportunity to talk about environmental issues in the world. A guy from Filipino was at my table. The Philippines is close to Japan, so I thought that I knew about Filipino. However, it was wrong. I was shocked at her bad infrastructure. I insist that Japan really should help them. I couldn’t speak English well, but I think that my English was improved than the last time. I was able to communicate with the exchange students smoothly than the last time. I really had fun and learned a lot today.

We discussed the environmental problems with a foreign student from Ghana. First, we told him about endangered species. I was nervous and I couldn’t speak well, but he listened to me intently. Next, he made a presentation on the Ghana’s environmental problems. I was surprised that Ghana has a lot of problems. Then, we discussed “What does Japan do for Ghana?” and told our thought to other groups. I was happy because he said to me “well done” after my announcement. After the class, I showed foreign students around our school. I was glad they looked happy. I had a wonderful experience!

We had an exchange party with international students. When I gave a presentation, I was able to respond flexibly while checking the expression of the other person. However, at the time of Q&A, I could not answer well because of lack of knowledge about environmental problems. In contrast, the presentation of international student was very concise and easy to understand. It was very helpful.

We discussed environmental problems with the international student who came from Germany. We made a presentation about acid rain. She asked us, “Why did you choose this theme?”, “What is the first action you can do?” and etc. It was difficult for us to answer the questions. However, we could manage to answer all the questions. The international student talked about environmental pollution. Global warming is progressed by using petroleum and coal. A countermeasure is to use renewable energy. Japan also should use renewable energy. We were able to learn three things by the interaction with the international student. To try to tell in English, think about environmental problems and enjoy speaking. We could spend a better time than the last time.

In the class, we talked with Pamela, a study abroad student from Mexico, about an environmental problem. Our team researched on marine pollution. Pamela told the environmental problems of Mexico to us. For example, in Mexico, increase of garbage, air pollution and water shortage have become serious problems. Mexico City, the capital of Mexico is becoming a big city. As it becomes a big city, more and more garbage are being taken out. Also, there is more agriculture water than home water, Mexican have difficulty in getting enough water. To solve these problems, Japanese should tell the techniques of the water pipe and waste separation to local people. I don’t think these problems can be solved easily. We need to think for a long time. It’s hard, but very important for our future.

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平成28年12月13日 第7回高校生鉄人化まつり実行委員会

長田区役所において、第7回高校生鉄人化まつり開催に向けた第1回会議が開かれました。このまつりは、平成22年度に長田区主催の「第2回鉄人まちづくりイベント」に応募した本校総合科学類型1期生(創造科学科の前身)の提案が最優秀賞を受賞し、長田区に所在する高校のさまざまな活動発表の場としてが実施されるようになったものです。本校からは創造科学科1期生5名、育英高校からは生徒会2名、神戸野田高校からは生徒会2名が実行委員として参加しました。自己紹介のあと、役員決め、今回のテーマ、今後の大まかな予定について話し合われました。今年度は実行委員長を育英高校の生徒が担うことになり、このまつりが長田区内の高校生のものに浸透してきました。また、今回のテーマは、「ぼくたちの長田物語」になりました。次回会議は1月12日(木)を予定しています。

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〈生徒の感想〉

長田区役所にて、今年度の鉄人化祭りの第1回会議に出席した。今回の会議では役職とテーマを決めるところまで行った。自分は物事の運営に携わるのは初めてで、人前で意見することが怖かったのでずっと緊張していた。実際会議当日も、人前で話す勇気が無くて何回も周りの人にしか聞こえないような小声で意見や案を話してしまい、狭い範囲で意見共有が途絶えてしまったし、テーマ案を提示することもできなかった。一方で、他の人より回数はかなり少なかったが、自分もテーマに対する意見を人前で話すことはできたし、その時、自分が話した意見が周りから頭ごなしに否定されることはなく、1つの意見として取り上げてもらえてとても嬉しかった。今回の会議では人前で意見することへの恐怖心を完璧に払拭する事はできなかったが、今後も会議はあるので、運営側に立てる貴重な機会を十分に活用し、祭りの成功に向けて運営活動に取り組むのと同時に、人前で意見する事への恐怖心を少しでも払拭できるようにしたい。

