平成30年12月17日創造基礎B FW「そうだ銭湯に行こう!in ながた」

株式会社フェアウエェイにおいて、長田の銭湯をテーマに研究している創造科学科3期生(1年)3班の4名が、同代表矢野儀彦氏から映像作成のプロセスについてお話を伺った。

IMG_2121 IMG_2123 IMG_2125

〈生徒感想〉

私たちの班は、長田区の銭湯を盛り上げるために、銭湯がテーマの動画作りをすることになりました。そのために、動画作りの基本を学ぶため、大阪に事務所を構える矢野さんのもとにお話を伺いに行きました。矢野さんに動画の構成や、コンテ、実際の動画を見て良い例と悪い例など、いろんな動画のことについて教えていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。今まで長い間迷走していましたが、矢野さんのお話を聞いて、ゴールが見えた気がしました。他の班にだいぶ遅れをとっていると思うので、もっと早くにお会いできていたらと後悔していますが、気持ちを切り替えて良い動画をつくれるよう今まで以上に頑張りたいと思います。

カテゴリー: SGH(学科3期生), 創造科学科3期生 | 平成30年12月17日創造基礎B FW「そうだ銭湯に行こう!in ながた」 はコメントを受け付けていません

平成30年12月14日創造基礎B FW「ベトナム人との共生」

たかとりコミュニティセンターにおいて、ベトナム人との共生をテーマに研究している創造科学科3期生(1年)の生徒5名が、同センターの忘年会に参加した。この会は同センターで市民活動をしている方々が年に1度集まり成果を共有する場になっている。本校生徒は、同センターで活動しているベトナム人からインドシナ難民の歴史や長田にきてからの地域との関わりについての話を伺うことができた。

181214 (7) 181214 (14) 181214 (15)

〈生徒感想〉

たかとりコミュニティセンターの忘年会に参加した。タイやベトナムなど主に東南アジアの地域で食されているエスニック料理(揚げ春巻きや春雨、タピオカなど)を頂いた。会にはベトナム出身の方もいらっしゃり、僕たちの班の実践活動の目的に関わる非常に貴重な話を聞くことができた。僕たちの目的はベトナム人に対する偏見をなくすことだが、そもそも長田にベトナム人が多いのは1980年代に難民が多く移住してきたためであり、決してベトナム人すべてが悪さばかりを働いていたわけではないのだが、窃盗などのニュースだけが目立ってしまい、偏見が生まれたのだと語って頂いた。昔に比べてだいぶ偏見はおさまったとおっしゃっていたが、今回の話を聞いて、より一層日本人とベトナム人が親密な関係になれるよう、1月20日の実践活動に向けて、準備を進めていきたいと感じた。

カテゴリー: SGH(学科3期生), 創造科学科3期生 | 平成30年12月14日創造基礎B FW「ベトナム人との共生」 はコメントを受け付けていません

平成30年12月14日創造基礎A「模擬投票」&講義「自分の軸と政治」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科3期生(1年生)が創造基礎Aの授業で模擬選挙を行った。各班がそれぞれ政党になりきり、班から1名が模擬代表として演説を行った。政党については、神戸市選挙管理委員会と相談し、現在国会内で政党要件を満たしている自由民主党、立憲民主党、社民党、日本維新の会、自由党、公明党、希望の党、日本共産党、国民民主党に班分けをした。事前学習で、各党について模擬選挙推進ネットワークからいただいた資料やHPから調べて、綱領・経済政策・福祉政策・外交政策・その他の主張の項目についてまとめた「政党カタログ」を作成し、そのカタログと模擬代表の演説をもとに評価を行い、休み時間を利用して模擬投票を行った。

DSCN0922 DSCN0932 DSCN0952 DSCN0950

〈模擬投票の結果〉

自由民主党7票、立憲民主党6票、社民党2票、日本維新の会13票、自由党1票、公明党2票、希望の党1票、日本共産党1票、国民民主党3票、白票1票(投票率100%)

模擬投票の後、NPO法人Youth Create代表 原田謙介氏に「あなたの軸と政治」をテーマに講義をして頂いた。講義の中で、選挙とは政治にアクセスするひとつの方法・通過点であり、国民ができることのすべてではないといったことや、「政治の」若者離れについて、また社会の中の様々な立場の人に視点を移すことの大切さを教えていただいた。

