平成29年1月17日 第13回神戸震災復興フリーライブ2017

長田区の西神戸センター街において、本校創造科学科1期生(1年)11名が震災復興ライブ「ONE Heart」にボランティアとして参加しました。このイベントは復興や犠牲者の追悼、地域の活性化を願って2005年から毎年開かれているもので、今年で13回目となります。震災を経験していない生徒たちですが、豚汁の炊き出しや会場整理等を行い、西神戸センター街親交会会長 田中豪人氏から震災当時の話を聞き、震災を知らない若者がやるべきこと・できることについて考えるきっかけになりました。

イベントについては以下のホームページをご覧ください。

神戸震災復興フリーライブについて〈外部サイト〉

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〈生徒の感想〉

1月17日に西神戸センター街で行われた、「復興フリーライブ」にボランティアとして参加した。有名人や地元のアイドルのライブをはじめ、豚汁の炊き出しやルームシューズの配布が行われ、地域の方々が多く集っていた。その中で一つ感じたことがある。それは、私たちは阪神淡路大震災を経験していないけれど、語り継ぐことは出来るということだ。22年経った今、震災の記憶は薄れていると思っていたが、そうではなかった。親族を亡くした人、家を失った人、後遺症が残った人。どの人も阪神淡路大震災というものを忘れてはいない。この思いは絶対に教訓として語り継いでいくべきだと強く感じた。震災を経験してはいないが、自分たちの地域でそのようなことがあったことを忘れず、思いを風化させないようにしたい。

私は、小学生の時から、この時期になると震災学習としていろいろな話を聞いたり、調べたりしてきましたが、実際にこういうボランティアをしたのは初めてでした。冬の外での活動は本当に寒く、4時間弱でも手足の先が凍えそうでした。当時、この寒さの中で外で一日中活動している人がいて相当辛かっただろうなと、活動をしてみて改めて感じました。ボランティアに参加してみて、少し炊き出しの雰囲気に触れられて良い経験ができました。

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平成29年1月17日 創造基礎A 講義「WHO神戸センターとこれからの保健医療課題―高齢化―」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科1期生(1年生)を対象に、WHO神戸センター上級顧問官 野崎慎仁郎氏をお招きし、「地域包括ケアシステムについて」というテーマで講義を行っていただきました。日本が現在世界有数の超高齢化社会であること、そして、大勢の高齢者を支えるために技術的なイノベーションだけではなく、新たな制度・システムの構築が今後必要となることをお話していただきました。

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〈生徒レポートより〉

1.日本の保健医療の問題が世界の保健医療の問題のどこに位置づけられるのか

講演の中でもあったように日本は先進諸国と比べても、高齢化が著しい。だから感染症などよりも介護の面での問題に目を向けるべきだと思う。しかし、介護施設になかなか入れない高齢者がいたり、「地域包括ケアシステム」という言葉があったが都市部ではなかなかそうはいかなかったりと、まずは社会的な環境の方に問題があると思う。日本は衛生面は整っていると思うので、社会的な体制の問題から解決するために政府などにはたらきかけるべきだ。

日本は比較的衛生環境がよく、誰しもが医療をうけられるので、国内だけで見ればWHOで言うUHC(Universal health coverage 世界中の人々が適切な医療を適切な費用で享受できるようにすること)はある程度達成していると思う。そこで国内で問題になるのは糖尿病などの生活習慣病やがん、認知症などの高齢化による疾病だと思う。そしてそれらは主に世界の中で高齢化の進展の中に位置づけられる問題だと思う。

2.「なぜ?」と思ったこと。

エボラ出血熱で新しい対抗策を取ることを強いられたと伺ったが、現在地球温暖化による新興感染症の発現が危ぶまれており、これからもっと社会システムの構築が必要となるが、それに対応する目処はついているのか。医療と介護では賃金の差が大きく、介護を選ばない人が多いということだったが、命に直結するとは言い難い介護が後手に回ってしまうことも仕方ないとは思う。また経済的な面もあるだろうから、賃金を上げるという方法はWHOでも非常に難しいと思うが、介護を活発化させるためにどうするのか。医者が足りないのは、教育がまだ完全ではないということもあるだろうが、その根本解決についてWHOで考えているのか。

