令和2年10月12日 第2学年 探究「文献研究について」講演会

親和中学校・女子高等学校校長補佐の勝山元照先生より、本校「総合的な探究の時間」のための講義を実施しました。文献研究を中心に探究活動をしている生徒を対象とした選択講座として、「文献研究について」というタイトルで講義をして頂きました。 勝山先生の講義では、探究学習を進めるにあたって、単なる調べ学習に終わらせないために史資料を批判的に読み解く方法についてお話しいただきました。解説の際には、身近な「神戸」に関する史資料を具体例に挙げながら説明をして下さり、生徒たちの理解も深まりました。

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令和2年10月12日グローバルリサーチ「口頭発表会」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチⅡ受講者(2年)34名が、パワーポイントを使用し、自身が取り組む課題研究のうち、課題の背景、先行事例とその課題、仮説についての口頭発表(発表4分、講師コメント2分)を行った。今回は、大阪大学大学高等教育・入試研究開発センター特任助教の金泓槿氏をお招きし、生徒の口頭発表に対して、おもに仮説設定についてアドバイスをしていただいた。

〈発表テーマ〉

1班 移動の制限と国籍~COVID-19と難民~

2班 日英のコロナ比較

3班 コロナの影響で神戸市の児童虐待件数は増加したのか

4班 男性の育児参加の現状とこれから

5班 成長都市から学ぶこれからの神戸

6班 テレワークによる地域活性化

7班 市街化調整区域の意義

8班 神戸市の竹林復興~経済活動と自然保護の両立を求めて~

9班 日本における地熱発電の現状と提案

10班 技能実習生が労働力となっている現状と解決策について

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令和2年10月12日NIE特別講義「新聞はどう生き残るのか?」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、グローバルリサーチ受講生(1年)を対象に、日経新聞社神戸支社支局長の堀直樹氏をお招きし、「新聞はどう生き残るのか?~ニューメディアの台頭が迫る変革~」というテーマで講義およびワークショップを実施した。第一部「メディアの興亡~マスメディアの失速、ニューメディアの台頭~」では、マスメディアの歴史と近年のネットを用いたニューメディアについてお話をしていただいた。次に、講義を参考に、グループで新聞について「SWOT分析(S:強みW:弱みO:機会T:脅威)を行い、発表した。そして第2部「新聞はどう生き残るか?~新聞の役割と情報リテラシー~」では、新聞の電子化にいち早く取り組んだ日経新聞の事例や、新旧のメディアとどう向き合うのかの情報リテラシーについてお話していただいた。最後の質疑応答も活発に行われ、実りの多い講義となった。

〈生徒感想〉

SNSなどのニューメディアが台頭する中、新聞社は電子版を導入するなどの対抗策を出して苦境を乗り越えようとしていることがわかりました。また、新聞は読むのが面倒だったり値段が高かったりするなどのデメリットもあるけどフェイクニュースがほとんどなかったり、情報の偏りが少なかったりするなどのメリットのたくさんあることがわかりました。僕自身もSNSの情報を鵜呑みにせず、多くの情報源から真偽を冷静に判断する力が必要だと実感しました。

私が物心着いた頃には既にニューメディアが普及しており、新聞が大きな役割を果たしていると感じたことはほとんどありませんでした。お話にもあったように、これから情報を入手する上でニューメディアより新聞が活躍することはないと感じています。ここで考えるべきことは「どうすれば再び新聞が活用されるようになるのか」ではないと私は考えます。古いものと新しいもの、必要されているものとされていないもの、その取捨選択が大切だと思うからです。しかしニューメディアばかりを発達させるのではなく、ニューメディアの足りない部分を補う形で新聞などの伝統的メディアを活用するべきだと、お話を聞いて考えました。今日、それが実際はどのように行われているのかを初めて知ることが出来ました。

新聞の強みは、地域密着の記事や、ネットだったらいちいち調べないといけないけど、新聞だけでなく番組表などの他の情報まで載せてくれていることで、弱みは持ち運びができないや、見た目があまり良くない、機会は若者離れや購読者数が減っていること、脅威はニューメディアの情報という意見が出ました。私は家で新聞を取っていないからよく分からないこともありましたが、強みでは、たまたま他の人の新聞の地域密着の記事をみて、「あ、そんなことが起こってたんや」と近所のことが知れたり、そういえば番組表は祖母がよく見ていて、テレビを見ていたような気がしました。弱みは、よく電車を利用するのですが、電車内で新聞を広げている人はいなくて私を含めほぼ全員がスマホを見ています。今私は電車に乗っているのですが、私が急に新聞を広げて今日の一面などを読み始めたら、大きいし、まず、他の乗客は、私を凝視すると思います。持ち運びがしづらい、とか形が…と意見で出た時笑ってしまいましたが、それは間違いではなく、的を射た発言だったなと思いました。機会、脅威はそのままなので触れませんが、新聞はフェイクニュースが少なくていいけど、もっと身近に、もっと手軽に読めるようになったらいいなと思いました。