DSCN0955 DSCN0958

(生徒感想)

今まで意見を思いついても“私の意見なんか”と思って自信がなくなり発言できないことが多くありました。しかし、原田さんの講義を聞いて多様な人の意見を聞くことや高校生である今しか感じられない考えを発信していくことが大切であると知り、どんな意見でも言うことで議論などを発展させていけるのだと感じました。また、その考えの価値も自分で決めてしまうのではなく誰かに伝えることで思わぬ発見があるかもしれないと考えることができました。そして、今は高校生ですが、今回の授業のように政治に関係することを自分たちで調べたり興味を持ち続けることで将来大人になったときに若い世代の意見を尊重できる社会、政治を作っていかなければいけないと思いました。

私は今まで政治というものは、日本をよくするために選挙で政治家を選び、その政治家が行う者だと思っていました。しかし、今回の講義を聞いて、日本をよくするためにではなく私のまわりの生活がよくなるようにするものだということがわかりました。それを知ったとき、私はなぜ日本の若者は海外の若者のように政治に興味がないのだろうかと疑問に思いました。そこで、私が考えた原因は、社会に対して不満がそこまでないからだということです。これは、一見いいことのように聞こえますが、他者に対しての無関心の現れ、またはテロなどの危機といった問題の軽視の現れではないかと思います。前者は、ますます核家族化、孤独死の増加、結婚をしない人の増加による少子化を引き起こす原因となり、後者は北朝鮮がミサイルを発射してきたのに他人事なので大丈夫だと思い、本当に大惨事になったときにはもう遅かったという原因になると思います。こういった事態を防ぐためには、もっと海外のことをみることが大切だと思います。海外の経済成長の度合いや、本当に起こっているテロ問題などに目を向け、他人事だと思わずに、日本は本当に大丈夫だろうかと危機感を持つことが政治を変えたいと思うきっかけになるのではないかと思ったからです。

大人たちが「若者たちはしっかり選挙に行ってほしい」などと若者に責任を押し付けてはならないと大人である原田さんがおっしゃるのがすごいと思った。これは、原田さんが自分の立場以外の目線になって物事をお考えになられるからだと感じた。私も自分と違う立場の目線で考えることが自然にできるよう普段の授業や創造の授業で自分と真逆の目線に立ったりして鍛えていきたいと思いました。主権者と有権者は違うということも知りました。私たちは有権者でなくても、主権者ではあるから政治について考える義務があると考えました。しかし、それが重荷ではないということも学んだのでいろいろな人の考えも知って、考えの柔軟な人になりたいと考えました。

私は講義での「選挙権の18歳への引き下げは賛成か反対か」という問いに直感的に反対という意見を持ちました。20歳は18歳よりも社会との接点が多いが理由でしたが、原田さんは「社会に出た人の視点、高校生の視点はどちらも大切で、自分なりの視点を大切に」とおっしゃっていました。その話を聞いて、自分は少なからず高校生が政治に及ぼす力はそれほど大きくないと諦めていたのではないかと思いました。だからこそ、「世の中の大事なことは何か」や「様々な政治参画」などの話を聞いた、今回の講義を通して強く思ったのは、「自分でも政治に参加できる」ということです。独自の考えを持つ政党がいくつかあり、そこから一つを選ぶのは難しいですが、「選ぶ」ではなく、自分の意見や理想を常に考え続け、周りの人と交流していきたいです。

カテゴリー: 創造科学科3期生 | 平成30年12月14日創造基礎A「模擬投票」&講義「自分の軸と政治」 はコメントを受け付けていません

平成30年12月13日 第9回高校生鉄人化まつり実行委員会(2)

長田区役所702会議室において、第9回高校生鉄人化まつり開催に向けた第2回会議が開かれた。今回はテーマについて話し合われた。今年度のテーマは「平成最後!!鉄人がつなぐ未来への絆」となった。次回会議は1月10日(木)の予定。