疑問に思ったことは、なぜ高齢化が特にアジアで進展しているのか、ということです。私は、日本で考えると、女性が男性と同じように社会に進出しようとして、結婚や出産をしないという人が増えたのと、医療が発達して治せる病気が増え、医療サービスも受けやすいため、高齢者が長生きしやすくなったからではないかと考えました。野崎さんがおっしゃっていた「ぴんぴんころり」という言葉通り、高齢者が元気に生活できる環境を作っていけるように、高齢化対策をしっかり考えていきたいと思います。

3.講義の感想

今回WHOの方が来られるということでてっきりウイルスやワクチンなどといった理系的な話を聞くのかと思っていたが、実際は社会科学のような講義だったので驚いた。「健康」と「高齢化」や「政策」といった要素を結びつけることは普段ないのでとても新鮮な講義だった。日本の高齢化問題がどれだけ深刻かを実例を用いて説明してもらったことで一層高齢化についての問題意識が高まったし、最近の高齢化対策の現状についても深く知ることができた有意義な時間だったと思う。

高齢化にどのように対応するか。私の答えは「高齢者の娯楽を増やす!」です。震災復興のボランティアに行ったとき、地元アイドルKOBerrieS♪のステージでものすごく熱狂的に盛り上がっている高齢者の方々を見ました。それを見て、高齢者といっても元気な方はたくさんいるし、まだまだ自分の力で生活していける人も多いのではないかと思いました。だから、現役の時ほどとは行かなくても、少し楽で貯金と合わせて生活できるぐらいの給料で雇用すれば、労働人口も増え一石二鳥だなと思いました。高齢者が明るく生活することで、地域も明るく活性化して行くのではないかとも思います。

二学期の創造基礎Aの授業で、どのような政策をすれば日本がよりよい国に発展するかということについて考えた。そのとき僕は高齢化を最大の課題として考えていた。また、今日の講義でも高齢化について対策をどのようにすべきかという課題に触れていた。そしてWHOも最善策を見つけられていないと知り、それほど難しい問題であるのだなと感じた。世界保健機関という名前であるから、伝染病や新しい病気、ウイルスを、対象に活動を行なっているのかと思っていたが、政治家のように高齢化対策も考えていると初めて知った。何もしなければこれから先も高齢化は続いていくし、困るのは自分たちの世代へとなっていく。そうならないためにも、今のうちに若者が困らない政策をたてるべきだと改めて思った。

野崎さんがお話ししていたように「元気な高齢者の増加を目指し、高齢者にあてる費用を抑える」という案に共感しました。将来のこと考え高齢者だけでなく、若い世代にも健康的な行動をして貰えばいいと思います。具体的な案として高齢者にはラジオ体操に参加してもらったり、若い世代にはみんなが持っているようなスマホを使って何かの会社と連携してサービスを提供したりして健康的な生活を促したりすればいいと思います。この案を考えていて、高齢化問題じゃなくても問題解決のための策を考えるのは本当に難しいことなんだと知りました。

アメリカやスイスでさえ、理想といえるような保健システムは整っていないということに衝撃を受けた。救急車が来て、1番に「クレジットカードの種類を教えろ」と言われるなんて日本では考えられない。技術にシステムがついてきていないというのはこういうことをいうのかと納得した。文系に進む自分がこの先、システムを技術に追いつかせるということに少しでも貢献したいと思った。 ケアマネが地域の高齢者の健康を管理するというのが面白いと感じた。施設に入ってくる高齢者ばかりをみるのではなくて、全ての高齢者を見ていくようにしていくというのが面白い。

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平成29年1月16日 創造基礎B FW「多文化共生のための地域活動の研究」

新長田の丸五市場において、「多文化共生のための地域活動」をテーマに研究している創造科学科1期生(1年)3班5名が、西村鶏肉店店主(丸五市場事業協同組合理事長)西村正之氏にイベントの協力要請を行いました。3班は3月25日(土)鉄人広場にて行われる「第7回長田区高校生鉄人化まつり」において、食を通した多文化共生の模擬店を計画しています。その際に鶏肉を使った料理を販売することを考えており、実際にどのようにアレンジすればアジア地域の文化や多文化共生を理解してもらえるような企画になるのか、西村さんからアドバイスをいただきました。西村さんのご厚意で、ボイルした鶏肉を提供していただけることになり、味付けにアジア料理を工夫することになりました。

