平成30年2月7日 創造応用ⅠS 探究活動(14回目)

本校において、創造科学科1期生(2年)理系選択者が、2月21日に行われる校内発表会に向けての準備を行いました。今回の発表は口頭発表であり、発表時間が決まっているため、発表する研究の内容を精査を行いました。

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平成30年2月6日 創造基礎A 薮中三十二氏講義「目指せ!世界に負けない日本人」

本校同窓会館において、創造科学科2期生(1年生)40名を対象に、立命館大学特別招聘教授・外務省顧問の薮中三十二氏をお招きし、「目指せ!世界に負けない日本人」というテーマで講義を行っていただきました。前半は、生徒の興味関心に合わせて、ご自身の経験談も踏まえながら、最近の北朝鮮情勢やアメリカのトランプ政権などについて、お話していただきました。後半は、現代社会で求められる「ロジック力」や「人間力」といった、グローバル人材に求められる5つの力についてお話しいただいたうえで、生徒からのたくさんの質問に答えていただきました。講義中にも生徒にたくさん問いかけをして下さり、生徒も問いに答えたり、質問をしたりする中で、国際社会や日本の外交問題について深く考えることができました。

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〈生徒の感想〉

2.世界はどこに向かっているのか。

私は世界が自国第一主義に向かっていると思う。アメリカを筆頭にイギリスのEU離脱など、グループや世界ではなく、自分の国に最も利益がある方向へ向かっているように感じる。また、自国第一主義になることで、戦争に向かっているようにも思える。アメリカの核の小型化や北朝鮮の技術の進歩など核ミサイルの開発が進んでいくことで他国も脅威を感じ、武装化が進むという悪循環にはまってしまい、第3次世界大戦になるのではないか不安だ。

今回の講義で薮中氏がおしゃっていたように、世界は今とても危険な状態にあると思う。今までリーダーとして、世界を引っ張っていたアメリカが、リーダーじゃなくなり、どこの国がリーダーになるのか。私は日本がリーダーに成りうることができると感じる。日本には世界でもトップクラスの人口や経済力があると感じる。また、武器を持たない、唯一の被爆国、非核三原則といった平和的思想もリーダーもリーダーには必要と考える。リーダーとなる国が武力を拡張していけば、他の国も武力を広げていくだろう。それは戦争や争いの原因に成りかねない。日本の経済力と平和的思想による平和的外交があれば、世界のリーダーとして、日本が活躍する日も近いのではないかと考える。

3.日本の外交問題について

日本は物語で言う、“重要人物”だと思った。アメリカが北朝鮮に攻撃するとなったときにそれを止められるのは日本だけ。日本が“仲介人”にならなければいけない。そう考えたときに本当に日本はアメリカを止めることができるのだろうか。反論、否定を強く言うことができない今の状態では難しいことだと思う。しかし今回の件でアメリカが北朝鮮に攻撃するとなれば日本は大きな危険がある。だから、こうなったときにアメリカにはっきりいえるようにならないといけないと思う。

正直、今の世界情勢的に日本が平和主義を貫き通すことは不可能で、常にそれを言い続けていたらうまくやりあっていけないと思っていた。確かにそれは理想だけれど、現実的に見るときれい事にしか聞こえなかった。ただ、、薮中氏によると、平和外交を進めることこそが大切で日本がそれをすべきだということだった。そして何より驚いたのが自衛隊の軍事力は世界トップクラスだということだ。おそらく日本人でもこれを知っている人は少ないと思う。自分はこれを聞いて少し安心したけれど、逆にアメリカなどがこれを宝の持ち腐れだといって戦いに巻き込むこともなくはないのではと思う。

