平成29年11月24日 創造基礎B FW「柿の回収と質量測定」

神戸大学鶴甲第二キャンパスにおいて、「鳥と果実の関係性」をテーマに研究をしている創造科学科2期生(1年)自然科学分野3班が先日の神大実験実習で設置した柿の回収と鳥に食された柿の量を調べるための質量測定を行いました。日没までのわずかな時間で、設置した24個のすべての柿について、写真と地面からの高さのデータ採取を行いました。また、ご指導いただいている神大院生の邑上さんから、発表用ポスターの作り方や今後の研究方法について、アドバイスをいただくことができました。この実験データをもとに、鳥と果実の関係性に迫ります。

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平成29年11月24日 RRE「グループプレゼンテーション」

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科2期生(1年)がRREの授業で、パワーポイントを用いたプレゼンテーションを英語で行いました。2学期は、環境問題をテーマに、12月中旬に行われる外国人留学生との交流会に向け、原稿及びスライドの準備を進めてきました。今回のグループプレゼンテーションは交流会に向けての発表練習として、発表8分、質疑応答2分で行いました。

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平成29年11月22日 創造応用ⅠS 探究活動(9回目)

<数学>
前回までの経験を元にして、各自の研究を進めていきました。記憶をテーマにした実験では実際に他のメンバーに実験に参加してもらうことで新たなデータを集めました。また、野球の球種のカウントをテーマにした研究では、実際にどのようなことを調べたいのかを突き詰めて、目的に合わせたデータの再整理を始めました。山登りと脈拍の関係について調べるテーマと、将棋の戦型についての勝敗を調べるテーマについては、データの数がある程度そろってきたところなので、知りたい情報をどのように分析していくのかの試行錯誤が始まっています。

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<物理>
ダイラタント流体班は、使用しているダイラタント流体と同じ粘性の液体を準備し、それぞれの液体を滴下した際の現象を観察しました。水あめや、小麦粉などを用いた複数の液体を用意し比較実験をすることで、ダイラタント流体とほかの液体で起こる現象の違いを整理し、ダイラタント流体の特性を調べました。砂時計班は、引き続き、データの量を増やす一方、シリカゲルを砂時計と同様に落下させる実験を行いました。シリカゲルとは、乾燥剤として使用される物質で、水分を吸収する性質があります。そのシリカゲルの性質を利用し、徐々に含ませる水分量を増加させ、落下時間にどのような変化が起こるのか、実験を行いました。

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<化学>
化学9回目の探究活動では、塩橋の抵抗が大きいために溶液抵抗が大きくなっているところを改善するため、新たに塩橋を作成するとともに、ペットボトルを用いて抵抗の小さい電池を考え、実際に溶液抵抗が小さく、0.2 Vの起電力が取れることを確認できました。今後は、さらに溶液抵抗を小さくする工夫をしながら、できる限り大きな起電力を得られる泥を見つけ出し、経済的でかつ効率の良い泥電池の作成を目指すことになりました。

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<生物>
本校生物教室において、グリーンヒドラの採食行動を観察、捕食時の触手の反応時間を測定しました。餌となるアルテミアを与えた場合と、アルテミアを与えずにグルタチオン溶液(0, 10, 50, 100, 200 μMの各濃度)中での触手の収縮反応をスマホ顕微鏡で観察、撮影しました。反応時間の数値化と考察は、後日に行うことになりました。

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<都市工学>
本校PC教室で実施。先週入力をし忘れていた、印象評価実験に用いた写真セット11枚に対し、順位付けを被験者にしてもらっていたデータをデジタル化する作業から開始しました。

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平成29年11月21日 創造基礎B FW「ぼっかけ×たこ焼きの試食」

