平成29年2月25日 ゆうかりに乾杯

たかとり教会内エフエムわぃわぃにおいて、本校創造科学科1期生(1年)3名がゆうかり放送委員会主催「ゆうかりに乾杯」に出演しました。この番組は本校卒業生49陽会のメンバーが中心となって、地上波放送を始め、現在はインターネット放送を続けています。生徒は創造科学科の取り組みや第7回高校生鉄人化まつりについて話をしました。

ゆうかりに乾杯〈外部リンク〉

放送風景2MB

〈生徒の感想〉

ゆうかりに乾杯の収録は良い経験になった。もちろん、ラジオに出るなんてことは初めてだし、周りの先輩方もかなり年上で緊張したが、親身にあれこれ教えて下さった。しっかりと伝えたいことを言えたのでよかった。その後の打ち上げでは、私たちが産まれるずっと前の話をたくさんきかせて下さって、昔のことを知る貴重な機会を持てた。これからも現役生と卒業生との交流を深めて行きたいなと思えた1日だった。

私は、FMわぃわぃで放送されている「ゆうかりに乾杯」という番組の収録に参加させていただきました。自分はこのような体験は初めてでとても緊張しましたが、話すべきことはしっかりと話せたのではないかと思います。番組に出演されている方は全員が武陽会の方々だったので、フレンドリーで楽しく収録することができました。収録後に打ち上げとして、晩御飯をご馳走になりました。そこでも、トランプ政権のことや沖縄のことなど、今まで自分が考えもしなかったような考えを話してくださり、とても為になりました。

カテゴリー: 創造科学科1期生 | 平成29年2月25日 ゆうかりに乾杯 はコメントを受け付けていません

平成29年2月23日 グローバルリサーチⅠ 講義「ベトナムにおけるSGHプロジェクトの概要」

本校学科コース準備室において、「機能性植物の評価」をテーマに課題研究を始めたグローバルリサーチⅠ受講者(1年)の2班5名を対象に、兵庫県立大学環境人間学部教授 村上明氏をお招きし、「ベトナムにおけるSGHプロジェクトの概要」の講義を行っていただきました。また、この講義をもとに、今後の研究方針を提案しました。

IMG_5305 IMG_5318 IMG_5323 IMG_5326

〈生徒の提案〉

1.村上先生の講義でわかったこと
・ ベトナムの野菜は日本よりも受けるストレスが多く。それが原因で機能性の高い植物になる可能性がある。
・ 植物を評価する手段には、抗酸化試験や抗炎症試験がある。他にもあるが、実験するのは現実的には難しいものもある。
・ 漢方薬は素材を乾燥、酸化などすることによって作られる。その過程で薬効も変化している可能性がある。
→漢方薬よりも元の素材のほうが、薬効が強いかもしれない。逆もありえる。
・ 軽い毒物をあえて体内に取り入れることで、デトックス効果が現れることもあり得る。
・ ベトナムの野菜の抗酸化作用のグラフ(値)は平均すると日本と変わらないが、特に作用の低いものを取り除けば、もっと高くなる。

2.研究の方向性
4つの案がでました。
① ベトナムで人気のある料理に使われている野菜の機能を評価し、分析する。これだけだと独自性がないので、この野菜を日本料理に生かす。
② どのようなストレスを与えると植物の機能はどう変わるか、また、機能性のある成分を効率よく増やすにはどうすればよいかを調べる。これによって、ベトナムの野菜を再現してみたい。再現方法として、日本にもともとある野菜を、環境を変化させることによってベトナムの野菜に近づける。または、ベトナムから野菜の種を日本に持ち帰って、ベトナムに近い環境を作って、ベトナムの野菜に近づける。以上の二つの案がでている。
③ ②の再現方法で作った野菜を使ってベトナム料理を作る。野菜を自分たちで作るのが現実的に難しければ、現地から取り寄せるか、日本のベトナム食材を売っている店で買ったものを使う。
④ ファイトケミカルスープを作る。ベトナム産の色々な食材を組み合わせて、スープを作り、どの野菜の組み合わせが一番おいしく、健康によいかを調べる。