6.この授業で、あなたは何を学び、どのような力が身についた(身につけたい)と考えますか。具体的に書いてください。

僕はアメリカには従わないといけないものだと思っていた。ただ、薮中先生の話をきいて、考え方が変わった。薮中先生の経験談の中に、アメリカ人にしっかりと論理を持って論破したという話があった。そこから、今まではただ意見をいうだけだったが、理由を大切にして話をしようと思った。藪中先生からは現役時代と変わっていないであろう自信が感じられた。若者の自分がそれに負けてはいけないので、何事にも自信を持っていこうと思った。

今まで世界へ出て外交をしていくのは文系で理系のはあまり関係ないと思っていたけれど、グローバル化が進む今の世界では文理関係なく世界へ出て外国人と関わらなければいけない。日本人は自己の主張が弱いと言われている。しかし、日本には歴史があり、それは外交の面でも強みになる。日本にいたら規律を乱さないなど、秩序を守る生活である。しかし、海外へ出ていくのに変わり者でなければいけない。日本の現状、日本という国をよりよく知って外国へ出て行くことのできる人になりたいと思う。

私は今回の講義を終えて、日本は世界のリーダーになれなくとも、各国間のバランサーにはなることができるのではないかと思います。日本の原爆被爆の経験、長く続く国としての文化や歴史、ASEAN諸国をはじめとする世界の国々からの信頼など、日本にしかないことがあります。これらの強みは、どの方向に進んでいくのか分からない今の世界でバランサーとして活かすべきところであり、日本が世界情勢の話し合いの中で、部外者とならないためにも必要であると思います。そのような世界において活躍するためにも、多くの人の話を聞き、そこからプラスとなる部分を盗み、自分の考えを主張していく主張していく力を身につけなくてはいけないと感じました。

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平成30年2月5日 創造基礎B FW「長田商店街食べ歩きマップの配布」

長田神社前商店街において、「どんどん広げろ!長田商店街イイとこプロジェクト」をテーマに研究している社会科学分野2班の4名が、完成した「長田商店街食べ歩きマップ」をご協力いただいた商店街の店舗に配布しに行きました。本校の1年・2年生を対象にも配布しており、これから1カ月間は、掲載店舗へ「食べ歩きマップ」を持参すると高校生は商品を割引で買えるというキャンペーン期間となりました。今後はこのキャンペーンを実施することで、どのくらい商店街での売り上げが上がるのかを調査する予定です。

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平成30年2月3日 第5回高校生「国際問題を考える日」

神戸ファッションマートにおいて、創造科学科1期生(2年)8名と普通科グローバルリサーチⅡ受講生(2年)4名が、兵庫県教育委員会・大阪大学・WHO神戸センター共催の第5回高校生「国際問題を考える日」に参加し、ポスターセッションにて発表を行いました。また、創造科学科2期生(1年)文系選択者9名が、来年度に取り組む探究活動の参考とするために、見学者として参加しました。このイベントには、SGH指定8校(県内5校・県外3校)およびSGHアソシエイト指定3校(県内2校・県外1校)を含めた、計30校、約400名が参加しました。その内の18校、66タイトルが参加するポスターセッションを見学しました。講義やパネルディスカッション、他校生徒の発表に対して、積極的に質問する様子もみられ、大変有意義なイベントとなりました。イベント内容の詳細は以下のとおりです。

《基調講演》

「2050年の世界と日本 ~世界がうらやむ幸福社会~」

WHO神戸センター上級顧問官 野崎慎二郎氏

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《パネルディスカッション》

テーマ「2050年の世界と日本」
座 長  :WHO神戸センター上級顧問官 野崎慎二郎氏
パネリスト:4名(神戸高校・明石北高校・篠山鳳鳴高校・加古川東高校)

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《ポスターセッション・以下は、本校生徒発表タイトル》

創造科学科1期生

「これからのイギリスの通商政策の予測」
「拡散するテロ~フランスにおけるテロ対策を考える~」
「学校における教育格差をなくすための教育」
「日本における高校生の社会参画について」
「地域における外国人住民の課題解決について」
「ベトナム ハ・ザン省への日本企業誘致によるモン族の所得向上への考察」
「学校に求められるトイレとは」
「なぜ日本の国会はクオータ制を導入することができないのか?」