新聞は昔から社会の情報伝達の中枢を担ってきた。しかしニューメディアの発達により、その需要度は低くなっているとわかる。そのなかでも完全に新聞という存在が無くならないのは、やはり必要とされているからであろう。客観性の高い情報を提供することは新聞にしか出来ないことであるし、いくらSNSが広がっても紙面の新聞の安全性というブランド力は落ちないだろうと思う。SNSと新聞、情報源をどちらかに絞ろうとは全く思わない。今回の講義をきいてますます、新聞の凄さを知り、SNSの利便性を感じた。これからの社会を担う私たちは、多くの情報を使いこなすために様々な方法で、様々な情報に触れなければならないと思った。 私はこの講義を受ける前は手軽で簡単に情報が入ってきやすいニューメディアの今の勢いにいつか新聞は潰されてしまうのではないかと思っていたが、形を変えても新聞としてのあり方はこれからも変わらないのだと知り、少し安心した。ネット上に投稿するものとなると、少しグレードが下がる感じがして、紙面で情報を提供していた時よりも記事のチェックが簡易的になるのではと思っていたからだ。だが、新聞社はわたしが思っていたより仕事や方針に対してプライドが高く、さらには色々な業界や企業からの信頼も大きいのだと感じ、これはニューメディアにはなかなか手に入れられない、新聞社の勝る点だと思った。

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令和2年10月4日GRⅡ FW「こうべ六甲私有林研究会」

神戸市北区の有野町唐櫃清水が原山林において、「竹害」をテーマに研究している普通科グローバルリサーチ受講生(2年)1名が、「こうべ六甲私有林研究会」に参加した。午前の部は、清水が原山林と整備実施方針について、下唐櫃林産農協西向山林部長からお話を聞き、現地を見学した。午後の部は、私有林整備に関する支援や活用の可能性について議論し、里山防災林整備区域を見学した。

〈生徒感想〉

こうべ六甲私有林研究会とは森林保全や活用、所有者や支援にNPOやボランティア活動などの計画を進める会です。その為、主な参加者は林産農業強組合や森林組合、木材コーディネーターといった、何かしら「木」に関わる人たちです。少しばかり疎外感というか、完全につながりがゼロの所からでしたので、とても新鮮な感覚でした。皆さんは無知で若輩の私に分かりやすく説明してくれて、今後の私たちの研究の大いなる糧となることを確信しています。森林という巨大な自然をどう使っていくのか、どう向き合っていくのかが、今後の竹害問題についても大きい焦点になると感じました。

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令和2年10月1日第10.1回高校生鉄人化まつり実行委員会(1)

長田区役所702会議室において、第10.1回高校生鉄人化まつり開催に向けた第1回会議が開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により3月20日に開催中止となった「第10回高校生鉄人化まつり」の代替として、第10.1回開催を育英、神戸野田、兵庫の3校のみで実施することになった。新長田・鉄人28号モニュメント前に設置された「鉄人スクエア」を活用し、部活動等の発表の場とすることを本校創造科学科4期生の5名が企画書を主催者である神戸鉄人プロジェクトに提出し、採択された。

開催日時:11月22日(日)13時30分~ ※雨天中止

場所:鉄人スクエア

企画・運営:第10.1回高校生鉄人化まつり実行委員会(育英、神戸野田、兵庫)

主催:神戸鉄人プロジェクト

テーマ: RE:鉄人とつくるキセキ(第10回から変更なし)

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令和2年9月30日創造応用ⅠL「研究報告会」

本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科4期生(2年生)が研究の進捗状況について説明した。大阪大学大学院国際公共政策研究科から松繁寿和教授、同博士課程3年の孫云之鹏氏、同博士課程1年の曹可虓氏、同じく小林祐美氏、ラティッポーンクン・ルアンリン氏にご来校いただき、自己紹介を兼ねたご自身の研究についてと、生徒の報告に対するコメントをしていただいた。生徒は、研究テーマ、研究目的、社会的意義、研究方法、背景、先行研究について報告し、研究対象の絞り込みや研究方法についてアドバイスをいただいた。

生徒の研究テーマ

・日本における二大政党制の実現性

・新型コロナウイルス感染拡大から考える教員の労働環境改善方法

・洋画から見たジェンダー問題~ワーキングウーマンに焦点をあてて~

・安楽死制度を日本に於いて施行することは可能なのか

・地域ぐるみの介護

・宗教理解教育を公教育に導入するには~宗教多様都市「神戸」を教材に~

・人の興味を引くスピーチ~学校の集会から学ぶ~

・女性議員を5割まで増やすための政策提言

・「漫画村」騒動から考える漫画の海賊版サイト対策

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令和2年9月29日課題研究「院生プレゼン」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科5期生(1年)を対象に、課題研究の授業「神大院生によるプレゼンテーション」が行われた。課題研究は自然科学分野のテーマについて、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の大学院生とともに共同研究を行う。今回、同大学院の谷篤史准教授と大学院生8名にオンラインでつなぎ、ご自分の研究課題や、今後生徒と共に取り組む予定の研究内容について、プレゼンテーションを行っていただいた。以下は研究、または今回の発表テーマである。

