平成26年11月22日国際市民社会生徒フォーラム参加

立命館宇治中学校・高等学校で開催されたSGH記念国際市民社会生徒フォーラムに未来創造コースから4名の生徒が参加しました。全大会「国際平和を考えるつどい」では元子ども少年兵のミシェル・チクワニネ氏による講義、分科会では国際平和の課題や貧困南北問題などについて話し合われました。以下は生徒の感想(一部抜粋)です。

今までは、国際問題はすごく大規模な問題で、「自分には関われないのでは?」と思っていたのですが、「こどもでも、世界は変えられる」という言葉を聞いたり、私たち高校生が参加できる活動も身近にあるのを知れて、「私も関われる!」と思いました。

フリー・ザ・チルドレンのことや、フェア・トレードのことを聞いて高校生だからこそできることもあるのだということを知れました。また、大人だからこそできることもあると思ったので、将来のために、発展途上国のことや、その抱えている問題についてもっと知る必要があると思いました。私は理系の学生ですが、発展途上国の問題は私たち人類の問題なので、理系文系関係ないと思います。これからはもっとこのようなイベントなどに積極的に参加し、理解を深め、今自分にできることをしたいと思います。

自分達が普段当たり前のように使っている携帯電話の裏には今にも死にかけで働いている子供がいることを知って、自分の置かれた立場に感謝しつつ、改めてこの問題の再認をすることができました。この体験を通じて、国連で働きたいという僕の夢は揺らぐことはありませんでしたが、国際問題に対する覚悟を学びました。その答えのない問題を解決するために、今からまた再スタートします。

Free The Children Japan のアマノさんは、「世界を変えるということは、自分が変わることだ」という話に刺激を受けた。ミシェルさんの話で友達を撃ち殺してしまった場面などは、テレビやサイトでは伝えきれないほどの現実を感じた。子供を1,2,1,2…と振り分け、1に2を撃ち殺させたという。「私が2でなかったこと」、「逃走中のジャングルで力尽きなかったこと」から、今私はこうして話ができているという話もしていた。少年兵問題には、教育のレベルが足らないことも、先進国がレアメタルを買うことから奪い合いの内部紛争になったことも、あらゆる要因が複雑に絡んでいるという。企業や政府の上役は、残念ながら、意識の根底にビジネスがあるという話もあった。帰りの電車でミシェルさんらに再開し、FTCJ代表の中島さんからも話を聞けた。鉱山で働く子供は、生き埋めや水銀の脅威の中で、奴隷のように働かされていること。非営利の活動は資金面でも大変なこと。まさに、活動家の生の声だった。今日の公演で、やっぱり世界を変える仕事がしたいと思った。とても刺激を受けたのだ。ぎゅっと濃厚で、とても有意義なものだった。

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平成26年11月19日「税に関する高校生の作文」受賞式

本校校長室において、平成26年度「税に関する高校生の作文」の神戸市長田区租税教育推進協議会会長賞の授賞式が行われました。国税庁等のHPを調べて、教科書など自分の学校生活の身の回りに多くの税が使われていることを知り、普段の勉強が税によって支えられているという内容を書きました。

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平成26年11月18・19日遺伝子を理解する分子生物学実験実習会参加

神戸高校において行われた公益財団法人中谷医工計測技術振興財団科学教育振興助成事業「遺伝子を理解する分子生物学実験実習会第1回」に、2年生に混ざってコース1期生の生徒5名が参加しました。

1日目は大腸菌を用いた形質転換の実験を実施しました。これは、大腸菌の中に抗生物質耐性の遺伝子やGFP(緑色蛍光タンパク質)の遺伝子を持ったプラスミド(ベクターの一種)を導入する実験でした。

2日目は1日目に形質転換を行った各プレートの遺伝子発現を実際に観察しました。プラスミドを何種類かの制限酵素で切断して、電気泳動を行いました。そして、その遺伝子の大きさを測定する実験をしました。(電気泳動によるDNAのフィンガープリント実験)

他校性も参加する中、生徒は興味深く取り込めていました。特に緑色蛍光の観察では感動していたようです。今回参加した生徒は、12月11日・12日本校で開催される第2回実験実習でTAとなって実験の指導をサポートする予定です。

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平成26年度11月16日しりいけおみこし大作戦参加・実践発表

