マレーシアは多民族国家

1911年時点での人口比率は、マレー人53%、華人34%、インド系10%。独立後最初の内閣はマレー人6、華人3、インド系2で構成され。人口比とほぼ同じです。
「ラーマンとマハティール」(岩波書店)によると、多民族国家形成の裏側には以下のような歴史があります。
英国人:200年続いた英国の植民地支配。独立後も貿易・金融を握る。
中国系:英国とのアヘン戦争で敗戦した中国からの移民が認められ、スズ採掘の出稼ぎに来て定着し、その勤勉さからマレーシアの商工業を支配する。
インド系:英国は、アマゾンから持ち込んだゴム苗木でマレーシアを世界一の天然ゴム産出国に変えたが、ゴム農園の労働者として英国植民地から連れてこられた。

◎植民地支配とスズ・ゴムの2大産業により多民族国家は形成された。

<中国の佛教寺院>

china

<ヒンドウー教のスリ・マハ・マリアマン寺院>

hindhu

<イスラム寺院・マスジットジャメで昼寝をするイスラム教徒>

musk

<英国統治時代の建物>

british