長田商店街において、「長田とお弁当にIRODORIを」をテーマに研究をしている創造科学科2期生(1年)社会科学分野5班の生徒5名が、おかずふぁくとりー店長 村上季実子氏に、長田の食材の代表として「ぼっかけ」を用いたたこ焼きを試食していただくために、訪問しました。試食していただいた感想は、つくりやすさを優先し、レトルトのぼっかけを用いてはいるもののまずまずの味だとのことでした。しかしながら屋台などにもあるメニューなので、高校生の視点を盛り込んだ目新しいメニューの方がいいのではないかとアドバイスをいただきました。その場で話し合い、ハンバーガー、ピザ、コッペパンに挟む、から揚げ、タイ焼き、餃子、焼売、おにぎり、その他色々な案がでました。それらについて、一度自分たちで試作してみて、自分たちがいいと思うものを次回持参することとしました。「自分たちなら,何を食べたいか」の視点の大切さを,改めて感じました。

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〈生徒の感想〉

村上さんに意見を頂くのは、これで4回目でした。今回は、私たちが試作として作ったぼっかけの入ったたこ焼きを食べてもらって、その感想とアドバイス、また、他の料理にぼっかけを入れるとすればどのようなものがあるか、それを伺いました。たこ焼きは(水船君が家で作って来てくれたのですが)たこの代わりにレトルトのぼっかけを入れたものです。まずこのアイデアについて、新長田の婦人会の方々が作っていらっしゃるという情報を得ました。まだまだ認知度は低いから私たちが広めていく、という方向に持っていくのもいいのですが、やっぱりおかずファクトリーで販売してもらうのであれば見た事のないような目を引く商品がいいはずです。そう思って、「ぼったこ」に絞っていたのを考え直さなければいけないかな、と感じました。そして、村上さんと一緒に他の料理について考えました。具体的な料理名としては、ぎょうざ・しゅうまい・バナナ・肉じゃが・からあげ・たい焼き・クレープ・パイなどです。これから、班員がそれぞれ家でぼっかけの入った料理を作り、それを持ち寄ってどれにするか決めようと思っています。また、学校の家庭科室とかで調理が出来るのであればお願いしたいと考えています。村上さんも、また新しい試作を楽しみにしている、質問もいつでも受け付ける、と言ってくださっているので、早く動ければいいなと思います!

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平成29年11月20日 第8回高校生鉄人化まつり実行委員会(2)

長田区役所大会議室において、第8回高校生鉄人化まつり開催に向けた第2回実行委員会が開かれました。今回は、鉄人化まつりのテーマについて検討しました。まず「長田といえば」について育英・神戸野田・兵庫各校で出し合い、ここで出たキーワードをもとに絞り込んでいきました。その結果、今回のテーマは「長田にかける虹の橋」に決まりました。これは、長田に住む多様な住人を「虹」に例え、そんな長田に住む人と高校生をつなげる「橋」として鉄人化まつりを盛り上げていきたいという思いを込めました。次回会議は12月14日(木)を予定しています。

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平成29年11月18日 関西学院大学総合政策学部リサーチ・フェア2017

関西学院大学三田キャンパスにおいて、普通科グローバルリサーチⅡ(2年)9班4名と、創造科学科2期生(1年)社会科学分野2班と8班の8名が、同大学総合政策学部主催「リサーチ・フェア2017」に参加し、大学生や大学院生とともに研究の成果を発表しました。

2年生は「ミャンマーに置き薬を! ~新ビジネスプランの提案~」というテーマで口頭発表し、大学の教授から多くの質問をいただき、議論して研究を深めることができました。1年生は2班の「高校生調査員が創る!『グージー食べ歩きマップ』」と8班の「やさしい日本語で外国人にやさしい神戸のまちへ」いうテーマで口頭発表し、大学教授からテーマ設定や研究の進め方について講評をいただきました。2テーマとも大学生の研究に交じって、堂々と発表しました。8班の生徒は審査委員会特別奨励賞(高校部門優秀賞)を受賞しました。

