3年生は、保育基礎や国語探究、地域スポーツなど9つの授業の中から興味関心のある授業を自分で選択し学んでいます。その中から、社会福祉基礎の様子を紹介します。この日は、車椅子での介助演習です。ベッドから車椅子への移乗、その後、校内を車椅子で移動しました。段差や障害物があるなかですが、安心安全に介助を行う方法を考えました。



3年生は、保育基礎や国語探究、地域スポーツなど9つの授業の中から興味関心のある授業を自分で選択し学んでいます。その中から、社会福祉基礎の様子を紹介します。この日は、車椅子での介助演習です。ベッドから車椅子への移乗、その後、校内を車椅子で移動しました。段差や障害物があるなかですが、安心安全に介助を行う方法を考えました。
食品ビジネス科は、クッキーやパン、味噌などの加工技術や食品衛生管理などを学びます。中学生の皆さんにも、この専門的な学びを体験してもらおうと、第2回オープンスクールにおいて「フィンガービスケットづくり」と「ビタミンCの実験」の二つの講座を用意しています。
フィンガービスケットづくりは、処理済みの生地を自分の手でこねて成形します。同量の生地ですが、大きさを揃えて成形することは難しいものです。是非、チャレンジしてください。販売品を作るためには、さまざまな技術が必要だと実感いただけるでしょう。作ったものは焼き上げますので、お家で味わってみてください。また、ビタミンCの実験では、市販の飲み物中にも含まれていることを実感できるでしょう。栄養素を目で見る方法をお伝えする予定です。写真は、昨年度の様子です。
第2回オープンスクール 9月21日(土)8時受付
参加申し込みは、こちら→氷上高等学校第2回オープンハイスクールのご案内
2学期の始業式で、レスリング女子フリースタイル50㎏級 須崎優衣選手の銅メダルについて話をしました。
大会の後、本人のInstagramに
「オリンピックチャンピオンの須崎優衣でなかったら私には人としての価値はないと思っていました。」
という言葉がありました。
金メダルを取るという目標が、金メダル確実と期待されるようになり、知らず知らずのうちに、オリンピックチャンピオンの須崎優衣でなければ世の中に認めてもらえない、と考えるようになっていったのかもしれません。負けたときには、全てを失ってしまったという思いになっていたのかもしれません。
しかし、この文章には続きがあります。
「だけど、負けたにも関わらず世界中から励ましの温かい言葉やそれでも私を信じてる、これからも応援してくれるという言葉をかけてくれました。どれほど心が動かされ、どれだけ心が救われたか、また前を向いて頑張ろうという気持ちにさせて頂けたか計り知れません。」と書かれています。
須崎選手が期待通り金メダルを取っていたらきっと「しあわせ」を感じたでしょう。マスコミからもっと大きく取り上げられていたはずです。
しかし、今回の銅メダルでは、何か質の違う「しあわせ」を感じているのではないかと思うのです。金メダルの歓喜よりも、もっと静かで深い「しあわせ」を感じているのではないかと思うのです。
氷上高校の生徒に「しあわせ」について考えてほしくて、始業式でこんな話をしました。
8月27日(火)サンテレビ「ひょうご発信」という番組内の「THAT’S FIPAVI 」のレポーターに食品ビジネス科2年生4名が挑戦しました。
当日は2025年開催の万博「ひょうごフィールドパビリオン」の一つである「丹波のスーパースターと地場力を活かした食育交流体験」を行いました。
生徒たちは、学校での学びの紹介や、実際に丹波栗、黒豆、大納言小豆を使用したおはぎづくり、ほうじ茶作り、座禅体験を行いレポートしました。
この模様は、9月15日(日)朝8時30分から放送される予定です。是非ご覧ください。
9月2日(月)2学期がスタートしました。夏休みも、進路に向けた活動、農業クラブ、地域での発表や実習、農場当番、部活動等、様々な場所で氷上高校生が活躍しました。優秀な成績を収めたものも多く、表彰伝達式にて全校生徒に披露しました。
長尾校長先生からは、置かれた状況で全力を尽くす、当たり前のことが当たり前にできるところが氷上高校の良いところであるという話や、パリオリンピックに沸いた夏だったが、金メダル候補の須崎優衣選手(レスリング)の銅メダル受賞までの過程で感じた「しあわせ」についての話がありました。
自分にとっての「しあわせ」は、周囲の方とのかかわりの中で、進化していくものなのかもしれませんね。2学期もいろんな出会いを大切にスタートです。
式に先立ってALTのルチア・ベンチーニ先生の着任式がありました。イギリス出身、英語とイタリア語を話すバイリンガルです。ハイキングや絵を描くことが趣味で映像制作も行うクリエーターな面もお持ちの元気で明るい先生です。先生の英語の挨拶は、3年生生徒が通訳を務め全校生徒にわかりやすいように平易な言葉で見事に訳し、先生のスピーチを伝えることができました。
生活ビジネス科2年生の溝上愛那(みぞがみ あいな)さんが、2024女子U17日本代表メンバーとして世界選手権大会に出場、世界を相手に最高のパフォーマンスを発揮しました。スターティングメンバーとして、チャイニーズタイペイ、プエルトリコ、クロアチアとの一次リーグを制し、準々決勝、準決勝と勝ち進むことに貢献。中国との決勝では、全力で挑みましたが惜敗し、銀メダルを受賞しました。
帰国後登校したこの日は、長尾校長に戦績を報告しました。開催国ペルーまでの長時間の移動をはじめ食生活や住環境にも、適応することに時間はかからなかったと、アスリートの顔をのぞかせる溝上さん。校長から「よく頑張ったね。このあと氷上高校のバレーボールメンバーにも報告ですね。」とパフォーマンスの成果と緊張した日々へのねぎらい、そして日本で支えてくれた仲間との絆も深めるようにアドバイスがありました。
