昨日は節分、で暦の上では春になりました。古来、春夏秋冬の四季は、それぞれ六つに分けて二十四節季、さらにそれぞれ三つに分けて七十二候、その一つ一つに名前が付いています。今は「立春」の第一候「東風解凍(はるかぜこおりをとく)」で、春風が川や湖の氷を溶かし始める春が始まる頃、と言うことになります。

ん?… 考えながら読んでいる人は、いくつか疑問に思うかも知れません。①節分と立春は違うの?、②なんで「暦の上では」って言うの?、③立春って特定の日?期間?、④暦と実際の季節はなんでずれてるの?、⑤校長ブログをはじめから読んでくれている人なら、「東風」って「こち」って読むんじゃなかった? 悪くない質問です。
でもこれらの答えは、ネット検索である程度納得できる答えは調べられます。調べてゆくと、大抵はまた新たな疑問が出てきます。調べや検索をどんどん続けてゆくうちに、どこかで、ネットや本では簡単に調べられない疑問に突き当たることがあります。私は、これに対する質問こそ、本当に良い質問だと思います。
世の中は、疑問に満ちています。一人であらゆることを全部調べることはできませんが、興味のあること、自分の好きなことを、とことん調べないでおくのは、あまりにももったいないのではないかと思います。ネットで検索できないなら、本を読んでください。知っていそうな人と話してみてください。近くで探せないなら、遠くへ旅に出てください。そうしているうちに、小さな一つの疑問から、自分の世界が大きく広がっていることに気付きます。
それでも答えが見つからない時はどうするか?
答えがないなら創り出せ。
(校長)
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