平成30年12月1日 電気化学会 高校生チャレンジ

創造科学科2期生の理系選択者で創造応用ⅠS化学研究班の7名が、電気化学会関西支部が主催する高校生チャレンジにポスター発表で研究発表を行った。期末考査中の忙しいなかであったが、これまでの研究の成果を学会で発表できるチャンスに挑戦し、大学院生や大学・企業の電気化学の専門家の前でプレゼンテーションを行った。SSH校を中心にレベルの高い研究が多い中、関西支部賞という形で評価していただき、生徒たちも驚きと喜びを味わうことができた。何より専門家から今後の研究のアドバイスをいただけたことが大きな収穫で、最終的な研究の考察に向けて、非常に有意義な機会であった。

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<生徒の感想>

今回、関西電気学会に参加して、1番初めに驚きました。こんなに沢山の種類の電池があるんだということは言うまでもなく、どこにこんな電池が利用されているのかということに驚きました。植物の色素を使った太陽電池、微生物による電池、単糖類を使った電池、、、などが並ぶ中僕達の班は、泥を用いたゼロ円燃料電池燃料電池の発表を行いました。発表中には、実験中には全く気づくことの出来ないような疑問、アドバイスを専門家の方や大学の教授から頂き、自分たちの実験を客観的に見直すための、すばらしい機会でした。具体的にここで感じたことは、自分たちの班の起電力は、平均的に見ればまだまだ改善の余地があるということです。泥に何を加えた時にどれくらい起電力が取れるか傾向を知るためにタンパク質を用いて詳しく比較していきたいと思います。また、発表では関西支部長賞をいただきました。これをきっかけにこれからさらに発展途上国でもコスト無しで使える電池を目指して、研究に励みたいです。いつか、乾電池ではなく泥電池が一般的な時代が来るかもしれません。

カテゴリー: SGH(学科2期生), 創造科学科2期生   パーマリンク

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