志里池児童館主催の「しりいけおみこし大作戦」に、「あいさつながり」をテーマに取り組んでいる5班がボランティアスタッフとして参加しました。常磐大学の学生と一緒におみこしの誘導やゴミ拾いをしながら、地域の子どもたちや大人たちと触れ合い、おみこしを楽しみました。長田中学校体育館がおみこしのゴールとなりましたが、そこで8分間時間をいただき、「あいさつながり」についてチラシをくばり、舞台で発表を行いました。200名近い方々、しかも小学生低学年以下の小さい子どもに向かっての発表だったので、ロールプレイや問いかけたりと発表の仕方を工夫しました。挨拶と犯罪減少の関係という小さい子どもには難しい内容だったので、思い通りの反応とはなりませんでしたが、地域で顔の見える密な関係づくりの現場で学んだことは多く、あいさつだけでなく地域の多様な活動を知るきっかけになったと思います。

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平成26年度11月16日高大連携課題研究合同発表会

京都大学吉田キャンパスにて、「平成26年度高大連携課題研究合同発表会」に「商店街活性化」をテーマに取り組んでいる7班と、「外国人の労働観」をテーマに取り組んでいる8班が発表者として参加しました。他校は2年生の自然科学分野の発表であったのに対し、本校未来創造コースは1年生社会科学分野の発表となり、本校生徒にとっては現在取り組んでいる自然科学分野の研究に、他校生徒にとっても社会科学の取り組みを知れて、お互いにいい刺激になったかと思います。

以下は参加者から本校生徒発表に対するコメント(一部抜粋)です。

「発信!商店街の魅力!」

いろいろな活動を行って、商店街の活性化にどのような活動が有効かを検証することが必要だと思いました。検証方法は、アンケート調査に加えて、数値データをとれると良いですね。

高校生が参加するのはとてもいいことだと思った。人との関わりを持つことで成長できると思う。私が実際に体験したことであれば、軽音楽部や吹奏楽による演奏によってお年寄りの方々が元気をもらえたとおっしゃていたので、そういった若いエネルギーを感じれるイベントをやってもいいかもしれないと思った。

地元の商店街にスポットを当て、自分たちにできることを考え、実践に移している点が評価できる。MAP作成も「縁日」も、地元の声をしっかりと聴いて、企画や課題検討されていてよかった。スライドは商店街やイベントの内容などの説明がやや不十分でわかりづらかった。MAP作成もその他の活動も立派な地域貢献事業として今後の進展が期待できる。

「外国人の労働観から見えてきたこと」

地元中心の活動なので、「外国人」の国籍等が偏っていますね。そのことと「地元の活性化」を結びつけるとか、研究の効果も明確になるといいですね。

「仕事の捉え方が異なる」点についてもう少し聞きたかったです。どのように違うのでしょうか。資源のない日本が“労働”を仮に減らした解き、どうなるのでしょうか。勤労観や家族観の違いが生じる背景まで踏み込んだ考察をする必要があると思います。

日本人と外国人の価値観の違いを互いに尊重し合うというのは、これからのグローバル社会で大切になると思う。しかし、片方の文化に合わせたりすると、どちらかに不満が生まれる可能性があると思うので、双方の文化が混ざり合った新たな価値観を生むことで、より良い世界になると思う。

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平成26年11月15日社会科学分野ポスターセッション

本校講堂にて、未来創造コース推薦入試説明会の前座として、社会科学分野のポスターセッションが行われました。9月の最終発表会以降の実践活動を含め、A0用紙1枚でまとめたポスターを使って、説明会に来られた中学生や保護者、学校関係者の方々へ発表を行いました。最初は少し緊張していた班もありましたが、これまで何度も発表をしてきた成果もありすぐにスムーズに説明したり、質問に答えたりできるようになりました。

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平成26年11月9日佐用町石井地区フィールドワーク

佐用郡佐用町石井地区へ、「知恵book」をテーマに研究している3班がフィールドワークに訪れました。総合科学類型4期生も限界集落の研究でお世話になりましたが、今回は山村の昔の暮らしや遊び、伝統文化の調査を行いました。