IMG_2087 IMG_2088 IMG_2089

カテゴリー: 創造科学科3期生 | 平成30年12月13日 第9回高校生鉄人化まつり実行委員会(2) はコメントを受け付けていません

平成30年12月11日 創造基礎B FW 「ヤマモトヤ訪問」

本町筋商店街ヤマモトヤにおいて、創造科学科3期生(1年)の8班5名が「六間道2Dアスレチック」の実践活動の提案を山本氏に行った。実施時期や実施場所などの具体的な企画の提案を行い、ご助言をいただいた。いただいたご助言を踏まえ、企画を進めていく予定である。なお、実践活動は六間道商店街から本町筋商店街に変更しました。

P1020331  P1020333  P1020332

<生徒感想>

今回私たちは商店街に伺い、遊具を制作するワークショップの開催について話し合った。商店街の方から意見を伺い、開催するにあたって起こりうる様々な問題点に気付くことが出来た。その中で、塗料の適性、遊具の安全性、ターゲットの年齢層などを検討し直す必要があると感じた。また、参加者不足が大いに懸念されるため、広報活動の仕方を工夫して集客を図りたいと考えている。今後は今回指摘を頂いた箇所について班員で再度話し合い、さらに詳しい計画を練っていく予定だ。

カテゴリー: SGH(学科3期生), 創造科学科3期生 | 平成30年12月11日 創造基礎B FW 「ヤマモトヤ訪問」 はコメントを受け付けていません

平成30年12月10日GRⅠ「地域における多文化共生」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)40名を対象に、多文化共生センターひょうご代表の北村広美氏に「地域における多文化共生」をテーマに講義をしていただいた。はじめに日本における移民や外国人労働者についての現状を知り、訪日外国人の抱える問題を自分たち日本人が深く関係している問題としてとらえた。また、最後に「多文化社会を実現するためには」というテーマでグループごとに話し合った。まず訪日した外国人がどんな問題に直面しているのかを考え、そこから実際に何が求められているのかをグループ内で出し合うことで、具体的な対策案を見つけた。今日本にいる外国人の現状や抱えている問題を知り、日本が抱える問題として捉えるいい機会となった。

DSCN0845 - コピー DSCN0853 DSCN0854 DSCN0855

(生徒感想)

今回の授業で、自分が思っているよりも多くの在日外国人が深刻な問題を抱えていたり、悩んでいることがわかった。その原因は資格や権利など日本の制度の問題でもあると思うが、住んでいる地域や仕事場での人間関係の問題も大きく関わっていると思う。だから、私は外国人に対する先入観にとらわれず、積極的にあいさつをしたり、話しかけたりしてお互いのことを正しく理解しあうことが大事なのではないかと思った。また、私自身、外国人と触れ合った経験が少なく、外国の文化についての理解もまだまだ浅いので、これから多文化共生を目指した行事などにどんどん参加して多文化共生に貢献できる人になりたいと思う。理解を深めること以外にも、外国人と積極的に話すためのコミュニケーション能力や英語力もとても大切だと思うので、身につけたい。日本に外国人が増えることが、日本人にとってもやってくる外国人にとっても良いことだと思えるようになるといいなと思う。

多文化共生とはなんだろうか。中学校の時もこの言葉について考えさせられました。その時は、そんなに多文化が共生できていないのだろうかと疑問に思っていました。今回この講義を聞いて、新たに知ったことがたくさんありました。例えば、阪神淡路大震災が起こるまで近隣に外国人が住んでいたことを知らなかったり、外国人が日本人とうまくコミュニケーションがとれなかったりと日本人も外国人もお互いに困っていることが多いということです。他にも、情報が入ってこなかったり、社会保障や医療制度の制限による不自由など、外国人が困っていることの項目がとても多いことも初めて知りました。これらを知って、私はこんなにも自由がきかないことにショックを受けました。これらを改善するために私たちの班では、地域のお祭りを使って近隣に住む外国人との交流を図ろうとする考えに至りました。そのお祭りでは、日本の伝統である着物の着付けコーナーや外国料理などを用意し、そのお祭りの存在を拡散するためにポスターなどを作り、そのポスターは韓国語や中国語などの多言語で書き、それらを近所の人たちの家々に手渡しまたはポストに入れることでどこに外国人が住んでいるか把握できると思います。

