桃陵祭2日目――地域と学校が一つになった特別な一日

 秋晴れの空の下、桃陵祭2日目が幕を開けました。朝から校内は活気に満ち、600人を超える来場者が足を運んでくださいました。地域の方々が楽しみにしていた農産物販売には、開店と同時に長い行列ができ、地元の恵みを手に取り、笑顔があふれていました。

 今年の目玉のひとつ、魅力化推進プロジェクトで考案・作成したお弁当やパン、バーガーは、わずか30食限定ということもあり、販売開始からわずか20分で完売。生徒たちが試行錯誤を重ねて生み出したアイデアが、地域の皆さんに喜ばれる瞬間は、まさに努力が報われた感動のひとときでした。その他の模擬店もすべてが完売し、準備の苦労も吹き飛んだようです。

 同時開催のオープンスクールには、多くの中学生が参加。学校・学科説明を熱心に聞いた後、各ブースを回り、先輩たちの取り組みに目を輝かせていました。未来の仲間となるかもしれない彼らの姿に、生徒たちも誇らしげな表情を見せていました。

 校舎には、クラス作成の展示物とともに、春高バレー出場を決めたバレーボール部の横断幕が堂々と掲げられ、多くの来場者が足を止めて見上げる姿が印象的でした。さらに、魅力化推進プロジェクトで制作されたラッピングカーも展示され、写真を撮る人々で賑わいました。

 ステージ発表の最優秀賞は、3年3組の「みんなでおどろう!」。クラス展示の最優秀賞は、1年1組「すごろくトーク」が受賞しました。

 笑顔と歓声に包まれた2日間が終わり、校内には心地よい疲れと達成感が漂っています。生徒たちの挑戦と地域の温かい応援が織りなしたこの時間は、きっと誰の心にも深く刻まれたことでしょう。

 そして、感動の余韻を胸に、来週からは月末の期末テストに向けて新たな一歩を踏み出します。桃陵祭で育んだ絆と自信を力に変えて――。

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桃陵祭 氷上高万博~それぞれの色を咲かせよう~1日目

 氷上高校の文化祭「桃陵祭」が本日、華やかにスタートしました。午前8時50分の開会式で生徒会長の挨拶があり、校内はお祭りムード一色に。吹奏楽部やコーラス部の演奏で幕を開け、クラス企画演技では2年2組『今日好きになりました。-氷上高校編-』、3年生による『高校生が再現するトナリノトトロ』や『みんなでおどろう!』が披露され、笑顔と歓声が絶えませんでした。特に3年生にとっては最後の桃陵祭。仲間と過ごす時間を大切にする姿が印象的でした。

 生徒有志による「ブレーメンの音楽隊」では男子生徒がサックス演奏を披露し、短い練習期間でしたが軽快な音を奏でました。「アーム川上」では対戦者を募ってのアームレスリングが行われ、力比べに歓声が上がりました。

 有志プログラム「S・L・P・D」では先生方のバンドが登場!この企画は3年生学年主任・上垣先生の発案。生徒たちへの熱い気持ちを込め、最後の曲は「人にやさしく」。演奏のラストで「ガンバレー!」と力強いエールを送り、会場は笑顔に包まれました。キーボードを担当した垣内先生は本番前、ステージ裏で最後の練習に余念がなく、先生方の中で一番緊張していた様子も印象的でした。

 明日は一般公開日。中学生向けオープンスクールも開催されます。農業高校ならではの大根や白菜などの農産物販売、氷上高校産の野菜を使った模擬店も登場予定です。地域の方々にも氷上高校の魅力を存分に楽しんでいただけるはずです。明日も、最高の思い出を一緒に作りましょう!

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美術部 8ヶ月間の本気制作と「表現の発見」!

今回の作品は、8ヶ月間かけて部室や自宅でコツコツと積み上げる制作スタイル。まさに本校の美術部員たちの持ち味。 終わらない下準備と格闘-イメージはあっても、どう形にするか全然決まらない!スケッチを何十枚描いたか分かりません。この「下準備フェーズ」、心が折れそうでしたが、土日も作業!ひたすら手を動かす日々を経て、制作が本格化してからは、「もう時間が足りない!」の一言。搬入前日まで筆を置けなかった部員たちは、辛い時期を乗り越え、完成して展示された作品を見た瞬間、すべての苦労が吹っ飛んだではないでしょうか。魂のこもった作品は、次のとおり巡回します。

・第49回兵庫県高等学校総合文化祭美術・工芸部門展【イーグレひめじ】(~11月9日)

・桃陵祭【本校】(11月14日~15日)

