令和2年8月22日グローバルリサーチFW「ひの家ふぇ」

コミュニティカフェ「ひの家ふぇ」にて、グローバルリサーチ受講生(2年)4名が、神戸市北神区役所まちづくり課係長の船引紀利氏とひの家ふぇ店主の樋ノ上美和氏からお話を伺った。この班は「神戸の農村への移住」をテーマに研究をしており、船引氏からは「神戸農村スタートアッププログラム」について、樋ノ上氏からは八多町の現状と課題、ひの家フェの取り組みについて話をいていただいた。

〈生徒感想〉

私が思っていたよりもかなり現状はシビアだった。一番驚いたのは開発の規制で事業を起こしづらい点だった。何かをしようとしても許可を得るのに時間がかかり、地域活性化までの道のりがとても長く感じた。しかし八多町は淡河などと違ってこれから地域おこしを始めようとしているところだったので、研究の場所としてはとても面白みがあると思った。また、樋ノ上さんのお話を通して、地域住民の方の自分の町に対する思いを聞くことができたのはとても有意義だったと思う。ただの研究対象として八多町を調べるのではなく、心のこもった探求活動を行いたいと思った。今回の訪問で出てきたいくつかの問題をキーワードとして今後の活動に活かしていきたい。

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令和2年8月19日 創造応用Ⅰ「探究活動の進め方講演」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科4期生(2年)が「探究活動の進め方講演」を3・4限に渡って後述の2名の先生よりしていただいた。3限にはオンラインのzoomを使って大阪大学名誉教授の下田正氏より「探究活動を通じた主体的学習能力の獲得」について、4限には大阪大学教授松繁寿和氏より「研究発表・論文執筆の基本的な枠組み」についてお話があった。これから始まる各テーマに分かれた探究活動に向けて、生徒たちも真剣な表情で講義に耳を傾けていた。

〈生徒感想〉

“当たり前のことを言わない”というのが分かりきっているようで案外つまずきやすいポイントのように思った。理系の研究でも活かせる重要な教訓としては、問題解決へのアプローチ方法をできるだけ多く考えることだと感じた。そうすることで、それぞれの手段の有効性を比較することができ、それぞれの方法が”どのくらい有効か”というところに新しさを発見できるからである。実験に至るまでの論理の組み立てがその研究の内容の濃さを左右すると思うので、その点も大切にしたい。

まず、大学受験のための勉強のような知識だけを頭に詰め込む学習は研究で使えない。社会や自然に対して関心、疑問を持つことが大切。そのためには、日々考えることをやめないようにする。それは、学校の時も同じで、受動的学習態度をやめ、海外の人のように、わからなかったらすぐ質問したり基本から理解するよう心掛ける。下田先生も高校の時の研究は、仮説をしっかり考えやっていないとおっしゃっていたので、自分の不思議と思ったことをやってみる姿勢が大切だと思う。

社会科学分野は、全くの新しいことを見つけ出すのは難しく、先行事例があるものが大半である。ゆえに抽象的な研究に陥りがちだと思うが、今回の講演で何度も先生方がおっしゃっていたように、文理を問わず「的を絞り、かつ実験すること」が重要であると感じた。やみくもにテーマについて調べるのではなく、ある程度の知識を身に着けたうえで、筋道を立ててから、目的意識を書き出してもって情報を検索することも同時に大切だと感じた。しかし1番大事なのは自分の研究の意義を見出せていることだと思う。考える過程に時間を割き、今までにない新しい提案を編み出るように、残り半年尽力します。

研究発表の仕方や論文の書き方はいつか誰かに教えていただきたいと思っていたので、今日の講演はとてもありがたかったです。聞いていて、やっぱりテーマ設定が大変だけれど肝で、難しいなと思いました。でも、お話にもあったように、普段から身近なことに興味を持って、疑問を持っていたら、調べてみたいことはたくさんあるんだろうと思いました。変なことにも興味を持って、スマホではなくて周りの景色を見るようにしようと決意しました。疑問ノートも作ってみます。

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令和2年8月17日(月)創造基礎B 4班FW「『インスタ映え』写真を撮るには」