カテゴリー: グローバルリサーチ | 平成29年2月23日 グローバルリサーチⅠ 講義「ベトナムにおけるSGHプロジェクトの概要」 はコメントを受け付けていません

平成29年2月22日 創造応用Ⅰ 発表会

本校未来創造コース2期生(2年)が創造応用Ⅰで取り組んでいる課題研究の発表会を行いました。前半は、本校同窓会館ゆ~かり館、会議室、コンピュータールームの3会場において、文系選択者15名が国際問題に関する課題研究を英語で発表しました。ゲストとして、研究指導にも携わっていただいた、大阪大学大学院国際公共政策学研究科 教授 松繁寿和氏と同大学大学院生5名をお招きし、質疑応答や講評等を行っていただきました。

DSCN4509 DSCN4523 DSCN4512

DSCN4517 DSCN4527

後半は、本校同窓会館ゆ~かり館において、理系選択者25名がそれぞれの班に分かれて発表しました。ゲストとして、研究指導にも携わっていただいた、大阪大学大学院理学研究科 教授 下田正氏、神戸大学大学院理学研究科 准教授 大堺利行氏、大阪大学大学院工学研究科環境・エネルギー工学専攻 助教 松本邦彦氏をお招きし、質疑応答や講評等を行っていただきました。

DSCN4533 DSCN4539

以下はそれぞれの発表タイトルです。(順不同)

《文系テーマ》

「The problems of refugee acceptance in Japan」

「A Study on the Education for Immigrants in Germany and Prospects for Japan」

「How can we prevent young people from participating in the Islamic State Activities?」

「Mosquito-Borne Infection in Vietnam and Sanitation Solution」

「A new Japanese industry that uses lithium and cooperate with Bolivia」

「consideration how to improve labor relation」

「British and Kobe Urban Landscapes」

「Interaction between Japan and China」

「Employment of foreigners」

「WOMEN AND EDUCATION in Nepal」

「The present situation and problems of Cambodia」

「Stop Spreading Dengue Fever in the Philippines 」

「City Planning to Overcome Disasters」

「Homosexuals’ issue and future in Japan」

「Drug resistance problems in agriculture and livestock sector in Vietnamese 」

《理系テーマ》

都市工学班「長田区片山町の防災意識の実態 ~地域に密着した防災マップ作り~」

都市工学班「斜面市街地のモビリティー」

化学班 「ゼロ円電池作ってみた」

生物班 「ミドリムシとたわむれたったー ~光走性と個体数測定~」

物理班 「MILK De:ROLEX」

数学班 「波を読む ~統計学と人間の心理~」

カテゴリー: SGH(コース2期生), 未来創造コース2期生 | 平成29年2月22日 創造応用Ⅰ 発表会 はコメントを受け付けていません

平成29年2月22日 第7回高校生鉄人化まつり実行委員会(4)

長田区役所会議室において、創造科学科1期生(1年)5名が、長田区役所主催「第7回高校生鉄人化まつり」の実行委員として会議に参加しました。今回は実行委員企画「高校生の叫び」や屋台(模擬店)のメニューなどについて話し合いました。次回実行委員会は3月13日(月)長田区役所にて行われます。

IMG_5285 IMG_5288

カテゴリー: 創造科学科1期生 | 平成29年2月22日 第7回高校生鉄人化まつり実行委員会(4) はコメントを受け付けていません

平成29年2月21日 イギリス研修事前学習「プレゼンテーション」

本校同窓会館ゆ~かり館において、イギリス研修旅行参加者(2年)10名を対象に、神戸市外国語大学教授 野村和宏氏をお招きし、お話しして頂きました。今回は5名がイギリスのヨーク大学で行う予定のプレゼンテーションを行い、口頭発表やスライドについての修正点を指摘して頂きました。