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<生徒の感想>

西村鶏肉店にいき、鉄人化まつりで出す鶏肉を提供してもらうようにお願いしました。その後、鶏肉の提供方法や保存の仕方、必要な量、値段などについて話し合いました。鶏肉の交渉がすぐに済んで良かったです。鉄人化祭りに向けての計画がまだしっかり決めれていないのでこれから決定していきたいです。今後は鶏肉にかけるソースなどを考えていく予定です。

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ギターアンサンブル部 2016年度活動の記録 3学期

更新日:2017/5/7
合同発表会の記事を掲載しました
デジレコ・バンド・クリニックの記事を掲載しました

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2017/3/31 合同発表会

神戸学院大学付属高校軽音楽部の皆さんと合同発表会を行いました。

開会式・アコースティックステージ
開会式
アコースティックステージ アコースティックステージ

神戸学院大学付属高校ステージ
神戸学院ステージ 神戸学院ステージ 神戸学院ステージ 神戸学院ステージ 神戸学院ステージ 神戸学院ステージ

兵庫高校ステージ
兵庫高校ステージ 兵庫高校ステージ 兵庫高校ステージ 兵庫高校ステージ 兵庫高校ステージ 兵庫高校ステージ 兵庫高校ステージ 兵庫高校ステージ

懇親会
懇親会

2017/3/29デジレコ・バンド・クリニック

二回目の実施です(前回は2015年9月)。今回は大阪スクールオブミュージック専門学校から五名の先生にお越しいただき、パートごとの講義やバンドアンサンブルの指導をしていただきました。「デジレコ」誌の取材もしていただきましたが、今回は編集長直々の講義もあり、生徒たちにとってもいい刺激になったことと思います。

開会式・パート別講義
開会式 パート別クリニック パート別クリニック パート別クリニック パート別クリニック パート別クリニック

「デジレコ」誌編集長による講義
編集長講義

バンドクリニック
バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック バンドクリニック

閉会式・講師の先生方による模範演奏
閉会式 模範演奏 集合写真

2017/3/27 
FMはしもと「ドリームボックス」出演

先日「音and音ミュージックバトル」で優秀賞を受賞したsoramameメンバーが、FMはしもとの「ドリームボックス」に出演しました。

出演前に、橋本市周辺を自主研修
「飛び越え石」
飛び越え石 飛び越え石
隅田駅前の桜
隅田駅
ご当地グルメ はしもとオムレツ
はしもとオムレツ

DJのNinaさんと記念写真
放送後

2017/3/25 第7回高校生鉄人化祭

於 若松公園(鉄人広場)

鉄人化祭2017 鉄人化祭2017
鉄人化祭2017 鉄人化祭2017
鉄人化祭2017 鉄人化祭2017

2017/2/2 かるた大会

2年生のかるた大会の余興で、演奏を披露しました。

かるた大会 かるた大会

2017/1/15
音and音ミュージックバトルVol.4 最終審査

於hillsパン工場ライブハウス

予選(音源審査)を通過した「soramame」が出場し、優秀賞(Studio MAX賞)を受賞しました。
応援ありがとうございました。

音and音最終審査 音and音最終審査
音and音最終審査 音and音最終審査

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平成29年1月14日 神戸YWCA多文化共生プログラム

グローバルリサーチⅠ受講生1名が神戸YWCA多文化共生プログラムに参加しました。中国、ネパール、フィリピン出身の小学生から高校生の計10名が集まり、勉強を教えたり、百人一首などを楽しみました。集まった生徒は日本語教育を受けていた生徒です。皆さん楽しそうに過ごしていました。多文化共生の在り方を考えるいい機会となりました。