異文化交流の問題を解消するのに最も効果的なことはなにかと考えたが、しっくりくるものが全然でなかった。下手に動くと、より悪くなってしまうのではないかとも考えた。それでも、考え方を変えることはかなり有効なのではないかと思った。日本人側には幼いころから交流の場を作り、それが将来に活かされるようなことができれば、と考えた。ただ、“外国人”とより意識してしまう結果にはしたくないので、自然な、別に特殊なことではないと思わせる配慮が必要だろうと思った。外国人側には様々な人がいると思う。積極的にかかわりたいと思う人、その必要はないと思う人にはまだチャンスがあると思う。交流の必要性を伝え、機会を設けることができる。難しいのは関わりたくないと考える人だ。必要性を伝えても意識を変えるのは困難だろう。それこそ、適度な距離感というものが必要だと思う。日本人同士でも気が合う合わないで交流が少なくなる人もいる。もし関わらずにいても、互いへの理解は大切だと思うのでお互いを知る機会を得ることができると良いだろう。実現は難しいが、こうやって考えていくことで、より良い方法を見つけられるだろう。今回のことも、身近な問題について深く考えられた良い機会だった。これから得られるこのような機会をもっと大切にしていきたいと思う。

カテゴリー: グローバルリサーチ | 平成30年12月10日GRⅠ「地域における多文化共生」 はコメントを受け付けていません

平成30年12月8日創造基礎B実践活動「棒サッカーで認知症理解にshoot!」

高齢者ケアセンターながたにおいて、「棒サッカーで認知症理解にshoot!」をテーマに研究している創造科学科3期生(1年)2班の5名とボランティア3名が、毎月第2土曜日13時半から行われているなあたんカフェ(認知症カフェ)にて、本校生徒が提案した「棒サッカー」を実践した。参加した高齢者と小学生を混ぜて白と黒チームに分かれ、白熱したゲーム体験を提供することができた。また、交流を兼ねた「もぐもぐタイム」では普段の生活の困りごとなど認知症理解を進める会話もすることができた。

IMG_1984 IMG_2026 IMG_2046 IMG_2033

IMG_2047 IMG_2061 IMG_2058 IMG_2081

〈生徒感想〉

僕たちは高齢者ケアセンター長田のなあたんカフェで、棒サッカーを用いた認知症理解のイベントを行ないました。良かった点は、安全に配慮したルール設定、道具のおかげで皆さん一生懸命楽しみつつもけが人なくイベントを終了させられたこと、認知症予防という観点でいうと地域の方や高齢者の方が集まって運動をするというこの活動は成功であると言われたことです。課題となった点は、もともと広い世代と認知症の方が交流し認知症理解につなげるということが目的であったが、広報の仕方に問題があったなどで案内を配布した小学生を呼び込むことができなかった。そのため、認知症理解が進んだとは言えないことです。また、柵がの上端が尖っていて痛いという声があった。これらを改善し、次回の開催につなげたいです。

カテゴリー: SGH(学科3期生), 創造科学科3期生 | 平成30年12月8日創造基礎B実践活動「棒サッカーで認知症理解にshoot!」 はコメントを受け付けていません

平成30年12月5日 RRE「外国人留学生との交流会」

兵庫教育大学において、創造科学科3期生(1年生)40名が同大学に留学している外国人留学生・教員研修生10名と英語を用いて交流会を行った。2回目の交流となる今回は、「人口問題」をテーマに話し合った。アイスブレーク活動とお互いの自己紹介の後、高校生は「現状の日本の人口問題の課題点と改善案」について同様にプレゼンテーションを行い、留学生から「自国の人口問題」についてパワーポイントを用いたプレゼンテーションを行っていただいた。難しいテーマではありましたが、この一年間で培った経験を活かし、積極的に英語で議論する姿が印象的であった。

DSCN0764 DSCN0792 DSCN0804 DSCN0806

留学生の出身国は以下の通りです。

クロアチア、ベトナム、中国、韓国、ウズベキスタン、マラウイ、イタリア

〈生徒の感想〉

I found that Croatia has been becoming the aging society like Japan in the exchange meeting with an international student. I heard that aging is a problem in the world as well as Japan. In addition, there is a problem that decline the population of Croatia. I learned it is caused by economy, decreasing of the workplace and so on. From this, I found that various things generated issues which each country has. When I look back on my action of this exchange meeting. I think that I made a better presentation than the last announcement. However, I could not remember English words and grammar immediately. Therefore, I thought that I should learn English words and practice speaking English to talk in English positively.