まず、中ノ原集落を散策して集会所で集落についての説明や昔の様子、風習を教えていただきました。次に、水根地区の古民家(空き家)を訪れ、囲炉裏や五右衛門風呂など昔の生活様式について調査しました。そして、「みどりの健康舎 ゆう・あい・いしい」の旧石井小学校体育館で「石井三椏和紙」(総合科学類型4期生が「高校生鉄人化まつり」で紙漉き体験の企画時に命名)の紙漉き体験をしました。昨年度は原料づくりから行いましたが、今回は紙漉き作業の体験をしました。うちわの試作など和紙の用途拡大に努めているそうで、石井地区の方々のやる気がみなぎっていました。さらに、コミュニティスペースで「佐用町石井地区の四方山話」と題して、石井地区まちづくり協議会岡本さん、平井さんから(1)年中行事について、(2)衣食住について、(3)食生活について、(4)住居について、(5)子どもたちの生活、(6)農作業について、(7)方言について講義をしていただきました。最後に住民がほとんどいなくなった若州地区を散策し、生徒は高齢社会や農村部の厳しい現実について考えました。

盛り沢山の1日でしたが、生徒は都市部である長田のフィールドワークに加え山村部の石井地区での調査で比較研究でき、今後の研究・実践活動に向けてまとめを行っていきます。

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平成26年11月7日月の観測

神戸大学鶴甲第二キャンパスにおいて、クレーターを用いた月の年代測定について研究をしている成清ゼミ(4班)が月の観測を行いに行きました。巨大な望遠鏡にわくわくしながら、煌々と光る月の観測をおこないました。この観測データをもとに11月25日に実習実験を行う予定です。

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平成26年11月4日創造基礎A「砂漠化について」

創造基礎Aでの英語での授業は、今回は「砂漠化」をテーマに行われました。以下は生徒の感想です。

It is surprising for me that it is normal for Australia to limit water which people can use. Because I have never heard of ‘water restrictions’ and have never thought fresh water is such an important thing. Less than 3% of the water on the earth is fresh. This fact made me surprised too.I haven’t felt drought, so I was shocked by drought’s effects. I did not know there are so many of them. So I should think about a lot of the problems.Desalinisation and water recycling (cleaning the water) are very interesting projects, especially desalinisation. I haven’t known desalinisation is practical.

I understood that water is important to all living things. Especially, I think so to see the picture of the zebra dead from the drought. I was also surprised that, in fact, drought was the cause of many people dying. I reconfirmed to not live without water.So, we should think of ways to get water more than ever.My grandparents work to grow rice and many vegetables. So if the water used for growing them drops, my grandparents would lose their job and my family can’t eat foods which were made by them.That will make us so sad.

Around the world, there are many suicidal people because there is little rain. These things surprised me. Suicidal people are in Japan, but the reasons for suicide are not rain.And I thought there is plenty of water in Australia because Australia is surrounded by seas. But I realized seawater can’t be drunk and used. That Australia has no rain can cause famine.At last, I was most interested when I listened about water restrictions. In Japan, such restrictions are not. Other people in the world have big disasters about water. I should use water like it is precious, I thought.

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平成26年10月28日自然科学分野「院生ゼミ」

本校同窓会館ゆ~かり館において、神戸大学大学院人間発達環境学研究科の大学院生8名の方々に来ていただいて「院生ゼミ」を行いました。5人一組で8つの班に一人ずつ院生がついていただき、各院生が現在取り組んでいる研究テーマについて説明や作業が行われました。

最先端の内容を扱っていますので、生徒は難しい専門用語に苦労していましたが、院生の皆さんが時間をかけてわかりやすく熱心に説明してくださったので、興味関心や理解が深まりました。また、実際に使われている研究用具や資料を用いて実験の一端を体験した班もあり楽しんでゼミを受けていました。さらに、世代が近いこともあり、研究のこと以外に大学のことや大学院生の生活について生の声を聴かせていただいた班もあり、若い研究者と距離を縮めながら贅沢な時間を過ごしました。

今後は各班で自主学習を深めて、11月25日(火)の午後に神戸大学へ訪問し、大学内やフィールドにおいて自然科学分野の実習実験をさせていただく予定です。

1班:岩屋ゼミ 2班:篠原ゼミ 3班:橋爪ゼミ 4班:成清ゼミ

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5班:石山ゼミ 6班:青山ゼミ 7班:武中ゼミ 8班:尾崎ゼミ

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