マレーシアより 04 来馬(らいま)

皆さんこんにちは。今回は、私が日本を飛び立ってから、マレーシアで生活を始めるまでの出来事を話したいと思います。ちなみに、題名にある『来馬』とは、マレーシアに来るという意味です。

当初、私は2020年4月1日に成田空港からマレーシアに飛び立つ予定でした。マレーシアでの生活に必要な荷物は、船便と航空便に分けて、その年の2月と3月に段ボールを郵送していました。準備も整い、あとは現地での生活・仕事を始めるのみとなっていたのですが、コロナの影響で延期が何度かあり、渡航が決まったのは8月の下旬でした。

それまでの授業などの業務は、日本からオンライン上で行っていました。マレーシアに着き、学生と初めて会ったときに、とても嬉しかったことを覚えています。

では、ここに至るまでの話をしたいと思います。

まず飛び立つ日の9月13日(日)の空港の様子です。

空港は閑散としており、右の写真の赤い部分は、欠航の表示です。見て分かるように、ほとんどの便が欠航になっていました。この頃は外国の行き来がかなり制限されていたと思います。

マレーシアの通貨(リンギット)に換金をしました。空港でのレートは少し高かったです。税関を通って、出発時刻まで搭乗待合室で待機をしました。本当に人がいませんでした。免税店などもほとんど閉まっていました。

私が乗った飛行機です。搭乗の際に、イチローが応援してくれているようだったので、撮りました。

次は飛行機からの様子です。日本を出発してからマレーシアに到着するまで、どのくらいかかるか知っていますか。大体、7時間半かかります。日本から西にかなり進みますが、時差は1時間だけです。マレーシアはパーム油の木がたくさん植えられています(アブラヤシ農園)。世界生産は第2位で、世界的にパーム油の需要が多いことから、国の大きな収益源となっています。

マレーシアの空港に到着してから、入国までにはいくつかの手続きが必要でした。その一つが、国が開発したアプリのダウンロードです。マレーシアで生活するには、このアプリがなくては基本どこにも移動は出来ません。全てのお店や施設に入る際には、このアプリで入口に提示してあるQRコードを読み取らなくてはいけません。1枚目はそのアプリを登録、取得している様子です。2枚目はPCR検査を受ける様子です。

ここまで、空港に到着してから、5時間ほど時間を要しました。

そして正式な入国までには、ホテルでの2週間の隔離がありました。クアラルンプール国際空港からバスで直接ホテルまで行き、2週間一歩も部屋から出てはいけない生活でした。最初はそのような環境に心配でしたが、ホテルの栄養を考えた食事や従業員の方の献身的なサポートのお陰で、無事に終えることが出来ました。1枚目は生活をした部屋です。2・3枚目は提供して頂いた食事です。4枚目は、健康維持のために使用したマットです。

2週間の隔離を終えて、ロビーでチェックアウトをした後、承認証をもらいました。現地に居られた同僚の先生が、ホテルのロビーで待って下さっていた様子が、最近のことのように思われます。このような流れで、9月27日(日)に正式にマレーシアの地に来ることが出来ました。写真は私が担当したクラスの学生です。

あれから7ヵ月が過ぎましたが、まだマレーシアでもコロナの感染状況は改善とは行かず、横ばいの状況が続いています。少しずつでも改善の方向に向かい、コロナとうまく付き合っていける生活スタイルの確立を願っています。

今回も『マレーシアより』を読んでいただき、ありがとうございました。今後も、マレーシアのことを、様々な面からお伝えしていきたいと思います。
引き続きブログを読んで頂ければ嬉しいです。ありがとうございました。

AAJ
マレーシア派遣教諭