令和2年9月30日創造応用ⅠL「研究報告会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科4期生(2年生)が研究の進捗状況について説明した。大阪大学大学院国際公共政策研究科から松繁寿和教授、同博士課程3年の孫云之鹏氏、同博士課程1年の曹可虓氏、同じく小林祐美氏、ラティッポーンクン・ルアンリン氏にご来校いただき、自己紹介を兼ねたご自身の研究についてと、生徒の報告に対するコメントをしていただいた。生徒は、研究テーマ、研究目的、社会的意義、研究方法、背景、先行研究について報告し、研究対象の絞り込みや研究方法についてアドバイスをいただいた。

生徒の研究テーマ

・日本における二大政党制の実現性

・新型コロナウイルス感染拡大から考える教員の労働環境改善方法

・洋画から見たジェンダー問題~ワーキングウーマンに焦点をあてて~

・安楽死制度を日本に於いて施行することは可能なのか

・地域ぐるみの介護

・宗教理解教育を公教育に導入するには~宗教多様都市「神戸」を教材に~

・人の興味を引くスピーチ~学校の集会から学ぶ~

・女性議員を5割まで増やすための政策提言

・「漫画村」騒動から考える漫画の海賊版サイト対策

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令和2年9月29日課題研究「院生プレゼン」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科5期生(1年)を対象に、課題研究の授業「神大院生によるプレゼンテーション」が行われた。課題研究は自然科学分野のテーマについて、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の大学院生とともに共同研究を行う。今回、同大学院の谷篤史准教授と大学院生8名にオンラインでつなぎ、ご自分の研究課題や、今後生徒と共に取り組む予定の研究内容について、プレゼンテーションを行っていただいた。以下は研究、または今回の発表テーマである。

・第三の液体「イオン液体」や燃える氷「メタンハイドレート」の合成と分析(修士2年)

・世界一の解像度を持つガンマ線望遠鏡の開発(修士2年)

・光を用いた、分解可能なプラスチックの構造の解明(修士1年)

・ポリマーブレンドの相互作用について(修士1年)

・水を汲むだけで魚類相の把握ができる!?環境DNA分析(修士1年)

・環境DNAを用いた無脊椎動物の調査(修士1年)

・水田畦畔において土地利用の変化が開花植物-送粉者ネットワークにもたらす影響(修士1年)

・植物の繁殖生態学(修士1年)

院生の方々からの発表後、どのテーマに沿って研究を進めていくのかを各班で考えた。院生に質問をしながら、班員の考えをすりあわせて、研究したいテーマを絞り込んだ。次回は、各テーマについて班で調査する予定である。

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令和2年9月28日 第2学年 探究「探究学習の手法」講演会(ビデオオンデマンド)

神戸大学大学院人間発達環境学研究科準教授の林創先生より、本校「総合的な探究の時間」のための講義動画を作成していただき、各教室において2年生普通科の生徒(GR選択者を除く)を対象に、「探究を進める上での調査と実験の注意点」というタイトルで、探究学習の手法についての講演会(ビデオオンデマンド形式)を実施しました。 林先生の動画では、社会科学の実験について具体例をいくつか提示しながら解説して頂きました。また、調査方法についてはアンケート調査の手法を質問文の作り方から丁寧にご指導して頂きました。

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令和2年9月28日グローバルリサーチ「新聞ワーク」

普通科グローバルリサーチ(1年生)受講生の3回目の授業が行われた。今回はSDGsに関連させて新聞記事を2選びワークシートを準備し、授業ではそのうち1つを選択してお互いに記事の内容を発表し、ディスカッションを行った。生徒は2つから1つを選んだ理由を述べるとともに、記事について自分の立場を明確にして議論をすることができた。

