北高 校長室から 184 唐櫃台駅「SDGs 置き傘」

4月9日付け第150号の続編です。4月9日には、生徒会による「校内の(生徒向け)置き傘」のことを紹介しました。あの当時から計画はありましたが、今回の置き傘は、「地域の方のため」のものです。「置き傘」は分かるとして、なぜ「SDGs」が付いているのか?
これは、後回しにしましょう。

約百本もの古傘が集まったので、北高生だけでなく、地域の方々にも使っていただこうと、唐櫃台駅にも設置させていただくことになったものです。

唐櫃台駅に持って行く前に校内で撮影したものですが、上が「SDGs 置き傘」です。実は最初、「普通の傘立て」を持参したのですが、駅は非常に公共性が高い場所。安全性等の問題で、設置する場所や大きさに厳しい制約がありました。そんな過程を経た最終形が、上のカタチです。

さて、本日放課後、F生徒会長以下5名の生徒が唐櫃台駅に行き、「SDGs 置き傘」を神戸電鉄さんに引き渡しました。

いよいよ引き渡しの場面です。上の写真で左端に写っているのは、実は、神戸新聞社の記者さんなのです。

なので、今日のこの出来事は、今週中に?神戸新聞に載ります!
お忙しい中、取材に来てくださり、ありがとうございました!
新聞に載れば、神戸新聞社さんの承諾をいただいたうえで、このブログでも紹介します。

「SDGs 置き傘」を置かせていただく場所ですが、日々 唐櫃台駅を利用している方なら、下の写真でおわかりになることと思います。

上りホームを降りた方々は、多くが(階段ではなく)スロープで改札口に向かわれますが、そのスロープの終点右側です。下りホームを降りた方々にとっては、踏切を渡って改札口に向かう途中で、最後の写真のように目に入ることとなります。因みに、現状で柱の左側にある「古傘置き場」は、今回撤去されます。また、普段の傘の本数はもっと減らし、少なくなったら補充していただきます。

本日最後から2点目。校内の置き傘と同様、唐櫃台駅の置き傘にも、全てこのように なんかええやん 神戸北高 のラベルが貼ってあります。

本日最後に、「なぜ SDGs なのか?」
今年度の神戸北高では、「日々の教育活動の殆どは、SDGs のいずれかの目標と深く関わっていて、教育活動を行うことによって、その目標達成に貢献しているのだという意識を持つ」ようにしたいと考えています(詳細は、下の「令和2年度 学校経営の重点」をご覧ください)。今回の置き傘は、12番目の目標「つくる責任つかう責任」に該当し、この活動を行うことによって、日本がこの目標を達成することに貢献していることになるのです。

唐櫃台駅をご利用の皆さま、これからの雨の多い季節、どうかご活用ください!

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