京都大学吉田キャンパスにて、「平成26年度高大連携課題研究合同発表会」に「商店街活性化」をテーマに取り組んでいる7班と、「外国人の労働観」をテーマに取り組んでいる8班が発表者として参加しました。他校は2年生の自然科学分野の発表であったのに対し、本校未来創造コースは1年生社会科学分野の発表となり、本校生徒にとっては現在取り組んでいる自然科学分野の研究に、他校生徒にとっても社会科学の取り組みを知れて、お互いにいい刺激になったかと思います。
以下は参加者から本校生徒発表に対するコメント(一部抜粋)です。
「発信!商店街の魅力!」
いろいろな活動を行って、商店街の活性化にどのような活動が有効かを検証することが必要だと思いました。検証方法は、アンケート調査に加えて、数値データをとれると良いですね。
高校生が参加するのはとてもいいことだと思った。人との関わりを持つことで成長できると思う。私が実際に体験したことであれば、軽音楽部や吹奏楽による演奏によってお年寄りの方々が元気をもらえたとおっしゃていたので、そういった若いエネルギーを感じれるイベントをやってもいいかもしれないと思った。
地元の商店街にスポットを当て、自分たちにできることを考え、実践に移している点が評価できる。MAP作成も「縁日」も、地元の声をしっかりと聴いて、企画や課題検討されていてよかった。スライドは商店街やイベントの内容などの説明がやや不十分でわかりづらかった。MAP作成もその他の活動も立派な地域貢献事業として今後の進展が期待できる。
「外国人の労働観から見えてきたこと」
地元中心の活動なので、「外国人」の国籍等が偏っていますね。そのことと「地元の活性化」を結びつけるとか、研究の効果も明確になるといいですね。
「仕事の捉え方が異なる」点についてもう少し聞きたかったです。どのように違うのでしょうか。資源のない日本が“労働”を仮に減らした解き、どうなるのでしょうか。勤労観や家族観の違いが生じる背景まで踏み込んだ考察をする必要があると思います。
日本人と外国人の価値観の違いを互いに尊重し合うというのは、これからのグローバル社会で大切になると思う。しかし、片方の文化に合わせたりすると、どちらかに不満が生まれる可能性があると思うので、双方の文化が混ざり合った新たな価値観を生むことで、より良い世界になると思う。