〈生徒感想〉

自分達に身近な問題の方が、相手も意見を持ちやすく、中身の詰まった発表が出来ること、難しそうな問題に対しても今自分の身近にあるコロナウィルスのような問題と一緒に考えることで、今の私達がにしか出せない答えが出せるということを学びました。問題が起こる前のことの過去、問題が起こっている現在、問題によって引き起こされる影響の未来、様々立場から考える事も大切だけど、様々な時にたって考えることも大切なのだと感じました。質問に答える時、記事や自分が書いていたこと以外の事実と自分の意見、両方答えられるようにしたいと思いました。

私は「制服の選択制」についてのLGBTQの人の活動記事を読んで考えてみました。LGBTQの人たちのためにも制服の選択制はぜひ導入すべきで自分で自立した考えかたを身につけるためにもむしろ私服でもいいのではないかというのが私の考えでした。グループの中では主に制服を着る意味というのを話し合いました。集団に属している自覚を持つためという意見や周りに自分の立場を理解してもらうためという意見が出ました。そしてそういった目的を理解した上で制服の選択制は導入すべきであるという考えの人が多かったです。また中には人生のうちに少しの期間だけでも制服を着て過ごす期間を持ってもいいのではないかという意見もありました。どれもなるほどと思う考えかたで自分の考えを深めることができて良かったです。

僕はコロナウイルスと日本の発電量に占める再生可能エネルギーの割合との関係性について取り上げました。前回の反省を踏まえて数値などの具体例をあげて説明し、またその数値がどんなことを表しているのかを説明することで伝わりやすくなるように工夫できました。内容的な面では発電量の減少や再生可能エネルギーの割合が増えた要因がどこにあるのかを自分なりに考え説明することができました。

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令和2年9月25日GRⅡ FW「神戸市農政計画課」

三宮ビル東館にて、グローバルリサーチⅡ受講生(2年)の3名が神戸市経済観光局農政計画課の土地利用担当 吉森久貴係長と児嶋晃弘係長から神戸市における「竹害」の現状と課題についてお話を伺った。これまで森林保全の取り組みは進んでいたが、昨年の台風19号の千葉での大規模停電が契機となって森林整備に注目が集まり、今年度から神戸市では竹林を中心に森林整備に力を入れている。同課では、淡河町勝雄地区で竹林整備のモニタリング調査を行うなど、全国でも先進的な取り組みを行っている。

〈生徒感想〉

神戸の『竹林』ないし『森林』の現状について、土地改良担当の児嶋係長と同じく吉森係長に質問にお応えいただきました。様々な竹林の問題、いま神戸市が抱えている森林問題をお話いただいて、我々の班研究のテーマである『竹害』についての新たな考え、新たな見方を得ることができました。実は、テーマについて調べてみてみたところ、なんて面倒くさく、難しいテーマにしてしまったのか後悔していたのですが、今回の訪問を受け、『竹害』が現在ホットな話題だと知って、面倒に考えていたのが少し恥ずかしく思います。児嶋さんが言っていた「森林に興味を持ってほしい」という思いを受け、私も全力で研究をすると思います。

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令和2年9月23日(水)創造応用ⅠS観光データ班「県立大訪問」

創造科学科4期生(2年生)観光データ班の3名が、研究テーマについて相談するため、兵庫県立大学の神戸商科キャンパスを訪問した。観光データ班は、持続的に観光業を活性化するために、データベースを活用した研究を行う班である。今回は、来年開催されるオリンピックをテーマに、コロナウイルスによる現在の状況でも観光客を維持するにはどうすればよいのかというテーマについて、兵庫県立大学の石橋健助教にアドバイスをいただいた。その中で、たくさんあるデータの中から正しくデータを読み解き、分析結果をわかりやすく伝えることの大切さを教えていただいた。今回の訪問で得たアドバイスを参考に、研究を進めていく。

<生徒感想>

今日は兵庫県立大学でデータについての授業と、私達の研究テーマについてのアドバイスをいただいた。データを用いるにあたって、次の3点が大事だとわかった。

•しっかりデータを見ること

•データの由来や現場を理解すること

•分析結果を理解してもらえるための工夫をする

また、海外のインフルなどのコロナに似た感染病から観光の事例を調べること、比較対象をしっかり定める、日本全体で傾向を見てから地域ごとの解決策を調べてみる、歴代開催地からコロナに似た状況だったところを探し比較する、というようなアドバイスを頂いた。