・丹波市内の高等学校の作品展(11月22日~12月7日)【丹波市立植野記念美術館】

※作品の一部は、11月末頃に追加展示予定

発表の場を創ってくださった方々に感謝します。

※文中にある「作品」については、各会場でご覧ください。今ブログに掲載しているのは、陳列や制作の様子ならびに来館者の鑑賞の様子、主催者看板です。

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LETTER  ~ 親愛なる皆様へ ~25  女子バレー 春の風をつかむ

11月11日(火)
 11月9日に行われた、春高バレー県予選女子決勝。春の総体で負けた相手です。選手はもとより、保護者も顧問もこの大会に向けて、様々な苦労を乗り越えてきました。
 ゲームは第1セット第2セットと続けて失い、もう後がないところまで追い詰められました。
ところが
第3セットに入って選手たちは粘りを見せます。決して諦めるなと監督からの声。生徒たちも応援団も誰一人諦めてはいません。第3セットは大差をつけて取り返しました。
 私はゲームの間、心の中で「このチームに、もう1セット試合をさせてください」と祈っていました。思わずそれが口に出てしまい、隣で応援していた先生から「もう1セットではなく、最終セットまでいって逆転しますよ」と言われました。
 もちろん逆転を願いながら、でも、その時の私は、この素晴らしい試合を、そして素晴らしい選手たちを、もっともっと見ていたいという思いでした。
 そして、ついに2-2に追いつき、最終セット。応援席も声の限りに声援を送っています。ゲームは相手にリードを許したままコートチェンジ。目の前で選手の緊張や、集中力が伝わってきます。
 そのとき
 氷上高校の選手にも、日ノ本学園の選手にも、本当にありがとうという思いが湧き上がってきました、それと同時に涙も湧き上がってきました。

そして
なんとなく、本当に、なんとなく、
「風が吹く」
 という思いがしたのです。

体育館の中に風が吹くはずはないのですが、氷上高校の選手たちがこの風をつかんで、勝利をつかむイメージが頭の中に広がったのです。
 結果は大逆転勝利で春高バレーの切符を手にすることができました。
 
 選手のみんな本当におめでとうございます。コートに立つ生徒も、サポート役に徹する生徒もみんなが自分の役割を果たしていました。素敵なチームです。
 春高でも、春の風をつかんで高く高く舞い上がってほしい。

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LETTER  ~ 親愛なる皆様へ ~24  丹波市未来プロジェクト

11月11日(火)
 11月9日、丹波市内の高校生が市会議員に政策提言を行う、「未来プロジェクト」に、生徒会役員が参加しました。3年生のグループは「多世代交流の場づくり」として、モルックというレクリエーションスポーツを提言、2年生のグループは「バスでつながる輪~丹波バス路線の活用方法~」としてポイントの付与や、スイーツフェスを提言しました。
 福知山公立大学の学生さんのサポートや、行政にもご協力をいただき、高校生の視点で具体性のある提言ができていたと思います。発表の姿勢や、質疑への丁寧な応答など、さすが氷上高校生、授業や研究発表会など様々な形で発表する経験を積んできた成果だと思いました。
 柔軟な思考と行動力で、住みよい地域作りに高校生として参画していく一歩になればと思いました。

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【農業と環境】ブロイラー飼育観察レポート!命の重さと成長を記録

「農業と環境」の授業で、ブロイラー(肉用鶏)の飼育に取り組む生徒たちが、日々の観察と計測を通じて、重要な発見をしました。

今回の活動の中心は、正確な成長記録をつけるための「体重等の測定と入念なスケッチ」でした。その中で、一人の生徒が、記録のために足に目印として巻いていた脚帯に異変があることに気づいたのです。

その異変とは、ブロイラーの足の、脚帯を巻いていた部分だけが、他の部分に比べて成長していないというものでした。

小さなヒナの時に目印としてつけた脚帯でも、急激な成長を続けるブロイラーにとっては、やがて皮膚を圧迫し、血流や組織の成長を妨げる要因になっていたのです。

測定で得られたデータだけでなく、このような生き物ならではの繊細なサインを見逃さなかった生徒の観察力は素晴らしいものです。すぐに大きなサイズの脚帯に交換し、今後はブロイラーの成育を最優先にした新しい記録方法を検討し始めました。

この出来事は、単なる飼育技術の学習を超え、命を扱う者としての責任感を身をもって学ぶ貴重な機会となりました。

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社協福祉大会2025が開催されました

ゆめタウンのポップアップホールにて『社協福祉大会2025』が開催されました。会場には多くの方が集まり、福祉への関心の高さがうかがえる温かな雰囲気でした。福祉分野で功績のあった方々の顕彰が行われ、後半は介護予防をテーマにした講演「笑顔で楽しむ!ごぼう先生のイス体操~健康キープにつながる5つのキーワード~」が開催されました。

