北高 校長室から 235 「里山づくり」#10

前回から2ヶ月近く間が空いてしまいましたが、今年度4回目、私が赴任してからは(昨年度からは)10回目の里山づくりです。

私は今日は参加できておらず、写真は全て谷口教頭先生が撮ってくれたものです。今日の生徒たちは、男子ソフトテニス部9名と卓球部(男女)13名でした。また、顧問のY先生とW先生も参加してくれました。

指導者側は、いつもの渡辺さんに加え、私が知る限り初めて来てくださった柘植(つげ)さんでした。柘植さんは、私も参加させていただいている山歩き同好会「古寺山クラブ」にも来られている方です。

里山づくりの日の内容は、少なくとも私が赴任してからは、ほぼ一定しています。つまり、前半には、生徒たちがボランティア指導員の渡辺さんたちに「授業」をしてもらいます。私が勝手に「授業」と呼んでいますが、本当に里山(森)の中で実地の授業を受けているようなものだと思います。

そして、後半には里山づくりの本来である作業をするのですが、今日は、私の知る限り、昨年度以来初めての作業があったようです。

毎回、現地で集合が完了すると準備体操を終え、渡辺さんたちボランティアの方からのお話(本日の予定など)があります。

それが終わると、先ほど書いた「授業」に入るのですが、本日の勉強は、生物の多様性と「蜘蛛の巣観察」。蜘蛛の巣というのも初めて聞く内容です。教頭先生によると、蜘蛛の糸に触ってみた結果、その強度に驚いていたとのことでした。

日常での蜘蛛の巣は、「邪魔者」でしかなく、じっくり観察などということはしたことがありませんが、理科的に見ると、色々と興味深いお話があるのでしょうね。

休憩を挟んで後半の作業では、珍しく男女に分かれました。まず、女子は(これは頻繁にやっている作業ですが)エノキの木周辺の草刈りでした。

そして、男子は(これが昨年度以来初の作業なのですが)ヘルメットとのこぎりを装備し、林に入って木の伐採作業をしました。

ただし、「木の伐採」といっても、ご覧のように太い木ではありません。でも、昔の写真(十数年前)を見ると、かなり太い木を実際に切り倒していることもあったようです。初期の頃は、なかなか大変な重い作業をしていたようです。


以上が本日の里山づくりの様子でありましたが、最後まで読んでくださった方に、もう一つお知らせです。下の写真です。

そうです。からとんの着ぐるみ制作作業の最終段階の写真です。業者さんから届きました。

なかなか「それらしく」なっていて、実際に見るのが楽しみですね。来週に北高にやってくることになっています!

※当ブログ内の「からとん」に関する記事は、こちらからご覧ください


11月15日(日)追記:
本日(11月15日)、記事冒頭に書いた山歩き同好会「古寺山クラブ」に行ってきました。現在は、渡辺さんが世話役をされていて、毎月第3日曜に集まります。
今日も来られていた柘植(つげ)さんは、毎回の山歩きの様子を分かりやすくまとめてくださるのですが、何と、10月31日の里山づくりの様子も、同じようにイラストを交えてまとめてくださっていました!

とても分かりやすいですね。ありがとうございました!


兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