平成27年度 地域合同防災避難訓練 が行われました。
8:50に、高知県沖に大地震が発生したという想定で、避難訓練を行いました。
9:40からの防災講演会は、エアバス・ヘリコプターズ・ジャパン株式会社勤務、元海上自衛隊のヘリコプター操縦士 井上 明則 氏を講師としてお招きし、演題「災害現場雑感」として、主に3.11東日本大震災 発生当時の海上自衛隊の様子やヘリコプターの活躍をわかりやすく紹介していただきました。
井上氏は講演の中で、
「南海トラフ地震は”絶対に発生するもの”と考えておき、普段から食料や水を備えておくことが重要です。また、こういった防災訓練を高校や地域で行うことは大切なことです。」
とお話されていたことが印象的でした。
10:30からは、各学年ごと分かれて様々な体験防災訓練を行いました。
昨日の雨とは変わって澄んだ青空に恵まれ、1学年と3学年は運動場で、2学年は室内で様々な訓練を体験しました。
1学年は、消防署の方々を講師として、水の入った消火器を使いって消化体験をしたり、実際の消防ホースを使って校舎の壁に向かって放水をしました。
2学年は、消防署の方々を講師として、毛布と竹竿もしくは毛布だけで担架を作り実際に人を運ぶ訓練、模擬のAEDや人形を使った心肺蘇生法訓練、三角巾を使った止血や骨折時の応急手当訓練、を行いました。
3学年は、海上自衛隊と陸上自衛隊の方々を講師として、自衛隊が実際に救援活動に使っている様々な器具を体験することができました。
音響探知機を使うと、小さな声や地中の物音がヘッドホンから鮮明に聞こえることを体験し、
人員確認スコープでは胃カメラのようなスコープで小さな隙間から中を確認することを体験しました。
また、パイプカッターを使って古い机の脚を簡単に切断したり、
岩盤掘削機では小さな力でセメントブロックが破壊されることを体験しました。
生徒たちは普段ではできない貴重な体験をすることができました。
11:30からの地域合同防災協力会議では、深江浜地域の企業の方々や消防署、自治会や消防団など、たくさんの方々にお越しいただき、深江浜地域での避難ルートや避難所としての機能について話し合いました。
また、今年度の7月に行われた4校合同の東北ボランティアの活動報告を、本校生徒よりさせていただきました。
今日学んだ、自分の命を守る知識と体験を、今後の生活に役立てていきたいです。