第3学年『総合的な学習の時間』「Higanada SDGs」

 本校では第3学年で『総合的な学習の時間』が週に2時間実施されており、『総合A・B』として展開しています。
 本年度の『総合B』では、8月に2学期がスタートして以来「Higanada SDGs」と題し、「SDGs」を通して「一市民として自分自身がどのように社会と関わっていくのか」についての考えを深めてきました。高校生活3年間の学びの最終盤を迎え、進路実現に向けて本気で取り組む今だからこそ、その先の自身や社会に目を向けることを期待しました。

 「SDGs」とは、2015年に国連において採択された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)」として掲げられた「誰一人取り残さない(No one will be left behind)」ための17の世界的課題に対する達成目標です。最近、さまざまな場面で耳にすることも多いのではないでしょうか?

 17のGoalsから自身の興味や課題から2つを選択し、各5コマで概要理解→課題設定→情報収集・整理→まとめ・発表のサイクルを2Session回すという少々慌ただしい中でも、生徒たちはこれまでに知らなかったことに目を向け、考えたこともなかったことに思いを馳せ、今まで見ようとしなかった社会を見つめようとしていきました。
 各教室学年フロア全体を使って大々的に行ったプレゼン大会では、すべての生徒が友人たちの前で自身の学びを伝え、何よりも楽しそうな様子で他者のプレゼンを聞きに向かう様子が印象的でした。
 「過ごしやすいと自分が思っている裏には、苦しんでいる人がたくさんいる。」
 「自分が知らない間に、様々なことが起きている。知らないことはこわいこと。」
 「物事をつなげて考える力が身についたと思う。」
 「発表するだけではなく、聞く側としてもいろいろな問題への視点をもつことができた。」
 「私は水族館で働きたいと思っているけれど、『海の豊かさを守ろう』について学んで、地道にでも自分ができることをしたいと思った。」
 「今後、専門学校に進学してからも、ジェンダー問題について他の目線で考えてみたい。」

 また、本単元では「教員が生徒とともに学ぶ」ことも裏テーマのひとつ。夏休みから教員たちも自身が希望したテーマについて学び、生徒への伝え方を考え、授業中には生徒とともに学びを深めました。
 「知識を『与える』のは難しくないが、それぞれのグループが何に焦点を当てたいのかを見極めてサポートしたかったのだけれど…。」
 「この時間の初めにちゃんとコチラが伝えてあげればよかった!」
 「次はターゲット(小目標)を、各グループにふってみようかな。」
 「1Session目よりも、2Session目の方が生徒のテーマ設定がよくなっていた。」
 「自分の身近なことを具体的にどうするのかを考えて取り組む作業には、みんな楽しそうに、また真剣に考えていた。」
 生徒の学ぶ姿勢を育むのは、教員自身がともに学ぶ姿勢ですね。

 生徒・関わった教員ともに学び多い時間を過ごすことができました。