文化祭(校内祭)屋台村の様子です。
調理室の様子です。
本校HR教室において、創造科学科1期生(2年)理系選択者28名を対象に、数学の内容で「確率統計」の内容を行いました。確率の基本的な概念の復習を行ったあと、統計的な扱いについて学びました。また、2項分布や正規分布についても理解を深めました。
<生徒の感想>
私たちに身近な偏差値も今日の授業で学習したことを使って求められているということに興味を持った。今までは二次関数とか集合とか何で勉強しているのだろうという感じだったが初めて身近に思われた。
本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科1期生(2年)文系選択者12名を対象に、関西NGO協議会の谷川詩織氏をお招きし、「“SDGs” 持続可能な開発目標と私たちの生活」というテーマで講義を行っていただきました。前半は、SDGs(Sustainable Development Goals)についての説明や、様々なNGO団体の紹介をして頂きました。
後半は、スマートフォンを通して見る紛争鉱物の現状を紹介する動画を鑑賞しました。その後、スマートフォンと紛争鉱物とのつながりやSDGsとの関連を、グループごとに考え、発表するワークショップを行いました。
最後に、谷川氏によるふりかえりを行っていただきました。今後は、今回の講義などを参考にして、生徒が1年間をかけて取り組む課題研究のテーマを設定していきます。
〈生徒の感想〉
■SDGsについて(講義)
実を言うと、今まで「SDGs」の内容は聞いたことがあったけど、何の略なのかは知りませんでした。そして、世界が続くためにも、世界中の人が満足して生活するためにも、この目標を自分がもっと知って、伝えて、皆でできることを始めていかないといけないと強く感じました。谷川さんが紹介してくださったNGOの中には聞いたことがある団体もあったし、前よりNGOに興味をもつようになりました。
■「スマホの真実」×SDGs(ワークショップ)
てのひらに収まるこんな小さなデバイスでも、今の時代、世界中から材料をかき集めて作っているのだと衝撃を受けた。特に電子機器の場合、使用されるレアメタルがアフリカなどの途上国から産出されることが多く、現地の人がどんな環境でつくっているのか、我々がそれにどんな影響を与えるのかを考えてみる必要があると感じた。
一見するとレアメタルといった1つの項目についての問題に見えましたが、班で意見を交換したり、動画で言っていたことを聞くと、飢餓や市場価格、生物多様性などについても関わっていたので、多くの項目について学ぶことができました。また、それに伴って、SDGsもそれぞれにいくつもの目標が関連していたので、研究するときに気をつけていきたいです。
■全体の感想
創造科学科に入ったのは、このような問題をちょっとでも良い方向にもっていきたいと思ったからです。今回の講義を聞き、「知る」ができたので、次は「伝える」「行動する」ができるように自分で考え、これからの発表や、調べ学習など頑張りたいです。
本校化学教室において、創造科学科2期生(1年)40名を対象に、本校教員による「グループ討議と研究テーマの設定」を実施しました。創造科学科2期生(1年)は4~9月の間、社会科学分野のテーマについて課題研究を行っていきます(10月から実践活動)。前日の創造基礎Bの授業で受けた長田区まちづくり課課長 田中文之氏の講義をもとに、今、長田区において解決したい課題をグループで設定していく授業を行いました。まず、5人グループを1つの班とした8班に分かれ、前回の講義で興味関心を持ったことや気になった問題を自由に書き出していく作業(ブレインストーミング)を行いました。
次に、ブレインストーミングで出てきた多くの意見・問題をグループ化し、整理しました(KJ法)。
最後に、各班で研究してみたいと思う具体的な課題を考え、その課題を解決するためにどのようなことをすればよいのかを話し合い、研究テーマとして設定しました。今後は、各班で、設定した課題の解決のための調べ学習やフィールドワークを行う予定です。
