北高 校長室から 280 1年生家庭科でのSGDsの取組

今年度、北高では、下のように「SGDsを意識した教育活動」を学校経営目標の一つとしています。年度初めに、この目標を設定しました。
今年度の学校経営の重点はこちら

しかしながら、その頃から本格化したコロナ禍のため、その後、当初私が考えていた半分も実行できていないかも知れません。コロナのせいにして言い訳じみてますが…。

でも! 北高の先生方は違います! ちゃんと、学校経営の重点に従って実践をしてくれています!
…というお話を今日と(恐らく)明日の2回に分けてお届けします。けれども、SDGsを言うなら、新聞にも載せていただいた昨年6月の生徒会のこの活動も、その一つですね。

さて、今日のお話は何かというと、1年生全員が学んでいる授業、「家庭基礎」での取組です。1年生の家庭基礎では、SDGsについて勉強し、各自の目標設定とその実践を課題としました。その振り返りと今後に向けての提案が、現在4つの教室に(各組ごとに)掲示されています。

今日は、それら1~4組の全生徒の成果物を見に行ってきました。

掲示の様子は、どの教室もこんな感じです。4つの教室は、いわゆる「ホームルーム教室」ではない教室で、後ろの掲示板に、このようにクラス全員の成果物が掲示してあります。

実は、家庭科の先生に、「『校長賞・教頭賞』を決めたいから、数名の候補を選んで欲しい」と言われもしたのですが、それは、極めて困難!

なぜなら、全員文句のつけようがない出来だからです。どれが選ばれても良い。でも、一応、自分の基準を決めて、選びはしました。

こんな写真だけを見ても、分かりにくいかも知れませんが、とにかく、下の例のように、日常生活に直結した実践をしていると思いました。

  • 食べ物の無駄をなくす。残さず食べる。
  • 水を無駄にせずに節約する。
  • マイボトルやエコバッグの持参を必須とする。
  • 電気の節約。つけっぱなしをなくす。
  • 同じく、トイレの蓋を閉める。
  • ゴミの分別を確実に行う。

このような、普段の生活に重要な内容が多数盛り込まれていました。さすが、家庭科の授業です。そんな中、私が注目したのは、下の3つの内容でした。これらを取り上げた生徒は、どの項目にも複数いました。

  • 衣服のリサイクルを進める。
  • 棚の商品は、手前のものから取る。
  • 商品購入時には、「フェアトレードマーク」に着目する

実は、上の最初の「衣服(など)のリサイクル」は、ちょうど北高で始めようとしていることなのです!
それが、冒頭に書いた「恐らく明日」書くことなのです。なので、とってもタイムリーなのです。これに関しては、明日の(多分)投稿をお待ちください!

そんなわけで、「SGDsに基づく教育活動」を標榜する北高での、具体的な取組「その1」でした。

兵庫県立神戸北高等学校
校長 長澤 和弥