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〈生徒の感想〉

私が全体を通して思ったのは、『やさしい日本語』を伝える難しさと、生まれた国や育った国が違っても心はいつも学校にいる友達と変わらないということです。 特に、『やさしい日本語』を伝えるときに苦戦したのが、百人一首のルール説明でした。古典文法の知識が必要で、覚えている読み札をいかに速くとるかを教えるのが大変でした。上の句、下の句をどのように説明するかとか、上の句をいかに簡単に伝えられるようにするかを考えるのが難しかったです。また、坊主めくりをしているときに、『めくるだけでは面白くないから、バラバラにして自由に札を選んでもいいですか?』と言われました。そのアイディアを取り入れたのですが、いつもしている坊主めくりより面白いと思いました。日本の遊びを他の国の人に紹介すると、日本人とはまた別の発想が生まれ、新鮮なものになるのが良いと感じました。世間話を通して聞いた中で印象に残ったのは、フィリピンから来た高校一年生の人が、『みんなは私が日本語をしゃべれないと勘違いしているから、挨拶でハローとかグッドモーニングとか言ってくるのはなんで?とか思ってた』と言っていたことです。気が配れるのは日本人の良いところだけれど、無駄に気を遣いすぎて、相手に少し不快感を与えてしまう可能性があるのではないか、と思いました。

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平成28年12月23日 ワンワールドフェスティバル for Youth ボランティア

大阪国際交流センターにおいて、創造科学科1期生(1年)7名、グローバルリサーチⅠ受講者(1年)18名が運営を手伝うボランティアとして、「ワンワールドフェスティバル for Youth2016」に参加しました。

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〈生徒の感想〉

兵庫高校以外にもたくさんの高校が来ており、自分と同じ高校生の様々な研究発表を聞き、たくさんの刺激を受けた1日でした。私はさくらブースのボランティアを担当し、世界各国それぞれの文化を感じることができました。そして兵庫高校や他校の先輩方のポスターセッションや研究発表、また自分と同学年の人のワークショップでのディスカッションの様子を見て、「私もこんな風になりたい」「負けてられない」という気持ちになりました。また、「もう少しこうしたほうがいいのではないか」と思う場面もありました。今日受けた様々な刺激を、これからの研究に活かして行きたいと思います。

たくさんの人がいて、中には着物をきた外国人の方々がおられて、日本の文化が浸透しているなと思った。高校生ポスターセッションでは、高校生の日々の努力と、色々な国との関わりが伝わってきた。印象的だったのが、ポスターの横を通る人たちに声をかけ自分たちのプレゼンを聞いてほしいと行動していたところだ。私もそんな高校生になりたい。昼食も世界の食べ物を味わうことができた。このイベントを行うことで世界を変えることはできないけど、このイベントに参加した人たちを中心に発信していくことで、そのきっかけになるのではないかと思う。だから私も発信していく1人になりたい。

このイベントは私と同じ高校生が主催していて、若者には非常に分かりやすく、また楽しめるものであったと思う。このように、同世代の人が問題の解決に向け具体的にどうすればよいのか考え、実行している姿を見て、強い刺激を受けた。真実を知ることは重要で、知らないと何もすることができないが、世界の現実を知り、むごい、ひどい、かわいそうと言っていても何も変わらない。行動することが大切で、SGHの活動はそういった問題の解決、何より国際平和に直結していると思うので、今は無力な私だけど、だからこそ積極的に参加して、頑張りたい。

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平成28年12月23日 ワンワールドフェスティバル for Youth ブース出展・プレゼンテーション

大阪国際交流センターにおいて、未来創造コース2期生(2年)20名、グローバルリサーチⅡ受講者(2年)2名が 「ワンワールドフェスティバル for Youth2016」に参加し、ブース出展、ベトナム研修の報告発表、ポスターセッションを行いました。

ポスターセッションテーマ

「フィリピン・マニラ郊外の小中学生における教育格差」(グローバルリサーチⅡ)

「日本の難民受け入れの課題について」(未来創造コース2期生)

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〈生徒の感想〉

ワンワールドフェスティバルでブース展示をしてみて、同じ高校生の人がいろいろな活動をしていて驚きました。高校生の方で1年間海外に行って旅してたという人もいて、普段は東京や名古屋でお話ししていると言っていたのでそんなことをしている人もいるんだと思ったら自分も頑張らなきゃと思いました。ブースで話を聞いてくれた方の中で京都外大の副学長の方もいて、私たちみたいな活動をしているのはすごいと褒められたのでうれしかったし、こんなすごい人も来てるところで展示をできるなんていい経験だなと思いました。

一番面白かったのは、東住吉高校の100キロメートルリレーマラソンの説明です。午前中聞いて、とても興味深かったので、会の終わり頃にもう一度見に行って、先生に話を伺いました。日本の高校教師が国際貢献をすることができることがわかり、それが僕にとってすごく新鮮でした。中国で植樹をしてる方の話を伺ったときに「それは日本人がすべきことでしょうか?」と質問したのを皮切りに議論が盛り上がったのも面白かったです。