I learned a lot today. Firstly, I learned difficulty of expression with English. I thought that I must memorized English words harder. However I could communicate with body language, so I will attempt using body language at my speech. Secondary, I knew difference in the cause of aged society with countries. In China, it starts with one house one child policy. However there are things. China and Japan in common. For example, people who won’t have a child hope to work and spent their partners. Also, people who want children do not have money enough to grow up their children. I noticed many points for important during today. I must not be afraid of making mistakes in particular. My English was not good but I expressed what I wanted to communicate with you. Because of this, I could talk with a student from China. I want to express my thoughts more and understand their thoughts. So, I try studying hard and I would like to communicate well.

There are two things I learned. Firstly, I learned problems Uzbekistan has. There are five main issues in Uzbekistan. First is the environmental issue. Uzbekistan has lakes, but it is being dried-up. So, salty wind blows. Second is the employment issue. There is not enough jobs in Uzbekistan. So, many people go abroad to work. Third is the industrial issue. Uzbekistan used to be colonized by Russia. So, agri- business is its main industry now. It has to change it to second industry. Fourth is the medical issue. Its population is becoming larger, but many people die from disease. Fifth is the educational issue. The opportunity of education is not equal. There is not aging population issue. Issues in Uzbekistan are different from that in Japan. Secondary, I learned that education in Japan is expensive in foreigner’s view. So, we thought that the government should make kindergartens. Then, parents who have little children can raise their children move easily, and work. I tried to do two things this time. To listen with good reactions and to talk positively. I think I could do both the two things. So I feel satisfied with it. And I could understand most of the presentation the international student made. But I could not understand some words, because he spoke English with a few accent and fast. Next time, I want to understand all.

カテゴリー: SGH(学科3期生), 創造科学科3期生 | 平成30年12月5日 RRE「外国人留学生との交流会」 はコメントを受け付けていません

平成30年12月1日 電気化学会 高校生チャレンジ

創造科学科2期生の理系選択者で創造応用ⅠS化学研究班の7名が、電気化学会関西支部が主催する高校生チャレンジにポスター発表で研究発表を行った。期末考査中の忙しいなかであったが、これまでの研究の成果を学会で発表できるチャンスに挑戦し、大学院生や大学・企業の電気化学の専門家の前でプレゼンテーションを行った。SSH校を中心にレベルの高い研究が多い中、関西支部賞という形で評価していただき、生徒たちも驚きと喜びを味わうことができた。何より専門家から今後の研究のアドバイスをいただけたことが大きな収穫で、最終的な研究の考察に向けて、非常に有意義な機会であった。

DSCN0718 DSCN0726 DSCN0734 DSCN0754

<生徒の感想>

今回、関西電気学会に参加して、1番初めに驚きました。こんなに沢山の種類の電池があるんだということは言うまでもなく、どこにこんな電池が利用されているのかということに驚きました。植物の色素を使った太陽電池、微生物による電池、単糖類を使った電池、、、などが並ぶ中僕達の班は、泥を用いたゼロ円燃料電池燃料電池の発表を行いました。発表中には、実験中には全く気づくことの出来ないような疑問、アドバイスを専門家の方や大学の教授から頂き、自分たちの実験を客観的に見直すための、すばらしい機会でした。具体的にここで感じたことは、自分たちの班の起電力は、平均的に見ればまだまだ改善の余地があるということです。泥に何を加えた時にどれくらい起電力が取れるか傾向を知るためにタンパク質を用いて詳しく比較していきたいと思います。また、発表では関西支部長賞をいただきました。これをきっかけにこれからさらに発展途上国でもコスト無しで使える電池を目指して、研究に励みたいです。いつか、乾電池ではなく泥電池が一般的な時代が来るかもしれません。

カテゴリー: SGH(学科2期生), 創造科学科2期生 | 平成30年12月1日 電気化学会 高校生チャレンジ はコメントを受け付けていません

平成30年11月26日 SCI-TECH RESEARCH FORUM 2018

関西学院大学神戸三田キャンパスにおいて、創造科学科3期生(1年)の自然科学分野2・3・4・6・7・8班が、関西学院大学理工学部主催「SCI-TECH RESERCH FORUM 2018」に参加し、ポスター発表を行いました。兵庫県内外の高校から課題研究に取り組んでいる生徒が集まり、現時点の研究の概要について説明を行いました。以下は各班の発表タイトルと生徒の感想です。