「自然」と「インスタ映え」をテーマに長田区の広報に取り組む創造科学科5期生(1年生)4班の4名が、長田市の写真家岩本氏に写真の撮り方について伺った。 写真撮影のための準備、撮影時のポイント、撮影後の処理の3つのポイントで写真撮影のコツを教えていただいた。今回は、長田区の「ながた緑プロジェクト」の広報において、インスタグラムを活用するというテーマになるので、自然や風景の写真撮影をするコツを重点的に伺った。その中で、インスタグラムで評価される写真を撮るために、よい写真、評価されている写真をたくさん見ると良いということを聞き、長田区のイベントを効果的に宣伝するために、評価されている写真をよく観察し、今後の活動に活かしていきたい。

<生徒感想>

私たち4B班はシタマチコウベの写真を撮っている岩本さんを訪れました。今日は写真の撮り方、構図などの技術面についてお話を伺いました。また、前回班員で撮りに行った長田区南部の写真についてもアドバイスを頂きました。今、ポスターを作って貼ろうかと考えているのですが、区役所に許可をとって貼るまでに1ヶ月はかからないそうです。ポスターにする写真をどれにするか、デザインはどうするかなどの課題がありますが、これから練っていきます。 また、今日からインスタの投稿も始めていきます。

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令和2年8月17日 創造基礎B FW「角野邸」

長田区駒ヶ林町にある角野邸において、創造科学科5期生(1年)の5名が長田区役所まちづくり課の杉山さん同行のもと、スタヂオカタリスト代表の松原永季さん、NPO法人芸法代表の小國陽佑さんに駒ヶ林の空き家・空き地の活用についてA・B班の案を発表した後、お話を伺いアドバイスをいただいた。

松原さんからは、空き家・空き地の問題点や活用のお話を伺い、小國さんからは、空き家・空き地の活用の中でもアートに関する活用についてのお話を伺った。

その後は、実際に駒ヶ林にある空き家・空き地の様子や、実際に活用されている場所などを訪問し、班の提案のイメージを膨らませることができた。

<生徒感想>

8月17日に創造基礎B3班の5人のメンバーで、駒ヶ林地区の「角野邸」へフィールドワークに行きました。長田区役所の杉山さんが、まちづくりコンサルタントの松原さんとNPO法人芸法の小國さんを紹介してくださり、お二人にお話を伺うことができました。8月14日の話し合いで杉山さんに指摘された計画の曖昧さを改善するために、私たちは事前準備をしっかりしてからフィールドワークに臨みました。方向性を固め、事前にお二人に質問したいことを用意したことで今までよりも内容の濃い時間となりました。しかし、話し合いの中で、私たちが見落としていた部分や考えが及ばなかったことが次々と露呈してきました。方向性は決まったので、今後はお二人のお話をもとにより現実性のある提案内容にすることを目標に活動したいと思います。

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令和2年8月17日創造基礎B「神戸鉄人プロジェクト」

KOBE鉄人PROJECT事務局において、創造科学科5期生(1年)の4名がフィールドワークに行った。KOBE鉄人PROJECTプロデューサーの岡田誠司さんに鉄人についていろいろなお話しを伺った。今日お話しで聞いた情報をまとめて今後の発表などで使いたいと思っている。

<生徒感想>

今回は鉄人プロジェクトの岡田さんに話をお伺いしてきました。

鉄人28号モニュメントの特徴に関して、いろいろ聞かせていただきました。例えば鉄人28号モニュメントには点検用の穴が3つあり中に入ることができたり、外装のペンキは大型船と同じものを使っていたりなどです。

課題としては今回教えていただいたことをわかりやすく小学生に伝えるにはどうすればいいかということです。具体的かつ身近な例を使ってその凄さを伝えたいと思っています。

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令和2年8月16日 創造基礎B 1班グループA・B「長田区在住のベトナム人との交流」