今回の大会では、二つの目標を掲げ、ひとつは「世界一のチームになる(バレーボールで)」。もうひとつは「世界一愛されるチームになる」。ペルーは、かつて日本人コーチがバレーボールを浸透させてきた経緯もあり、現地入りした当初から歓迎ムードであり、一緒に坂本九さんの「上を向いて歩こう」を歌うなど積極的に交流を行いました。今回の出場国の中で平均身長が2番目に小さい日本チームだったけれど、試合中も現地の方が大きな声援を送ってくれたことが支えとなったと語る溝上さん。またひとつ大きく成長しています。
なお、溝上さんは(公財)兵庫県スポーツ協会のスーパーアスリートのメンバー(バレーボール部門)に選出されています。今後の活躍、楽しみにしています。
第2回オープンハイスクールで行う各学科の学びを紹介します。まずは、生活ビジネス科です。
生活ビジネス科は『地域から学び 学びを地域に』をモットーに「農・食・福祉」を体験的に学び、地域を支える人材を育成することを目標に掲げています。今回体験してもらう、たねダンゴとは日本家庭園芸普及協会が推奨する新しい種まきの手法です。「子どもから高齢者まで誰もが楽しめるたねダンゴ作り」のタイトル通り、泥団子を作る楽しさと簡単に発芽し、まるで花束のように育っていく様子をみなさんにもぜひ知ってもらいたいです。
今回は花と野菜、2つのたねダンゴを作ります。野菜のたねダンゴは5種類の種を混ぜてあり種まきから60~70日ほど経つと鍋の具材として利用できる大きさに育つ予定です。どんな野菜が育つのか、何鍋にして食べるのか、また誰と交流するか考える楽しみをこの体験授業で味わえます。
体験授業では生活ビジネス科3年生の先輩が先生となります。花が好きな人、野菜を栽培して食べてみたい人、調理が好きな人、将来保育士や福祉関係の仕事に就きたいと考えている人にはもってこいです。何だかおもしろそうだなぁと思った人、ぜひ氷上高校生活ビジネス科のオープンスクールに参加してください。よろしくお願いします。
第2回オープンスクール 9月21日(土)8時受付
参加申し込みは、こちら→氷上高等学校第2回オープンハイスクールのご案内
中学生とその保護者に向けて開催するオープンハイスクール。2回目は9月21日(土)に行います。
3つの科をもつ本校。生産ビジネス科では「果樹」「作物」「畜産」の体験授業、食品ビジネス科では「フィンガービスケットづくり」「ビタミンCの実験」、生活ビジネス科では「子どもから高齢者まで誰もが楽しめる たね団子づくり」と「実習施設ツアー」を通して、3つの科の特徴を知ってもらう内容を用意しています。
申し込みは、こちらまで 氷上高等学校第2回オープンハイスクールのご案内
写真は昨年度のオープンハイスクールや授業等で行ったものです。9月21日のオープンハイスクールとは異なる場合がありますのでご了承ください。
※お知らせ 第1回オープンハイスクールの際の忘れ物を預かっています。茶色のケースに入った「メガネ」です。心当たりのある方は、本校 総務部までご連絡ください。電話0795-74-0104
8月2日、長野県南牧村(野辺山)での実習(6泊7日)に向けて、希望した生徒6名が出発しました。【内訳:2年生男子(2名)、1年生男子(1名)と1年女子生徒(3名)】
滝沢牧場を拠点に、男子生徒は牧場での馬や羊など動物の日々の管理作業、女子生徒はイチゴ農家にてイチゴの収穫、箱詰め、出荷などを手伝いました。
実習期間中は、農業実習だけでなく、従事している方々や農家の方との触れ合いを通して一回り大きくなって、氷上高校へ戻ってきて来ました。
農業高校生の必修科目「農業と環境」。食品ビジネス科1年生は、1学期の間「スイートコーンの栽培」に取り組みました。
[ 4月23日 ]
播種◆ポットに土を入れ、1人20ポットずつ種を植えました。今年の品種は「おひさまコーン88」。品種名の後ろの数字は播種から収穫までの日数ということも学び、これから始まる栽培実習に心を躍らせました。
[ 4月28日 ]
播種6日目*4/23日を1日目としています。◆ほとんどのポットから芽が出ました。
[ 5月2日 ]
播種10日目◆葉が展開し、順調に成長している姿が見られました。
[ 5月9日 ]
播種18日目◆定植 発芽率を計算し、株間を見ながら苗を置いていきます。ウォータースペースも忘れずに作ります。
[ 5月21日 ]
播種30日目◆放課後当番でたっぷり水をあげました。そろそろ追肥の時期です。
[ 6月4日 ]
播種44日目◆放課後当番で除草をしました。細かい作業ですが、この手間が美味しいトウモロコシにつながります。
[ 6月19日 ]
播種59日目◆雄穂が出てきました。肥料もばっちり効いて、太くがっしりした株になりました。
[ 6月30日 ]
播種70日目◆雌穂も見えてきました。しっかり受粉できているのかドキドキです。雄穂と雌穂が融合したような奇形がありました。「タッセルシード」というそうです。
[ 7月10日 ]
播種80日目◆収穫まであと1週間。おいしい頃を知っているのは人間だけではありません。鳥、獣よけにテープを張りました。
[ 7月16日 ]
播種86日目収穫◆ついに収穫の日を迎えました。午前中、収穫したての生スイートコーンを試食。「甘っま~い!!」という声があちらこちらから聞こえてきました。試食の後は本業です。「コーンパン」等に加工するため、トウモロコシを湯がき、実を取って冷凍保存しました。畑もきれいに片づけて、本年度のスイートコーン栽培もひと段落です。