なお発表会後、関西学院大学総合政策学部の卒業生で銀行員や市会議員、航空機パイロットに就いた方々から大学の学びや就職、仕事についてお話を伺うことができました。

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〈生徒の感想〉

私が今日リサーチフェアに参加させていただいて感じたことは「自分たちは甘かった。」ということです。パワーポイントの作り方も、発表の仕方も、至らないところばかりだったと思います。私たちの班は、班内でしっかりと課題とその解決策、やりたいことを共通して認識しきれていなかったと思います。直前になって色々分かり、焦ることが多かったので、もっと前から緊張感を持って準備しなければならないと感じました。質疑応答では、根本的なところを聞かれたことがあったので、そこをしっかり説明することも大事だと感じました。また、先輩の発表を見て一番印象に残っていることは、根拠がしっかりしているということです。研究動機、提案内容、すべてに具体的な根拠があり、説得力がありました。私たちの班は、やはりHyogoPepperの部分で、「なぜ兵庫区なのか」という質問をされたので、回答でもっとしっかりとした根拠を示さなければならないと思いました。今回、賞を頂けたことは自信とし、先生方からのお言葉や、他の班の発表を見てそれぞれ感じたことを班内で共有し、実践活動がより円滑に進むようにしていきたいと思います。また発表する機会があったら、積極的に参加させていただきたいと思います。

関西学院三田キャンパスでの発表を終えて、学校内で発表するのとは全く違う感覚を味わうことが出来ました。普段の発表ではいただくことのできないアドバイスや、指摘を受け、さらに良い研究にする要素を手に入れられたと思います。また、自分たちで改善していない所、したところの両面から指摘をいただいたので、修正できるところ、内容が足りなかったところを加えていきたいです。そのあとの、講義のようなものでは、将来性のある話や、今の日常でも生かせる内容を聞けたのでよかったです。

今日は今までの研究の総括ということで、私たちの集大成を教授の方々の前で発表しました。緊張しましたが伝えたいことをしっかり話せたと思います。質疑応答のときに受けた質問で一番印象に残っているのは「実際に企業がこのアイデアを採用してビジネスを行うことになったら、ミャンマー人のリスナーに対して同じ説明(プレゼン)をしますか?」というものです。私たちが支援よりもビジネスを重視しているところを鋭く突かれてドキッとしました。確かに自分たちはミャンマーと企業が双方共に利益をもたらされるwin-winの関係を主張してきましたが、どうしても「ビジネスプランとして持続可能」にするために企業の利益を優先しがちでした。それは多少は仕方ないですが、初めてそれを言われてみて気づいたのでまだまだ「高校生の」研究で止まってしまっているんだなぁと痛感しました。しかし「論理展開がしっかりしている」など教授に褒めて頂いたところもあって、すごく自信につながりました。これからの個人論文に活かしていきたいと思います。

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平成29年11月15日 創造応用ⅠS 探究活動(8回目)

<数学>
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授 稲葉 太一氏にお越しいただき、母比率の差の検定・推定についてプリントを用いて計算練習を行いました。理論的に理解するのは難度が高く難しいのですが、実際にどのように適用してどのような結果が出てくるのかを実践していくことで理論の使い方はわかってきます。記憶をテーマにした実験はいろいろな手法でおこなってきましたが、現在は色と場所についての記憶を調べる手法を用いています。意外に覚えづらいので、いい形で記憶を捉えることが出来ているのではないかと期待されています。また、野球の打者の立場から見て、カウントに従ってスイングするべきかどうかを研究するテーマも始まりました。

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<物理>
前回、下田先生からいただいたアドバイスをもとに、実験を進めました。ダイラタント流体班は、流体を滴下する高さを変えて実験を行い、データを集めていきました。脚立を用いたり、校舎の階段を利用したりすることで、教室の天井よりも高い場所から落下させた際の現象を観察しました。砂時計班は、実験データを整理して集めていき、データの信頼性を高めていきました。動画を撮影して砂の落下速度の時間変化を見ることで、砂時計に関する法則を見つけ出すための実験を行いました。

