1/12(日)に、本校防災ジュニアリーダーの1年生3名が、人と防災未来センター慰霊のモニュメント前で行われた「採火セレモニー」に参加しました。
これは1.17のつどい当日に献灯する「追悼の灯り」を、前もって採火するための行事です。
舞子高校生に引き続き、本校生も思いを込めて「未来へのメッセージ」を伝えました。
当日は風が強く、しかも曇りがちだったので、太陽光からの採火には想像以上に時間がかかりましたが、本校生も共に参加した舞子高校生も粘り強く採火に携わりました。
1/17(金)には、同じ3名が兵庫県公館で行われた「1.17のつどいー阪神・淡路大震災30年追悼式典ー」に参加しました。天皇・皇后両陛下が出席された式典です。
開式時に1/12(日)に行われた「採火セレモニー」の様子がスクリーンに映し出され、その後本校の3名がトーチを持って入場し、祭壇の前の蝋燭へ献灯しました。
滞りなく、大役を果たしました。(本番の撮影は禁止されていたので、写真はリハーサルのものです)
黙祷の後、天皇陛下のおことばや、小学生、中学生、高校生の代表者の県民のことば、またすばらしい音楽を聴くなどの時間があり、献花をして終了しました。
終了後に県民のことばを伝えた他校の児童生徒やその保護者、引率教員との交流もあり、たくさんの学びがありました。
以下、参加生徒の感想です。
まず、今回の阪神淡路大震災 30 年追悼式典に参加できたことを光栄に思っています。
兵庫県知事や、天皇皇后両陛下に会えたこと、生で阪神淡路大震災の被災者の言葉、県民の言葉など人生で一度あるかないかのことを体験でき自分はとても言ってよかったなと思いました。私はこのような体験をさせて貰ったからこそ、地震についてより詳しくなったり、学校などでやる震災についてのものなどを誰よりも真剣に誰よりも全力でやらなければならないと!!と思いました。自分が今回体験した阪神淡路大震災 30 年追悼式典の体験を無駄なものにしないように頑張ろうと決意づけられました。
今年で阪神・淡路大震災から 30 年が経過しました。私は震災を経験していない未災者で す。私たちは当時どういう状況でどんなことが起きたかということは分かりません。ですが私 たちには被災者の方々から話を聞き、その話を後世に伝えることはできます。私自身これか らは震災のことだけでしたが、震災の裏で支えていたボランティアの話や初練習が 1995 年 1 月 17 日がチーム始動日だったヴィッセル神戸の話など来年からは震災が起きた際に市民 の方にとって希望となれたことについて話など聞けていけたらいいと思いました。そして阪神・ 淡路大震災だけでなく東日本大震災や能登半島地震 地震だけでなく今から 20 年前の JR 福知山線脱線事故の話なども積極的に生徒会から話をしていけたらいいなと思います。 最後に阪神・淡路大震災で亡くなられた方に対して心から哀悼の意を捧げます。
皇后両陛下ご臨席のもと行われた阪神・淡路大震災30年追悼式典で追悼の灯りを祭壇に点灯し、献花させていただき、想いや決意を伺い、これまでにない貴重な経験をさせていただきました。ご遺族代表の方の思いや県民代表の方の決意を聴いて、明日があることを当たり前とせず自分を大切にしてくれている人達に感謝を伝えながら毎日を大切に生きていこうと思うと共に、私も被災された方の想いや経験を正しく後世に伝えられる人でありたいなと思いました。最後に、ご遺族代表の方の涙ぐむ姿には、30年経ても癒えることない悲しみがここにあるのだと改めて感じました。震災によって亡くなられた尊き命が安らかでありますように、そして、被災された全ての方の心が穏やかでありますように心より哀悼の意を表します。