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平成28年12月13日 創造基礎A「模擬投票」「自分の軸と政治」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科1期生(1年生)40名を対象に、創造基礎Aの授業を行いました。まず、明るい選挙推進協会作成「くらしの中の選挙2」で投票所と投票の方式について学びました。次に、前回の授業で行った模擬代表演説を受け、模擬投票を行いました。投票結果は自民8、民進8、維新6、公明3、共産9、自由1、社民2、白票2(1名欠席)でした。

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その後、NPO法人Youth Create 代表 原田謙介氏から「自分の軸と政治」というテーマで講義を行っていただきました。原田氏が高校時代に体育祭実行委員会で教員とやり取りした経験や、学生時代に政治に興味を持ち始め、議員秘書のインターンに参加したことなど、原田氏と政治の接点についてお話をしていただきました。また、選挙は若者の政治参加の方法として大きく取り上げられていますが、投票のみが政治参加の手段ではなく、まだ有権者になる前の年齢の若者が政治参加する方法が数多くあることを学びました。

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1)創造基礎A・B(社会科学分野)の授業を通して、あなたと政治との接点を感じたことは何ですか。

新聞ノートを通して新聞を詳しく見ていると、中高生に関する記事が思ったより多くて驚きました。そこで、自分たち学生も社会の一員なんだと感じました。財政教育では、予算配分などの研究活動をしましたが、それを通して地域の図書館で国の財政に関する本を借りたりなどして、政治について考えたりしました。財政教育を通して政治について知ることも自分と政治の大事な接点だと思います。また、地域の課題研究では、大人と関わる中で社会の厳しさや教科書ではわからない生の声を聞いたりして社会参画とはどういうことなのかを考えるいい機会だなと思っています。

財政教育で、日本の課題を解決するために立てたビジョン、それに対するお金の使い方を決めるのも政府のことだし、そう考えるとこれから少子高齢化の問題や人口減少、過疎、過密の問題も政治が進んでいく方向によって大きく左右されるものなので、とても接点を感じる。特に、少子高齢化は普段暮らしている中でも身近に感じることであり、この状況も政府の予算案によって、ビジョンによって変わるかもしれないと思うと、政治というのは日々の生活の中でとても重要なものだと分かる。

長田区の駒ヶ林地区で実際に活動を行ってみて、区役所が行っている町おこしの多さにびっくりした。町の政治について知らないことがたくさんあったし、こんなに地域についての政治が行われていることを知るきっかけとなった。国の政治だけでなく、地方の政治を身近に感じられるとてもいい機会だったし、もっと地方政治について目を向けようと思えた。

政治を動かすのは18歳以上の有権者や政治家だが、政策には18歳未満の私たちも関係するということを感じた。私たち学生の視点で財政について、予算について考えると教育費が多くなるが、高齢者なら福祉を重視するなどの世代によって考えが全く違うことを感じた。

国会や世界で起きている出来事が自分から遠いものという認識がなくなりました。たとえ、日本から遠く離れたところで起こっている戦争や事件、国の動きなどもめぐりめぐって日本にも影響が出るんだということが分かりました。国会の中で決まったことでも、すぐに私たちの生活に出てくるものもあれば、これから先の未来で大きな変化をもたらすかもしれないこともあります。今までは他国の大統領が変わると聞いても少しの興味もなかったけれど、今ではとても気にするようになったし、他国同士の変化のつながりも自分で少しは考えられるようになりました。

2)あなたが投票した政党の決め手は何ですか。また、模擬選挙の授業に参加して感じたことは何ですか。

この政策が実行できてから、次の政策を実行するということを行おうとしている政党で、自分の考えに合った政党を選んだ。同時進行で政策を進めていくことも大切だとは思うが、それで政治が不安定になってしまってはいけないと思うからだ。模擬選挙の授業に参加してみて、選挙は公正に行われるということを改めて感じた。だから、本当の選挙で投票するときも、しっかりと自分の意思を持つことが大切だと思った。

私が一番力を入れてほしいと思っている、福祉政策の中の保育分野に関して認可保育園を増やしていくという形で力を入れてくれると思ったから。また、その財源がどこから来るのかというのをしっかり示せていて安心できた。その財源が富裕税や環境税など新しいものでよいと思った。ただ外交の面に関しては消極的になっているので、TPPとかは参加してもよいと思う。消費税UP反対はやめた方がよい。今は確かに楽かもしれないが、日本の借金は増える一方で、未来の子どもたちのためにもできるだけ借金は減らしておいてあげるべきだと思う。