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令和2年9月15日 創造基礎B「前期最終発表会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科5期生(1年)が創造基礎B 前期最終発表会「“次世代が選ぶまち”KOBEの実現にむけて、高校生の力を発揮しよう!」を行った。ゲストとして、長田区役所総務部まちづくり課から課長の平岩正行氏、まちづくり推進係長の杉山純一氏、上廻愛美氏、兵庫県企画県民部ビジョン局ビジョン課から岩切玄太郎氏、神戸大学学生ボランティア支援室 東末真紀氏の5名をお招きし、講評を行っていただいた。今年から、同じ課題についてABの二つに分かれ、それぞれが解決策の提案をおこなった。質疑応答や、ゲストからいただいた講評を受け、研究に対する理解を深めたり改善点を見出したりすることができた。

各班の発表の内容は以下の通りである。(発表順)

1班A 「3Cで言語学習!!“Cool Japan, Card game, Communication”」

1班B 「カルタで語る―日本語を楽しくベトナム人に―」

4班A 「長田に住もうよ!!~子どもと長田とあなたと私。~」

4班B 「なぁタンチャレンジ~写真で長田区のイメージ改革~」

3班A 「繋げよう、空き家をアーティスト~PR動画を架け橋に~」

3班B 「アーチストと架ける笑顔のアーチ~みんなで描くロードマップ~」

2班A 「KOBE永住計画~神戸の中高生に神戸の仕事を知ってもらう~」

2班B 「マイクラマップで北区にGO!」

5班A 「韓国×神戸シューズ~KKシューズで神戸シューズをアピールしよう~」

5班B 「未来のものづくり」

発表の結果、次の5つのグループの案が採用された。

1班→A 2班→B 3班→A 4班→B 5班→B

今後生徒は案に沿った実践活動をおこない、採用されなかったグループはコンサルテーションの役割を担う予定である。

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令和2年8月17・24日・9月14日ひょうたん「研究テーマ決定」

7月30日の石川教授の講演会を受けて、研究テーマの絞り込みを行いました。夏季休業中に各個人が考えた仮テーマをもとに、研究班を決定。その後、班ごとにテーマ決定シートに沿って研究の大枠を設定し、担当の先生方との面談、ミニテーマ発表会を経て、研究テーマの絞り込みを行いました。 (8月31日に予定していたミニテーマ発表会は臨時休校が重なり、ようやく9月14日実施する事ができました。 )10月以降はいよいよ実践活動に入ります。

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令和2年9月14日GR・RRE「英語によるプレゼンテーションの技法」

本校講堂において、普通科グローバルリサーチ受講者(1年)と創造科学科5期生(1年)を対象に、神戸市外国語大学教授の野村和宏氏をお招きし講義を行って頂いた。内容は辞書を引く意味やプレゼンテーションの技法、スピーチをする上での注意点などについて、オールイングリッシュで講義をして頂いた。また、講義の合間に即興スピーチの実践やグループワークも行った。なお、感染予防をしながらの英会話レッスンをするために、今回はマウスシールドを着用をして授業を実施した。

〈生徒感想〉

英語を話すには、スポーツと同じように準備運動が必要だということが、当たり前だけどわかっていなかった。また、自分の発表を聞いてもらうためには、まず自分が聴衆に語りかけるように、顔を上げて話すことが大事になるのだとわかった。自分ではやっているつもりでも、あまり出来ていなかったのだと気づいたので、さらに意識して伝わるようにしていきたい。

先生が中学3年生の頃に、万博に1人で出かけて多くの外国人の方と喋ったと聞き驚いた。これを聞いたときに、やはりネイティブの方と直接喋ることが大切であるかを再確認した気がした。だからこれから積極的にALTの先生と会話をしたり、外国の方と話す機会を自ら作っていきたいと思った。

