東灘小学校 「薬物乱用防止教室」

12月15日(火)3年生の学校設定科目「看護医療探究」受講者が東灘小学校に出向き、6年生4クラスの生徒に向けて「薬物乱用防止教室」を展開しました。「看護医療探究」は、医療看護類型の生徒や看護職を志す生徒が履修する、本校の特色ある科目です。例年、東灘小学校に赴いて小学生に対して工夫した講義を行っており、本年度は、「医療職を志す者として与えられる側ではなく発信する側・伝える側の立場に立ち、自身の思い・考えを他者に伝えるための工夫をすることができる」「目的に向けて様々な視点からの意見を統合し、チームで協働して課題を達成しようとする」ことを目標に掲げ、3~4名のチームを組んでそれぞれに工夫した授業展開を考えました。 

当日は、東灘小学校の先生方、見学に来た本校教頭先生などから大変褒めて頂いたように、小学生、高校生ともに素敵な笑顔の絶えないとてもあたたかな時間となりました。

また、担当者として最も感じたことは、彼ら彼女らが他グループの良い点をとても素直に真似しようとしていたということです。それは、つまり「他者を認める」ということ。他者の良さを認めた上で、「さらに少しでもよくできないか」と皆が工夫を重ねる謙虚な姿勢に、本校生の魅力を感じました。

徹底的に相手をイメージし、自身の考えが適切に伝わるように準備をし尽くし、相手の反応をしっかりと感じ取ってコミュニケーションを取ろうとする姿勢は、医療職を目指す彼ら彼女らの今後につながると期待しています。

・「私にできるのだろうか、まちがっていたどうしよう、とばかり思っていましたが、とても楽しい有意義な時間となり、どうすれば相手に伝わるかを考える大切さを学びました。」

・「自分の言葉が伝わると実感できた。」

・「今回は複数人の相手に伝えました。今後は、1人の相手により深く寄り添って対応していく力を身につけたい。」

・「小学生たちの雰囲気に助けられた。」

・「準備して、相手のことを先に考え尽くすということが自分の強みになったと思います。」

・「メンバーとして、いろんな意見を言ったり、考えてきたりすることはできたけれど、リーダーになることは少し不安で他の子に任せてしまったので、今後は逃げずに挑戦したい。」

・「自分自身に少し自信をもつことができたので、今までよりももっと発言していきたい。」