北高 校長室から 264 Google “Jamboard”
また連日の投稿ですが、今日は(今日も?)、手前味噌的自画自賛となりますこと、お許しください。
「同業者」、兵庫県立学校の先生方にお聞きしますが、Google の “Classroom” とか、今日書かせていただく “Jamboard” って、失礼ですけど、ご存じですか?
Google Classroom は、昨年秋に全県立高校に導入されたので、兵庫県立高校の教員の皆さまはご存じだと思います。本校でも、昨年の内に全教職員と生徒のアカウントを作って、運用を始めたところです。でも、“Jamboard”(ジャムボード)って…?
正直には、私は今日まで知りませんでした。それを見せてくれたのが、本日の地歴公民科のM先生です。彼女は、実は、県教育委員会のある役割も担っていて、今日の授業に至っています。
それはともかく、今日参観した授業は、3年生の選択科目で、今日は特別なテーマを扱いました。つまり、「性的マイノリティ LGBT」です。「LGBT」と言っても、単にその4つの分類に属しているのではなく、非常に多様なものであることは、今日の授業でも扱われましたが、今日の授業での注目は、Google Jamboard の活用でした。
「ジャムボードで何ができるか」というのは、生徒に課題を与えて、その結果集約と提示・共有が容易なツールということでしょうか…。M先生、間違っていたら教えてね。でも、とにかく、「紙でのやり取りなく」、授業は進んでいきます。選択科目で人数が少ないので、全員がタブレットを持って授業ができています。
ところで!
忘れそうになりますが、今朝も「積雪」がありました!
先日書いたように、昨年度の当ブログでは、一度も「積雪」の話題はなかったのに、今年度は既に3回目…。まだ寒さのピークを迎えてないので、今後も出るかも知れません。
以下は、今朝の校内の様子です。上方からの中庭の積雪風景は、珍しいと思います。
さて、話題を教室に戻し、先に書いた、「課題の指示→生徒が反応→結果の共有」が分かる場面の写真です。…と言っても、写真だけでは詳しくは分からないかも知れませんが、実際の教室内では、テンポ良く作業は進んでいきました。
このようなツールを使う意義は、私は大きく二つあると思っています。一つは、教員・生徒双方の「手間や時間を省く」こと、「負担軽減」の意義です。もう一つは、「黒板とチョークだけでは絶対にできない機能」を使えるという意義です。
何度も言いますが、全県立高校に昨秋、マイクロソフト・チームズ(Micosoft Teams)とグーグル・クラスルーム(Google for Education)という巨大なネット上のインフラとも言えるシステムが導入されました。これは、実は、ものすごいことです、これらの製品を学校現場で使えるようになることは。
まず、この点については、県教育委員会に感謝すると同時に、本校の教員に対しては、「具体的にどんなことができるのか」を伝えることが先決だと考えています。それが十分知られてなければ、使おうとしなくても無理はありません。
でも、それが分かれば、少なくとも神戸北高の教員は、積極的に活用してくれるものと確信しています。今日のM先生をはじめ、そんな気概のある教員は、神戸北高にはたくさんいます。
そして、最後に…。そんな「便利で楽しそうな」ツールを幅広く使える「現代の」先生方がうらやましい…。私も、若いときにそんな時代であって欲しかった(笑)。
兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