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<化学>
化学8回目の探究活動は、前回の授業で大堺先生からいただいたアドバイスを参考に、2種類の外部抵抗を入れた回路を作成して電圧を測定しましたが、外部抵抗を大きくしたときの電圧値が電池自体の起電力に近いのではないかということがわかりました。また、泥を腐敗するために、泥に卵、おからなどを入れてしばらく密閉することにし、12月以降の実験で使用することにしました。これまでの疑問が少しずつ解決し、電圧も計測できるようになってきたので、負極、正極に用いる溶液や泥を考えながら、まずは大きな起電力を生み出す物質を見つけたいと考えています。

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<生物>
本校生物教室において、グリーンヒドラの採食行動を観察する実験内容を計画しました。捕食時の触手の反応時間を測定することで、餌(アルテミア)の有無やグルタチオンによって受ける影響を確認できると考えました。しかし、グルタチオンなどの調整や実験器具の準備など、具体的に考えると計画に不十分な点があり、次回までの課題となりました。

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<都市工学>
本校PC教室で実施しました。11月11日(土)、午後から開催された本校の総合科学類型、未来創造コース、創造科学科「縦の同窓会(後、『創総会』と命名)」の終了後、OB生・現役生併せて110名に対し、「景観写真の印象評価実験」を実施しました。先週の授業の後で生徒らは、11日の実験実施に向けて、「統一感」と「美しさ」という形容詞をキーワードとした写真セットと、被験者配布用の説明文と評価用紙を作成しました。大阪大学大学院工学研究科 澤木昌典教授とのメールのやり取りで指導を受けて改善を加え、何とか実施にこぎつけることができました。当日も、本校食堂にて、プロジェクタ・スクリーンを用意し、生徒らで被検者に対して実験手順を説明し、PPを利用して写真を一定時間提示していくなど、大阪大学大学院で彼らが体験させていただいた手順を踏襲して、無事に実験を完了することができました。本日は、その110名分のデータをエクセルファイルに入力する作業に終始しました。入力様式を作成し、5人でできるだけ段取りよく入力できるように仕事を分け、2時間弱程度で、110人分の評価データをデジタル化することができました。次回以降、データの分析に向けての準備に取り掛かることを確認し、作業を終えました。

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平成29年11月15日 創造応用ⅠL「ポスター発表会」

本校選択教室において、創造科学科1期生(2年)文系選択者12名が、自身の取り組む課題研究について、ポスター発表(発表8分・評価記入2分・質疑応答5分)を行いました。大阪大学大学院国際公共政策研究科・人間科学研究科の大学院生3名をお招きし、発表後の質疑応答や講評をしていただきました。また、最後には生徒それぞれのふりかえりを発表し合い、今後の研究の方向性を考えました。

生徒の発表テーマは以下の通りです。

「BREXITと日本企業」

「拡散するテロ ~ヨーロッパでなぜテロが起きるのか~」

「貧困の連鎖を断ち切るのは『塾のいらない学校』だ!」

「核兵器はなぜゼロにならないのか ~核抑止に着目して~」

「高校生の社会参画について」

「女性がキャリアとマタニティを両立するために」

「日本にクオータ制を導入するためには?」

「移民受け入れと言語教育支援」

「学校に求められるトイレとは」

「ベトナムの地域間格差」

「食品廃棄削減プロジェクト」

「日本における参加型介護とは」

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平成29年11月14日 創造基礎B 自然科学分野「神大実験実習」

神戸大学大学院人間発達環境学部において、創造科学科2期生(1年)の生徒40名が、各ゼミの大学院生の指導のもとで実験実習を行いました。高校では使用することができない実験機具を使ったり、専門的な内容について半日かけて学習しました。以下は生徒の感想です。