本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科2期生(1年)40名を対象に、長田区まちづくり課課長 田中丈之氏をお招きし、神戸市や長田区の実態、安心で住みやすい魅力あるまちづくりに向けた施策や課題についての講義をしていただきました。本講義は、本校創造科学科2期生が受講する「創造基礎B」の導入として行われたものです。
講義の後の質疑応答では、多くの質問がありました。人口流出や少子高齢化により引き起こされている様々な問題や、産業・防災における課題について知ることができ、生徒たちにとって、地元神戸市・長田区の実態や今後の在り方について深く考えるきっかけとなりました。今後は本講義で得たものをヒントに、各グループがテーマを設定し、調べ学習やフィールドワークを行う予定です。
カトリックたかとり教会において、「ゆうかりに乾杯」放送8周年の集いが行われ、本校創造科学科1期生(2年)9名と創造科学科2期生(1年)12名が参加しました。「ゆうかりに乾杯」は兵庫高校の卒業生が中心になって2009年4月25日に第1回放送を開始し、昨年3月27日には第110回放送を迎えました。今回はスタッフや出演者、地域の方々が集まってバーベキューを行いました。
〈生徒の感想〉
去年まだ大人と話をすることに慣れていなくておどおどしながらバーベキューの手伝いをしていたのを思い出して、とても懐かしく感じました。今年は2年生として、後輩たちにためになる話を聞かせる側だったのに、あまり大したことを話せなくて申し訳なかったです。私には去年より1年生が優秀に感じて頼もしく思ったのと同時に、「あ~このままじゃあかんな」と気合を入れ直すことが出来ました。1年創造をしてきて「慣れ」てきたのを中だるみや手抜きにつながらないようにまた1年頑張っていこうと思いました。(創造科学科1期生)
人見知りで、大人の方に自分から話しかけに行くのは緊張したけれど、沢山の為になるお話しをしていただき、本当に良い経験になった。まず最初に自分が何陽会であるのかを教えてくださったりするのは、やはり兵庫高校出身であることを誇りに思っておられるのだなと感じた。入学してから早1年が経ち、創造の活動も多く経験してきた。2年生になった今、残りの高校生活をどのように充実させて行こうかというのを考えさせられた1日だった。(創造科学科1期生)
今日、私はゆうかりに乾杯のバーベキューに初めて参加しました。準備、食事、片付け…を初めて会った方々とすることは私にとって新鮮なことであり、OBの方と話すことはとても刺激となりました。これから創造の授業を通して大人の方や初対面の方と活動することも多くなると思います。そのときにOBの方がおっしゃった2年生の先輩方のように、恥ずかしくない行動ができるよう、自分から考えて行動していきたいと思います。(創造科学科2期生)
今日はとてもいい日だった。自分の身近にあんな多くの人達の集まりが存在しているとは思っていなかった。準備の時から手伝ってくださっていた人たちが個人個人や、ちょっとした集まりでラジオを放送していると聞いてとても驚いた。その人たちの話では、それぞれのラジオから関係の輪が広がっていったこともあり、今日の会に集まっていた人達がいると言っていた。そのラジオにゲストとして招かれた人で今日の会に参加している人や手伝ってくれている人もいると言っていて、人の関わりは少し仕事を一緒にしただけでもこんなふうにまでなれることに正直、驚いた。自分はまだまだ人見知りをしてしまい、クラスの人とでもまだまだ話すのに慣れず、目を見て話しにくいという部分では大人には程遠いと思う。今日来ていた人達は自分によく話しかけてくれ、旧学区から今日来ている人が少ないことにとても驚いている人もいた。来ていた人のほとんどが兵庫の卒業生で、学年が違うにも関わらず、みなさん知り合いや関わりがある人達で兵庫の卒業後の関係の強さにも驚いた。(創造科学科2期生)
本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科2期生(1年)40名を対象に、RREの授業を行いました。RREは社会科と英語科の教員、ALTが連携し、現代社会における諸問題を英語で学ぶ授業であり、今回は第1回の授業として、「母校の魅力的な教育を英語で伝える」をテーマに授業を行いました。
生徒の母校の教育の魅力についてグループ内でプレゼンテーション(2分)、質疑応答(1分)、評価(2分)を行いました。