グローバルリサーチⅡ

「セプティックタンクを浄化槽に」
「フィリピン・ブキドノンにおける教育格差改善の方法について」

ポスター発表の様子

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他校生徒の発表に積極的に質問をする様子

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《講評》

大阪大学全学教育推進機構特任講師  柿澤寿信氏


なお、本校放送委員会の生徒が、本イベントの司会進行を担当してくれました。

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また、本校創造科学科2期生(1年)が受付案内を行いました。

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〈生徒の感想〉

私は「日本における高校生の社会参画」というテーマで教育に着目してポスターセッションをした。発表の中で、根拠や論理が定まっていない部分に多く気づかされた。なぜ、投票率は下がっているのか。グラフは本当に若者の政治離れを表すものなのか。具体的にどのような教育を行うべきなのか。自分の中では綺麗にまとまっておらず、非常に曖昧な応答をしてしまった。今回の発表で自らが見えてない視点からの質問があったため、視野を広げることが出来た。これから研究をさらに進めていく中で、自分の研究で着目した点だけではなく、なぜその問題は起こっているのか、グラフの示す値はどのような意味を持っているのかということ、また、自分が主張する提案の具体例をより深く考えていきたい。

2月3日国際問題を考える日 指摘されたこと
・先行事例 :教育制度の向上と人口流出が繋がらない
・提案:モン族が農業から離れるとベトナムの国全体に影響は無いのか
・自動車会社にこだわる理由
・初等〜中等の教育を改善する必要は
・大都市、富裕層とどうしても結びつきやすい営利企業を地方都市、貧困層とどうやって結びつけるか→何か強烈なメリット
・ベトナムを日本で暮らす我々が研究する意義、日本との繋がり、日本社会との類似点
評価項目の研究内容の欄は12分の7の人が丸をしてくれました。

・理念法の導入が持つ効果の分析を韓国の事例から行う
・女性団体の圧力という言葉は悪い印象を受ける
・なぜ女性議員がそもそも少ないのか明確にする
・女性議員が増えるメリットを言うことで説得力が上がる
・女性議員が少ないことによって起きる現在の問題を明記すると説得力が上がる
・日本でクオータ制を広め、女性団体の動きを活発にするにはどうすればいいか説明すればより良い
・提案内容が堂々めぐりになっていないか
まだ詰めの甘いところが多かったので、必要な部分のリサーチを少し足そうと思う。

今日の発表は、日本語での最初で最後の発表でしたが、論文完成に向けて何か手に入れたいという気持ちで発表に臨みました。私の今の段階の研究では、学校内格差を縮小している学校を知りたいのに、学校を特定することが難しいという理由で、都道府県ごとの成果を調べています。自分でも問題があることはわかっていましたが、やはりそれについて問題視して質問してくださる方が何人かいました。しかし、大人の方は、ただ単に突っ込んでくるだけではなく、私のコメントを誘導してくれたり、どこがどう悪いのかをわかるように質問してくださったので、これからの足がかりになりました。現段階で、私のテーマに文句なしにぴったり当てはまる先行事例は秋田県しかありません。しかし、秋田県を調べるだけではただのリサーチになってしまうというのが難しいです。東京都に関しては、23区にわけてその中から秋田県のような貧困に打ち勝っているところがないか探すことも考えています。

今回は国際問題を考える日に参加してポスター発表をしてきた。外部のイベントでこのように正式に自分の研究について発表したのは今回が初めてだったが、たくさんのことを知れたので良かったと思う。例えばこれまでは日本企業の対策についてイギリスに留まるか撤退するかの二択しかなかったが、それに他国への拠点の移転を考えるとどうなるか、EU以外の国との通商政策についても多少触れるべき、というものである。他にも非常に効果的なアドバイスがたくさん得られたのでこれからの研究に活かしていきたい。

