「特色類型推進部」カテゴリーアーカイブ

看護医療探究「いのちを考える ~移植医療をとおして~」

11月2日(月)、兵庫県臓器移植コーディネーター 小西 尚美 先生に来校いただき、特別授業「いのちを考える ~移植医療をとおして~」の講演をしていただきました。

通常では各都道府県に臓器移植コーディネーターが1名のところ、兵庫県には2名いらっしゃいます。
そのため、今回のような出前講演による啓発活動にも力を注ぐことができるとのことです。
生徒たちは10月以降に4回の授業で学んだ「臓器移植」の授業の集大成として、小西先生の講演を拝聴しました。

「献眼(眼球提供)をしてもご遺体の顔の表情は変わらず、義眼を入れたあとに目尻を下げるようにしてとても丁寧に縫うことで、とても穏やかな表情にしてもらえる」や「両親がそれぞれ別々の考えのもとに、しかし同時に息子さんの臓器提供に同意した」「臓器を提供すると身体がとても軽くなってしまうから、そのようなことも事前にコーディネーターから説明する」などといった現場のコーディネーターだからこそのお話を聴くことができました。

講演後には本校生徒2名が「医療職のやりがいはどのようなところですか?」と質問に行くほど、生徒には意義ある時間となったようです。

お忙しいなか、お時間をつくって来校いただきました小西先生、ありがとうございました。

看護医療探究「癌患者のリハビリ治療におけるヨガの役割」

9月25日(金)、ヨガインストラクター 百瀬 悌子 さんにご来校いただき、特別授業「癌患者のリハビリ治療におけるヨガの役割」を講演していただきました。

「つなぐこと」を語源とする「ヨガ」によって心と身体を呼吸でつなぎ、身体機能の維持や癌患者さんのもつ再発への不安をケアする予防療法の必要性を伺ったあとに、生徒たちもヨガを体験しました。
最も重要なことは「呼吸」。常に大きくゆっくりとした腹式呼吸を行うことを心がけながら、さまざまなポーズをするなかで、じんわりと汗をかきながら心と身体が落ち着いていくことを実感しました。
「患者さんの中には年齢を重ねた方や、治療によって手を上げにくいような方もいて、その状態に合ったさまざまな動きのバリエーションがある」ことも教えていただきました。

「ケア」とはさまざまな場面・さまざまな方法で求められるものであること、そのための「チーム医療」であることを生徒は体感したのではないでしょうか。
終了後に、「あと1時間やりたかった。」「気持ちよかった。」という生徒たちの声がそこかしこから聞かれました。

お忙しいなか、お時間をつくって来校いただきました百瀬さん、ありがとうございました。

第2学年『総合的な探究の時間』 看護コース「医療体験」

9月9日(水)5限に、第2学年の『総合的な探究の時間』において、医療看護コース対象の医療体験を実施しました。

将来、看護師を目指す13名の生徒は、「“生きてる”を感じる」というテーマで、看護師の井上幸代さんにバイタルサイン(生命徴候=生きている証)を教えていただきました。
ぺアを組んで脈拍、呼吸、血圧、体温の4項目の測定を行いました。
また、病院で感染症防止のために使用されている防護服の着用も体験しました。

理学療法士を目指す2名の生徒は、「突き指とテーピング ~どんな教科を学ぶのか~」というテーマで、神戸医療福祉専門学校の成田浩人さんに進学後に学ぶことを教えていただきました。
また、テーピングをお互いに巻くことを体験しました。

直接、看護師や理学療法士の方々から専門的な内容を聴くだけでなく体験もでき、良い機会となりました。

第1学年特色類型 高大連携授業

7月29日(水)1・2限、47回生第1学年特色類型生徒への高大連携授業を行いました。
講師には、神戸常盤大学より、こども教育学科 講師の柳原 利佳子 先生と看護学科 教授の庄司 靖枝 先生にお越し頂きました。

まず1限、柳原先生より、医療・看護と保育という対人援助職に就く者が備えるべき人間関係の形成について学びました。
続く2限は、医療・看護類型と保育類型に分かれ、医療・看護類型は庄司先生に、保育類型は引き続き柳原先生に学びました。

どちらもその職業についての基本的な知識を学びましたが、両先生とも最後に、その職業に就くために必要なもの、そしてそれを身につけるために如何に高校生活を過ごせばいいか、というメッセージを添えて頂けました。
これからの生徒たちの生活の道標となったことと思います。

柳原先生、庄司先生、誠にありがとうございました。