令和7年度 先端科学技術研修

日  時   令和7年9月4日(木)

場  所   川崎重工株式会社西神戸工場
       大阪大学吹田キャンパス

講  師   丸田 章博 教授(大阪大学大学院工学研究科電気電子情報通信専攻)
       有川 安信 准教授(大阪大学レーザー科学研究所)

参  加   1年生国際理学科

内  容

1年生国際理学科を対象に「研究ラボⅠ」の一環として先端科学技術研修を実施しました。

午前中は川崎重工業株式会社西神戸工場に行き、生成AIを用いて「労働力不足を解消するロボット」を考えるワークショップおよびロボットのショールーム見学をしていただきました。アイデアを出し合い、グループの意見をまとめていくという協働的なワークは探究活動においても重要です。斬新でユニークなアイデアがいくつもありました。ワークショップの間に、世界の「川重」が誇るロボットを実際に見ることができたのもアイデア創出の刺激になったのではないでしょうか。

午後からは大阪大学吹田キャンパスに行き、核融合実験施設の講義・見学や光ファイバーを用いた実験講座をしていただきました。地球上に太陽をつくる、という核融合の実現は、世界のエネルギー問題の解決を大きく前進させるものです。巨大な施設を見学することができ、目をキラキラさせていたのが印象的でした。光ファイバーの実験講座では、私たちが生きる情報社会の根底を支える技術の仕組みについて分かりやすく教えていただきました。

高校での学びがその後の進路においてどのように結びついていくのかということを知ることができたのではないでしょうか。川崎重工業株式会社の企業理念である「そのわざを通じて国家社会に奉仕する」という言葉が胸に響きます。西高の学びが、社会に巣立った時に様々なで場面で活躍することを願います。