本校の「野菜・地域資源活用」の授業で、生徒たちが長い時間をかけて温めてきたプロジェクトが、ついに大きな成果を迎えました!
このプロジェクトのきっかけは、生活ビジネス科3年生のIさんが2年生の時に発案した「地元の伝統野菜を育てたい」という意欲的なアイデアでした。そして、選ばれたのが、Iさんの地元野菜、細長いサヤが特徴の「十六ささげ(じゅうろくささげ)」です。
2年次の発案が、3年次に見事に花開いた瞬間です!
作物の栽培にはさまざまな要件をクリアしなければなりません。生徒たちが学校で管理をできる時間や長期休暇の期間を考慮し、最も効率よく、愛情を注げるスケジュールで栽培しました。
生徒たちは、地元の伝統野菜である十六ささげの特性(暑さに強いこと、つる性であることなど)を徹底的に調べ、試行錯誤しながら支柱を立て、水やりを行いました。その結果、愛情と努力が凝縮された、立派な十六ささげを大量に収穫することができました。
この学びのプロセスは、まさに「自ら創る」学習の縮図です。
・発案(2年次)課題発見と目的設定
・準備と継承(学年をまたいで)計画の練り直しと知識の深化
・実行と収穫(3年次)困難を乗り越える実践力と達成感
生徒たちは、単に野菜を育てただけでなく、地域文化を学び、そして何よりも「一度決めた目標を諦めずに追求する」という大切な経験を得ました。
生徒たちの粘り強い努力と、2年越しで実現した素晴らしい成果に、心から拍手を送ります!



