立命館宇治中学校・高等学校で開催されたSGH記念国際市民社会生徒フォーラムに未来創造コースから4名の生徒が参加しました。全大会「国際平和を考えるつどい」では元子ども少年兵のミシェル・チクワニネ氏による講義、分科会では国際平和の課題や貧困南北問題などについて話し合われました。以下は生徒の感想(一部抜粋)です。
今までは、国際問題はすごく大規模な問題で、「自分には関われないのでは?」と思っていたのですが、「こどもでも、世界は変えられる」という言葉を聞いたり、私たち高校生が参加できる活動も身近にあるのを知れて、「私も関われる!」と思いました。
フリー・ザ・チルドレンのことや、フェア・トレードのことを聞いて高校生だからこそできることもあるのだということを知れました。また、大人だからこそできることもあると思ったので、将来のために、発展途上国のことや、その抱えている問題についてもっと知る必要があると思いました。私は理系の学生ですが、発展途上国の問題は私たち人類の問題なので、理系文系関係ないと思います。これからはもっとこのようなイベントなどに積極的に参加し、理解を深め、今自分にできることをしたいと思います。
自分達が普段当たり前のように使っている携帯電話の裏には今にも死にかけで働いている子供がいることを知って、自分の置かれた立場に感謝しつつ、改めてこの問題の再認をすることができました。この体験を通じて、国連で働きたいという僕の夢は揺らぐことはありませんでしたが、国際問題に対する覚悟を学びました。その答えのない問題を解決するために、今からまた再スタートします。
Free The Children Japan のアマノさんは、「世界を変えるということは、自分が変わることだ」という話に刺激を受けた。ミシェルさんの話で友達を撃ち殺してしまった場面などは、テレビやサイトでは伝えきれないほどの現実を感じた。子供を1,2,1,2…と振り分け、1に2を撃ち殺させたという。「私が2でなかったこと」、「逃走中のジャングルで力尽きなかったこと」から、今私はこうして話ができているという話もしていた。少年兵問題には、教育のレベルが足らないことも、先進国がレアメタルを買うことから奪い合いの内部紛争になったことも、あらゆる要因が複雑に絡んでいるという。企業や政府の上役は、残念ながら、意識の根底にビジネスがあるという話もあった。帰りの電車でミシェルさんらに再開し、FTCJ代表の中島さんからも話を聞けた。鉱山で働く子供は、生き埋めや水銀の脅威の中で、奴隷のように働かされていること。非営利の活動は資金面でも大変なこと。まさに、活動家の生の声だった。今日の公演で、やっぱり世界を変える仕事がしたいと思った。とても刺激を受けたのだ。ぎゅっと濃厚で、とても有意義なものだった。