1班 長濱ゼミ「テーピングに含まれる物質について」

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〈生徒の感想〉

今日は、大学においてある機材を使って実際にテーピングを測定しました。赤外線分光法の中でも全反射法というものを使いました。今まで化学の授業でやってきた内容からさらに進化した内容で、知らないことが多くあり面白かったです。また、ただ研究をするだけでなく研究をするにあたってのどういうところに気をつけたらいいかや発表についてのアドバイスもくださり、とても勉強になりました。実際に研究では機材にテーピングを置いて、抑えつける。測定が終わればその台をエタノールで拭く。という極めて単純な作業でしたが、そこから得られたデータは見たことのないもので、このデータを読み取って処理して行くと考えると自分たちできちんとできるか不安になりました。ここから先は、自分たちでデータをきちんとした形にしてそれを実践的に使えるようにして行くことが最終目的なので、そこまでたどり着けるよう残りの研究を頑張っていきます。

2班 丸嶋ゼミ「身の回りの物質を構成する原子を放射線で観測する」

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〈生徒の感想〉

私達2班は神戸大学発達科学部にて、蛍光X線による、楽器に含まれる原子の分析をし、楽器はどんな成分でできているかについての実験をしました。今回、実験に使われた楽器は、班員が持ってきたクラリネットで、まずは、アメリシウム241という入射X線をクラリネットの、表面にあて、そこで反射した蛍光X線を電子の流れとして、半導体検出器でとられ、そのX線の最大値を、Excelで統計をして、グラフで表し、アトレース一つに対して、エネルギーがただ一つに決まるため、y=ax+bの形の式で、エネルギーの値を求めた。表を参考に、求め出したエネルギーの値と一番近い値を探し、成分を推測することができた。ほかにもまた何個かの楽器が神戸大学の実験室で、x線にあてられています。それらのデータをこれから分析する時に、より正確な結果になるように、みんなで頑張っていきたいと思います。

3班 邑上ゼミ「鳥と果実の関係性について」

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〈生徒の感想〉今回は柿の計測・設置を行いました。前日にオレンジ・茶・白の三色に塗ったものと処理していないもの(コントロール)を神大に持っていきました。計測では、糖度・質量・大きさ・色を調べました。糖度は神大にある糖度計を用いて、コントロールのみを測りました。その際、同じ種類の柿なのに違いが4つ以上あり驚きました。また、質量では測りを用いて調べました。大きさはノギスという定規のような道具を使って調べました。普段見る定規とは違い、デジタルで測れたりサムローラーが付いていたりして、柿の大きさが細かいところまで測ることができました。色は色彩見本を使いました。柿は場所によって色がまばらなので鳥から見た柿、つまり上から見た色で決めました。計測が手際良くできたので、本来はできなかったはずの大きさまで測定する事ができたました。また、色を塗った柿の絵の具が多少はげていたので、そこを工夫できればなお良かったと思います。柿の設置では、1つの木に低い・高いの2つに柿を分けて、設置しました。設置後、インターバルカメラを設置しました。暗くなる前に全ての作業を終わらせることができましたが、低い・高いの柿の高低差があまりなかったことが反省点です。