今回の大会では生活ビジネス科で福祉を学ぶ2年生の2名が進行役を担当しました。大勢の前での司会に緊張しながらも、リハーサルを重ねて本番では見事に役目を果たしました。生徒からは「大勢の方の前で緊張した。リハーサルではたくさん嚙んで間違えましたが、本番はうまくいきました」「健康に関心のある方がたくさん参加されていました」といった感想が聞かれました。地域の高齢化が進む中で、福祉を学ぶ意義を実感する貴重な経験となったようです。今後も、こうした機会を通じて福祉への理解と関心が広がっていくことを願っています。

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決勝戦、勝利!全国への切符をつかむ

全国の舞台へ、再び――。 

氷上高校女子バレーボール部は、この日のために日々の練習を重ねてきました。 

決勝の相手は、夏の大会で惜しくも敗れたライバル・日ノ本高校。

会場には多くの応援が駆けつけ、選手たちの背中を力強く押します。

試合開始から息を呑む接戦。

2セットを先取された氷上高校は絶体絶命。 

しかし3セット目、レシーブがつながり始めます。

 川釣先生の激しいゲキがとび、選手たち雰囲気も変わっていきます。

 最後の最後まで余談を許さない展開の末—

 結果は【3-2(26-28、19-25、25-16、25-19、15-12)で激勝。

 昨年の悔しさを晴らし、兵庫県代表として堂々と全国大会への切符を手にしました。

試合後、選手たちは涙と笑顔でコートを後にしながら、感謝の言葉を口にしました。

「応援ありがとうございます。みなさんの声援が、私たちをここまで連れてきてくれました。全国でも活躍できるように頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします!」

春高バレー全国大会は、1月5日から東京体育館で開催されます。

氷上高校の戦いは、まだ終わりません。 

全国の舞台でも、彼女たちの活躍に期待が高まります。 

「勝つ!勝つ!勝つ!」という強い願いと祈りを胸に、次なる挑戦へーー

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麻薬・覚せい剤・大麻乱用防止運動に参加しました

ゆめタウン丹波店 コーナン側の入り口で、インターアクト部の生徒が「麻薬・覚せい剤・大麻乱用防止運動」のチラシ配布ボランティアに参加しました。今回参加したのは、3年生2名1年1名。普段の学校とは少し違う環境で、地域の方々に丁寧に趣旨を説明しながら、一枚一枚心を込めてチラシを手渡していました。

別の入り口では他校の生徒も同じ活動をしており、「もう、もらいました」と声をかけられることもありましたが、彼らはめげることなく、笑顔で「ありがとうございます」と返しながら、一人ひとりにしっかりと配布を続けていました。

この活動を通して、学校では見せない頼もしい一面を垣間見ることができました。地域の安全を守るために、自分たちにできることを真剣に取り組む姿は、本当に誇らしく感じます。こうした経験が、きっと彼らの心に大切な学びとして残っていくことと思います。チラシを受け取ってくださったみなさん、本当にありがとうございました!

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氷上高校、決勝進出!全国への扉を開くまであと一勝!

11月4日(火)、全日本バレーボール高等学校選手権大会兵庫県代表決定戦の準々決勝・準決勝が行われました。氷上高校女子バレーボール部は、明石商業高校、親和女子高等学校という強豪を相手に、見事な戦いぶりで連勝を飾り、決勝進出を果たしました!

■準々決勝 vs 明石商業高校【2-0(25-10、25-18)】

会場の駒ケ谷体育館には張り詰めた空気が漂い、選手たちの表情にも緊張が見えました。しかし、試合が始まると氷上高校は勢いに乗り、流れを完全に掌握。1セット目は圧倒的な展開で25-10、2セット目も安定したプレーで25-18。堂々のストレート勝利を収めました。

■準決勝 vs 親和女子高等学校【2-0(25-13、25-23)】

準々決勝の良い流れをそのままに、1セット目は危なげなく先取。しかし2セット目は、序盤の5-0から逆転を許し、流れが相手に傾きかけます。それでも選手たちは粘り強く戦い、声を掛け合いながら一丸となって接戦を制しました。最後のポイントが決まった瞬間、コーチの高槻先生は選手以上に喜びを爆発させ、会場は歓喜に包まれました。

■決勝戦は因縁の相手・日ノ本高校!

来週9日(日)、いよいよ決勝戦。相手は、夏にインターハイで敗れた因縁の相手・日ノ本高校。この日のために、氷上高校は準備を重ねてきました。悔しさをバネに、チームは成長し、絆を深めてきました。

選手たちの意地、そして「全国へ」という強い思いが、コートに立つ彼女たちの背中を押しています。応援する私たちも、心をひとつにして、熱い声援を送りましょう!舞台は兵庫県立総合体育館です。

氷上高校、優勝して春高バレー全国大会へ!その瞬間を、みんなで見届けよう!

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