今年の夏に行ったベトナム研修旅行について発表しました。特に、都市の課題、日本企業の海外進出、薬剤耐性菌の3つについて話しました。前者2つはそんなに難しくないので、伝えるのも簡単でしたが、薬剤耐性菌については少し難しいこともあり、初めて聞く人が聞いてもわかるように発表するのは大変でした。発表の前日までパワポを修正し、考えました。しかし、いざ発表してみると、そういったことが専門の方々には頷きながら聞いてもらえましたが、それ以外の人には伝わったかどうかわからない感じの反応でした。理解することよりも、その理解した内容を何も知らない相手に伝えることの方が難しいと身をもって感じました。これからも、こういった専門的なことを発表することもあると思うので、その時は今日の経験を活かし、どうしたら相手に伝えることができるのか考えていきたいと思いました。

私たちは今日のワンワールドフェスティバルで夏に行ったベトナム研修旅行について発表する機会がありました。大きな会場での発表だったので緊張したけれど、自分たちが伝えたかったことをちゃんと発表できたのでよかったです。そして、発表後にたくさんの質問もいただくことができて、良い刺激になりました。また、今日はたくさんの高校生の人たちや外国人の方も来場していて、とても賑やかでした。他校の高校生の活動を知ることができたし、様々なイベントでは国際問題などを学ぶことができました。自分の視野を広げる良い機会になったと思うし、なりよりも楽しかったです。とても有意義な一日になりました。

今までポスターセッションを何回かやってきたけど、それは仲間内だったり保護者向けで、あまり新しい視点とか意見をもらうことはありませんでした。でも、今回のワンワールドフェスティバルには高校生はもちろん、大学生や学校の先生などたくさんの種類の人に自分たちのポスターセッションを聞いてもらえて、もっと研究するべき点や全く知らなかった知識が入ってきて、とても有意義な時間になりました。私たちが研究の中で参考にさせて頂いたアジア友の会さんにもポスターセッションをきいてもらえたり、同じようにフィリピンの教育格差について活動をしているNGOの方にカトリックとの結びつきも格差是正に影響を与えていると教えてもらえたり、今後の論文製作にもいいヒントになることが得られたりしました。発表するまでは正直、緊張もするしあんまり乗り気じゃなかったけど、いざしてみると本当にためになって、ワンワールドフェスティバルで発表できてよかったなと思いました。

先行研究として挙げたアクセスやアジア友の会などのNGOも来ている中での発表はすごく緊張しました。たくさんの方が発表をききに来てくださり、アドバイスもいっぱいもらえて、すごく勉強になり、これからの参考にするいい機会となりました。アドバイスや質問の中には、低賃金の職業、高賃金の職業には例えばどんなものがあるのか、実際に現地の当事者意識はどれぐらいあるのか、水くみ以外の理由で学校に通えていない子供たちはどうするのか、実際にどのくらい制服が足りていないのか、学習会にはどのくらいの子供が参加しているのか、などがあり、また、最後の展望と課題の所は、課題から先に挙げて、その後に展望を述べたほうが良いというアドバイスをいただきました。アジア友の会さんにこの発表をきいていただいたところ、検討してみますとのことでした。私たちの考えた企画が実際にNGOの方にきいてもらって検討してもらえる機会があってすごく嬉しく思いました。ずっと自分たちの発表をしていて、他の学校の発表をききに行くことができなかったので、それが残念でした。また、お昼にはいろんな国のご飯を食べてすごく美味しかったです。全体を通して色んなことに気づけるいい機会になりました。

2時間一人ポスターセッションをするのは大変でしたが、話しているとよく聞いてくださり、分かりやすかったと言ってもらいました。ただ、提案するのは簡単だけど、実行は難しいかなあと思います。難民の人に向けた日本語教育として、定年退職した人が日本語教育を行ったら良いのでは、という意見をもらいました。ポスターのヴィジュアル的な効果も少し考えさせられました。ポスターセッションでは自分のポスターのところに来てもらうのが大事なので、特にタイトルは暗くても濃い色の方が良いと思いました。難民問題について広めることができたと思います。

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平成28年12月23日 ワンワールドフェスティバル for Youth 実行委員