4班 勇惣ゼミ「クレーターから探る月の歴史」

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〈生徒の感想〉

今日はまず月についてと、勇惣さんの研究内容のお話を聞いた後、実際にクレーターカウンティングをしました。講義では前回の観察で使用した器具の詳しい説明やジャイアントインパクト説や、湯惣さんの研究内容で聞いたこともないような細かい話を聞くことができました。その中で湯惣さんの「月についての研究はひたすらパソコンの前での狭い作業だけど考えていることは1番大きい」という言葉が心に残りました。そして、私が特に印象に残っているのは望遠鏡を宇宙に作るメリットと地上に作るメリットについてです。今までそのようなことを考えたこともなかったので、全然思いつきませんでした。でも、お話を聞いて違いが分かったし、そのような根本的なことから疑問を持つことが大切なのだと実感しました。クレーターカウンティングはただただクレーターを数え続けるという地道な作業でした。しかし、実際にやってみると想像以上に楽しかったです。同じ面積を数えても場所によってクレーターの数は全然違っていて驚きでした。今日は一時間ちょっと数えたけれど、それでもほんの一部だったのでほかの場所も数えてみたいと思いました。クレーターカウンティングを通して、湯惣さんが、研究者が華々しい研究の発表をしている裏では地道な作業を積み重ねていると言っていたように、研究者の方はこのような作業を何度も何度も繰り返していて本当に素晴らしいなぁと思いました。次からは今回のカウンティングを考察してクレーターが形成された年代や場所による数の比較などさらに細かいところまで踏み込んでいきます。

5班 冨田ゼミ「環境DNAを用いたアジの分布調査」

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〈生徒の感想〉

5班では環境DNAを用いたアジの分布について研究している。そして今回神戸大学に行き、事前に淡路・須磨のそれぞれの3地点で採取した海水に含まれているアジのDNAがどれくらい含まれているのかを調べた。まず、事前にろ過・DNAを抽出していただいた海水をマイクロピペットで分けていく作業から始めた。個人的には細かい作業で少し難しく感じた。その後PCRというDNAを増幅させる技術を用いて、アジのDNAが各試料水に含まれているのかどうかを確認した。含まれているものも、いないものもあることが確認でき、それらにどのような関係があるのか、これから詳しく調べていきたい。また、対数を用いて含まれているDNAの量も計算し、アジの生態や海流などから分布・およその生息数についても考察していきたいと思う。

6班 高島ゼミ「環境DNAを用いた外来プラナリアの分布調査」

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〈生徒の感想〉

僕達6班は環境DNAの抽出実験を行いました。PCR実験や、電気泳動など、専門的な機械を使って、作業をさせていただいて、とても貴重な経験をすることができたし、実験のしんどさや大変さを知ることが出来ました。大学院生の方々が丁寧に説明してくださったので、しっかりと取り組むことが出来ました。実験自体はうまくいかなかったので、後日高島さんがもう一度試して、結果を送っていただくことになりました。今回このような実験を行った目的や背景を改めて考え、後日送られる結果をもとに、これから考察していく予定です。

7班 勝原ゼミ「ゴキブリの出没」

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〈生徒の感想〉

今日は式の説明を受けて、活動のゴールを決めることをした。コンバットとバルサンの性能を評価し、比べることと、マンションと一軒家におけるゴキブリの侵入率の高さを比べることをゴールとした。今日教えていただいた式はとても難しく、理解するのが大変だったが、丁寧に説明していただいたおかげでほかの人に説明できる程度までは理解できた。どうやって他の人に短時間でわかりやすく説明するかが鍵なので、よく考えて発表まで行けるようにしたい。

8班 中野ゼミ「星の観測」

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〈生徒の感想〉

今日は、神戸大学でフィールドワークを行いました。行く前までは、テーマについてもまだあやふやなところがありましたが、今日は詳しく聞くことができました。最初に、望遠鏡の種類についての話を聞きました。それぞれの利点などを学ぶことができました。次に、星の直径をソフトを使って図ったり、超新星爆発のかけらの速さを求めたりしました。三角比などこの前習ったようなことで計算できることが驚きでした。最後に、グラフを使って爆発のかけらに含まれる元素を求めるという作業をしました。簡単な公式を使って求めることができました。前までは、全然理解できていませんでしたが、分かりやすく教えていただいたので理解を深めることができました。今回のことを活用して今度の関学での発表に向けてポスターを作っていきたいと思いました。

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平成29年11月13日 グローバルリサーチⅠ 講義「地元企業の海外進出」