発表テーマは以下の通りです。

「The problems of refugee acceptance in Japan」

「City Planning to Overcome Disasters」

「British and Kobe urban landscapes」

「Mosquito-Borne Infection in Vietnam and Sanitation Solutions」

「Introduction of Kobe and Disaster Prevention Education」

DSCN4058 DSCN4093 DSCN4108 DSCN4118

カテゴリー: SGH(コース2期生), グローバルリサーチ, 未来創造コース2期生 | 平成29年2月21日 イギリス研修事前学習「プレゼンテーション」 はコメントを受け付けていません

平成29年2月21日 創造基礎B 後期発表会

本校同窓会館ゆ~かり館において、本校創造科学科1期生(1年)が創造基礎B後期発表会「未来を拓く自然科学を学ぼう」を行いました。ゲストとして、研究指導にも携わっていただいた、神戸大学大学院人間発達環境学研究科 教授 伊藤真之氏、同大学院生勝原光希氏、山田恭平氏、鎌田庸平氏、勇惣健吾氏、冨田勢氏の6名をお招きし、質疑応答や講評等を行っていただきました。以下は各班のテーマです。

3班「環境DNAを用いた外来種の有無の研究」

5班「月の地形の年代測定 ~Hくんの月観察日記~」

6班「とぅるとぅやの髪 ~キューティクルで見るダメージ~」

4班「宇宙線の観測 ~天頂角分布の測定~」

DSCN4195 DSCN4201 DSCN4227 DSCN4238 DSCN4251 DSCN4269 DSCN4275 DSCN4285

1班「光合成酵素RuBisCOの環境による量の違い ~砂漠と日本~」

8班「人間の本能を探る! ~ストレスによるRRIの変化~」

2班「とり・ぐるめ ~KAKI・ver.~」

7班「カマキリを操るモンスター ~ハリガネムシの身体測定~」

DSCN4292 DSCN4297 DSCN4312 DSCN4367 DSCN4401 DSCN4413 DSCN4432 DSCN4452

 

カテゴリー: SGH(学科1期生), 創造科学科1期生 | 平成29年2月21日 創造基礎B 後期発表会 はコメントを受け付けていません

平成29年2月19日 大阪大学留学生との交流&いかなご試食

大阪大学豊中キャンパスにおいて、本校未来創造コース2期生(2年)3人と創造科学科1期生(1年)4名が大阪大学の留学生と交流をしました。日中関係の在り方を研究している2年生の生徒が、民間交流の在り方を模索するために、歴史・文化・習慣・日中関係等幅広い話題で話をしました。中国の方の中にも様々な考え方があり、大変盛り上がりました。1年生はいかなご料理の試食を行い、アンケートに答えていただきました。

DSCN4038 DSCN4046

カテゴリー: 創造科学科1期生, 未来創造コース2期生 | 平成29年2月19日 大阪大学留学生との交流&いかなご試食 はコメントを受け付けていません

平成29年2月18日 創造基礎「実践研究福井ラウンドテーブル」

福井大学において、創造科学科1期生(1年)2名が、福井大学教職大学院主催「実践研究福井ラウンドテーブル」に参加しました。各生徒は「『創造基礎』で学ぶ未来視点」と「ソースの挑戦」というテーマでポスターセッションを行いました。本校の創造基礎の取組を、多くの聴衆を前に堂々と発表することができました。続いて、「高校生 イノベーション語ろう会」では、各校の教育活動の経験を踏まえ、わくわくするようなこれからの教育についてワークショップを行いました。

IMG_5211 IMG_5233 IMG_5236 IMG_5243

IMG_5256 IMG_5257 IMG_5262 IMG_5270

〈生徒の感想〉

福井ラウンドテーブル2017に参加して、いろんな高校生と触れ合うことができた。特に奈良女子大学附属中等教育学校の先輩方とは交流を深く持て、得るものがたくさんあった。財務省の方の話を聞いていると自分が創造基礎で行った財政学習は色んなところで行われて、どんどん進化していくなと感じた。自分が参加したポスターセッションでは学科の1年間の学びを紹介した。最初は人が少なく不安だったが自分が声を出すと注目して人が集まってきて、注目されている学科なんだなと感じた。多くの方の質問を受けてそれに対してしっかりと受け答えができたので、この1年間の学びを自分のモノにできてると思った。高校生同士のディスカッションでは、自らの伝えたいことを伝えることができたり、各地の高校の雰囲気も味わえてよかった。