私が投票した政党はどこよりも現実味があり、また多岐にわたって政策が練られていると感じました。また、政策がどこよりも私の意見と一致していたと思いました。模擬選挙の授業に参加して、とてもワクワクしました。紙に工夫がされていることや見張る人がいることなど、体験してみないとわからない仕組みをたくさん知れてよかったと思いました。こうした一人ひとりの小さな行動が日本を前に進めるのだなと思うと、小さなことでもしっかりこなしていくことが大切だなと感じました。投票率がどんどん下がっていく中で個人個人が社会の一員としての自覚をもっていかなければならないと感じました。

決め手は演説の時の党首の語り掛ける話し方が印象的だったからというのが一番の理由です。他にも、一つ一つの政策の内容を具体的な数字などを交えながら話していたので分かりやすかったし、信頼できるかなと思ってその政党に決めました。今回の授業を受けて、今までまだまだ先だと思っていた選挙が実際に模擬投票をすることで身近なものなんだと感じることができました。また、投票結果で白票があったと聞いて、こういう事が今問題になっている「投票率の低下」みたいなものなのかなと感じました。

政党の決め手は、党首の演説での話の筋が通っていることだ。どれだけ良い理想論を語っていたとしても、何かをやるには必ずお金が必要になってくる。そのお金の出どころが不透明な政党は信頼できないと思った。また、政策を行ったとして、自分に良くも悪くもどんな影響があるかも考えた。増税などで自分に負担がかかったとしても、身の回りや国の状態がよくなれば良いなど、様々なことを考えた。模擬選挙を通じて実際の選挙に対する不安が少しなくなった。そして、同じ演説を聴いても人それぞれ価値観が違い、票もばらけたことが興味深かった。

3)あなたは、18歳に向けて、どのように「主権者としての責任」を果たす準備をしますか。

日本の若者は、他国と比べ、選挙の意識が低いと言われている。しかし、今日まで政治のことについていろいろと勉強してきて、国が変わるには私たちも変わるしかないのだなと感じた。他人に任せっぱなしでは何もよくならないし、自分たちのことは自分たちで決める、という意志がなければせっかく取った権利も弾圧される日が来るかもしれない。主権者として、自分の意志をしっかり持って、他人に左右されず善悪を見極めて票を投じることができるように、今から新聞、TVなどのメディアを賢く使い、世間で何が必要とされているか認識しておきたい。

今の日本だけではなく、未来の日本を考えて投票することが主権者としての責任だと思うので、身近のことだけではなく、大きく日本という国を考える必要がある。そのためにすべき準備は先を見据える習慣をつけて、多くの意見の中から同じように考えているであろうものを選び、日本をより良い国へと発展できる党への信頼が大切になる。すべての意見を受け入れるのではなく、自分に必要な物なのか自分で区別できる力をつけることが主権者になったときに国を考えるうえでとても重要なものになると思った。

私は普段、新聞を読んだり、ニュースを見たりする習慣がないので、正直政治に関する基本的な知識が足りていないことを痛感しています。また、18歳に選挙年齢が下がったこともあり、今まで以上に私たち若い世代が率先して政治に関心を向けないといけないと思います。私にできることはまず私が今日から習慣を始めることであり、これは今の若者に託された使命でもあると思います。

4)原田氏の講義の感想

原田さんは若いのに何にでも挑戦され続けていてすごいなと思いました。現在の社会に自ら発信していくというのはとても大変そうだけど講演に呼ばれたり、議院に呼ばれたりなどしてご活躍されているところが印象に残りました。また、「選挙では選ぶ側が大変だからそれを少しでもかえていきたい」とおっしゃっていたのが耳に残りました。自分も積極的に社会に参加していく必要があると感じました。そのために今日おっしゃっていた家に届く議員だよりを読むなどして、工夫して社会の動きを知りたいと思いました。