本校同窓会館武陽ゆ~かり館において、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)を対象に三ツ星ベルト株式会社の人事部長 倉本信二氏に「地元企業の海外進出」をテーマに講義をして頂きました。初めに三ツ星ベルトの概要と海外進出の現状についてお話を頂き、その後(1)海外で活躍する人材とはどんな人か、(2)海外で働くことの不安は何かについて、グループで話し合いました。さらに、企業が(1)と(2)のギャップを克服するために、どのような取り組みができるかについて議論しました。各グループ発表の後に、倉本氏から補足説明をいただきました。近年増えつつある日本企業の海外進出とその課題について考え、知識を得る機会となりました。

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〈生徒の感想〉

海外で働くことについてあまり深くは考えたことがなかったから、考えることが難しかった。海外で働くことについて漠然とした不安しかなかったが、考えてみるといろいろな問題が出てきた。問題に対する解決法は意外と考えることが難しかった。特に海外で「活躍する」ための対策を考えることが大変だと思った。講義を受ける中で、海外でも国外でもどちらでもやるべきことがあるとわかった。日本人が海外へ進出することの大変さを知った。もし自分が海外で働こうと思うならば、やはり語学力は必要だと思う。それ以外にも企業が行ってくれることに参加するだけでなく、自分自身が努力を重ねていかなければならないと思った。海外と日本とではやはり色々なことが違うと思う。そこで不安になるだけではいけないと思った。その時現地ではどのように働けばいいかを考えることがとても大切なことだと考えた。

人事は本当に奥が深いなと思いました。限られた人材の中で人を選ぶことはとても重要なんだなと実感しました。これは企業側の視点だけど、自分がもし海外に行くことになったらやっぱりそれなりの待遇やサポートは欲しいなと思ったし、それを考えるのはとても深かったです。安心や安全を考えるとやはりコストがかかってしまうし、企業のジレンマだなと思いました。今海外進出が進んでいる中で、世界的に語学能力の高い人材が求められているということを実感することができました。ビザが取りにくいといった問題も聞いて、やっぱり学歴は大切だなと思ったし、将来の自分のために今から勉強しようと改めて思うことができました。発表のスキルがあまり良くないなと思ったので、次への課題だなと思います。貴重な授業をありがとうございました。

今回の講義で「どうしたら活躍できるのか」ということを詳しく学ぶことができました。海外で活躍できる人は色々なスキルを持っている人だと知り、何事にも積極的にチャレンジしていくことが大事だと感じました。この講義の中で未来フロンティアツアーで学んだこととリンクすることがありました。それは味の素で聞いたベトナムの話です。味の素の方は現地の人とコミュニケーションを取ったり、現地の人のことを良く知ろうとして食事を一緒にすることをされていたそうなのですが、海外で活躍するためにそういったこともする必要があると今回の講義の中でも挙げられていました。今までSGHで学んだことがつながってきていると感じることができた講義でした。もし海外で働いている方の話を聞く機会があれば、今回の講義で学んだことを当てはめながら聞いてみたいと思います。

地方の企業が海外への進出という中で、海外でも活躍できる人材ということでしたが、私の父もよく海外に出張するのでとても考えさせられる課題となりました。特に自分が行くと仮定すると、とても企業にして欲しいこと(ニーズ)が高くなりました。企業側の負担が大きくなる分、海外での業績を上げないとという期待もあるなと講義後に思いました。やはり自分の住み慣れた環境を離れるのに今以上の業績を求められるというのは、不安が多いのでそんな中でも自分から志望して海外に行くことはとても大変なことなんだと感じました。

三ツ星ベルトさんだけでなく、恐らく色々な業種の企業で海外赴任する際に必要になる知識や念頭に置いておくべきことが学べました。専門的な知識がとても大切だと思っていたのですが、実際には幅広い知識を持って現地の人の質問に応えられることが大切だと知りました。三ツ星ベルトさんの取り組みでは、家族帯同を推奨していることがとても印象に残りました。利益のことだけでなく、赴任者の精神面までしっかりと考えられているのだと感じました。

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