本校同窓会館ゆ~かり館において、創造科学科1期生(2年)文系選択者12名を対象に、関西NGO協議会の谷川詩織氏をお招きし、「“SDGs” 持続可能な開発目標と私たちの生活」というテーマで講義を行っていただきました。前半は、SDGs(Sustainable Development Goals)についての説明や、様々なNGO団体の紹介をして頂きました。
後半は、スマートフォンを通して見る紛争鉱物の現状を紹介する動画を鑑賞しました。その後、スマートフォンと紛争鉱物とのつながりやSDGsとの関連を、グループごとに考え、発表するワークショップを行いました。
最後に、谷川氏によるふりかえりを行っていただきました。今後は、今回の講義などを参考にして、生徒が1年間をかけて取り組む課題研究のテーマを設定していきます。
〈生徒の感想〉
■SDGsについて(講義)
実を言うと、今まで「SDGs」の内容は聞いたことがあったけど、何の略なのかは知りませんでした。そして、世界が続くためにも、世界中の人が満足して生活するためにも、この目標を自分がもっと知って、伝えて、皆でできることを始めていかないといけないと強く感じました。谷川さんが紹介してくださったNGOの中には聞いたことがある団体もあったし、前よりNGOに興味をもつようになりました。
■「スマホの真実」×SDGs(ワークショップ)
てのひらに収まるこんな小さなデバイスでも、今の時代、世界中から材料をかき集めて作っているのだと衝撃を受けた。特に電子機器の場合、使用されるレアメタルがアフリカなどの途上国から産出されることが多く、現地の人がどんな環境でつくっているのか、我々がそれにどんな影響を与えるのかを考えてみる必要があると感じた。
一見するとレアメタルといった1つの項目についての問題に見えましたが、班で意見を交換したり、動画で言っていたことを聞くと、飢餓や市場価格、生物多様性などについても関わっていたので、多くの項目について学ぶことができました。また、それに伴って、SDGsもそれぞれにいくつもの目標が関連していたので、研究するときに気をつけていきたいです。
■全体の感想
創造科学科に入ったのは、このような問題をちょっとでも良い方向にもっていきたいと思ったからです。今回の講義を聞き、「知る」ができたので、次は「伝える」「行動する」ができるように自分で考え、これからの発表や、調べ学習など頑張りたいです。