看護医療探究「臨床検査のトリセツ ~正しく使おう~」

7月14日(火)5限『看護医療探究』の授業で、大阪大学大学院 医学系研究科 渡邉 幹夫 教授に来校いただき、特別授業「臨床検査のトリセツ ~正しく使おう~」を実施していただきました。
2週間前の警報による臨時休校から仕切り直し、本日も実施が危ぶまれる中でしたが、生徒はそのようなことも関係なく意欲的に集合してくれた様子が印象的でした。

コロナ禍によって私たちにも身近に感じられるようになっている「臨床検査」について(今回は「PCR検査」に限らず広く「臨床検査」についてのご講義でした!)、「偽陰性/偽陽性」「有病率」「陽性的中率」「正解率」などの用語を教えていただきつつ、簡単な計算を通して、「目的を知る、精度を知る、限界を知る、そしてさまざまな可能性を考える」ことで「性能のよい検査を正しく使う=“トリセツを知る”こと」の必要を実感させていただきました。

世間で言われる言説を見る眼、正しく物事を判断する視点、そして医療職を目指す上での姿勢を伝えていただけたように思います。

「医療職者として、正しい知識とともに、自分の価値観をもって判断できるように、日ごろから意識してください」というメッセージは、医療職を志す彼ら彼女らの琴線にまちがいなく触れたことと思います。

お忙しいなか、お時間をつくってご講義いただきました渡邉先生、ありがとうございました。