ラウンドテーブルに参加して、他校の方と話をして、いろんな学校の様子を知ることができました。県外の学校と関わることはあまりないのでとても新鮮でした。自分の発表の際には多くの方に集まっていただき、とても興味を持ってくださり、嬉しく思いました。また、聞いてくれていた他校の先生に「上手でしたね」と言われたことはとても自信につながりました。最後の議論は高校生同士でしたが小中学生と一緒に議論をしても面白いんじゃないかと思いました。これからも他校の方に聞いたことなど、今回得た様々な刺激を参考に研究活動を進めていきたいと思います。

カテゴリー: SGH(学科1期生), 創造科学科1期生 | 平成29年2月18日 創造基礎「実践研究福井ラウンドテーブル」 はコメントを受け付けていません

平成29年2月12日 創造応用ⅠL「難民講座&オーボエミニコンサート」

カトリック吹田教会において、「日本の難民受け入れの課題」について研究している未来創造コース2期生(2年)の生徒が、RAFIQ(在日難民との共生ネットワーク)主催「難民講座&オーボエミニコンサート」で演奏しました。この生徒はオーボエを城石賢明氏に師事し、昨年ハンブルク国際音楽夏期講習を受講しました。今回、研究のために参加したRAFIQの講座をきっかけに、難民支援のためのチャリティコンサートを企画しました。50名ほどの聴衆を前に、堂々と演奏することができました。

image1 IMG_5182 IMG_5193 IMG_5194

朝日新聞「難民問題『知って』高校生ら奮起12日に催し」〈外部リンク〉

毎日新聞「大阪、兵庫の高校生ら開く12日・吹田」〈外部リンク〉

〈生徒感想〉

演奏会は選曲、会場探しで苦労しました。幸いRAFIQの会員で吹田カトリック教会の関係者の人がいらっしゃって、この場所で演奏会を開くことができました。若者に来て欲しいということで選曲しましたが、若者はあまり多くは来ませんでした。せっかくビラを作ったのでもっと配ればよかったです。自分で企画して演奏会をするというのは将来の良い勉強になりました。以前に演奏会の手伝いをしたことがあるのでだいたいどんな感じなのか目途は立っていましたが、演奏者として出るのはプレッシャーが違うので疲れました。協力してくれた教会の方々にはとても感謝しています。

カテゴリー: SGH(コース2期生), 未来創造コース2期生 | 平成29年2月12日 創造応用ⅠL「難民講座&オーボエミニコンサート」 はコメントを受け付けていません

平成29年2月11日 創造基礎B・GRⅠ・GRⅡ「第4回高校生『国際問題を考える日』」

神戸国際展示場2号館において、創造科学科1期生(1年)10名、グローバルリサーチⅠ受講生(1年)29名とグローバルリサーチⅡ受講生(2年)3名が、G7神戸保健大臣会合推進協議会・兵庫県教育委員会・大阪大学・WHO神戸センター共催の第4回高校生『国際問題を考える日』に見学者として参加しました。このイベントには、本校を含めたSGH指定11校(県内8校・県外3校)およびSGHアソシエイト指定2校を加えた、計34校、約600名が参加しました。その内の25校、84タイトルが参加するポスターセッションを見学しました。また、国際的な取組を行う団体等との交流の場として、約30の企業や法人組織によるブース出展やミニ講演が開かれており、今後取り組む課題研究のための情報収集を行うことができました。イベント内容の詳細は以下のとおりです。