今回で2度目のポスター発表、前回よりも多くの指摘を受け、様々な課題が見えた。1つは証拠の不確実さ。発表の中で挙げたフランスのイスラム教徒が抱えているトラブルは、あくまで間接的な証拠に過ぎない、証拠になっていない、という指摘を頂いた。また、それがフランスだけに当てはまることなのか、他の国についてはどうなのか、言及が不十分な部分もあった。2つ目に対策への言及が不十分だったこと。本番の時間配分を失敗したのもひとつの要因だが、対策が十分な根拠を持っておらず、まだ仮説の段階だとご指摘を受けた。そもそも本研究の一番の目的はテロの原因を探ることなので、そちらの方に重きを置いて、対策への言及はなるべく少なくしたい。その他にも、発表の中でイスラム教徒が皆テロリストかのような言い方をしてしまったり、仮説の段階であるにも関わらず「テロ=ジハード」であると言いきってしまったりと、細かいミスも多かった。国際公共政策カンファレンスまでには必ず改善する。しかし課題の背景のなどは順序立てて説明でき、分かりやすかったと感じてもらえたようなのでよかった。また岩橋さんからもたくさん助言して頂いたので、発表が落ち着いたら論文を必ず訂正して、研究を完成させたい。

ポスターセッションの評価に、結論が見えにくいというのと、何に焦点を当てているのかわかりづらいという評価があった。たしかに和式も大事だという結論になっているし、トイレ全体に焦点を当てていて、床や壁の素材とか、掃除方法とか便器以外のものの話が多いなと自分の研究を見て思った。また、最後の講評でおっしゃっていた仮説をちゃんと立てれていなかったのも反省点である。最終発表まで残り少ないけれど、今回頂いたアドバイスを参考にして情報の取捨選択をしていきたいと思う。

今回の発表では、最初に外国人住民からの聞き取りで言語の壁が大きな問題と言ったのに提案でそこについて直接的に触れていないことについて多くの意見があった。やはり提案の内容と同様に説明不足になってしまったようなので、もっとわかりやすいつながりを考えておきたいと思う。また、提案に対する質問でも思いもよらないところへの質問があり、そういうところも必要なのかという大きな参考になった。今回の発表を最終発表での質疑応答に活かしたいと思う。

今回、初めて学校以外の場所でポスターセッションをして、今まで思いもよらなかった質問や意見をいただき、とても良い経験となりました。私たちのグループ内では、普通に使われている言葉も他の人からしたら、初めて聞く言葉であり、説明が必要だったと分かって、これからのポスター、論文の作成にとても役立てられると思いました。また、講師の方のお話は、現在の日本を世界と比較したときの現状や未来について、とても考えさせられるものでした。パネルディスカッションでは、私と同じ学年の人たちが、こんなにも広い視野で、日本と世界を見つめているのかと驚かされました。中でも、一番心に残っているのは、「日本人の心の豊かさを世界へ」という発言でした。日本人のことをそのような見方で見たことはなかったので、すばらしいものだと感じさせられました。参加して本当に勉強になりました。また参加したいです。

学校じゃない場で発表し、多くの質問を受け、アドバイスシートをもらうことで、自分の研究について見つめ直す良いきっかけとなりました。まず、セプティックタンクという水処理槽に加えて浄化槽を作るのは手間もお金もかかるし、セプティックタンクが普及していない地域に作ることにしたら、そんな地域はもともと少ないのだからあまり意味がないのではないか、ということを考えさせられました。また、他の国、地域とも比較してほしいということも、アドバイスシートに書かれていました。これらの改善点として、僕はこれからのGRの論文で、各国、地域の河川の汚染状況、一人当たりの所得などの比較をもとに、最も浄化槽が必要な場所はどこかというのを、徹底的に調べようと思っています。悪い意見ばかりでなく、質問の受け答えがしっかりしていたなどの良い意見も多くあったので、そういうところは活かしながら、もっと研究を深めていければと思います。