今後は、英語によるプレゼンテーション能力を高めながら、社会問題について学び、ディスカッションなどをしていく予定です。
本年度最初の創造応用ⅠSは、本校化学教室で、創造科学科1期生(2年)理系選択者対象に、授業を行いました。最初にガイダンスを行い、科目の目標や年間計画について話を聞いた後、2~3人グループに分かれて化学実験による探究活動を行いました。
今回の課題は「食塩を用いて最大電流を通す電池を作成しよう!」というテーマで、最初に電池の仕組みや電流について講義を聞いた後、グループで課題に取り組みました。この課題を解決していくうえで、電極板は亜鉛と銅、薬品は食塩のみ、溶媒として希塩酸を用い、溶質としての食塩と希塩酸との合計質量は100g、という限られた条件の範囲で装置を組み立て、各グループで議論しながら工夫し、仮説の設定 → 実験 → 仮説の検証 → 考察 のサイクルを重視して実験を行いました。先生チームも参加し、生徒たちは最大電流NO.1を目指して、先生方とも競争しながら、コミュニケーションを大切にし議論と失敗を繰り返しました。これまでの実験とは異なり、課せられた条件以外は自分たちで実験器具や手順を考え、食塩の溶解度や溶液の温度、電極の形状など現段階で自分たちが知っている知識を活用しながら理論に基づいて工夫を凝らし、各グループで最大電流値にこだわって課題解決を試みました。
<生徒の感想>
テストや宿題で解くような問題より、今日出された課題の方が断然難しいはずなのに、とても楽しかった。自分で実際にやってみることの大切さを知ることができた。
仮説を立てるということの重要性がわかった。仮説をしっかりと立てられれば、結果から次の実験へ結びつけやすくなると感じた。逆に、仮説がしっかりしていないと次への糸口が見つかりにくかった。
本校講堂において、本校未来創造コース、創造科学科とグローバルリサーチを受講している生徒、県内の中学生、保護者、全国の学校関係者、一般の方を対象に、「グローバル化社会で高校生に求められる力とは?」をテーマに、第7回未来創造シンポジウムを開催しました。まず、未来創造コース2期生(3年)、創造科学科1期生(2年)、グローバルリサーチⅢ受講生(3年)が、来場された方々に向けて、これまでの研究についてポスターセッションを行いました。
続いて、下記の要項でプログラムを進めました。
1 基調講演「時代とともに拡張する繊維関連分野」
信州大学学長 濱田 州博 教授
2 学校設定教科「創造」の取り組み(生徒発表)
① グローバルリサーチ
「群馬県太田市の外国人児童生徒に対する日本語教育充実のための提言」
普通科グローバルリサーチⅢ(3年)
② 創造基礎(社会科学分野)「妊産婦とその子どもを虫歯から救え!in 兵庫区」
創造科学科1期生(2年) 社会科学研究4班
③ 創造基礎(自然科学分野)「人間の本能を探る!~ストレスによるRRIの変化~」
創造科学科1期生(2年) 自然科学研究8班
④ 創造応用ⅠL(社会科学分野)「イギリスと神戸の都市景観」
未来創造コース2期生(3年)*英語による個人発表
⑤ 創造応用ⅠS(自然科学分野)「サザエさんのじゃんけん予想」
未来創造コース2期生(3年) 個人発表
3 パネルディスカッション「グローバル化社会で高校生に求められる力とは?」
司会:未来創造コース2期生(3年)
パネラー:信州大学学長 濱田 州博 教授、未来創造コース2期生(3年)2名、創造科学科1期生(2年)2名、創造科学科2期生(1年)2名
生徒のほかに、100名を超える方々に参加していただきました。誠にありがとうございました。
〈生徒の感想〉
私は今回のシンポジウムを受けて、先輩方や濱田学長からたくさん大切なこと、大切にしたいことを学びました。それは人とのつながりを大切にし、自分の意見を言うだけではなく相手の意見もしっかりと聞き自分で良い方法を見出すことや積極的、能動的に動き失敗をしてそこから「なぜ失敗したのか」を考えて学ぶこと、何事にも挑戦し継続して逃げないことです。やりたいことをやることは大切ですが、やらなければならないこととの折り合いをつけてどちらもできるようにすることも大切だと思います。私も勉強をしなければならないけれどその中で部活や趣味もやりたいので、しっかりと計画を立ててやっていきたいと思いました。計画を立てるだけでなく実行もしていきたい。これから課題研究などで色々な壁にぶつかると思いますが、自分でしっかり考え、周りの協力も得ながら頑張ります。(創造科学科2期生)