大阪国際交流センターにおいて、グローバルリサーチⅡ受講者(2年)2名が「 ワンワールドフェスティバル for Youth2016」の実行委員を務めました。これまで月1~2回実行委員会で企画を練り、本日イベントの当日を迎えました。本校生徒は広報とSDGsクイズを担当しました。

イベントについては以下のホームページをご覧ください。

ワン・ワールド・フェスティバル for Youth 〈外部サイト〉

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〈生徒の感想〉

半年間という長い間で、色々問題もあったけれど第一に楽しかったです。まずSDGsクイズを担当したきっかけは、実行委員全員の教習として専門の方にSDGsについての話を聞いたことです。それまで存在すら知らなかったSDGsはこのワンフェスをやる上で重要であると思ったし、同時に私自身もとても興味が湧いたからです。広報としてもクイズを活用することができて、週に2度も問題を考えるのはかなり大変だったけど、それに比例してSDGsについての知識も増えたのでよかったです。当日はボランティア間でのトラブルがあって反省点もたくさん見つかったけれど、それは来年にも引き継ぎたいし、自分自身の経験にもなりました。実行委員やボランティアリーダーなどの人と繋がりができたことが、何よりの思い出です。

私は広報担当で、動画を作成しました。しかし、結局みんなに半分甘える感じで本来私が作るべき各プログラムの宣伝動画を各自でつくってもらう形になってしまい、とてもふがいなく感じています。SNSで流したものの、広報のノウハウをもう少しネットなりなんなりで調べた上でできていたら、もっと人に見てもらうことができたのかなと思いました。きっと見る人はほとんどいないだろうと見切りをつけてブログの更新も行わなかったですが、SNSの投稿に伴ってURLを貼り付けておくなどしていれば見てくれる人がもっといたかもしれない。こうすればよかった、ああすればよかったと後になってたくさん後悔ばかり出てきてしまうのも反省点の一つです。もっとその時その時本気で考えていれば思い浮かんだかもしれないのにと思うと、悔やめて仕方ありません。ですが、他の実行委員に「動画好評だったよ!」といってもらえてとてもうれしかったです。また機会があるなら、今度はプログラムを企画する方で参加したいです。他のイベントや講義会などでも、今度こそ自分のできる限りを尽くして、最高と思われるものを創りたいと思いました。

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平成28年12月21日 神戸大学ジャンモネCOE 高校生向けミニシンポジウム

神戸大学医学部会館シスメックスホールにおいて、本校未来創造コース2期生(2年生)40名、創造科学科1期生(1年生)40名、グローバルリサーチⅠ受講生(1年生)40名と普通科生徒の参加希望者16名を対象に、神戸大学ジャンモネCOE主催のジャンモネCOE 高校生向けミニシンポジウムが実施されました。各講演の質疑応答では、生徒から様々な質問があり、たいへん貴重な機会となりました。講師と講演のタイトルは以下のとおりです。

大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館
経済担当上席専門官 ヨハネス・シュヴァイツアー氏

「EUとドイツ」

神戸大学大学院人間発達環境学研究科 教授 岡田章宏氏

「イギリス - EU離脱と移民問題」

大学大学院農学研究科 教授 大澤朗氏

「腸管出血性大腸菌食中毒から考える食の安全対策」

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平成28年12月19日 創造基礎B FW 「住民をつなげる染色体験 ~地域連携のために~ 」

長田区駒ヶ林地区の角野邸において、「住民をつなげる染色体験 ~地域連携のために~ 」をテーマに研究している本校創造科学科1期生(1年生)2班が活動の締めくくりとして、「下町芸術祭アセンブリ」でお世話になったNPO法人芸法の小國陽祐さんに活動報告を行いました。

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〈生徒の感想〉

今回私たちは社会科学全体のふり返りとして芸法さんのもとを訪問しました。私たちは今回の体験を通してなかなかうまく行かないことが多く、しんどい事もありました。でも芸法さんと一緒に全体をふり返ると本当にたくさんのことを学ぶことができたのだなと感じました。自分たちにとっては初めてのことばかりでたくさんの方にご迷惑をかけてしまったけれど班員それぞれが大きく成長を感じられた貴重な経験になりました。そしてこの経験をこれから先の活動や様々な場面で活かしていきたいと思います。

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