2班 中村達・河野ゼミ 「ヒメジョオンの酵素活性に関する研究」

3班 邑上ゼミ 「アリの足 ~どの足が必要か~」

4班 中村元・山本ゼミ 「蛍光X線を用いた元素分析 ~今と昔の硬化を比べる~」

6班 速水ゼミ 「ウナギの謎を追え ~環境DNA分析手法を用いて~」

7班 矢井田ゼミ 「身近に生きる植物たち ~植物と土壌の関係~」

8班 中村崇・松田ゼミ 「放射線は物体の成分を紐解くカギ ~身の回りの物・場所~」

<生徒の感想>

私たちは今日の関学リサーチフォーラムの発表を不安が残る状態で行いました。準備期間がほとんどなかったのとポスターに間違いが見つかったため、今日の発表はどきどきでした。発表では大学の教授の方や他学校の先輩方からたくさんの意見を貰うことが出来ました。それらの意見は私たちの実験のこれからに大いに活かせそうでした。また、今回の発表で、質問の仕方ということを学ぶことが出来た気がします。私はいつも学校での講演を質問があるはずなのにそれがなかなかまとまらず、勇気も出なくて結局質問を出来ずじまいで終えてしまうことがよくありました。実際に自分が携わってる研究の質問を受けることで、こうやって質問するのか、とすこし質問の仕方がわかった気がします。またの機会に今日の発表会を終えて、自分たちの発表にはたくさんの問題点があるということに気づくことができました。例えば、グラフの関連性についての説明が不十分であったり、はじめてこの発表を聞くひとに対して分かりにくい説明があったりしました。自分たちがわかっていてもそれをはじめて聞くひとたちに理解してもらえなければ意味がないので、次の発表では、その部分を改善していきたいです。また、教授の方や大学生から頂いたアドバイスはとても重要なものばかりだったので、それも参考にこれから活動していこうと思いました。それを活かしたいです。

初めての校外のポスターセッションに参加した。今日はいい経験になったと思った。発表のとき、事前に要点をまとめて練習したにも関わらず、本番で知らない人を前にすると、言葉がつまってしまった。これは前々からあった課題だ。人前でうまくしゃべれるようになりたい。専門の大人の人から細かいアドバイスはいただいた。おおさわ先生は素人の素朴な疑問が、問題の真相をつかむこともあるとおっしゃった。質問をどうすればよいかわからず、質問することが今後の課題となった。

今回のポスター発表で、私は主に2つのことを意識しました。

     1つ目は、聞く際に発表者の話し方を見ることです。上手だと思った人の話し方や姿勢、少しわかりにくかった人の話し方は何故分かりにくかったのか、意識して見ることで、自分の発表の時に気をつけることが出来たと思います。
    2つ目は、聞いてくれた人の言葉に耳を傾けることです。私達の班はまだ研究テーマが決まっていなかったため、データ採集についての発表となりました。その中で今後の活動についてやデータのまとめ方など、様々な点についてアドバイスを頂きました。これから研究を進めていく上で参考になるものばかりでした。
    自分達だけでは気づけないような点に、聞き手となったり、アドバイスを受けたりすることで、目を向けることが出来ました。また、準備を余裕を持って丁寧にしなければならないと感じました。
    3学期の発表会では、伝え方も意識しながら丁寧な発表が出来るように、今回の経験を生かしていきたいです。
今日の関学リサーチフォーラムで、普段はお話を聞くことができない校外の高校生や大学生、大学の先生など様々な立場の方からお話を聞くことができ、

多くの発見をすることができました。
しかし、研究内容だけではなく発表の面でもまだまだ詰めていかなければいけないことは多いと思ったので、
研究についてはこれからの活動で今日頂いたアドバイスをもとに具体的な方針を決めて研究を進めていき、
発表については今後何度も発表の場があるので回数を重ねるごとにより良いものにしていきたいと思いました。
DSCN0674 DSCN0679 DSCN0686 DSCN0691 DSCN0692 DSCN0693 DSCN0699 DSCN0704

 

 

カテゴリー: SGH(学科3期生), 創造科学科3期生, 未分類 | 平成30年11月26日 SCI-TECH RESEARCH FORUM 2018 はコメントを受け付けていません