2学期中に理数科2年生を対象にサイエンスツアーⅡが行われました。このページではその内容をご紹介します。
9月24日(土),25日(日) 大阪大学大学院理学研究科「においと味の化学・香りのあるエステルの合成」
指導いただいた先生は、毒物や薬物の構造やそのはたらきを解明する研究をしておられます。2日間にわたって、未知の有機物質の合成、研究施設の見学など貴重な体験をすることができ、味覚や臭覚と化学物質との関係を明らかにする実験や講義は、大変興味深いものでした。
11月5日(土),6日(日) 京都大学大学院工学研究科「人工光合成でクリーンな水素エネルギーを造る」
「エネルギー・環境問題の解決」を目指して研究をすすめておられる先生の指導で実験に取り組みました。院生の方のとても丁寧で分かり易い指導が、実験内容の深い理解へつながりました。2日間、楽しく実験することができ、生徒にとって充実した学びが得られました。
11月19日(土),20日(日) 東北大学大学院生命科学研究科
「実験1:バナナからDNAをとる 実験2:アブラナの葉っぱを解剖観察 実験3:花粉の発芽観察」
どの実験も日常すぐそばにあるものを利用した実験でしたが、抽出、濾過、解剖、顕微鏡の使用など、実験の基本は集中力と工夫、丁寧かつ繊細な作業であるということを実感しました。そして何よりもよく観察し、そこから発見することが研究の第一歩であるということもわかりました。大学の先生や大学院生の方の丁寧な指導で、全員よく集中して実験に取り組みました。杜の都仙台の雰囲気を十分に味わい、東北大学の素晴らしい雰囲気も満喫しました。
12月10日(土),11日(日) 東京農工大学工学部「遺伝子研究の基礎技術」
DNAのメチル化のレベルを、ジンクフィンガータンパク質を使って解析する実験を通して、遺伝子工学について学びました。