「若者と政治」をつなぐことはとても大切なことだと思った。私は政治に対する印象としては「難しそう」、「信頼できない」という気持ちが多かったけれど、今回お話をいただいて、このように若者が政治に関心が持てるよう動いている組織もあると知って、私が抱いていた印象は先入観だと分かった。そして、選挙権はまだないけれど、別の形で政治にかかわることはできると気づいたので、これから家に届く地方紙のようなものであったり、駅や区役所においてあるちらしに目を通すなど、もっと政治というものに関わっていきたいと思う。また、投票率は私は低いと思っていて、なぜなら20代・30代と比べてというより10代がいかに投票に行くかだから、もっと10代が選挙に行けばどんな形であっても政治は変わると思う。そうすれば20代・30代も10代に刺激を受けて行くようになるのではないかと思う。政治への関わり方について学ぶことができ、改めて政治というものにしっかりと関わっていきたいと思った。

私はあまり日本の政治に興味を持ったという経験はない。しかし、案外高校生でも政治に関われる機会がたくさんあるのだということを学んだ。自分一人の少しだけの力でも身の回りの環境を変えるチャンスがいくらでもあると知り、ワクワクした。自分の生活について深く考えることは面白いことであると思う。今後、私も政治についてきちんと考え、もっと積極的に関わっていけたら良いなと感じた。

実際に政治家などと会っている人の話で、どこか身近に感じた。どうしても政治=選挙であると考えてしまっていた僕にはとても新鮮な話だった。「選ばれる>選ぶ」という構図はたしかにおかしいと思っていたので、同じことを考えている大人の人もいるんだなと思った。自分の軸が強みでありよりどころであり夢中の源であるという最初の話を聞いて、自分の好きな「話すこと」、強みだと言われる「明るさとうるささ」を軸にして、これからの日本の政治、また、自分の住まう地域の政経に向けて生活していきたいと思う。

私はこれまで、日本人の投票率はとても低いと思っていたが、実はそうでもないんじゃないかという考えを持つことができた。投票率が低いからと言って、選挙に行くことを強制してしまったら意味がない。日本がより良い国になってほしいという思いがあれば、自然と投票するようになるのだと思う。私は一度神戸市長にもお会いしたことがあるし、今回の講義で知ったツイッターを利用した取り組みなどもあるので、まだ高校生だからと言って日本の政治に消極的になる必要はないと思う。

私的には“政治”というワード自体が堅い雰囲気でとっつきにくいようなイメージがあります。政治家も威厳のある年配の方が多く、有権者の私たちが敬っているように思えます。アメリカには若いイケメン議員がいるそうです。日本でもイクメン議員さんがいましたが、不正が発覚してしまいました。原田さんがおっしゃっていたように私たち若者はネットの情報すべてを見ているわけではないので、興味があることなら自ら調べに行くし、なければ目の前にあったとしても見逃してしまうと思います。“イケメン”と“議員”というワードに引っかかる人はたくさんいると思います。人々に知ってもらうためにはネットを使えばいいのではなく、単純に言葉の組み合わせ方を工夫知ればいいのだと思いました。

自分たち一人ひとりが世の中の主役であることを改めて考えさせられる機会だった。複雑に見える政治だが、根本的にはいかに意見を主張できるか、それを実行してもらえるかなんだなと思った。これから政治に関わることが何かと増えてくるだろうが、今日話していただいたことを心に残して、18歳になってから投票に行きたい。Youth Createの活動も興味深いと思った。何より、「若者」に対して自分たちこそ日本を動かす人々なのだという意識を与えられる素晴らしい取り組みだと思う。特に「Vote Bar」に参加してみたいと思った。

一番記憶に残ったのは「地方議員と話す場を設ける」という話です。世間一般に知られているのは代表などの地位が高い人だけなのであまり知られていない人達と話す機会というのを設けてもらえるのは高校生など実際に政治家と関わることが少ない人からしたらいいことだなと思いました。また、メディアは多くの人に見てもらいたいというのが本心だと思うけれど、その時の政治のキーワードになんでもくっつけてしまうのは良くないのではないかと思います。報道を見ている側からすると、起こったことを変に編集しないでまっすぐ伝えてほしいなと思いました。原田さんの話を聞いて、若い人から高齢者まで多くの人が政治に関わってほしいというのが伝わってきました。私は選挙権だけではなく、被選挙権も関わることのできる年齢を下げたらいいのになと思いました。

カテゴリー: 創造科学科1期生 | 平成28年12月13日 創造基礎A「模擬投票」「自分の軸と政治」 はコメントを受け付けていません