8月15日に日本ベトナム友好協会兵庫県連合会の理事長の山根加代子さん、長沼幸正さん、板崎聡さんと話を伺ったときに、親子教室をふたば地域福祉センターで実施していると紹介していただいた。そこで、同センターに翌日訪問し、活動を見学した。日本生まれのベトナム人の「子供ベトナム語を教える教室」と、日本に研修しに来ているベトナムの若者に日本語を教える教室を一緒に見学した。主に日本人ボランティアが日本語を教える教室に参加させていただいたが、ベトナムの研修生はとても意欲的で、生徒が学ぶべきところもたくさんあった。

<生徒感想>

先日は、日本ベトナム友好教会とふたば地域福祉センターを訪問し、ベトナムに対する自分たちの様々な疑問について、説明してもらえる良い機会になりました。中間発表会にて多くの方々から「課題と解決策が繋がっていない」という指摘を受け、問題点を見直していた自分たちは、今回のフィールドワークを通して、より具体的な在日ベトナム人に関することを知ることができたと思います。

 今後の活動も、両班ともにコロナ対策を厳重に行わなければなりません。本来のテーマである交流も、そういった観点からかなり規制されます。これからの展望を今回のフィールドワークを参考に、考えていきたいです。そしてまずは、現在行われている交流イベントに積極的に参加していこうと思います。

 その上で、自分たちがベトナム人のためにどのような活動を進めていけるのかを、コロナには十分に気を配りながら、かつ最小限の交流で最大限の成果を上げられることを目標に見定めていきたいと思います。

 今回のフィールドワーク先の方々には、これからもお世話になることがあると思います。応援したいと思ってもらえるよう、頑張っていきます。

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令和2年8月15日 創造基礎B 1班グループA・B

日本ベトナム友好協会兵庫県連合会の会長の山根香代子さん、板崎聡さん、長沼幸正さんに協会の本部で対応していただきました。長田とベトナム人のつながりの歴史やベトナム人の気質、現在ベトナム人コミュニティの抱えている課題についていろいろと教えていただきました。その中でいろいろなことを直接ベトナム人に訊いた方がよいと教えていただき、ベトナム人の親子教室を紹介していただきました。

<生徒感想>

先日は、日本ベトナム友好教会とふたば地域福祉センターを訪問し、ベトナムに対する自分たちの様々な疑問について、説明してもらえる良い機会になりました。中間発表会にて多くの方々から「課題と解決策が繋がっていない」という指摘を受け、問題点を見直していた自分たちは、今回のフィールドワークを通して、より具体的な在日ベトナム人に関することを知ることができたと思います。

 今後の活動も、両班ともにコロナ対策を厳重に行わなければなりません。本来のテーマである交流も、そういった観点からかなり規制されます。これからの展望を今回のフィールドワークを参考に、考えていきたいです。そしてまずは、現在行われている交流イベントに積極的に参加していこうと思います。

 その上で、自分たちがベトナム人のためにどのような活動を進めていけるのかを、コロナには十分に気を配りながら、かつ最小限の交流で最大限の成果を上げられることを目標に見定めていきたいと思います。  今回のフィールドワーク先の方々には、これからもお世話になることがあると思います。応援したいと思ってもらえるよう、頑張っていきます。

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令和2年8月11日「SDGs Ideathon 2020」

オンラインにて、普通科2年生徒1名と創造科学科5期生(1年)1名が、 関西学院大関西学、特定非営利活動法人国際社会貢献センター(ABIC) 主催「SDGsIdeathon2020」に参加した。 2020 年度 スローガン『One day or Day one ~「いつか」か「今日」か~』 のもと、大阪・兵庫の高校生約30名が集い、SDG3の「Good Health and Well-Being」についてディスカッションを行った。高校生のほかに、大学生や留学生も加わって議論し、グループごとに発表をした。本校創造科学科生徒を含む班は審査の結果、第1位となった。

〈生徒感想〉

2日間のイベントを通じて英語を話す力が特についたと思いました。私は1日30分オンラインの英会話レッスンを受けているのですが、今回のイベントのように一日中英語を使い続けるのとは上達のスピードが全く違うことを改めて実感し、留学への興味がいっそう強くなりました。また、初対面の学生とのディスカッションということもあり最初は緊張していましたが、議論が進むにつれてお互いに打ち解けられ、最後のプレゼンテーションでは6つのグループの中で1位をとれたことがとても嬉しく素晴らしい経験になりました。今回のイベントで得た成果を糧に創造の活動に活かしていきたいです。

