令和8年度 先端科学技術研修

日  時   令和8年9月3日(木)

場  所   川崎重工株式会社西神戸工場
       大阪大学吹田キャンパス

講  師   丸田 章博 教授(大阪大学大学院工学研究科電気電子情報通信専攻)
       有川 安信 准教授(大阪大学レーザー科学研究所)

参  加   1年生国際理学科

内  容

1年生国際理学科を対象に、「研究ラボⅠ」の一環として先端科学技術研修を実施しました。

今回の研修のテーマは、「高校の学び」と「社会」の接続です。生徒たちは企業や大学の研究現場を訪れ、科学技術が社会とどのようにつながっているのかを体感しました。

午前中に訪れた川崎重工業株式会社西神戸工場では、生成AIを活用しながら、「地球温暖化」「人手不足」「自然災害」「環境問題」などの社会課題を解決するロボットについて考えるワークショップに参加しました。生徒たちはグループごとにテーマに沿ったロボットのアイデアを出し合い、その特徴を生成AIで画像化しました。災害現場で活躍するロボットや、教員の業務負担軽減に役立つロボットなど、多様な発想が生まれ、活発な議論が行われていました。

また、ショールームでは川崎重工業が開発したロボットの実演を見学しました。実際に稼働するロボットの精密な動きや高度な技術に触れ、生徒たちはものづくりの現場をより身近に感じることができました。

午後は大阪大学吹田キャンパスを訪れ、核融合実験施設の講義・見学と光ファイバーを用いた実験講座を受講しました。核融合に関する講義では、その仕組みや研究の現状に加え、核融合発電の実現に向けた取り組みが国の重要政策として推進されていることについて学びました。巨大な実験装置を前に、生徒たちは最先端研究のスケールの大きさと、それを支える研究者の努力に強い関心を示していました。

また、光ファイバーの実験講座では、インターネット通信を支える技術について学びました。高校物理で学ぶ光の反射や屈折といった原理が実際の通信技術に活用されていることを知り、実験を通して学校での学びと社会を支える科学技術とのつながりを実感する機会となりました。

今回の研修では、最先端技術そのものを学ぶだけでなく、それらが社会課題の解決や持続可能な未来の実現にどのようにつながっているのかを考えることができました。高校で学ぶ数学や理科の知識が、大学での研究や企業での技術開発、さらには社会課題の解決へとつながっていることを実感した生徒も多かったのではないでしょうか。この研修で得た気づきや学びを、今後の探究活動や進路選択に生かしてくれることを期待しています。