午前中は、2050年について考えた。なかなか考えたことがなかったので、聞いていておもしろかった。とくに、日本経済に起こる変化を様々な面で見られたのがよかった。高齢化によって、外国人が労働者として働きに来ることを考えていかなければならないと痛感したし、これは自分が書こうとしている論文の重要なポイントになりうると感じた。また、初めて聞いたUHCということも、今後、世界でますます重要になってくるとわかった。日本では、比較的整っていると思ったし、これを維持する重要性を感じた。午後からのポスターセッションでは、フィリピンの教育という僕たちとほぼ同じテーマを研究している人と情報共有できたのがよかった。発表は、今までのグループ研究のすべてを出し切れたと思う。また、ここでも自分の研究で参考になることをたくさん知れた。今後は、論文作成だが、今日得たことをしっかり活かしたい。

今年の国際問題を考える日は、収穫の多いものとなった。パネルディスカッションでは、積極的に質問に行くことができ、同世代のたくさんの参考になる意見を聞くことができた。基調講演は、日本の将来についての話が主だったが、2050年に対する様々な主張を知ることができたのがよかった。ポスターセッションでは、事後評価で「論理的でわかりやすい」、「比較がよくできていた」などのコメントを生徒と共有することができ、とても嬉しかった。個人研究に向けて、今日の課題を整理し、より良いものになるよう努力していきたい。

国際問題を考える日に参加しました。今思えば、社会・国際系の本格的なポスターセッションに参加したのは初めてでした。その中で私が学んだことは、自分の言葉で伝える力がもたらす聞き手への影響です。発表の中で、相手の目を見ていても原稿に書いてある堅苦しい言葉を使っていたり、終始同じトーンで話されると話の内容が頭に入りにくいことがありました。理科系の研究だと、結果や考察ははっきりしていますが、国際問題には答えが無いためその人の考えが軸になっています。その”考え”がより聞き手に伝わるのは、原稿ではなくその人の言葉だと感じました。実際に、分かりやすい言葉でジェスチャーや声の抑揚、アイコンタクトがある人の発表はとても理解しやすかったです。私もそんな発表ができるように、ここで学んだことを来年度の個人研究でも活用していきたいと思います。

「高校生国際問題を考える日」に参加して、周りの高校生の意識の高さに驚きました。パネルディスカッション・ポスターセッションでは自分の意見を自信を持って発表し、質問や意見にも淡々と答えている姿を見て私と同じ高校生なのにレベルが高いな、と感じました。また、発表の方法も様々な工夫を凝らしていてとても理解が深まりました。1日という短い時間ではありましたが、世界にはまだ解決されていない様々な問題があることを改めて感じさせられました。それと同時に、解決されていない問題にこれから直面するのは私たちで、解決しなければならないのも私たちであることを強く感じた、貴重な1日となりました。

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平成30年2月4日 グローバルリサーチⅠ FW「ワンワールドフェスティバル」

大阪の北区民センターにおいて開催されたワンワールドフェスティバルに、普通科グローバルリサーチⅠ(1年)の2班4名が参加しました。「多文化共生」をテーマに課題設定を行う予定で、行政の外郭団体やNPO法人等のブースを回り、そこで貴重な情報をいただきました。これからその情報を整理し、課題設定に繋げていきます。

