北高 校長室から 274 先生たちも勉強!

これまで、北高の授業等で、タブレットやネットの使用が進んでいることを何度も書いてきました。ごく近い将来、本当に「当たり前」のことになります。

しかし、全ての先生たちがその分野によく通じているわけではありません。機械やネットには苦手意識のある人もいるでしょう。本日は、北高の先生たちが、自主的に勉強会をしているお話です。

私が「やれ」と言ったわけではありません。そこもいいと思いませんか。あくまで自発的なのです。「提唱者」は、これまでにも登場したことがあるM先生です。実は先週にも一度開催したのですが、都合が合わなかったのか、参加者は少なかったのです。

でも、今日は約10名ほど、年齢・性別や教科に偏りのない参加者がありました。内容は、実習が中心です。先生たちも勉強するのです!

既に全教員にも割り当てられているアカウントを用いて Google Classroom にログインし、いくつかのツールを使ってみました。つまりは、「Google Classroom が導入されたから使ってください」と言っても、「何ができるのか」を知らないと使いようがないのでは?というのが出発点です。

M先生から概要の説明のあと、最初の実習は、「複数の人が同時に一つのファイルの編集作業をする」です。この方法を使えば、一人が作業を終えてから次の人が受け取って作業をして…という流れは不要になります。

次には、先日もここで紹介した「Jamboard ジャムボード」です。ブレインストーミング的に複数の人間が意見などを出すのに適していると思います。

最後は短時間でしたが、もう北高ではおなじみ「Kahoot カフート」です。今では、英語の教員を中心に、これを日頃の授業で使っている北高の先生は多くいます。

使い道は、たとえば小テスト(復習)です。カフートを使って復習をすると、生徒たちは熱中(熱狂?)します。現状では、教室でタブレットを使おうとすると、保管場所から教室まで持ってくるなどの準備は不可欠ですが、再来年度からは、それは不要になります。「では、辞書出して」と言うのと同じように、「カフートするからタブレット出して」と言うだけです。

「授業をするために先生が勉強する」と聞くと、意外に思われる方もあるかも知れませんが、実は、タブレットに関わらず昔から必要なことなのです。

今日は有意義な1時間でした。またやりましょう!

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