・第三の液体「イオン液体」や燃える氷「メタンハイドレート」の合成と分析(修士2年)

・世界一の解像度を持つガンマ線望遠鏡の開発(修士2年)

・光を用いた、分解可能なプラスチックの構造の解明(修士1年)

・ポリマーブレンドの相互作用について(修士1年)

・水を汲むだけで魚類相の把握ができる!?環境DNA分析(修士1年)

・環境DNAを用いた無脊椎動物の調査(修士1年)

・水田畦畔において土地利用の変化が開花植物-送粉者ネットワークにもたらす影響(修士1年)

・植物の繁殖生態学(修士1年)

院生の方々からの発表後、どのテーマに沿って研究を進めていくのかを各班で考えた。院生に質問をしながら、班員の考えをすりあわせて、研究したいテーマを絞り込んだ。次回は、各テーマについて班で調査する予定である。

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令和2年9月28日 第2学年 探究「探究学習の手法」講演会(ビデオオンデマンド)

神戸大学大学院人間発達環境学研究科準教授の林創先生より、本校「総合的な探究の時間」のための講義動画を作成していただき、各教室において2年生普通科の生徒(GR選択者を除く)を対象に、「探究を進める上での調査と実験の注意点」というタイトルで、探究学習の手法についての講演会(ビデオオンデマンド形式)を実施しました。 林先生の動画では、社会科学の実験について具体例をいくつか提示しながら解説して頂きました。また、調査方法についてはアンケート調査の手法を質問文の作り方から丁寧にご指導して頂きました。

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令和2年9月28日グローバルリサーチ「新聞ワーク」

普通科グローバルリサーチ(1年生)受講生の3回目の授業が行われた。今回はSDGsに関連させて新聞記事を2選びワークシートを準備し、授業ではそのうち1つを選択してお互いに記事の内容を発表し、ディスカッションを行った。生徒は2つから1つを選んだ理由を述べるとともに、記事について自分の立場を明確にして議論をすることができた。

〈生徒感想〉

自分達に身近な問題の方が、相手も意見を持ちやすく、中身の詰まった発表が出来ること、難しそうな問題に対しても今自分の身近にあるコロナウィルスのような問題と一緒に考えることで、今の私達がにしか出せない答えが出せるということを学びました。問題が起こる前のことの過去、問題が起こっている現在、問題によって引き起こされる影響の未来、様々立場から考える事も大切だけど、様々な時にたって考えることも大切なのだと感じました。質問に答える時、記事や自分が書いていたこと以外の事実と自分の意見、両方答えられるようにしたいと思いました。

私は「制服の選択制」についてのLGBTQの人の活動記事を読んで考えてみました。LGBTQの人たちのためにも制服の選択制はぜひ導入すべきで自分で自立した考えかたを身につけるためにもむしろ私服でもいいのではないかというのが私の考えでした。グループの中では主に制服を着る意味というのを話し合いました。集団に属している自覚を持つためという意見や周りに自分の立場を理解してもらうためという意見が出ました。そしてそういった目的を理解した上で制服の選択制は導入すべきであるという考えの人が多かったです。また中には人生のうちに少しの期間だけでも制服を着て過ごす期間を持ってもいいのではないかという意見もありました。どれもなるほどと思う考えかたで自分の考えを深めることができて良かったです。

僕はコロナウイルスと日本の発電量に占める再生可能エネルギーの割合との関係性について取り上げました。前回の反省を踏まえて数値などの具体例をあげて説明し、またその数値がどんなことを表しているのかを説明することで伝わりやすくなるように工夫できました。内容的な面では発電量の減少や再生可能エネルギーの割合が増えた要因がどこにあるのかを自分なりに考え説明することができました。

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令和2年9月25日GRⅡ FW「神戸市農政計画課」

三宮ビル東館にて、グローバルリサーチⅡ受講生(2年)の3名が神戸市経済観光局農政計画課の土地利用担当 吉森久貴係長と児嶋晃弘係長から神戸市における「竹害」の現状と課題についてお話を伺った。これまで森林保全の取り組みは進んでいたが、昨年の台風19号の千葉での大規模停電が契機となって森林整備に注目が集まり、今年度から神戸市では竹林を中心に森林整備に力を入れている。同課では、淡河町勝雄地区で竹林整備のモニタリング調査を行うなど、全国でも先進的な取り組みを行っている。

〈生徒感想〉

神戸の『竹林』ないし『森林』の現状について、土地改良担当の児嶋係長と同じく吉森係長に質問にお応えいただきました。様々な竹林の問題、いま神戸市が抱えている森林問題をお話いただいて、我々の班研究のテーマである『竹害』についての新たな考え、新たな見方を得ることができました。実は、テーマについて調べてみてみたところ、なんて面倒くさく、難しいテーマにしてしまったのか後悔していたのですが、今回の訪問を受け、『竹害』が現在ホットな話題だと知って、面倒に考えていたのが少し恥ずかしく思います。児嶋さんが言っていた「森林に興味を持ってほしい」という思いを受け、私も全力で研究をすると思います。

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