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〈生徒の感想〉

大阪市の北区民センターでワンワールドフェスティバルがありました。僕たちの班はこれから「多文化共生」について研究していくのですが、そのテーマを決めていく中で良いきっかけになりました。午前は展示ブースを見てまわりました。展示ブースでは、幅広い分野のNGOや、団体の方々の話を聞くことができて、多文化共生といってもとてもいろいろな見方があるのだなと思いました。例えば、特定の民族などに攻撃的な発言をするヘイトスピーチというものがあることを知りました。また、「OFIX」というところでは、外国人に対する防災情報ということで、何ヶ国語もの言葉で書かれたパンフレットや相談窓口がある事を知りました。どれも、今後日本に来る外国人が増加していく中で、きっと考えていかなくてはならないことだろうと思いました。午後には「事例紹介!高校生・大学生とNGOがつながる方法とは?」という話を聞きました。その中でNGOの方がおっしゃっていたことで心に残った言葉が1つあります。それは、「他者とコミュニケーションを取る中で、一番大切なことは、言語ではなくて、一緒に行動して、理解し合うことだ。」というものです。僕は確かにそうなのかもしれないなあと思いました。また、これは異文化の人々を理解する中でも通じることがあるのではないかと思いました。今回学んだことを生かして、これからの課題研究をより良いものにしていきたいです。

今回のワン・ワールド・フェスティバルに行かせてもらって、たくさんの刺激を受けることができました。それぞれのブースで私たちの興味を引き寄せるような工夫されたポスターやクイズ、高いコミュニケーション能力に驚きました。多くの人が国際関係に興味を持っており、社会をよりよくするためにそれぞれの目標を掲げ、活動していることを具体的に詳しく知ることができ、とても良い経験となりました。まだまだ国際的な課題がたくさんあり、それを若い世代の私たちが背負っていくことを改めて自覚しました。このフェスの中でも一番印象に残っていることは、最後に聞いたNGOと高校生の講習会です。ここでは、ボランティアについてたくさんお話しされていました。私は最近ボランティアをし始めました。なんでも外の世界に出てアクションを起こすことで自分自身成長できるということを聞いて、今やれること、やりたいことはとことんやってみよう!と、思いました。さらに、興味を持ったことがもう一つあります。それは、外国など、異国の地でボランティアをする時に大切なことは、現地の人とコミュニケーションをとることです。どんなことをするにも一緒にその時間を過ごすことで壁を壊していくことが大事だということを知りました。このように相手を知ろう、理解しようと興味を持つことが多文化共生でも大事なことに繋がっていくと思いました。今回、学んだことをこれからの研究活動にも役立てていきたいと思います。

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平成30年2月2日 RRE「校内発表会」

本校化学教室において、本校創造科学科2期生(1年)がRREの授業で、パワーポイントを用いたプレゼンテーションを英語で行いました。3学期は、「社会保障はどうあるべきか」をテーマに、2月9日に行われる外国人留学生との交流会に向けて準備を進めています。各グループが日本の社会保障制度を説明し、そこから考えられる課題に対して、一人ひとり改善案を考えて発表しました。交流会に向けての発表練習として、2班ずつに分かれ、校内発表を行いました。

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平成30年1月31日 創造応用ⅠS 探究活動(13回目)

本校において、創造科学科1期生(2年)理系選択者が、1月28日に開催されたサイエンスフェアでの発表の振り返りを行いました。いただいたアドバイスなどを参考にして、研究をよりよいものにしていく予定です。

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平成30年1月31日 創造基礎A 講義「国民が納得する『やさしい社会』を実現する方策とは」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科2期生(1年生)を対象に、「国民が納得する『やさしい社会』を実現する方策とは」というテーマで講義を行いました。講師として、財務省大臣官房文書課広報室 當間和幸課長補佐と財務省主計局調査課 大炊御門憲嗣課長補佐をお招きし、またグループワークのサポートとして近畿財務局と神戸事務所からあわせて6名の方に来ていただきました。まず、大炊御門氏から「今の日本、これからの日本について考えよう」というテーマで、日本の財政に関わる課題について講義をしていただきました。次に、財務省が作成したシミュレーション教材を使って予算案を組みました。最後に、予算案のポイントを視覚的に説明する「ポンチ絵」を作成し、発表しました。ふりかえりでは、當間氏から以前講師として来校した原田氏にふれながら若者の政治参加の重要性について、大炊御門氏からは今国会で審議中の平成30年度予算の概要について生徒作成予算案と比較しながら説明をしていただきました。

