自然科学部 あいな里山公園での活動

国営明石海峡公園 神戸地区 「あいな里山公園」にて、午前中は神戸層群の観察と調査を行い、午後から、化石展示ケースの仮設置と打ち合わせを行いました。

昨年の台風の影響で園内に多数の土砂崩れが発生し、安全上の観点から近づくことすらできない状況が続いていました。
それから半年、復旧が進んだため、久しぶりに園内を巡ることができました。

午前中の目的は、新たにできた露頭や、過去に未発見の露頭を観察してまわることです。
約10箇所の露頭を観察して回り、内1箇所から実際に化石を発見することができました。

また、私たちは過去3年間で採取した化石は300個を越えています。
その中でも状態の良いものをピックアップしてガラスの展示ケースに入れて運び入れ、園内の里山情報館へ仮設置しました。
今後は展示に合った化石ラベルや神戸層群についての説明用のパネルを設置する予定です。

※露頭:地層・岩石が露出している場所のこと。
     ちなみに路頭とは、道のほとり、のこと。