47回生がいよいよ3年生となり、本格的に就職指導が始まりました。2月に、まだ2年生であったときから始めた就職指導でしたが、その後どれだけ問題集に取り組んだだろうか、ひょっとしたら緊張した面持ちになっているだろうかと興味深く思いながら教室に向かいました。

就職担当教員の話を聞いている生徒たちの様子を観察していると、教室に向かっていた時の想像とはどうも様子が違います。緊張はしていないように見えます。もちろん、生徒により様子は様々です。
教員の説明を頷きながら聞いている生徒は、緊張はしていないけれど真剣に聞いているのだと傍目にも明らかです。また、姿勢に緊張感は感じられないものの、前のめりになって説明を聞いている生徒は、何かをつかもうとしているようです。もう少し緊張感を持って臨んでほしいと思う一方で、それぞれがそれぞれの思いを抱いてこの集会に参加しているのだと感じました。
ただ、一年後に社会人として新たな一歩を踏み出すにはまだまだ勉強すべきことがたくさんありそうです。就職試験で彼らが内定通知をもらえればそれでいいというわけではありません。彼らが愛される社会人へと成長して、社会に貢献できることに喜びを感じながら幸せな人生を送る、そうなることを願ってやみません。
集会の最後に、立ち居振る舞いや態度について少し厳しい話をしました。おそらく生徒の多くは煩わしく感じたことでしょう。ですが、教室を出ていくときに「ありがとうございました」と実にさわやかに挨拶をしてくれた生徒の後姿を見ていると、彼らの今後の成長を楽しみにせずにはいられないのです。
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