1/15(水)の朝から舞子高校で行われた「1.17震災メモリアル行事『阪神・淡路大震災を忘れない~21世紀を担う私たちの使命~』兼 ひょうごユース防災・減災ワークショップ」に、本校の防災ジュニアリーダー1年生3名が参加しました。
舞子高校環境防災科の卒業生や在校生の話を聴き、「震災30年は、決して語り継ぎの限界なのではなく、新しい語り継ぎ元年であること」や、「防災は身近なことという思いをつないでいきたい」との思いを聴き、また卒業された大人の方々の生き生きとした姿を見て、防災・減災を改めて伝えていきたいとの思いを新たにしました。
その後のワークショップでは、本校生に協力してもらったアンケートの結果を提示しながら、本校の実情に合わせて今後の活動を充実させていきたいとの思いを伝えました。
お昼には自衛隊員や舞子高校生による避難所生活体験や炊き出しが行われ、この日は風が強かったので、舞子千人鍋によってとても体を温められました。ダンボールトイレの展示や自衛隊の準備したテントやトラックがあり、舞子高校生や各校の防災ジュニアリーダー等500人は軽く超えているであろう人がグラウンドに集まり、当時の避難生活を、環境、寒さ、人の多さなどで、少し実感することができました。
いつ起こるかわからないけれども確実に起こる南海トラフ地震やその他の災害に備えて、これからも学びを深めて取り組んでいきます。
以下、参加生徒の感想です。
私は舞子高校で行われた1.17震災メモリアル行事に参加して、環境防災科の卒業生の方が仰っていた「震災から30年は決して語り継ぎの限界ではなく、語り継ぎ元年」というお話が印象に残っています。私は語り継ぐことが災害に強いまち作りに繋がるからといって大震災を経験していない私たちが当時のことに触れて話してもいいのだろうかと思っていました。しかし、30年を経て私たち若い世代の語り継ぎが震災を風化させないために必要とされていることを知って、その想いを救いたい・未来へ繋いでいきたいと強く思いました。また、他校が今後の課題として挙げていた「水平避難訓練がただ山側に逃げるだけになっていること」を聴いて、東灘高校でも垂直避難について考え直してみたいと思いました。
私は 15 日に舞子高校を訪れ、舞子高校の防災環境科の 1 期生 2 期生の前田さんと中野さんに当時の様子を語っていただきました。ポスターセッションでは舞子の卒業生の方 5 名と現役生 2 名、教師 1 名でパネルディスカッションをしました。パネルディスカッションでは「災害を語り継ぐことはあなたは何色を想像しますか?」という質問もあり新たな視点から震災に対して考えをもてました。ポスターセッションでは、他校の実施したことを聞き自分たちの学校で新たに取り組みたいことを発見できました。屋外で避難所体験をしてみて震災発生時に、とても寒い中で生活をしていた被災者の方の心境がわかりました。震災から 30 年が経ちます。年々語り継ぐ方が少なくなった今、私たち高校生が動き震災を忘れないように動けていけたらいいなと思います。
僕は1/15の1.17震災メモリアル行事に参加して、震災を語り継ぐことの重要性や防災は身近にあるということを学びました。震災を知らない世代に語り継いでいくことは減災の原動力に繋がっていくと思います。僕は防災は国や自治体に任せるのではなく自分からできることを探していくことが大切だと思います。