北高 校長室を出て 113 R1修学旅行#9
《4日目 令和2年1月18日 土》その1
いよいよ最終日の今日午前は、まずホテル隣の「アメリカンヴィレッジ」散策と、普天間基地に隣接して建つ佐喜眞(さきま)美術館見学となります。
今朝は、自分の荷物を兵庫県に発送するための荷造りをする必要はありますが、これまでで最も時間的余裕があります。
生徒たちは、早めに荷物を預け、外に出てアメリカンヴィレッジの店が開くと聞いた午前10時まで、ホテル横の砂浜で過ごしていました。
午前10時になると、全員アメリカンヴィレッジに歩いて行きます。遠くからでも、色合いや形など、目立つ建物が多いのですが、街の中に入ると、一層際立ちます。
建物は、殆ど全部こんな感じです。良く言えば「インスタ映えする」、悪く言えば「ケバケバしい」ってとこでしょうか。
話が前後しますが、このようなアメリカンヴィレッジが造られた理由は、基地に勤務するアメリカ兵・軍属のためと言えるのではないでしょうか。
いずれにしても問題点は、10時を過ぎても開いている店が少ない、そして、開いていたとしても、生徒たちが入れる店は少ないということでした。午後、特に夕方以降に活気を帯びる街だと感じました。
11時頃には全員バスに乗車し、ホテルをあとにして佐喜眞便に向かいました。ホテルから近いのですが、基地の向こう側になるため、回り込まなければならず、割と時間がかかります。
この美術館は、横幅8メートルほどの絵画「沖縄戦の図」のために建てられたと言っても過言ではないそうです。
上の真ん中の2枚が、屋上から見た普天間基地です。もちろん、内部では写真は撮れません。
小さな建物なので、5クラスを2グループに分け、屋上から普天間飛行場を見学後、基地にまつわるお話を聞き、そして、館内の「沖縄戦の図」の説明を聞きました。
普天間基地を見ることができる屋上も、沖縄にとっての終戦日、6月23日に繋がる設計がなされています。
13時前に美術館をあとにして、最後の目的地、那覇市の国際通りに向かいます。バス乗車約半時間ほどです。
《その2に続く》
兵庫県立神戸北高等学校 校長 長澤 和弥