1.重要課題を考えるにあたり、政府は、現代のどのような課題に取り組むべきだと考えましたか。

私たちの班は、公共施設の老朽化、家庭内の教育費高額化という課題に取り組むべきだと考えた。なぜなら、道路や橋、トンネルなどは、2020年東京オリンピックが開催されるにあたって、多くの外国人が日本を訪れるときに、事故が起きてしまっては、日本の信用に関わるからだ。また、それらの整備は全世代の人にも関係していることも大きな理由だ。教育の無償化は、親の金銭的負担を減らすため、子どもが生みやすい環境づくりにつながり、少子化に少しでも歯止めをかけることができると考えた。

私は、政府が抱える多額の借金に着目し、借金返済を優先すべきだと思いました。現在、国の借金は年々増加しており、このまま放置すると私たちの世代だけでなく、将来にも大きな負担を背負わせることになるし、公共サービスや外交など様々な面で不都合が出てくるはずです。だから、今から少しずつ返済していくべきで、他の制度や課題の改善は、借金問題が解決した後にすべきだと考えました。

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2.提案した予算の増減による影響は、どのような人のどのような事柄に及ぶと考えましたか。

様々な意見が出たので、1つの項目にしぼれませんが、印象的だったのは生活保護受給者の人権の話が出たことです。生活保護を受けている人の中でも、少数ですが明らかに自力で生活できる人もいて、病院を乱用している人もいるそうです。そこで、生活保護受給者が行ける病院に制限をかける意見が出ましたが、財務省の方から、そうすると生活保護の人の病院を選ぶ権利が侵害される恐れがあると言われました。多面的に物事をみないといけないなと感じました。

私たちの班は、定年を60歳から65歳に引き上げ、延長雇用を70歳まで引き上げることで、年金受け渡しの時期を遅らせ、かつ労働人口も増やせるという内容を中心に提案しました。こうすることで、若者にとっては1人あたりの支えるべき高齢者の人数が減り、負担が軽くなるのではないかと考えました。一方で、年金受給年齢の引き上げや労働延長に対して、60代の方にどのようなサポートが必要なのかを考えなくてはいけないと思いました。

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3.財政について考えてみて、どのようなことを悩みましたか。

税収を増やすため、税率をアップすると、負の連鎖が起きてしまうことに悩んだ。例えば、法人税をアップすると、利益を上げている企業は、社員の給料が減額→所得が低下→消費低下→景気低迷となる。単に何かの税収をあげればいいという簡単な話ではないと感じた。しかし、同じように良い連鎖も起こせるのではないかと思う。負の連鎖による損害とりも正の連鎖で得る利益の多くなればいいと考えた。

私は前回の授業で、「食料安定供給」「教育」は増加、「公共事業」は減少にするのがよいと考えました。しかし今回、班では私とは逆の方向に話が進みました。「国際化が進むから」「無駄な工事が多いと思うから」など目先の自分の考えで意見しましたが、もっと背景を考えなければならなかったことに気づきました。「少子化だから全体的にかかるお金は減るのでは」「オリンピックがある」といわれると納得してしまいました。もっと総合的に考えないといけないと思いました。

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4.この授業で、あなたは何を学び、どのような力が身についたと考えますか。

講師の大炊御門さんから指摘を受けて、正確で根拠のある理屈を立てて予算を増減しなければならないことを学んだ。国民が納得してくれる、つまり全ての人にフィットした方策を考えなければならないため、様々な状況の人がいることを理解しなければならない。また、理屈を立てるために、専門的なことを知らないと、十分に説得力をもたせることもできないことが分かった。これらの力は「創造」の今後の研究活動で身に着けていきたいし、専門的な事柄であればあるほど予習が大切だと感じた。

最初、私たちの班では、年金の給付金を減らす提案で進めましたが、講師の當間さんにそれでは国民が納得しないと指摘されました。しかも、その上に消費税10%アップの話になっていたので、国民に大反対される案になっていました。それを年金は「定年を上げて、年金受給が遅ければ遅いほどもらえる割合が多くなる」今のしくみを補強するものにする。砂糖税(嗜好品のみ)や酒税・たばこ税の増額により「健康に生活習慣病を減らす」ことで、医療費の減額、税収の増加までできました。

