平成29年4月15日 第7回未来創造シンポジウム

本校講堂において、本校未来創造コース、創造科学科とグローバルリサーチを受講している生徒、県内の中学生、保護者、全国の学校関係者、一般の方を対象に、「グローバル化社会で高校生に求められる力とは?」をテーマに、第7回未来創造シンポジウムを開催しました。まず、未来創造コース2期生(3年)、創造科学科1期生(2年)、グローバルリサーチⅢ受講生(3年)が、来場された方々に向けて、これまでの研究についてポスターセッションを行いました。

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続いて、下記の要項でプログラムを進めました。

1 基調講演「時代とともに拡張する繊維関連分野」

信州大学学長  濱田 州博 教授

2 学校設定教科「創造」の取り組み(生徒発表)

① グローバルリサーチ

「群馬県太田市の外国人児童生徒に対する日本語教育充実のための提言」

普通科グローバルリサーチⅢ(3年)

② 創造基礎(社会科学分野)「妊産婦とその子どもを虫歯から救え!in 兵庫区」

創造科学科1期生(2年) 社会科学研究4班

③ 創造基礎(自然科学分野)「人間の本能を探る!~ストレスによるRRIの変化~」

創造科学科1期生(2年) 自然科学研究8班

④ 創造応用ⅠL(社会科学分野)「イギリスと神戸の都市景観」

未来創造コース2期生(3年)*英語による個人発表

⑤ 創造応用ⅠS(自然科学分野)「サザエさんのじゃんけん予想」

未来創造コース2期生(3年) 個人発表

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3 パネルディスカッション「グローバル化社会で高校生に求められる力とは?」

司会:未来創造コース2期生(3年)

パネラー:信州大学学長 濱田 州博 教授、未来創造コース2期生(3年)2名、創造科学科1期生(2年)2名、創造科学科2期生(1年)2名

生徒のほかに、100名を超える方々に参加していただきました。誠にありがとうございました。

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〈生徒の感想〉

私は今回のシンポジウムを受けて、先輩方や濱田学長からたくさん大切なこと、大切にしたいことを学びました。それは人とのつながりを大切にし、自分の意見を言うだけではなく相手の意見もしっかりと聞き自分で良い方法を見出すことや積極的、能動的に動き失敗をしてそこから「なぜ失敗したのか」を考えて学ぶこと、何事にも挑戦し継続して逃げないことです。やりたいことをやることは大切ですが、やらなければならないこととの折り合いをつけてどちらもできるようにすることも大切だと思います。私も勉強をしなければならないけれどその中で部活や趣味もやりたいので、しっかりと計画を立ててやっていきたいと思いました。計画を立てるだけでなく実行もしていきたい。これから課題研究などで色々な壁にぶつかると思いますが、自分でしっかり考え、周りの協力も得ながら頑張ります。(創造科学科2期生)

私は今回ディスカッションに参加しました。中学生の時には自分の意見を発表することは得意だったので、今回も大丈夫かと思っていた自分がいましたが、いざ始まってみるとそんな考えは吹き飛んでしまいました。先輩方はとてもリラックスされていて、何より考える速さが私と違うと思いました。自分がマイクを持とうとする前に先輩が話し始め、その中でテーマが変わり、また自分の意見を考え直すというサイクルばかりが回り、自分が言いたかったことは結局一つも言うことができませんでした。入学早々自分の弱いところを目の当たりにできたことは良かったのではないかと思います。来年の今頃、自分がどの程度成長できているのかが楽しみになる1日でした。(創造科学科2期生)

基調講演では普段聞けない話を30分以上も聞けてとても面白かったです。最後の方が飛ばしとばしだったのでもっと聞きたかったです。生徒たちの発表はどれも内容が密で長い年月の研究の集大成だと感じました。私の班も発表させて頂きましたが意外と緊張せず、この1年で経験を積んで成長できたのかなと思いました。おそらく今までしてきた発表の中で一番人が多く、とても貴重な機会を得られて研究に努力を注いで本当に良かったと思います。その後のディスカッションでは1人1人がアドリブでもしっかり論理的に話していて本当にすごかったと思います。そんな同級生や先輩後輩と同じ学び舎で学んでいけるのはとても幸せなことだと思います。これからも時間を大切にして素晴らしい仲間と競い合いながら、普通科では経験できないことをたくさん経験し、今日の先輩を超えるような発表ができるようになりたいと思いました。(創造科学科1期生)

1年前は何もわからず先輩方のしているポスターセッションやパネルディスカッションをただただ感動して見ているだけでしたが、今回は前回のものとは大きく異なりました。自分たちの班の研究を発表し、パネラーとして人の前に出てお話をする機会がありました。特にパネラーとしての参加はとても緊張しましたが、このクラスで同じ経験をする人があと何人いるのだろうと考えると特別になったようでわくわくしました。濱田学長に私の緊張が伝わってしまったのか、気を遣って「積極的に」という言葉を拾っていただいてとてもほっとしました。しかし舞台の上で口調や話の構成に気を付ける余裕もなく一人だけ子どもが混じったみたいになってしまったので、余裕があればなと感じました。(創造科学科1期生)

自分にとって3回目、最後の未来創造シンポジウムで初めて舞台に上がる機会を頂きました。この1年創造応用で作成したプレゼンテーションは最終発表会やイギリス研修などで何度も行いましたが、聴衆がこんなに多かったのは初めてです。とても緊張して私のプレゼンテーションの良いところで、イギリス研修の準備の時によく褒められた「笑顔」があまりなかったのが悔しいところです。しかし1年間で1番大切と言ってもよいこのシンポジウムで発表することができ、本当に嬉しかったです。1年生やSGHの人のプレゼンテーションの中に参考になるものが多々あったので、大学生になってまたこのような発表の機会があれば取り入れたいです。今回のパネルディスカッションはとても面白かったです。私が考えたことのない意見が出て来るなど、例年に比べて先輩後輩間のコミュニケーションがあったと思います。私のプレゼンテーションは事前準備があるものですが、その場で考えるパネルディスカッションでスラスラ話す人たちは本当にかっこよかったです。(未来創造コース2期生)

今回が最後のシンポジウムとなりました。一番印象に残ったことはパネルディスカッションでの濱田学長からの言葉です。海外に行ってコミュニケーションを取るときに英語力も必要ではあるけれど、それに加えて相手の文化や習慣、逆に自国のことについて知っておく必要があるということです。実際に海外へ行き、たくさんの経験を積んできている方だからこその説得力がありました。このシンポジウムで創造の活動もラストを迎え、今まで様々な分野で活動を積み重ねてきた方のお話を聞けたことはとても良い経験だったと改めて感じました。(未来創造コース2期生)

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