《基調講演》

「国際社会で活躍するには -国際機関勤務と研究者としての経験から-」

大阪大学大学院人間科学研究科教授
大阪大学東アジアセンター長(海外拠点上海オフィス)
日本国際保健医療学会 常任理事  大谷順子氏

「21世紀の保健課題 -感染症と非感染症ダブルバーデン-」

WHO神戸センター テクニカル・オフィサー  茅野龍馬氏

CIMG4049 CIMG4055 IMG_5121

《パネルディスカッション》

テーマ「高齢化社会を踏まえたこれからの日本」
座 長  :WHO神戸センター 上級顧問  野崎慎二郎氏
パネリスト:4名(尼崎稲園高校・洲本高校・龍野高校・葺合高校)

IMG_5124 CIMG4069 CIMG4070 IMG_5126

《ブース出展・ミニ講演》

IMG_5168 IMG_5132 CIMG4091

CIMG4087 CIMG4085 CIMG4080

《ポスターセッション》

本校生の発表についてはこちら

CIMG4127 CIMG4120 CIMG4109

《講評》

大阪大学全学教育推進機構 特任講師  柿澤寿信氏


〈生徒の感想〉

今日の「高校生国際問題を考える日」では、とにかく多くの講演、ポスターセッションに参加できたのがよかった。講演、ブースでは来年研究するテーマのヒントを多く得られ、また高校卒業後の進路を考えるにあたって参考になるものもあったと思う。ポスターセッションでは発表していたのは主に2年の人だったが、やはり自分達よりうまいと感じた。質問や補足も詳しく、しっかり理解して説明しているのが感じられた。そして、自分達が同じようにまとめるときに、大切な目的と結論をはっきりさせることや参考資料の引用の仕方、論理立てて納得させる方法などを見ることが出来たので、来年の参考にしたいと思った。

「国際問題を考える日」でさまざまな国際問題について知ることが出来た。基調講演やプレゼンテーションを聞く中で一番気になったのが高齢化の問題についてである。地球上で最も高齢化が進んでいるのが日本なのにも関わらず、相応の対策は取れずにいる。パネルディスカッションでは、高齢者と呼ぶ年齢の引き上げや高齢者が働ける環境づくり等の議論がなされた。中でも自分を高齢と思っていない65歳以上の割合は非常に多いと聞き、危険だと感じた。いくら自分は元気だと言っても体は衰弱していく。例えばバスの運転手の試験に合格した高齢者が多くの人を載せたバスを運転するとする。試験に合格したからと言ってずっと元気でいるとは限らない。もし急性の病気になってしまった時。このような問題を考慮すると、やはり高齢者が働くことには限界があると考えた。高齢化は、「正解のない問題」の1つであると思う。どの国よりも高齢化が進む日本が、良い対策を実行し、他国の手本となれれば良いと思うし、高齢化についてこれからもっと深く考えていきたいと思った。

パネルディスカッションでは、創造の授業で学んだ高齢者についての発表を聞き、改めて重要な問題だと感じた。高齢者と呼ばれる人の中にはまだまだ働ける人もいるのに、高齢者=働けないという考えが根付いていることが分かった。社会では若者の労働者を必要としている。私もこの状況を変えたいと思った。適材適所に若者と高齢者と呼ばれる人たちを分けて働いてもらうためにはどうすれば良いのか、もっと考えることも研究テーマの一例として考えていきたい。色々な企業や団体のお話を聞かせていただいたが、どの団体にも共通していることが「世界の人々のため」ということだと思った。子どもや母親の命を守るため、健康を守るため、偏見をなくすため…様々な「人々のため」で成り立っていると感じた。自分の研究にも「人々のため」という観点を取り入れていきたいと思う。ポスターセッションでの大切なことは、自分の調べたことから派生したものまで細かく調べ、自分の考えを多く持つことが大切だと感じた。質問に的確に答えるためには自分が色々なことを知らないといけない。そして自信を持って話すことで、相手により伝わりやすくなるはずだ。これからの研究に活かしていくことのできることばかり学ぶことができた。