全国民が納得する増税はない中で、考え抜いた案を批判されるのは大変だと思い、政治について真剣に考える授業だった。多くの人の利害を考え、できるだけ損害が少ない方法を考えるのが難しかった。

今回学んだことは、一人ひとりの立場の違いで意見も違うということです。これを踏まえた上で自分の意見と相手の意見が違った場合、冷静に両方の意見を比較し相手を納得させる説得力が必要で、また相手が正しいと思った場合は自分が身を引くことも大切だとわかりました。限られた資源をどのように配分するかというテーマで普段話すことはないのですが、今回議論してみて、財政などの政治は他人事ではなく自分の意見をもつことが、今後大切だと思いました。私は今日、皆とは違う意見でも論理的に説明をすれば理解してもらえることがわかった。

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平成30年1月30日 グローバルリサーチⅡ FW「JETRO海外ビジネスセミナー」

大阪府中之島図書館において、「企業の海外戦略」をテーマに研究をしている普通科グローバルリサーチⅡ受講者(2年)9班の生徒2名が、JETRO海外ビジネスセミナーin中之島図書館「海外のビジネス環境を観る:ASEAN」に参加しました。ASEAN諸国が投資環境としてどのような状況にあるのか、各国が抱える課題は何か、有望な進出先はどこかなど、データをもとに講義がありました。データをたくさんいただけたことで、今後の日本企業の進出を考える貴重な機会となりました。

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〈生徒の感想〉

 今回、ASEAN全体のマーケットとしての見方を知ることが出来て良かったです。今まで自分たちの研究内容で、「なぜミャンマーでなければならないのか」という部分についてよくつっこまれることがあったのですが、今回少しその理由がわかった気がします。ASEAN諸国のなかにはマーケットとして魅力のある国や、GDPや人口の成長率が高い国がたくさんあるのに、その中でもミャンマーでなければいけない理由はなんなのかと自分でももう1度問いただすいい機会になりました。それでもなお、ミャンマーでなくては行けない理由があると私は思ったので、今後また考えを練り直して、ミャンマーで置き薬事業を行うことのメリットについてはっきりまとめたいと思います。またJETROのホームページも活用しつつ、論文を書く上でこのビジネスプランを深めていきたいです。

企業向けのセミナーでついていけるか不安だったが、今までJETROのホームページで何度も調べた甲斐もあったのか、沢山のことを吸収できたと思う。信用のおける多数のデータ、口頭での説明を活かしていきたい。また、直接質問しアドバイスを頂いた際、私たちの研究では実際に企業で提案した場合、お金を出してもらえるのか、という観点から根拠を示していくことが足りなかったように感じた。実現可能性を高めていくと同時に企業で採用されるような様々な面でメリットの多いプランとなるよう考えていきたい。今後の研究の方向性もしっかりと決めていきたい。

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平成30年1月29日 創造基礎B FW「『ぼっかけ』を使った商品の企画」

長田商店街において、「長田とお弁当にIRODORIを」をテーマに研究をしている創造科学科2期生(1年)社会科学分野5班の生徒5名が、おかずファクトリーを訪問しました。長田の食材の代表である「ぼっかけ」にチョコをかけた商品の販売に向けて話し合いを行いました。再試作品のクラスの評価は良好でした。実際の作成に向けて、仕入れや味付けの詳細をおかずファクトリー店長 村上季実子氏にお願いし、ネーミングや大きさ等の仕様、包装資材を検討し、最終的な販売価格決定に進めていくこととなりました。包装資材については、班員もいいものを探すこととしました。2/14限定での店頭での販売にむけて、もう一度村上さんのところで作成していただき、次週最終確認をすることとしました。

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