私は今回ディスカッションに参加しました。中学生の時には自分の意見を発表することは得意だったので、今回も大丈夫かと思っていた自分がいましたが、いざ始まってみるとそんな考えは吹き飛んでしまいました。先輩方はとてもリラックスされていて、何より考える速さが私と違うと思いました。自分がマイクを持とうとする前に先輩が話し始め、その中でテーマが変わり、また自分の意見を考え直すというサイクルばかりが回り、自分が言いたかったことは結局一つも言うことができませんでした。入学早々自分の弱いところを目の当たりにできたことは良かったのではないかと思います。来年の今頃、自分がどの程度成長できているのかが楽しみになる1日でした。(創造科学科2期生)
基調講演では普段聞けない話を30分以上も聞けてとても面白かったです。最後の方が飛ばしとばしだったのでもっと聞きたかったです。生徒たちの発表はどれも内容が密で長い年月の研究の集大成だと感じました。私の班も発表させて頂きましたが意外と緊張せず、この1年で経験を積んで成長できたのかなと思いました。おそらく今までしてきた発表の中で一番人が多く、とても貴重な機会を得られて研究に努力を注いで本当に良かったと思います。その後のディスカッションでは1人1人がアドリブでもしっかり論理的に話していて本当にすごかったと思います。そんな同級生や先輩後輩と同じ学び舎で学んでいけるのはとても幸せなことだと思います。これからも時間を大切にして素晴らしい仲間と競い合いながら、普通科では経験できないことをたくさん経験し、今日の先輩を超えるような発表ができるようになりたいと思いました。(創造科学科1期生)
1年前は何もわからず先輩方のしているポスターセッションやパネルディスカッションをただただ感動して見ているだけでしたが、今回は前回のものとは大きく異なりました。自分たちの班の研究を発表し、パネラーとして人の前に出てお話をする機会がありました。特にパネラーとしての参加はとても緊張しましたが、このクラスで同じ経験をする人があと何人いるのだろうと考えると特別になったようでわくわくしました。濱田学長に私の緊張が伝わってしまったのか、気を遣って「積極的に」という言葉を拾っていただいてとてもほっとしました。しかし舞台の上で口調や話の構成に気を付ける余裕もなく一人だけ子どもが混じったみたいになってしまったので、余裕があればなと感じました。(創造科学科1期生)
自分にとって3回目、最後の未来創造シンポジウムで初めて舞台に上がる機会を頂きました。この1年創造応用で作成したプレゼンテーションは最終発表会やイギリス研修などで何度も行いましたが、聴衆がこんなに多かったのは初めてです。とても緊張して私のプレゼンテーションの良いところで、イギリス研修の準備の時によく褒められた「笑顔」があまりなかったのが悔しいところです。しかし1年間で1番大切と言ってもよいこのシンポジウムで発表することができ、本当に嬉しかったです。1年生やSGHの人のプレゼンテーションの中に参考になるものが多々あったので、大学生になってまたこのような発表の機会があれば取り入れたいです。今回のパネルディスカッションはとても面白かったです。私が考えたことのない意見が出て来るなど、例年に比べて先輩後輩間のコミュニケーションがあったと思います。私のプレゼンテーションは事前準備があるものですが、その場で考えるパネルディスカッションでスラスラ話す人たちは本当にかっこよかったです。(未来創造コース2期生)
今回が最後のシンポジウムとなりました。一番印象に残ったことはパネルディスカッションでの濱田学長からの言葉です。海外に行ってコミュニケーションを取るときに英語力も必要ではあるけれど、それに加えて相手の文化や習慣、逆に自国のことについて知っておく必要があるということです。実際に海外へ行き、たくさんの経験を積んできている方だからこその説得力がありました。このシンポジウムで創造の活動もラストを迎え、今まで様々な分野で活動を積み重ねてきた方のお話を聞けたことはとても良い経験だったと改めて感じました。(未来創造コース2期生)