自然科学部が、本山南中学校の理科部の生徒20名と顧問の先生方、神戸の植物化石を考える会の方々、本校の自然科学部のOB、外部講師とともに 、あいな里山公園にて*合同での化石調査を行いました。
人数が多かったことと中学生の安全のため、2チームに分かれて調査を行いました。
中学生主体のチームは、前回の調査で発見した露頭(野外において、地層や岩石が露出している場所のこと)を再び調査しました。中学生全員がとても熱心に発掘を行っていました。そして、新たに30個以上の化石を見つけることができていました。
自然科学部主体のチームは、誰も探したことがないエリアで新しい露頭を探しました。4~5か所の露頭を確認し、そのうち、化石が取れる露頭を新たに3か所、見つけることができました。確認できた化石の中には、他の露頭と非常によく似た化石や母岩があり、露頭同士のつながりを推測する手掛かりになると感じています。
植物化石を考える会の方々から、植物の葉の見分け方や露頭の見分け方も教えていただきました。
調査の後、交流会と勉強会を行いました。
勉強会では、植物化石を考える会の方々に化石の見分け方やクリーニングの方法を教わりました。その後、実際に中学生にクリーニングを体験してもらうため、私たち自然科学部の高校生がクリーニングを個別に教えました。
今後も連携を続け、絆を作り、神戸層群の化石調査を永く継続したいと、強く強く願っています。
*国営明石海峡公園神戸地区あいな里山公園より、特別な許可を得て活動を行っています。許可なく勝手に化石を採掘することはできませんので、ご注意ください。