「やっぱり、英語で話すのって楽しい!!」普段は見えにくい、英語の魅力を改めて感じることができた。 まず挙げられるのは、英語を使うことで世界中の人と交流できたことだ。日本の高校生はもちろん、ザンビアやイギリスの高校生とも意見を交わすことができとても刺激的な体験をすることができた。 二つ目は、英語で意見を交わすことで日本にいるだけではあまり触れられない多様な考え方に触れられたことだ。”make sense”(筋が通っている)という言葉が表すように、海外の高校生はとても論理的な考え方をしていて、率直にすごいなぁと思った。 多様な考え方に触れ、なおかつ英語力も向上させられたため、今回のイベントは一石が二鳥にも三鳥にもなる有意義なものだった。

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令和2年8月4日GRⅡ「第17回多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」

オンラインにて、普通科グローバルリサーチ受講生(2年)の生徒1名が、 兵庫県教育委員会、神戸市教育委員会、JICA関西、神戸YMCA、PHD協会、難民事業本部共催 「第17回多文化共生のための国際理解教育・開発教育セミナー」の1日目の基調講演に参加した。 NPO法人開発教育協会(DEAR)の中村絵乃事務局長に「COVID-19と開発教育」というテーマで講演を聞いた。 講演後、参加者同士で小グループで話し合い、多様な視点で新型コロナの問題について考えた。

〈生徒感想〉

基調講演では、コロナウイルスと開発教育をテーマに、コロナウイルスの影響から気づいたこと、考えたことについてグループに分かれて話し合いました。対象者が学校関係者、学生であったため、参加者はほとんど全国の学校の先生で、各学校の裏事情が分かって面白かったです。私がコロナウイルスの影響について気づいたことは、毎日、ニュースなどを見ていると、政府の人や県や市のトップの人の言うことが二転三転しており、上に立つ人はあまり現場のことはわかっていないのかなということです。私も将来人の上に立つ仕事に就くかもしれないですが、今のうちから出来るだけ色々な現場を見ておきたいものだと思いました。また、考えたことは、今まで私はグローバルリサーチの授業などを通して難民の方など困っている人をどのように助けられるのかなど考えてきましたが、いざ自分がコロナウイルスの感染拡大による学校の全国一斉休校など、困っている側(難民の方とは程度の差がありますが)に回った時、自分よりもっと困っている人について考える余裕が無くなっていたということです。同じグループの人からは、学校の対応の仕方として、人それぞれ(コロナウイルスの感染防止対策には)いろいろな考え方があるから学校側がいろんな選択肢を用意するべきだと思うという意見や、学校に入ってくる情報がバラバラで、どれを信じたら良いのかわからないという意見があがりました。上からの指示を待つだけでなく、自分達で考えることが大切だと言っている人もおり、私も、公務員はいろいろなしがらみがあって大変だと思うけど、自分で考える姿勢を失ってはいけないなと思いました。

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令和2年7月30日 第2学年 探究「テーマ設定」講演会

本校講堂において、2年生全員を対象に、神戸大学大学教育推進機構教授の石川慎一郎先生を講師としてお招きして、「はじめての探究―世界と地域と私の接点」というタイトルで、探究テーマの設定についての講演会を実施した。

石川先生からは、「良い研究」を理解する→「テーマ」を探す→「手法」を多元化する、という成功する探究の3つのステップをお示しいただいたあと、良い研究の例を具体的に紹介いただいた。

本校の「探究」は、地元、神戸(兵庫県)の問題を取り上げ、しっかりした調査・実験・研究を行い、問題を解決し、「次世代に選ばれるまちKOBE」の実現を図る具体的な提言・提案につなげることとあわせてSDGsと関連付けた世界への視点を持つことを目標としている。講演では、将来の進路もイメージしながら、まず探究で取り組みたい大領域を決め、その中に含まれるSDGsの中で興味・関心があるものを絞り込み、神戸市・兵庫県の抱える問題でそこに関連するものを探っていくことを指導いただいた。

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