英語は文法やルールを学ぶだけではなくて、何回も何回も使うことが大切で、今の自分はインプットしかできてないのでもっとアウトプットするようにしたい。また、毎日英語に触れることが大切なので、教えてもらった朝練特訓メニューを活用するようにしたいと思う。

一番印象に残っているのは、良いスピーチやプレゼンはアドリブのように見えるものだということです。たくさん準備をして発表内容を自分のものにすることで自信がつき、自然に話すことが出来たらそれが理想だと思う。聞き手の反応を見ながら話したり、表情やジェスチャーを交えながら話すことで聞き手側は語りかけられているように感じる。それがアドリブのように見えるということだと思います。大勢の前で話すときも、ただ用意したものを読み上げるだけでなく、聞き手がいることを意識して話したいです。

辞書の話はとても興味深かったです。「言葉」という単純そうで複雑なことについて調べることも将来、楽しそうだなと思いました。中学の頃から人前で話したりする機会は多かったのですが、ただ話すだけでなく伝えることが大切なのだと改めて気づきました。人前に立つと緊張してしまいますが、準備と練習を繰り返し、自分のものにすることで相手により良く伝えることが出来るのだと実感しました。

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令和2年9月9日創造応用ⅠS「探究活動3回目」

<物理> 本校において、大阪大学小田原先生、下田先生、大学院生木村さん、とZoomをつなぎ、お互いに自己紹介をした後、前回までに考えたテーマに関して生徒から説明し、それぞれのテーマに対して助言をいただいた。各テーマを考察する際の物理的な視点に関するアドバイスに加え、高校生の課題研究として取り組めそうなものなのか、どのような発展性が考えられるのかといった点について意見をいただき、その上で議論を行った。この日の話し合いの中では、テーマを決定することはせず、テーマ案をさらに具体的、詳細に検討することを次回までの課題とした。

<化学> 化学の探究活動3回目は、今年もご指導いただく神戸大学大堺先生とオンラインで指導していただいた。まず初めに蛍光についての講義をしていただいた後、事前に準備した質問に答えていただき、蛍光物質の明るさを測定する方法や今後の調査方法についてアドバイスいただいた。次回はブラックライトで紫外線を物質に照射して蛍光の様子を写真に撮り、色を比較してみることになった。

<生物> 生物の探究活動3回目は、今年もご指導いただく神戸大学洲崎先生とオンラインで指導していただいた。まず洲崎先生からユーグレナを用いて植物のさまざまな生態を調査していく例をわかりやすく説明していただき、後半は生徒たちが議論する中で出てきた疑問や質問を洲崎先生に伝え、アドバイスいただいた。次回はテーマをもう少し絞っていくことになった。

<数学>本日は神戸大学の稲葉先生にオンラインにて「検定の最適性」をテーマに講義をしていただきました。検定を行う際、棄却域をどのように設定すればいいかをサイコロやコインを例にとり、演習を行いました。 また、個別で研究したいテーマの相談も行いました。

<観光データ>3回目は、テーマ設定のための調べ学習を行った。今回は、観光予報DSとプラットフォームが使えるようになったため、それの使用感を確認した。データをグラフや地図を使った図で可視化することができるので、いろいろなサイトで検索し、自分で集計する手間が省けるので、効果的に使えた。また、テーマについては、オリンピックを取り上げ、観光客の増減について検討するという方向性に決まった。プラットフォームを活用しながら、3人で研究テーマについて議論を進めた。 今後は、テーマに関する、現状や背景について検討する。

<都市工学> 都市工学の探究活動3回目は、主にテーマ設定のために議論を費やした。都市空間の中での音と人を結びつけたいということ話から、最終的に駅の構内等で流れる視覚障碍者支援のために設置されている“盲導鈴”をテーマに研究を進めることに決まった。どの駅を調べるか、どのような調査が必要かなど、次回の授業で考えねばならないことを少しだけ洗い出して、今回の授業を終えた。

以下写真。左上から順に 、物理①、物理②、化学、生物①、生物②、数学、観光、都市工学①、都市工学②

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