青年海外協力隊員として、今年2月からマレーシアのクアラルンプールに派遣されている吉田真裕美さんから夢野台高校69回生に便りが届きました。
吉田さんは、大学を卒業後、青年海外協力隊の試験を受け見事合格。クアラルンプールにあるマレーシア日本国際工科院で大学生や大学院生に日本語教育を指導する為に派遣されています。
下見報告会では、国際協力コースの紹介で、障害者の支援活動をしている隊員の訪問報告を行いましたが、私たちが訪問する時には吉田さんの活動するマレーシア日本国際工科院とマラ工科大学を訪問する予定です。
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みなさん、初めまして。今年初めから青年海外協力隊としてマレーシアに派遣されている吉田真裕美です。
私の配属先は首都クアラルンプールにあるマレーシア日本国際工科院という大学です。現在、私はそこで日本語を教えています。
マレーシアに住み始めてから2か月が過ぎ、やっと生活にも慣れてきたかなと感じています。
最初のころは屋台での注文の仕方も分からず、(食べたいなぁ)という気持ちはありながらも、店の前を通り過ぎるという毎日でした。今月からこの通信を通してマレーシアの魅力等をお伝えしていきますのでよろしくお願いします。
さて、みなさんマレーシアってどんな食べ物があるかご存じですか。
韓国ならビビンパ、タイならトムヤムクン、ベトナムならフォーといったように簡単にその国を代表する食べ物が答えられる国もあるのではないかと思います。でも、「マレーシアの食べ物って??」、すぐに思い浮かべられる人は少ないのではないでしょうか。それはマレーシアがマレー系、インド系、中華系、そして先住民族がいる多民族国家だからです。つまり、人々もさまざまだと、食べ物もさまざまなのです。
この2枚の写真は私が2週間ホームスティをしたマレー系の家庭の食事です。
写真を見て、「何??この辛そうなもの??」と思った方。そうです。これは辛い食べ物です(笑)。
マレー人は辛い物が大好きです。暑いのにさらに辛いもの、みんな額に汗をかきながら食べています。毎回、おかずが何種類かあり、それを自分のご飯の上によそいます。そして、右手でおかずとご飯を混ぜながら口に運びます。
マレー系の人はみんなムスリムです。イスラムの教えでは左手は不浄のものとされているため、右手のみを使い食事をします。わたしも何回か試しましたが手からぼろぼろとご飯がこぼれてしまい、途中からスプーンとフォークをもらいました。(苦笑)
お次もマレー料理。
この2枚の写真、どう見ても違いますよね。でも、両方ともラクサという料理です。
ラクサは各地域によって見た目も味も異なる麺料理です。左のラクサはさかなの身が細かく入っている魚介スープのラクサ、アッサムラクサです。右のラクサはスープが少なくひき肉が入っていて、スパゲッティの麺を使用しているジョホールラクサです。
今回マレーシアの食事について紹介しましたが、ここに紹介できないほどまだまだいろいろな食べ物があります。そして、どれもおいしいです。ぜひ機会がありましたら、マレーシア料理を食べてみて下さい。