「国際問題を考える日」で最も強く感じたのは、自分の知識不足と、研究への考えの甘さです。私は2年生から始まる文系の個人研究がとても楽しみです。しかし、どこか甘い考えがあり、それではいけないということを思い知らされました。展示ブースで企業や団体の方とお話ししていて、自分の知識がどれほど浅はなものか気づきました。そして、たった15分のポスターセッションのために手元に置かれている資料の多さ、質問への的確な応答は、自分の想像を遥かに超えるものでした。もっとたくさん本を読んで、普段から自分の興味分野について具体的なことを考えるようにしようと思いました。

私はテラ・ルネッサンスの方の「子ども兵」に関連するミニ講演会が印象に残っていて、今まで「紛争被害者の社会復帰支援」と言われても何のことかピンと来なかっただろうけど、子ども兵が大人になっても村で元通りに暮らすには障害があることなど、実際に支援に携わった方だからこそ知っていることや体験談を聞いて本当にこんなことが起きるんだと驚いた。ポスターセッションでは、自分の班の研究テーマと関係するテーマで発表しているチームがあって、これから自分の班のテーマの絞り込みやどういう分析をするのかを考えるのに参考になると思った。今回発表を聞いて、ある課題を解決させたいという意欲がますます湧いてきた。

僕が今日特に印象に残った話が茅野さんの高齢化についてのお話です。経済の発展に伴う平均所得の上昇により受けることのできる医療サービスが良くなり、平均寿命が長くなり、高齢化が進む。さらに今まで感染症での死亡率が高かったのに生活水準の向上により生活習慣病にもつながるというように芋づる式にそんなところまで悪影響が広がっていくということにとても驚きました。またパネルディスカッションについても、高齢者に対して一方的にサービスや保障を行うだけでなく、高齢者の「生きがい」としての職を与えるという社会に関わっていくチャンスを作らなければならないという視点は面白いなと思いました。その影響で高齢者として分ける境目を変えなければならないというのも理解できました。また、最後のポスターセッションでは詳しく調べ、分析できる人はしっかりと質問に答え、説明も分かりやすかったです。自分もこれから研究していくうえで様々なもので調べ、そのうえで筋道をつなげてまとめていきたいです。

研究テーマの“企業の海外進出”について、特にベトナムについて専門の方からも、生徒の発表からも聞けました。ベトナムで上下水道の整備をしている方から、「ベトナムを発展させるにはまず水を綺麗にしないと始まらない。そのお手伝いを日本人がする。」と聞きました。また、生徒の発表からは、ベトナムと日本では時間がルーズだとか、感覚の違いが何より難しかったと聞きました。思っているより難しい問題だと思いました。それらをすべて解決するのは無理でも、良くできることもあると思うので、研究を進めていくのが楽しみになりました。ミニ講義で、外国人の方が「留学は絶対した方がいい」と言っていて、今まで以上に留学や外国に興味が湧きました。経験者からの話はとても説得力がありました。

ベトナムに進出しているアシックスさんや神戸製鋼さんにも話を聞けましたし、名刺も交換して頂いたので「企業の海外戦略」というテーマで研究する僕たちにとって貴重な時間だったと思います。初めて知る言葉も多く、すごく勉強になりました。そして、パネルディスカッションやポスターセッションで同じ高校生が自分の研究したことを発表しているのには、かなり刺激を受けました。どのポスターも説明に一貫性があって、グラフや絵もそれを補足する形で見やすくつけられていました。多くの人の前で発表するには自分の考えに大きな自信を持ってどんな質問にも答えられるよう、そのテーマについて深く知っておかなければなりません。僕もいつかの発表のために、できるだけ多くの情報を入手し、自分の考えを明確にしておきたいと思いました。

カテゴリー: SGH(学科1期生), グローバルリサーチ, 創造科学科1期生 | 平成29年2月11日 創造基礎B・GRⅠ・GRⅡ「第4回高校生『国際問題を考える日』」 はコメントを受け付けていません