ある1月の寒い日。Oさん(食品ビジネス科3年:青垣中出身)が日商簿記検定の3級に合格しましたと報告に来てくれました。突然の嬉しい報告でした。これから日商簿記検定に挑戦したい人のために、いろいろ質問してみました。
<なぜ日商簿記に挑戦しようと思ったのですか。>
私は今年の4月から会計を学ぶために進学します。入学後のために、今のうちに簿記3級を取得しておきたいと思ったからです。
<いつから練習を始めましたか>
2学期の初めに部活で問題集をもらって、しばらくパラパラとみるくらいでしたが、本格的に問題に取り組み始めたのは2学期の終わりころからでした。
<どれくらい勉強しましたか?>
上記のとおり期間としては、3週間くらいです。少ない時で10~20分。多い時で1回60分のパソコンでの模試を2、3回やって、わからないところを問題集で確認しました。とにかく毎日少しでも(問題に)さわることが大事だと教えてもらったので、実践しました。
<1月に合格したと聞いてびっくりしたのですが?>
日商簿記検定3級はネット試験があり、自分によいタイミングで受験をすることができます。私は、授業が終わってから夕方に福知山の会場で受験をしました。
<ネット試験を受けてみて感じたことは?>
パソコン操作は学校や家で何回も模試をやっていたので、落ち着いてできました。ただ、きっちりと時間が決まって一斉に問題に取り組むのではないので、会場にいろいろな人が出入りしている状態に少し戸惑いました。
<最後に後輩たちにメッセージをください>
私はビジネスコンピュータ部に所属することで、問題集を用意してもらったり、わからないことはいつでもすぐ教えてもらったり、実践練習をしたりといいことだらけでした。もし資格取得に興味があって迷っているならビジネスコンピュータ部に入部することを勧めます。高校選びに迷っている中学生の人も、氷上高校には商業科がなくても授業や部活でビジネスのことをたくさん勉強できるので、興味があるならぜひ来てほしいです。
Oさんの将来の夢は公認会計士になること。今から着実に一歩ずつ夢をかなえるために行動する姿に頼もしさを感じました。